学園で生徒会長なTVアニメ動画ランキング 81

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早速見ていきましょう!

79.9 1 学園で生徒会長なアニメランキング1位
スキップとローファー(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (384)
1105人が棚に入れました
地方の小さな中学校から、 東京の高偏差値高校に首席入学した岩倉美津未。 カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独特でちょっとズレてる。 だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。 知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。 ときどき不協和音スレスレ、だけどいつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【最終】モブ顔に騙された! →意外としっかり人物描写された青春群像劇

【レビューNo.66】((最終レビュー)初回登録:2023/6/21)
コミック原作で2023年作品。全12話。
正直1話の段階では切るか迷ったが、お付き合いあるレビュアーさんの勧めもあり
「癒し枠」位で保留の予定でしたが、2話で評価が一転。これは侮れない作品かも。

(ストーリー)
岩倉美津未は中学卒業を機に、石川県のはしっこから東京の高偏差値高校へ進学した。
(高校を首席入学する位成績は優秀)
理想に燃えて鼻息も荒く、胸躍らせて初日の登校を迎えるも、いきなり都会の洗礼を
受け道に迷う事態に。そこで同じ学校のイケメン男子・志摩聡介に出会い、無事ピン
チを切り抜ける。美津未の周りには聡介をはじめ、個性的な仲間が集まりだして・・・

(評 価)
・第1-2話:意外としっかりした青春群像劇の予感?!
 {netabare}・結構衝撃的なモブ顔の主人公
  率直な最初の感想がコレ。のちに美少女改変され、詐欺とまで言われた伝説のモブ
  顔「神のみ/小阪ちひろ」の再来かとwwwそんな容姿に加え、
  ・妙に気合が入っているが、どこか空回っている
  ・田舎育ちで純朴、天然なところがある
  ってことで、1話の段階ではこの美津未のドジぶりを愛でるような「緩い日常系癒し
  アニメ」かと思ったですが・・・

 ・意外としっかりした青春群像劇の予感?!
  ところが2話になって、美津未の周りの人間模様が急にきな臭くなってきました。
  OP映像を見た感じでは、美津未の他には聡介をはじめ6人位が物語の中心になりそ
  うですが、今回気になった人物をピックアップ。
  ●江頭ミカ
   実は1話で気になっていたのですが、後ろの席で美津未が話かけても無視だったの
   に、美津未が聡介とIDを交換した途端、急にすり寄ってきたんだよな。
   やはりあれは伏線だったようで、2話では露骨に聡介狙いで、聡介と妙に親しい美
   津未が気に入らないらしく、妨害工作や美津未をダシに聡介に近づこうしたりと、
   嫌なキャラが目に付く。(当初は「誰も傷つかない優しい世界」をイメージしてた
   だけに個人的には意外な存在)
  ●村重結月
   クールビューティ系で近寄りがたい雰囲気があるが、純朴な美津未のことは放って
   おけないのか、ミカのことなどフォローはしていた。根はいい子っぽい。
   ただ他の人とはまだ壁がありそうで・・・
  ●志摩聡介
   草食系イケメン男子で人当りはよい。初っ端からいろいろやらかしている美津未に
   自分にはない(あるいは失った)何かを感じているようで、美津未には好意的。
   でも触れられたくない過去がある描写がラストになされて・・・
  各キャラとも何かしら心に葛藤を抱えているような感じで、これらのキャラ達が純朴
  で真っすぐな美津未と関わることで、お互いが成長していく「青春群像劇」っぽい物
  語になっていきそうな予感?!
  (個人的には「特殊設定と熱量を抜いた『ReLIFE』」的なものをイメージ?!)

 個人的には2話で評価が一転、俄然面白くなってきたという印象ですね。 
 正直今の段階ではなんとも言えないですが、ミカのようなキャラだったり、聡介が最後
 に見せた厳しい態度だったり、単に「緩い」とか「爽やか」だけでは終わらない感じで
 すね。意外と厳しい「インコース攻め」とかもあるかも。
 これは来週も楽しみです。{/netabare}

・第3話:作品の輪郭が見えてきたかな
 {netabare}・「ReLIFE」とは少し異なる青春群像劇
  やはり本作は、美津未と関わることで、お互いが成長していく「青春群像劇」とい
  うのが基本路線のように思いました。ただ前回
  >「特殊設定と熱量を抜いた『ReLIFE』」的ものをイメージ?!
  と書きましたが、少しアプローチは異なるようですね。
  ・ReLIFE:主人公たちが状況改善のために動いたりして、直接的にぶつかり合って
       お互いを理解し合いながら、成長していく。
  ・本作:美津未の純朴で真っすぐな部分に触れ、自分の心のわだかまり等に気づき
      内面と向き合いながら、第一歩を踏み出していく。
     (美津未がわかりやすい形で動くわけではない?!)
  まあ当然、全くぶつかり合いもなく全てが丸く収まるとか、そんなご都合主義の人
  間関係だけではないでしょうが、両作のキャラの魅力からすると、やはり方向性等
  は異なるんだろうなっと。

 ・今回も気になった人物をピックアップ 
  ●村重結月
   >ただ他の人とはまだ壁がありそうで・・・
   意外にもグループ内で上手くやっており、その辺りの空気を読んだコミュはきちん
   取れる模様。ただ自分のようなタイプを嫌う一定層がいることも理解している感じ
   で、やはり心に影がありそう。
  ●久留米誠
   今回の新キャラ。自分に陰キャという強い思い込みがあるようで、陽キャに対しコ
   ンプレックスを抱いている模様(結月や聡介は苦手なタイプ)。ただそういう自分
   を変えたいという思いも持っているようで・・・
  ●江頭ミカ
   美津未や誠に対し「引き立て役」と優越感に浸ったり、結月に「劣等感」を抱いた
   りと常に他人との比較に苛まれていたり、計算高さ等が垣間見れる。やはり作中で
   は、今のところ嫌なキャラ描写が目に付く。
   しかし彼女のもつ毒が、この作品の「緩さ」を上手く引き締めている感がある。

  終盤には、美津未に影響された誠が結月に「歩み寄りたい」という意思を表示、結月
  もそれに応える様が描写され、今後どういう関係になっていくのか楽しみですね。
  こうなるとやはり気になるのがミカ。一癖あるキャラだけに、美津未とどう近づいて
  いくのかが、今後の見どころになりそうですね。
  まだ3話ですが、予想以上に人物描写がしっかりしており、更に作品に対する好感度が
  上がりましたね。{/netabare}

・第4話:美津未はアインズ様?! なんか「オバロ」の”お約束”を観ている感覚
 {netabare}・前回から少し気になっていたんだが、
  ・久留米誠
   ・美津未:塩味とキャラメル味のポップコーンをほおばる。
    → 食わず嫌いで人の1面しか見ていない自分に気づく。多様性を認めることの
      大切さを理解する。
  ・高嶺先輩(生徒会のストイックなキャラ)
   ・美津未:バスの時間を気にせずマイペースな振る舞い
    → スケジュールに追われ周りを見ていなかったことに気づく。もっと心に余裕
      を持つことの大切さを理解する。
  なんかこの構図って「オバロ」の”お約束”
  ・アインズ:その場しのぎ等特に深い意味のない言動
  ・側近たち:「さすが、アインズ様。これにはこういう狙いがあるのですね!」
  ・アインズ:(えっそうなの?!)
  を見ているような感覚なのは私だけ?!
  よくいえば「美津未の飾らない自然体の振る舞いが、周りに好影響を与える」ってこと
  なんだけど、やってることがポップコーンを食べるとか、猫を拾ってくるとか、ホント
  くだらないことなんだよなあwww。むしろそこから学びを得る周りのキャラの方が、
  「お前らどんだけ優秀やねん!」って感じなんだがw
 ・高嶺先輩との絡みは、美津未の「先輩への一片の曇りのない尊敬の念」が彼女らしくて
  とても微笑ましく、また「正反対のキャラを組み合せることで起こる笑い」は王道なが
  らも丁寧に描いていたので楽しませてもらいました。

 正直思っていたものと違ってきたので「??」ってところはありますが、作品としては微
 笑ましく観れているので、今後の展開に注目ですね。{/netabare}

・第5話:ようやく王道展開、ミカ目線から美津未の人間性を語る演出は〇
 {netabare}・>やはり気になるのがミカ。一癖あるキャラだけに、美津未とどう近づいていくのか
  懸案だった「美津未×ミカ」回きましたね。
  ・美津未の方からミカにバレーボールの指導をお願い
   → ミカ「どうして村重さんじゃなく、私に頼んだの?」
     美津未「今まで嘘はいってないし、江頭さんの方が忌憚ない意見をいってくれそう。」
  だから、これが本来のあるべき姿でしょ。前回までの
  ・美津未:ポップコーンをほおばる →誠「私変わらなきゃ!」
  ・美津未:猫を拾ってくる →高嶺先輩「私変わらなきゃ!」
  って、一体何なんだよwww
  それと最後の「人格的にはそんなに褒めてないよ」はオチとして秀逸で、美津未の意外
  な一面も見れて面白かったなとw
 ・今回ミカのモノローグ等が多かったですが
  「私が嫌な人の名前を2つ覚える間に、彼女は親切にしてくれた人の名を1つ覚えるのだろう」
  「メンタル強!結局あの選択ができるんだから羨ましいよ。」
  「志摩君にないものは、ああいう子が持ってたりっするのかなって。」
  ミカ目線から美津未の人間性を語る演出はかなりよかったですね。
 ・ミカは「浮かないように周りに合わせていた自分」にコンプレックスがあったようで、
  それとは正反対の「素のままで周りに受け入れてもらえる」美津未に嫉妬や嫌悪感の
  ようなものを抱いていたようです。
  今後2人の距離がどこまで縮まっていくのかに注目ですね。
 ・あと「美津未×聡介」も流されるままに聡介の善意に頼っていた今の関係を見つめ直す
  描写もあり、こちらも美津未の今後の動向が気になりますね。

 正直3.4話の「アインズ様」展開は「??」な感じだったのですが、今回は「美津未×ミカ」
 「美津未×聡介」で正統な青春像群像劇っぽい感じはよかったかなっと。{/netabare}

・第6-7話:第1部(?)終了、新たなる展開の中盤へ
 {netabare}5話で「美津未×ミカ」を描いたことで、美津未との関わりが不透明だったキャラが一旦
 整理され、6話からは中盤に入ったのかなって印象ですね。
 やはり「ReLIFE」のような「熱さ」ではなく、日常系のような緩さやほっこり感もあるが、
 それでいて、この作品らしくしっかりとこの年頃の「葛藤」や「成長」を描いていくって
 感じの青春群像劇なのかなっと。

 ●×聡介
  ・美津未は「恋愛ビギナー?」らしく、聡介への気持ちが「恋なのか別のものなのか」
   混乱している模様。でも少なくても友達の一人として大切だと認識しているのは確か。
   一方の聡介も、「美津未は今までの女友達とは違う特別な存在」と認識しているが、
   それは「恋愛感情」かは不明です。
  ・あえていうなら「名前のない感情」みたいな?!
   でもそれがこの作品らくしていいのかなっと。最近の学園モノは「恋愛至上主義」的
   な作品ばかりな感じなので、こういう「恋か友情か曖昧ながらも、まずは『お互いに
   大切な存在』として、その気持ちに素直に従う」という関係性はある意味心地よさを
   感じますね。無理に恋愛を前面に押し出さず、「青春の1コマ」として自然体で扱う。
   そんな感じが、この作品にはちょうどいいのかなっと。
 ●×ミカ、×結月
  ・ミカは前回のモノローグで、美津未に対するわがたまりは大分氷解したように感じま
   した。ただ作中では、
   ・皆と打ち解けて仲良くしているようで、「夏休みの女子会予定」に自分も入っている
    ことに戸惑い(?)を見せる。
   ・6話で「聡介×美津未」を応援する描写をしながら、7話で2人で動物園に行く話を
    聞いて面白くないような描写もある。
   まだ複雑な心模様を見せています。ある意味ミカのキャラをよく表しているといえば、
   そのようにも感じられるところですね。
   美津未の相談に(いい意味で)少し毒を含んだアドバイスを返すなど、この「優しい
   世界」の中では少し異質なところが、個人的には嫌いではないですね。
  ・一方結月は始めから美津未に好意的だった分、ほとんど掘り下げされていないんです
   よね。(彼女だけが美津未に関するモノローグがない)
   でも前述した通り、「自分に一定数のアンチが存在する」ことを理解しているフシが
   あるので、今後その辺りからの掘り下げがあるかもしれません。
 ●×生徒会
  ・美津未は生徒会・書記に任命されたようで、活動も本格化した模様。
   生徒会といえば高嶺先輩ですが、生徒会長選挙で敗れたことにショックを受けている
   感じ( 現在副会長)。
   ただそこから彼女なりに立ち直り、(先輩への一片の曇りのない尊敬の念の)美津未
   の態度は相変わらずで、結構いいコンビですね。
  ・一方生徒会長の座に就いたのが、風上先輩。
   ・イケメンで陽キャなので、他生徒からの人気が高い。
   ・生徒会長になったのは「点数稼ぎ」と友達には話してた。(なので本心は不明)
   今後の生徒会活動の中でその辺りの掘り下げがあるのか、尺の都合でほぼ今回だけの
   キャラなのか。正直個人的には、どう受け止めたらいいのかわからんキャラですねw

 7話のラストで、聡介の知り合いのモデル梨々華が登場したり(何か一波乱あるのか?)、
 物語は夏休みに入るのでプライベートでの友達とのイベントや(石川への)帰省も予定し
 ているようで、今後の展開が楽しみな半面、(この辺でどの位尺を使うかによりますが)
 上記で中盤といいましたが、意外とキツキツな状況かもと少し気になるところですね。
 (「ReLIFE」は夏休みENDでしたが、夏休みENDにするにはちとエピソードが足りない
  感じがするので、2学期入りするのかなあ?そうなると尺がどうなのかと・・・){/netabare}

・第8-9話:予想に反し、あっという間に夏休み終わったな
 {netabare}>そうなると尺がどうなのかと・・・
 前回尺が心配と書いたのだが
 (8話)
  ・動物園
  ・女子会
  ・聡介×梨々華
 (9話)
  ・石川への帰省
  と一気にイベントを消化したので、いい感じの尺配分になったという印象ですね。

 ●美津未×聡介
  2人で動物園ですが、行く前はラブコメ展開を匂わせながらも、いざ始まってみるとな
  んか恋愛より友達モードって感じでしたね。まあそこが本作の良さでもあるのですが。
  ・途中で帰ることに申し訳なさを感じる美津未
   → 聡介「またくればいいじゃん」
  ・帰り際に聡介の弟のことで、複雑な家庭環境を思わせる描写(お土産を渡しづらい)
   → 美津未「志摩君からもらうから嬉しんだよ!」
  今は友達として、お互いを思いやる関係が心地いい感じですね。

 ●ナオちゃん(美津未の叔父(?)で東京での保護者的存在)×ミカ
  動物園尾行や女子会等、ミカは自分の感情が上手くコントロール出来ていない行動が目
  につきましたが、ナオちゃんが大人の目線からいろいろとアドバイスするという新しい
  名コンビが誕生した感じですね。
  たしかにナオちゃんのアドバイスは、美津未らには出来ない内容ですし、ここでナオち
  ゃんが美津未以外のキャラと絡むのは、物語の幅を広げる上でもいい展開だと思います。
  今後も「ナオちゃん×ミカ」の絡みがあると面白いかな。まあ直接会えなくても、スマ
  ホでやりとりなんかでもいいですし。

 ●×結月、×誠
  女子会でついに結月の掘り下げきましたね。でも意外とあっさり終わった印象。やはり
  その容姿等から恋愛のイザコザに巻き込まれる等があり、中学では空気を読んでばかり
  だったようで、その反省から高校では肩に力が入り、少し近づきにくい雰囲気はそれに
  起因していたようです。なので今の友達関係が心地いいと。
  それにしても誠は、マイペースで意外と強心臓だな。女子3人がおしゃれの話をしてても
  、興味なしで会話に入る素振りすらなかったしな。一番この友達関係を謳歌してるのは
  意外とか彼女かもw
  (それにここ2話は「僕ヤバ・山田」ばりに、やたらお菓子を食ってた印象w)

 ●聡介×梨々華
  子役の頃から付き合いがあり、その頃梨々華が大きく炎上する事件が起こったのだが、
  その原因を作ったのが聡介であると、梨々華はずっと根に持っており、聡介もどこか負
  い目を感じている描写がみられます。
  この辺りも今期のうちに何か好転する流れになるのでしょうか。

 ●×帰省・2学期
  帰るとやっぱ方言が出るようですね。家族に会って、文乃をはじめ中学の同級生に会っ
  てと思ったら、半分で夏休みは終わり、早くも2学期開始ですか。でも視聴して納得。
  2学期は頭から文化祭一色。そして美津未のクラスは演劇に決まり、戸惑う聡介・・・
  この引きに合わせて構成した感じですね。

 ということで、残りで聡介の「過去との決別」的なものを描いて、綺麗に1クールで纏
 まりそうな感じですね。
 美津未の純朴で真っすぐな振る舞いが「聡介×梨々華」にどんな形で影響していくのか。
 最後にいつまでもウジウジしてる都会っ子どもに「石川県産・天然モノ」(本人は自称
 シティガールだがw)の眩しさをバシッとかましてやってもらいたいものです。

 (2023/6/2追記)
 個人的には、「聡介×梨々華」は夏休み中に決着するのかな、予想してたので・・・
 でもたしかに、文化祭の演劇に絡め、1期ラストの見せ場の構成の方がずっと面白いですね。
 なるほど、これはやられました。(まだ確定じゃないけどねw)
 これでラストが一気に楽しみになりましたね。{/netabare} 

・第10-11話:文化祭という舞台装置の中で、それぞれの心理を巧みに描写 
 {netabare}文化祭準備〜当日ということで
 ●美津未×聡介
  ・文化祭準備で空回る美津未をそっとフォローする聡介。彼は彼女に傷ついて欲しくな
   いと願うのですが・・・
   「私は多少ド派手に転ぶ人間だけど、その分起き上がるのもめちゃくちゃ得意」     
   そんな彼女を見て、「美津未ちゃんは美津未ちゃんだ」と思い直す聡介。
   また聡介はモノローグで「君がいて高校生活がちょっと楽しくなった」と語っており、
   やはり美津未は特別な存在のようです。

 ●誠×結月
  ・文化祭に来てくれた誠の友達を結月に紹介するも、友達は結月が苦手そう。以前自分
   がそうだったことを思い出し、友達に必死に結月のことをフォローする誠。そして結
   月にも友達のことをフォローして・・・
   最近お菓子を食ってる印象しかなかった誠でしたが、半年で人間的に大きく成長した
   様が伺えるいい演出でしたね。

 ●聡介×弟
  ・聡介の弟の迷子騒動。気丈に振舞っていた弟ですが、聡介の顔を見た途端張り詰めて
   いたものが切れたように泣き出して・・・
   聡介のもうひとつの問題「家庭環境」ですが、どうも再婚だったようで、自分の立ち
   位置が分からず、塾や友達の家に逃げ場を求めていたようです。そして弟との距離間
   も掴めずという感じでしたが、それは弟も同様だったようです。
   山田曰く「兄弟だと分かるわー、『気遣いい』良くも悪くもw」
   弟にとってはこの迷子のことだけでなく、今まで溜まっていたものを全て吐き出した
   という面があるのかも。
   本音を見せた弟との関係が一歩進みそうな、こちらもいい終わり方でした。
   全体的に文化祭を上手く使いつつ、それそれの心理を巧みに描写していた印象ですね。
   
 女子たちは美津未に影響を受け、好転していく描写が見られる中で、聡介だけが今だいろ
 いろなものに囚われて変われずにいるという・・・
 聡介は他の人に比べ、子供の頃からいろいろな体験をしすぎて(ある意味自分を守るため
 に)良くも悪くも一足先に大人びてしまってる印象がありますね。
 しかし、家庭の問題も好転の兆しが見えてきました。次は子役時代の過去との因縁ですが、
 梨々華も現れ役者はそろいました。どういう展開をみせてくれるのか、また美津未がどう
 関わることになるのか、来週も楽しみですね。

 あと個人的にツボだったのは演劇部の兼近先輩ですかね。自ら「借金取りのチンピラ役」
 で主演とか、高校生で何ちゅう脚本書いてんだよwwwしかも「後半の伏線回収が凄い」
 (友人評)とかどんな話か気になるじゃねーかw(原作ではどうなってるんでしょうね){/netabare}

・第12話:皆が少しずつでも前を向いて歩き出せそうな、成長を感じさせるラスト
 {netabare}●聡介×梨々華
  ・聡介は梨々華に対し
   ・破滅的なことはやりたくないが、前向きになることなら何でも協力する。
   ・今は学校が楽しい。
   ・梨々華「自分だけ幸せになりたいから、許して欲しいといっての?」
    → 肯定
   という、過去との決別を宣言します。
  ・それに対し梨々華は、
   ・「好きにしろ、その代わり2度と顔を見せないで!」といいつつも
   ・本当は「聡介だけが悪いのではない」ということも分かっている。
  今までは負の連鎖で、過去のしがらみから抜け出せずにいた2人ですが、聡介が第1歩を
  踏み出したことで、聡介だけでなく、梨々華もいずれ前を向いて進めそうなそんなエピ
  ソードでしたね。
   
 ●風上先輩×高嶺先輩
  これまで自分のことを語ることがなかった風上先輩ですが、
  ・エリートの家系に生まれ、部活も2年までと決められていた
   → 怪我で退部することに
  ・でも高校生らしいことを何かしたいと思った
  それで生徒会長に立候補したようで、またそれで高嶺先輩が生徒会長になれなかった
  ことに多少の負い目を感じていたようです。(彼女の強い思いを知っていた模様)
  彼もいろいろと思うところがあったようですね。

 ●美津未×聡介
  聡介には「スマートで大人っぽい男の子」というイメージを持っていた美津未でしたが、
  今日の聡介はなんだか子供もみたいで、それがちょっと嬉しく感じられて・・・
  前回書きましたが、やはり聡介はどこか大人の仮面を被っていたようで、それを脱ぎ捨
  てたことで、彼もようやく素顔が出せるようになったのでしょうか。
  そのきっかけを作ったのは、他でもない美津未なのですが・・・
 
 万事綺麗に解決したわけじゃないですが、それでも皆が少しずつでも前を向いて歩き出せ
 そうな、成長を感じさせるラストだっとと思います。{/netabare}

(最 終)
上述の通り、衝撃のモブ顔(笑)から一転、意外としっかりと人物描写された青春群像劇
だったなと。
前半は女子たちの心に抱えた葛藤と美津未との交わりにより変化していく様を描きつつ、
終盤は美津未に何かを感じながらも、なかなか一歩が踏み出せない聡介のドラマを魅せて
いくという、1クールの構成もよかったと思います。
それに「恋愛至上主義」の作品が多い中で、そこを下手に堀り下げなかった点も〇。
個人的には青春群像劇というとやはり「ReLIFE」と比較してしまうのですが、本作を観て
「『ReLIFE』って意外と『理』で描かれた作品だったんだな」
と、改めて気づいた次第ですね。
逆にいうと、本作は結構「感性優先」で描かれているのかなっと。
そういう意味では、本作は原作者なりの「人物描写」が見どころだと言えるのかも。

ただ個人的な好みの問題で、観ているときはそれなりに面白かったが「後日見返したい」
と思えるレベルではなかったかなっと。
何というか、少し深みが足りていないという印象ですかね。
(あと、ちょっと「優しい世界」すぎたかなっと) 

投稿 : 2024/07/06
♥ : 33
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ナオちゃんは女の子??

●君に届かなかった、物語

本作は恐らく「君に届け」のオマージュ作品なのでしょう。

美津未と志摩君は「君に届け」の主人公=通称貞子と風早君を意識しているとしか
思えないところが多分にあります。

貞子は{netabare}キャラが濃く、かなり存在感がありまして、それ故なのか
このキャラと人間関係を構築するにも相応の胆力が求められることになったのであります。

見た目は呪いの人形みたいな人見知り根暗女子ですが、見た目に反して意外な一面も
あるということで、要は濃厚接触しないとどういう女の子なのか理解できない感じの
人間性を秘めていたのであります。

そんなわけで貞子が主人公である「君に届け」はスローテンポで進行する物語だったのですが
それに比べると本作は、主人公を取り巻く登場キャラが多い割に、兎に角
ハイペースでサクサク進むという点では、対照的な物語であったようにも思えます。

尺の都合とか色々あると思いますが、「君に届け」と比較して本作について言えることは
圧倒的な「心理描写のスキップ」でありまして、一言で言えば人間関係が薄味
ということになるように思います。

上級国民が集う進学校の主人公取り巻きたちは、皆精神年齢が高く、
ある種の優等市民でありまして、基本スペックは軽く平均値を凌駕しています。

しかし如何に優等市民であっても人間なので、それぞれ短所はあるだろうということになるのですが、
それを巧いことフォローするのがエリート官僚を目指す主人公の美津未の出番というわけであります。

主人公と取り巻き達のキャラ設定は適切と言いますか、理にかなっているとも言えるのですが
むしろ噛み合い過ぎなところがあり、いくらエリート官僚候補とは言えども
まるで事務処理みたいに友人関係をサクサク処理していくのは、テンポ良すぎて
人間関係の心情面の味わいが不足しているような印象を受けたのでございます。

本作の長所はテンポがいいということになりますが、故にさっぱりし過ぎて
心には刺さらず、熱意的なものが、届かなかったように思います。

美津未が着ていたスタッフトレーナーの【8、5、13】の暗示はクラスの出し物の評価ではなく、
どうやら志摩君との関係性が深まるというものだったようであります。{/netabare}

●キャラ設定

本作に登場するキャラは進学校だけのことはあり、偏差値が高いのはもちろん
高校生という割に大人じみたところがあり、精神年齢が極めて高い傾向が見みられます。

登場キャラが多い割にテンポよく物語がサクサク進行するのも、
キャラの精神年齢の高さが関係していると言えるかもしれません。

{netabare}聞き分けの無いキャラいないことにより、イライラしなくていいというのは
ある種の本作の強みとも言えますが、本来高校生とはもっと精神年齢は幼く
人間関係の測り方がそこまで巧くないのが本分と言うべきでしょう。

主人公の美津未にとって一番重要な立ち位置にあるキャラ志摩君は、兎に角
精神年齢が高く、社交的で、その上美形男子でありますので、それこそ
高校生女子にとっては理想的なモテ男子ということになりますが、設定面で
盛り過ぎたために、高校生の物語に単に不釣り合いなだけでなく、美津未にとっても
ただのいい人でしかなく、スマート機能搭載型彼氏特有の行動規範の制約により
美津未に対してシナジー効果を与えるような要素が皆無というのが彼のキャラ性の
致命的欠陥であると言えるように思います。

恋愛物語であれ友情物語であれ、パートナーとの関係性は「50:50」であるのが理想なのですが
アドバイザーとして優秀過ぎる志摩君には、付け入る隙がなく、少なくとも同世代には
自分の弱みを見せず、あまり多くを他人に求めないポリシーの人であったりします。

進学校に通うある意味エリートなので、そういう生き方はむしろ適切と言えるわけですが
初期設定でレベル99のハイスペックキャラの冒険物語にスリルのような
ドキドキ感を期待できるかと言えば、クエストをあっさりこなして
最短コースでシナリオを消化するだけに終わるだろうという話であります。

レベル1のキャラ同士でパーティー組んで経験値を積みつつ
成長する物語こそが王道展開であると言えるでしょう。

高校生なのに敢えてスマート機能搭載型彼氏をメインキャストに登用するならば
その設定の意図するところが問われてしかるべきであります。


文化祭で美津未が着ていたスタッフトレーナーには
【☆】=【五芒星】が7つに、「13R」のロゴがプリントされています。

【☆】は「5」という数字を示し、それが7つなので
5×7=35→3+5=8

つまり【8、5、13】の法則の発動でありまして
「R」はアルファベット18番目の文字ですので【18】の暗示ということになります。

【18】=【6+6+6】
【666】は契約成立の証ですので、「※願い事」が叶うという暗示であります。

文化祭でのクラスの出し物が評価され表彰されるということなのかもしれません。{/netabare}



●「上級国民」は【獣】の種族

風早2世のような爽やか美形男子の幼馴染までもが、 {netabare}モデル業に携わっていて
如何にも上級国民らしいオーラが出まくっており、どいつもこいつも
「六本木【野獣】会」のメンバーか!?と思えるくらいにキャラ構成に
偏りを感じずにはいられません。

まるで【推しの子】の恋愛リアリティーショーを再現しているような面子にお似合いの
バイアスのかかったわざとらしい空気感が漂っているような印象を受けます。

一番わかりやすいのは生徒会長のキャラ性であります。

ある意味彼も爽やか男子でありますが、人の上に立つのが自分の宿命と自覚して
生徒会長に立候補している辺りが、完全リアルな上級国民そのものであり、
【優生思想】が滲み出てるあの独特な感じの描写も見事に決まっていたように感じました。

「六本木【野獣】会」とは、昭和時代に話題となった、六本木を拠点に芸能人などの
上級国民に属する若者たちが中心となり結成した、遊び人サークルであります。

所属メンバーには、すぎやまこういち、田辺靖雄、峰岸徹、中尾彬、大原麗子、
小川知子、井上順、ムッシュかまやつ などがおり、芸能界の勝組だらけの集まりであります。

「六本木【野獣】会」には「ナベプロ」などとの太いパイプがあり、メンバーは
当たり前のようにスカウトされ、当たり前のように「スター」になります。

芸能界とは完全なるコネ社会でありますので、上級国民は勝つべくして勝つのであります。

上級国民は世の中の仕組みを知っており、なので【ハンドサイン】の意味も熟知し
勝ち組の証として【ハンドサイン】を頻繁に世に晒します。

「【野獣】会」の最年少メンバーであった井上順はTVCMをきっかけに
【ピースサイン】を日本に大流行させました。

【ピースサイン】は【コルナサイン】の一種であり「角」を表現した【ハンドサイン】であります。

【ピースサイン】=【Vサイン】を考案したのは秘密結社「黄金の夜明け団」に所属する
【アレイスター・クロウリー】という名の【黒魔術師】であります。

【ピースサイン】というのは、「【ガンド】アーム」の【ガンド】であり
「幽遊白書」の浦飯幽助が使う「霊丸」に同じく、【呪術】の手法であります。

【ハンドサイン】は【ガンド】であり、【呪術の術式】であるのですが
(例えば「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」という「九字切り」も)
その意味を知っているのは上級国民だけということになります。

本作に登場するキャラも【ハンドサイン】をさり気なく使ったり、
LGBTに対する寛容性が強かったりと上級国民の設定固めに余念がない状況であるが
故に見ていてドン引きしてしまうわけでございます。{/netabare}


●キャラ設定に秘密が?

本作に対する謎の低評価工作員が湧いていますが、何が狙いなのでしょうか??


「君に届け」は許容出来て何故本作には抵抗を感じるのか?についての理由が判明しました。

もしも本作が完全なるフィクションならば、{netabare}「共感できない」で終わっただけなのですが
少なくとも官僚を目指す主人公についてはとても理解ができるのが厄介でありました。

偏差値が高い進学校に通う勝ち組=上級国民のキャラ設定が相応にリアルであり、彼ら特有の
独特のオーラが放たれてる感とかも巧い事描写されているために、ある種の拒絶反応が
自分に出てしまったという結論に至るわけであります。

本作は「人生の勝ち組を描いた物語」であり
それは「庶民の知らない物語」であります。

租税負担率が社会主義国並みの重さでのしかかり、生活は苦しくなるばかりの庶民の日常

それでも現実世界では、「They live」
という真実を本作は示しているのであります。{/netabare}


●人生勝ち組ランカーにおける逆転劇

本作の主人公が「君に届け」のサダコに{netabare}雰囲気が似てるため、相応の学生友情物語が
展開されることは予想できましたが、何か引っかかるものを感じます。

確かに風早君は爽やか青年でありましたが、仮に本作がオマージュ作品としても
何処か?何かが?ズレているような印象を受けてしまいます。

「異世界でチート能力を手にし~無双する」という異世界転生系の作品がありますが
ある意味ご都合主義過ぎるまでに勝ち組人生を送ることとなったその主人公と
本作に登場するクラスメイト達のポジションがどことなく似ていると言いますか
異世界転生ものだからこそ許されるご都合主義と同じレベルの学生生活が本作でも
繰り広げられているような、そんなデジャヴ感にちょっとした戸惑いを覚えるわけであります。

フィクションなので学生生活の多少の美化は許されるべきなのかもしれませんが、
本作OPのダンスシーンにしても、フィルタリング掛け過ぎで、所詮はまだ子供に過ぎない
はずの高校生の不純物やノイズみたいなものが完全除去され、高校生と言うよりも聞き分け
のいい純粋無垢なる大人のクラスの物語みたいなことになっているように思えてしまいます。

学生生活の思い出に浸りたがるのは大人特有の病であると言えるのかもしれませんが
これをやたら美化したがるのはある種の病的な現実逃避の傾向があるようにも思えます。

進学校で容姿が美しく個性的なキャラをできるだけ多く展開させようとし
しかも美しい学生生活の物語を描こうという八方美人的な考えに基づく
ストーリー設計にそもそも無理があると言えるのかもしれませんが、完璧主義者故に
必然的に出てしまう粗が物語の根本に穴をあけ兼ねない懸念を感じる次第でございます。


恰も犯罪係数アンダー10以下のシビラシステムに選ばれたような、まっさらなメンタルの
学生たちには「天国大魔境」の施設で育成される子供たちのように、何とも言えない
不自然な空気を感じてしまいます。
{/netabare}

●ハンドサインが凄い!?上級国民作品

3話まで視聴した本作の印象は要するに雰囲気アニメであります。

官僚を目指す主人公のキャラ性は悪くないと思いますが、{netabare}「君に届け」の劣化版のような感じで
高校生の日常を描いてるのが何とも言い難く、ギャップ効果よりもミスマッチ気味なものを
大いに感じてしまいます。

上級国民のような選ばれしセレブたちが通う進学校の高校生の日常は、案外普通の高校生と変わらない
ものなのかもしれませんが、セレブな美形男子や美形女子に混じり戯れる主人公の人間関係性に
何かを見出せるかと言えば、普通の高校生でも成り立ったのでは?という素朴な疑問が
頭をよぎるばかりでございます。

高校生にして官僚を目指すという明確なヴィジョンを持てるような意識高い系の人種は上級国民
以外にあり得ず、庶民とは思想性が全く違うからこそ、子役として活躍したり、ある種のカリスマ
モデルのような振る舞いが自然とできるわけであります。

上級国民とは【優生思想】に毒され、人の上に立つのが当然と信じている人種でございます。

そして【Ⅴサイン】だとか【666】の「OKサイン」だとかのハンドサインの意味を熟知しており
これを公衆の面前で然るべきタイミングで多用する習性があるのが彼らの特質であります。

「ナオちゃん」というLGBTを当たり前のようにぶっ込んでくる時点で思想性に偏りがあることは
明白でありましたが、案の定カラオケ回では「3時間600円」コースなどの表示をさり気なく背景に
忍ばせたりしていました。

サリンジャー著作の「バナナフィッシュにうってつけの日」でも【6】に
特別な意味を持たせるとともに【6】にLGBTを絡ませておりました。

3×6=18=【666】
これを【獣の刻印】と言いまして、【ソドム】の住人にもこの刻印が記されており
【ソドミー】の罪故に【ソドム】は滅んだのでありました。

【666】の刻印を持つ種族はLGBTを許容します。
LGBT自体がどうであるよりも思想的な意味をこれに見出している種族がいるという話であります。

思想的に偏りがある特別な種族による普通の高校生の日常を見せられても
微妙であるというのが当方の結論であります。{/netabare}



見ていて一番気になったのはナオちゃんでありましたのでwikiで調べて
みました。

{netabare} やはりLGBTでしたね。{/netabare}
いつも通りゴリゴリ来てます。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

再追記 違和感があり低評価でしたが8巻まで読んで理解しました。

23年11月 再追記 原作8巻まで読みました。

 ああ、なるほどね、という展開でしたね。そういう事をちゃんと見越していたんですね、としか言いようがありません。

 群像劇の中でコンプレックスあるいは逆コンプレックスとか気持ちのすれ違いとか生きづらさみたいな、結構痛いところの描写が厳しくなってゆきますね。それが見たかった部分ですので本作の原作評価は上がりました。
 1期までだと初めの掴み以外は、みつみが「ハチミツとクローバー」のハグちゃん的なモンスター(ただしスケールは小さめ)になるのかな、と思っていましたが…なるほどなと。みつみがちゃんと描かれて良かったです。もちろん原作ネタバレなので、内容は書きません。

 しかし、私が思っていた疑問というかこの作品に対する不満に対して展開上織り込んでいたのはさすがです。ということはキャラ造形は作者の計算通りということでした。

 評価はアニメの評価なので本来は評価をかえるべきではないでしょうが、それを見越しての違和感を作ったなら大したものです。ただ、2期がきていない以上、そう過大評価もできません。ストーリーを3.5から4、キャラを3.5から4に変更します。

 ただ、やっぱりだったら2クールで作れ、と言いたいです。1期で4巻なら2期で8巻分。つまり2クールで消化できたはず。2クールなら名作だったと思います。

 ですが、本作は5巻以降が私の好みでした。2期早く作ってください。



以下 23年7月レビューです。

 志摩と赤毛のモデル以外は良かったと思います。特にミツミとサブキャラとの絡みが良くて、ほっとすると同時に、サブキャラの成長が見られました。

 が、志摩の1話のルールに縛られないようなのびのびした行動と、ミツミの関係が良かったのに、なんか赤毛のモデルが出てきておかしくなったなあと思います。話にストレスがあるのは構いませんが、事件のための事件というか、ヒロインと係わらないところで動いて、アリクイかあ…

 あと幼馴染グループの太目の男子ですけど、お前が志摩を縛ってるんじゃね?と思わなくはないです。タクシーの中の会話ですが「どっかいったりしない」と言うマインドじゃなくて、志摩は志摩の世界を作っているんだから、帰る場所という発想じゃないとなんかおかしい気がしました。

 で、そうなったときに、なんとなく志摩のミツミへの気持ちが逃避というか、無いものねだりに見えてきます。美少女モデルとの対比で田舎育ちの普通の子がいいというのが、ここにきて、なんとなく不快な気がしました。

 全体としては、前半は面白かったんですが、赤手モデルの子が出てきからつまらない部分が増えました。ストレスならストレスで志摩とミツミの成長を見せて欲しかったです。

 前半だけなら75点くらいつけたいですけど、後半は50点以下な気がしました。
 この展開で赤毛モデルと志摩がくっつくなら評価は爆上がりでした。

なお、23年春のラブコメランキングを付けると、ヤバい奴、グイグイ、本作、銀河、インソムニアかなあ。
 ダークホースで「百合はお仕事です」が、キャラの内面が描けていました。ヤバい奴と同列かも。


追記 志摩と赤毛のモデル、リリカの物語上の違和感についてです。

 志摩については、物語の初めの頃の好き勝手にやりたい事をやっている奔放な性格と、最後の方の母から演劇をやらされリリカからは自分への隷属を要求され、自分になりたいことがないという状態にギャップを覚えました。

 初期の奔放さが志摩の過去の事件でヤケになっているのだとすると、それは志摩の本質ではなく、ミツミの表面的志摩の印象、見せかけに対する憧れは、嘘になるのでは?と思います。

 次に志摩がミツミへの「嫉妬」という感情に気が付いて学校にいるのがやりたいことで「がんばろう」と思うところです。
「やらされている感」がどうやって解消されたのか。ミツミを見て「嫉妬」「頑張ろう」に気が付く感情の動きが、ミツミの表面を撫でて自分を納得させているだけに見えました。志摩は果たしてミツミの本質に触れるほど、彼女の何を見ていたのかが分かりません。

 さらに嫉妬に気が付いてなお、志摩がミツミに惹かれる感情に乗れませんでした。そこは志摩の成長だともとれますが、どうでしょう?成長したら、ミツミへの憧れが無いものねだりだったと気が付くのではないでしょうか?

 だから、幼馴染グループに心を残している、あるいは過去の事件であんなことになってなおリリカを気にかけているなら、リリカの感情に気が付いて二人がくっつくほうが話としては納得感があるかな、と思いました。
 ミツミは志摩のスケールに納まらない子で諦めるところだろ?と。その方がミツミを中心とした青春群像劇としては自然かな、と思いました。

 どうせなら演劇のところの「やらされ感」と自分の欲求が薄いところで、母との関係だけでエピソードにした方が活きるのかなと思いました。つまりリリカが余計なキャラに見えました。

 ということで、志摩とリリカ関係のエピソードが不自然だしノイズだと思いました。志摩とリリカがくっつくなら青春群像劇として自然で深かったのに、と思ったわけです。






1話 量産型平成的イケメンと優等生のラブストーリーという感じ?

{netabare} 羽海野チカさんの原作あるいはアシスタント言われても驚かないくらい雰囲気がそっくりです。ただ、導入の感じはもっと単純で量産型の昭和の少女マンガの文脈を崩した平成の少女マンガ的な超テンプレな匂いがする作品です。

 世間知らずの普通の優等生が、ルール無視で好きな事をやっている図々しい感じの女の子に慣れているイケメンと恋に落ちる感じでしょうか。まあとにかく平成に入って量産された、「そこそこ真面目で勉強ができる。でも冒険できない普通より少し可愛くない」という自己認識の女子が感情移入する類の話です。

 我儘で自己認識の高い女子とか、優等生タイプの男子とか出てきたら本当にテンプレですね。ちょっと親問題が絡んだり、学校からにらまれたりかな。
「スキップ」「ローファー」は両方とも足に関わる単語ですから成長課題なんでしょう。スキップは気分の高揚なのかとばして行くという意味か。ローファーは高校生…いや優等生かな。

 まあ、女子向け青春ものはストーリーやテーマ性ではなく エピソードあるいは場面が大事ですからね。舞台設定はテンプレでいいのかもしれません。一瞬で入り込めて一瞬で泣けるのがいいのでしょう。

 ただ、キービジュアルを見た感じ、女子の世界の話の可能性もあります。お決まりの百合展開ならげんなりですけど。

 私としてはそういうテンプレラブストーリーとか流行の百合ものとか話ではないことを祈りつつ、数話見たい感じです。同時期に「インソムニア」がありますので、導入はそっちに軍配かなあ。
 なお、このところ出来が悪いPAの作品なので、やめようかとも思いましたが、原作付きなのと「色づく世界の明日から」の演出をやった人が監督さんみたいなのでちょっと確認したくなりました。{/netabare}


5話 テンプレですが女性誌的ギャグと周囲のキャラが上手くかみ合っている気がします。

{netabare}  アニメの第一印象は羽海野チカさんでしたけど、見続けているとどちらかと言えば佐々木倫子さん的でしたね。

 ヒロインは、田舎少女、優等生、天然ボケ、自意識という何となく少女マンガ的に共感されるような要素をより集めた抽象的な存在です。ヒロインの内面描写にちょっと疑問が残る展開ですし、類例も過去沢山見てきたしテンプレ要素は多いです。

 ただ、周囲の人間の側の視点でヒロインを見ることで、ギャグと周囲のキャラが影響を受けて成長するところは「明日ちゃんのセーラー服」的の構造もあるかなあと思います。
 テンプレ…というより抽象的なキャラであるヒロインとヒロインのギャグにも見える素朴さ、素直さが、周囲のキャラに影響を与えて行きます。その組み合わせが上手いので、作品自体の下手さは感じますが面白みや深みが生まれているのかもしれません。それは各話のサブキャラに注目するとよくわかると思います。特に5話のミカは良かったと思います。

 下手さの部分での例で5話の「漬物」のところですが、この浅漬けはクラス皆の塩分補給のための差し入れです。これを志摩君に個人的に渡して照れるという心情というのは自然なんでしょうか?こういうところはちょっと疑問が残る部分です。肝心のヒロインの言動が「田舎者」キャラ造形のために歪んでいないかは、気になります。

 間の採り方が大事なので、ゆったり進むのはいいですが、成長ものだとすると1クールでの結末が気になります。
 美少女と子役もやっていたイケメンの2名に認められる、という構造がともすればヒロインをペットの地位に落としているような感じもあります。この2名の負の面の描写があるともう少し深みが出てくる気がしますし、1クールだとするとそこ今後のヤマにしてほしいなあと思います。この2名の美男美女とヒロインの内面がカタルシスになるなら、今のヒロインの描写にも納得感はあります。{/netabare}


7話 高瀬先輩よかったです。ゲストキャラの方が話が面白いかも。ただ、中盤ですのでそろそろガツンとストレスがある展開が欲しいかなあ。

{netabare} 6話があまあま過ぎて、アレ?ちょっと普通のラブコメになっちゃった?と思ったら7話良かったです。むしろゲストキャラが絡んだほうが面白い話になります。

 辛いですよね。生徒会長選挙。小学生~高校生に選挙をやらせる残酷さは、昔から思っていました。ルッキズムとかポピュリズム…つまり、校内の人気とノリで投票結果がきまる。それが現実ですけど民主主義を勘違いしますよね。基本的に人を選ぶのが選挙ですが、本来的には政策×実行度の期待に投票するのが正しいのでしょう。

 一方で、挑戦した高瀬先輩に幸あれ。その調子で大人になって欲しいです。ただ、真面目過ぎて折れないように息抜きもしてほしいです。今回の話は高瀬先輩の感情というか折り合いの持っていき方が上手かったと思います。

 それにしても本当にコメディに関しては 6話で暴走族のイメージを出すあたり佐々木倫子の後継者ですね。佐々木倫子よりも女子が上手く書けてる分、ラブコメとしての完成度が高い。というか佐々木倫子はラブコメはかけませんね。この作者、東村アキコまで化けるでしょうか。

 まあ、赤髪の彼女はどうせ姉、親戚なんだろうと思います。ただ、この話にからんで志摩の負の側面が見たいなあ。何となく伏線はある感じだし。{/netabare}


8話 昔の因縁の作り方が不自然で下手すぎ。他は良いのになあ…どしたの?

{netabare}  あの赤髪のモデルの娘との因縁…昔のスキャンダル?小学校6年が飲酒でって…それが本人のスキャンダルになりますか?高校1年生の4年前でっていうところに縛られて不自然すぎる気が…世間は時に非常に愚かですが逆にそこまで倫理的には狂ってないとは思います。

 せっかく若干荒唐無稽でご都合主義でも、自然なキャラの言動だったのに、なんか非常に8話のスキャンダル話がノイズになります。
 作中に入って考えても、メタ的に外から見ても、非常に不自然です。もうちょっとナントかならなかったの?
 まあ、暗い面を出してきたのはいいんですけど…結局赤髪のモデルが彼を好きだっていう話にしか見えないです。

 連載ものでしょうからすべてが完璧にはいかないでしょうけど、あまり出来がいいストレスとも思えないので、さっさと次のエピソードに行ってください。 {/netabare}


10話 志摩のキャラが1話から変わりすぎ?素朴なヒロインへの憧れでいいんじゃないでしょうか?

{netabare} ここにきて志摩のキャラ造形が作り物っぽくなってきましたねえ。あの赤毛のモデルの娘との因縁もそうですけど、モノローグがかなり多くなって、初めのはつらつした規格外がどこかに行ってしまいました。なんか1話で描いていたキャラと違う方向にいっちゃってる気もします。

 まあ、連載なら良くあるとは思いますが、お話のために内面とか過去とかを捻じ曲げちゃったかなあという気もします。そんなにモノローグで語らなくても…というくらいちょっと8話以降感情丸出しすぎでしょう。

 ヒロインに対して変わらないでほしい気持ちは、ヒロインの素朴がつまり癒しであるいう風に見ていたので、この後どうなるんでしょう?
 お互い成長していって、お互いの本質が見えてなかったね。やっぱり恋愛とは違うよねとなるなら、キャラの内面出し過ぎ問題は別として、この流れでいいと思うのですが、くっつくならそれは成長か?とも思います。

 なぜ成長にこだわるかというと、スキップとローファーというタイトルから言って、成長課題だろうなあ、と思って見ているからです。

 志摩のキャラ付けというか、変化がなあ…成長に見えないしやっぱりちょっと不自然に感じるなあ…ヒロインは相変わらず楽しめるんですけど…うーん。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 29

86.7 2 学園で生徒会長なアニメランキング2位
キルラキル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2475)
12816人が棚に入れました
父の仇を探す女子高生の纏 流子(まといりゅうこ)は、父の殺害現場に残されていた巨大な「片太刀バサミ」の謎を追って本能字学園(ほんのうじがくえん)へ転校した。だが、学園は人間に人知を超えた力を与える制服「極制服」(ごくせいふく)を操る生徒会によって武力と恐怖で支配されていた。一つ星から最上級の三つ星までの極制服を生徒たちに与え学園を支配する、生徒会長の鬼龍院 皐月(きりゅういんさつき)が片太刀バサミの秘密を知っていると確信した流子は彼女に挑むが、二つ星極制服を着用したボクシング部部長の前に為す術なく敗れてしまう。

声優・キャラクター
小清水亜美、柚木涼香、洲崎綾、三木眞一郎、檜山修之、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、関俊彦
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

着て斬って強く熱く完全燃焼

大裁ちバサミの片方を求め主人公:纏流子が生徒会長:鬼龍院皐月が牛耳る本能字学園に
喧嘩を売る熱い熱い学園バトルアニメです。

いいね!いいね!この熱さ!無駄な熱さ!!こちらまでテンション上がってきます。
昭和の趣のある作画を踏襲しつつ構図やアングルに一工夫入れスピード感や迫力を出しています。
今昔のアニメを上手く融合させ世界観を演出しています。
とりあえず具体例だと『グレンラガン』と『ど根性ガエル』足した感じですかね。

タイトルに習い、制服を裁つ『着る』や『斬る』という設定もなるほどセンスを感じます。
どうやら父親の復讐をはらんだストーリーも熱くなる予感をビシビシ感じます。

声優さんは、1話目から小清水さん&岩田さんノってましたね。
小清水さんのハイテンションぷり大好きなのでそれだけでも価値があります。
後、たまこ声も久々に可愛かったです。
耳の方も安心して聞けそうです。

こういうアニメ暫くぶりで楽しみです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話成分{netabare}
今回の成分 熱6:学園1:拳闘1:制服1:ハサミ1
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 庭球4:友情3:血3

マコちゃん面白くて良いキャラしてます。
マコ家の食卓カオスだし、やみいしゃとか思いっきり看板出してるし、
あの場面で急に寝るししかも今時はなちょうちんって。
お笑い担当としてもこの作品に無くてはならない存在になりそう。

流子は順調というかセオリー通り下の者から倒して行ってます。
鮮血などの神衣を作ったのは父ということも分かり含みになっていますし、
ナルシスト入った美木杉の正体も気になりますし、
ストーリー的にも引き込まれつつあります。

あと、ハサミの柄をラケットにという発想もGOODで誉めてあげたいと思います。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 タイマン6:着こなし3:生命戦維1

早くも生徒会長・皐月とサシの対決。
熱さに溢れたバトルは見応えありました。
ここで戦ったらこの後の展開どうなるんだろう?と思っていたら
途中でお預けとなり下の者から倒す王道路線に戻るみたいです。
うーん。もうチョット観たかったけど、
皐月にも下の生徒達と戦わさせるのに理由があるようだししばらく我慢ですね。
{/netabare}

※4話成分{netabare}
今回の成分 登校5:罠4:洗濯1
{/netabare}

※5話成分{netabare}
今回の成分 ゲリラ4:友情3:針2:園芸1
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 果たし合い4:心眼3:四天王2:裸1

相手倒すと神衣に戦維が吸収されてる感じなのだけど
コレが皐月の意図(糸)なんでしょうかね?
今の所、鮮血パワーアップしている感じはしないですけどね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 キラキラ生活4:戦維喪失ラッシュ3:喧嘩部2:裸土下座1

相変わらず欲望むき出しでカオスなマコ一家。
でもサブタイ通り憎めないですね。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 壊惨4:ドライブ3:過去2:決戦1

生徒会側の奴らもアツいです。ちょっと変態っぽかったですけども。(^_^;
次回の決戦も熱くなりそうです!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 縛4:盾2:風紀2:刃2

いやいやアツいアツい。
敵ながら筋の通ったブレない漢でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 情報3:音楽3:無茶2:飛翔1:応援1

ついに飛びました
服の領域はとうに越えていますね…。
無茶苦茶な成長っぶりが楽しめていますが
どうやら危険なサインでもあるようです。
皐月の目的も戦わせて鮮血の成長を促している節もありますし…。
物語が思わぬ方向に進む前触れでしょうか。
{/netabare}

※11話成分{netabare}
今回の成分 乱入者4:アンコール3:空中戦2:絆糸1{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 仇4:暴走3:闇医者の娘3

ここの所バトル物の通り道、強さのインフレが起こってます。
針目の強さは圧倒的で流子がデビルマン×キカイダーみたいな化物に。
マコの友情と勇気に助けられましたが…いやマコ美味しい所持って行き過ぎだよ!

今話で前半終了ですがスゴい勢いで駆け抜けました。
第三勢力の乱入というイレギューラもありましたがこれはこれで王道展開でもあります。
学園の奴らも何気にイイ奴が多いので共闘シーンもあるやも知れません。
皐月はどうやら極制服の強化の為に流子と戦わせていたようです。
正直もう少し複雑な理由があると思っていたのですけどシンプルでしたね。

この後は襲学旅行で三都統一するようです。
…三都って事は母親のリボックス社以外にもまだ勢力があるのかな?
美木杉達の後ろの勢力なのか新たな勢力なのか?
学園外の勢力図不明なんでもう少し知りたいですね。
後半見れば判明してくるのかな?まぁ楽しみにしておきます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 襲学旅行2:着衣2:変装2:バラバラ2:新聞1:無様1

三都って関西三都の事だっのか!もう一つの勢力のことかと思っちゃいました。
前回の戦闘後鮮血が着られなくなった流子だったけど新聞部の男の子を助ける為に着衣!
しかし全ては針目の変装と策略だったと言う目まぐるしい展開。
鮮血はバラバラになってしまいましたが
握りしめていたひと切れと絆の力でどうにかなる…レベルではないかな。
次回どう展開していくのでしょうか?
{/netabare}

ここでちょっとした【予想】{netabare}
父親の復讐で動き出した物語ですが母親についてはほぼ触れられて来ませんでした。
(早くに死んだという事になっていますが)
羅暁の登場以来、もしかしたら流子の母親なのではないかと疑っています。
つまりは皐月と流子は姉妹なのではないかと。
二人が神衣が着られたのも同じ血の影響も有ったからかなと思っています。
また、流子に鮮血の声が聞こえている様に
純潔の声も皐月に届いているのではないでしょうか。
この父親殺しの真相の裏には家族の物語も隠されていて
マコ家族との対比も成されているのではないかなと考えています。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
今回の成分 襲学3:関西2:目先の欲2:回収2:裸1

マコ関西でもおもろいわー。(*^。^*)
関西面白キャラが色々登場したけどやってる事は相も変わらずらずですね。
このノリは楽しいんだけど物語としてはそろそろスパイスが欲しいところ。
次回は皐月との再戦ですし裸の美木杉も絡んでくるので一波乱くるかも。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
今回の成分 大阪血戦7:裸2:金1

バトルが熱くて前半の宝多の事とか忘れちゃいます。
ヌーディストビーチという対抗勢力も出てきたけど半話で壊滅。(^_^;)
ギャグなのでしょうか?
次回は物語の核心が語られそうです。
{/netabare}

※16話感想{netabare}
今回の成分 服3:エイリアン3:ヌーディストビーチ2:禊ぎ1:総集編1

色々と語られ生命戦維の背景が見えてきました。
生命戦維による人類制圧を阻止しなければ成らなくなりましたが
鮮血を兵器ではなく友として見ている流子の熱さに心躍り応援したくなります。
マコや皐月も含めキャラの魅力の引き出し方が上手い作品ですね。

ヌーディストビーチ側の説明だと生命戦維は脅威であると強調されていますが
単に脅威や害であればいくら巨大な力とはいえ羅暁は生命戦維に心酔しないと思います。
生命戦維が発動し人と結び付いた時、新たな進化の道や恩恵もあり得そうなので
一概に羅暁を悪役視は出来ないです。

服に対し友として対等に付き合う流子
服に対し屈せず制し着こなす皐月
服に対し服従し心酔する羅暁
三者三様、それぞれの異なる服との付き合い方やその行く末にも注目しています。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
今回の成分 大文化体育祭6:反旗4

「親の力、他の力、全てを利用する! だが使うのは私だ!
 全ての力を飲み込んで私自身の力とする! それが覚悟の違いだ!」という過去の台詞通り
羅暁と皐月、思想が逆なのでいつかはこういう展開が来るかもと思っていましたが…
杯を割った瞬間に確信に変わりゾクゾク来てしまいました。
これ以上無い形での謀反が非道・悪行なれどカッコよく見えてしまいました。

ほぼ致命傷で血の雨が降りましたが羅暁が簡単にくたばるとは思えないですし
反乱も折り込み済みだった気配もあります。
この羅暁が流した血がまた生命戦維にも影響してくるかも知れません。
次回も熱くなりそうです。
【予想】{netabare}
流子と皐月には同じ血の匂いを感じますし
姉妹なのでは?という気は今でもしていますが、
皐月の父はどうも美木杉な気がしてきました。
そうすると二人は異父姉妹になる訳ですが、
博士は育ての親で本当は美木杉が流子の父という可能性も考えています。
神衣の露出度の高さは人肌に美学を持つ
彼の意志が影響しているのではないでしょうか?
あんな露出狂の父親、困りますけどね…。
{/netabare}{/netabare}

※18話感想{netabare}
今回の成分 人ならざる者4:反逆3:娘2:実験1

やはり熱い展開が待っていました。
皐月の堂々たる言動や真っ直ぐな覚悟がどうにもカッコいいです。
羅暁は無敵の強さで純潔を奪われバクザンも折れましたが
彼女の心は絶対折れないという確信があり希望へと繋がっています。

流子の方もその身に生命戦維を宿していたり、羅暁の娘であったりと驚く事の多い展開。
前髪はメッシュとかではなくハミ出し変形した生命戦維でしたか。
容姿にヒントが隠されていたとは気付きませんでした。

そしてやはり皐月とは姉妹でした。
今は大ピンチの状況ですがそれを打ち払い
二人が協力して生命戦維に立ち向かう姿が見られるでょうか。
そして出来る事なら失われた姉妹の時間も取り戻して欲しいのですが、
悲しい結末の予感もしないでもない…です。
まだ話数もありますし更に色々ありそうで本当に見逃せなくなっています。

次回は『人間VS生命戦維』。人の強さというものが試されそうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
今回の成分 侵略2:裸2:吸収2:囚人2:闇落2

目まぐるしい展開。
流子は意識不明から目覚めたが闇落ち、皐月は自爆し囚われ、
マコだけは吸収されたけどどうやら無事戦線復帰の様です。

蟇郡は序盤からちょくちょくマコを気に掛けてたけどもう完全に愛を感じます。

皐月は収監され恥辱屈辱を味わっていますが
折れない心、鋼の意志を持っていてやはりカッコいい。
ここからの逆転を応援せずには居られません。

そして流子は過去を知った衝撃のせいか音楽の影響かそれとも敢えてなのか…
鮮血を拒絶し憎しみのみでの行動。
その心と友情が早く戻ってきて欲しいけど闇も深いかも…
心配していた鮮血が可哀想過ぎます…マコが架け橋になるのかな?

今回気になった台詞を少々【考察】{netabare}
「人に名前を呼ばれたければまず自分がちゃんと呼ぶべきだぞ」
鮮血を「お前」と呼ぶようになった流子への伏線!?

「私がもう20才若かったらあなたを着てあげるんだけどね」
マコが鮮血を着るのかも!?
{/netabare}{/netabare}

※20話感想{netabare}
今回の成分 衣替え4:奪還3:孤独2:裸の太陽丸1

憎しみに支配された流子はマコでも止められず
怒りのまま単身生命戦維討伐へ…自分すら殺しかねない憎悪で見ていられません。

皐月は当たり前の様に折れぬ心を見せてくれどうしようもない程の格好良さ。
四天王との主従関係も気持ちを熱くさせてくれます。
そしてやはり宿命なのでしょうか
鮮血と組んで『純潔に着られてしまっている流子』との対決が待っています。
本当に主人公を喰っていますが流子の目を覚ます会心の一撃を見舞って欲しい。
二人の相性・コンビネーションにも注目です。

裁ちバサミについて【考察】{netabare}
今回予想外だったのが片裁ち挟みで貫いた針目の傷が回復した事。
生命戦維の生命を裁つ効果のあるハサミなのでこれで倒せると思っていたのですが
やはり二対揃わないと効果が薄いのでしょうか。
(博士が針目の目を斬った時は二刀流のように持っていて傷が回復していない)

このままだと羅暁を倒せそうにないですし倒したとしても流子の戦維が残るので
流子が命を絶つような事にも成りかねません。
願望も込めて二対揃った時に秘密があり奇跡が起こると信じています。
{/netabare}{/netabare}

※21話感想{netabare}
今回の成分 対戦3:友情2:強制脱衣2:降誕1:連携作戦1:縫いつけ1

流子の目を覚ます為、服を脱がす為に
皆それぞれ必死になり行動する様が熱く胸を焦がす展開でした。

力は流子が圧倒してましたが折れぬ魂で善戦する皐月の姿には感動すら覚えます。
その皐月と厚い信頼関係を築いている四天王の連携した働きも立派で
作戦が成功したかと思ったんですがね…。

針目縫の縫いつけどれだけ強固なんだか。

それでも結局糸を裁つのはのは鮮血とマコとの繋がりだったようです。
痛みよりも死よりも鮮血を着る思いが勝った流子も熱い!
流石この作品の主人公です。

繭星降誕について少々【考察】{netabare}
降誕とやらも始まりましたがコレ地球ごと生命戦維で覆う計画ですかね?
太陽や星を印象付ける描写もちょいちょい出てくるので
輝く星々の正体は生命戦維が覆ったものって事なのかも。
「ラ」が暁を浴びて輝くよキラルキラ。{/netabare}

流子の体や羅暁の動向他色々と心配もありますが次回ももの凄く楽しみです。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
今回の成分 人衣一体3:わからない者達3:血の繋がり2:腕1:喧嘩部1

紆余曲折あったけど皆で打倒羅暁の方向へ歩み出しました。

これまで積み重ねたの想いの篭もった最高の人衣一体!
他にも頭を下げる皐月様、身を挺し守る部下、美味しい復活のマコ等々
記憶に刻まれる名シーンてんこ盛りで感動してしまいました。
本当に魅力的なキャラが多いこと多いこと。
そしていよいよ最後の対決が開始。最後の最後まで熱くなるのは間違いなさそうです。
{/netabare}

※23話感想{netabare}
今回の成分 空中血戦4:真っ二つ3:最終縫製2:家族1

今回も熱い熱いバトル。
何だか分からない者の戦いは涙とは別のよく分からない感動を生んでくれました。
皆の不撓不屈の魂がビシビシ伝わってきて観る方も力が入ります。
ここまで来ても衰えず最後まで加速してくれるこの作品は本当に素晴らしいと思います。
運命のラストバトルも楽しみです。

それと声優陣の演技もスゴくて違う意味でも感動してしまいました。
パクロミさんとか特に神業。
声だけでなく魂を入れるお仕事なのだと改めて感心しちゃいました。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
今回の成分 服従3:バトル3:吸収1:燃焼1:裸1:デート1

最後の最後まで熱かったです。
内容的にはベタなラストバトルでしたが作画、声優演技、BGM等に
魂をつぎ込めるだけつぎ込み視覚と聴覚を釘付けにしてくれました。

鮮血の最期は分かっていてもジーンと来てしまいました。
熱く熱く加熱し続けたこの作品にふさわしい完全燃焼。
流子と出会い共に全てをやり尽くした彼の人生(衣生?)に悔い等ないでしょう。

落ちる流子を受け止めた皐月の表情が優しかったのも印象的でした。

終わってしまうのが残念ではありますが胸の熱くなる良い作品でした。
{/netabare}

【総評】
1話目から熱気が伝わる作品でしたが最後までしっかりと加熱してくれました。

序盤は熱いけど少年誌のバトルアニメの様な展開でそれほど評価は高くなかったのですが
羅暁の登場でそれまでの積み重ねが下地に過ぎなかった事が分かり俄然面白くなり
あれよあれよと最後まで一気に駆け抜けるストーリーが痛快で名シーンや名ゼリフが多々あり
後半はこの作品の虜になっていました。
2期かけて良く纏まっていて完成度の高いストーリーでした。

作画は昭和の風情があり好みが別れるかも知れませんが個人的には好きな作風でしたし
凝ったアングルや大胆なカット割り、そしてスピード感にあふれる表現は新鮮で
単なるレトロは作風に止まらず新たな境地を開いてくれたと思います。

声優さん達も豪華なだけでなくその迫真の演技は圧巻。
演技を引き出せるストーリーや舞台がしっかり整っているので実力を余す所無く発揮しています。

キャラクターも非常に魅力的に描かれていていました。
腕っ節も負けん気も強いが精神的な幼さも内包した熱血少女流子
バカだけど常に友達思いで憎めないムードメーカのマコ
何者にも屈せず折れず鋼の信念を持つ女皐月
その他サブキャラに至るまでそれぞれ個性がしっかり出ていて愛すべき存在となっています。
私は皐月様が一番好きですね。

かなりべた褒めしてしまっていますが
個人的にはお気に入りの棚に仲間入りする程好きになりましたし
どなたにもオススメしたくなる優秀な作品です。
2クールものなのでお時間のある時にじっくりこの熱さを味わって頂きたいと思います。

<雑記>
気が向いた方のみお遊びにお付き合いくださいませ。
【キルラキル実写化するならこの配役】(個人的なイメージですよ。)
{netabare}
漢字変換面倒なのが多いのでカタカナで失礼
リュウコ=新垣結衣
サツキ=戸田恵梨香
ラギョウ=江角マキコ
マコ=上野樹里
ハリメヌイ=深田恭子
ガマゴオリ=坂口憲二
ジャクズレ=安達祐実
サナゲヤマ=市原隼人
イヌムタ=松田翔太
ミキスギ=山下智久
キナガセ=照英
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 76

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

グレンラガン的な熱さを受け継いだ

サブタイトルが懐かしソングのタイトル。
衣服を題材というか武器にして戦う。

1クール目は不良少女のような立場で学園の優等生と戦うイメージ。部活をモチーフにした攻撃形態。
2クール目からは昨日の敵は今日の友といった感じ。そして、グレンラガンと同様にさらに上位互換というか真の黒幕のような相手とラストバトルに向けて盛り上がっていく。

マコ一家がいい感じのアクセント。ギャグ強い。
グレンラガンの要素というかそのものを移植したような作品。兎に角、熱い。いやむしろ、うざったいほど暑苦しい。(褒め言葉)
流子が小清水亜美さんてのも良いのかもしれない。


OP
シリウス 藍井エイル
ambiguous GARNiDELiA
ED
ごめんね、いいコじゃいられない。 沢井美空
新世界交響楽 さよならポニーテール
挿入歌
サンビカ 藍井エイル
劇伴特化型1☆極★服 バックグラウンドボーカル - 小林未郁 & 河合夕子 & 内田有 & 仁科かおり & Hikaru, Sen , Melo-J (from Lumiere)
Before my body is dry 小林未郁 & David Whitaker
Blumenkranz Cyua
Suck your blood Benjamin Anderson & mpi
Light your heart up Aimee Blackschleger
I want to know Benjamin Anderson
Before my body is dry:[nZk] ver. 小林未郁
Blumenkranz:[nZk] ver. Cyua
Suck your blood:[nZk] ver. Benjamin Anderson & mpi
Till I Die:[nZk] ver. CASG(Cara
澤野弘之さんが楽曲制作に携わっている挿入歌が結構好きだった。
ロックな感じ全開な藍井エイルさんも最高。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
『天元突破グレンラガン』から6年の時を経て“今石洋之×中島かずき”の最強タッグ再び!父の死の謎“片太刀バサミの女”を追い求め、本能字学園に転校した流浪の女子高生・纏流子。本能字学園には着た者に特殊な能力を授ける『極制服』があり、その力と絶対的な恐怖によって生徒会会長・鬼龍院皐月が学園を支配していた。“片太刀バサミ”を知るという皐月。流子は皐月にその事を聞き出そうとするが…。その出会いは、偶然か、必然か。学園に巻き起こる波乱は、やがて全てを巻きこんでいく!

1. あざみのごとく棘あれば
『本能字学園(ほんのうじがくえん)』、そこは『極制服(ごくせいふく)』という特異な制服を身にまとった生徒たちにより管理される学園。生徒会長・鬼龍院皐月(きりゅういんさつき)は「人は服を着た豚だ」と豪語し、忠実な部下本能字学園四天王と共に学園を絶対的な支配下に置いていた。そこへ現れる流浪の転校生、纏流子(まといりゅうこ)。流子の片太刀バサミを知る皐月から話を聞き出そうとするが…。

2. 気絶するほど悩ましい
マコの実家、満艦飾家に居候することになった流子。しゃべるセーラー服を『鮮血』と名付ける。 翌朝、マコと共に学園に登校するといきなりマコがテニス部からリンチを受ける。流子はマコを救おうとするが何故か鮮血が発動せず、部長・函館臣子(はこだておみこ)の返り討ちにあってしまう。流子のクラス担任である美木杉愛九郎(みきすぎあいくろう)に救われた流子。鮮血は『神衣』と呼ばれる特別な衣服であり、着た者の血を吸うことで起動すると聞かされる。

3. 純潔
極制服の力の源、「生命戦維」を使い、鬼龍院皐月は全国学園支配を進めていた。流子の父親、纏一身(まといいっしん)博士は、それに対抗するために生命戦維だけで織り上げた『神衣』を作った。それが鮮血。しかし神衣はもう一着存在していた。その名は『純潔』。神衣を着た皐月の強さは圧倒的で流子は追い込まれる。自分が鮮血を着こなせないのは、自分の心が原因だと気付いた流子は……。

4. とても不幸な朝が来た
起きてみると朝からなにやら騒がしい。今日は一学期に一度風紀部により執り行われる『本能字学園ノー遅刻デー』なのだ。通学路には無数のトラップ、遅刻をすれば即刻退学。流子はマコに連れられ、地獄絵図と化した本能町で登校を開始する。そんな中、流子たちはひょんなことからクラスメイトの大暮麻衣子(おおぐれまいこ)と行動を共にすることに。3人は力を合わせて次々とトラップを破って行くが…

5. 銃爪(ヒキガネ)
順調に本能字学園の部長たちを倒し続ける流子。その前に現れる一人の男、黄長瀬紬(きながせつむぐ)。黄長瀬は極制服の能力を無効化するミシンガンを操り二つ星の部長をすら寄せ付けない。そしていきなり流子に「神衣を脱げ」と迫る。校内で他の部活部員も交えて大乱闘となる流子と紬。追いつめられた流子を逃がそうと鮮血は自分だけで紬に戦いを挑もうとする。

6. 気分次第で責めないで
皐月の右腕である四天王。その一人、猿投山渦(さなげやまうず)は皐月に直談判し、流子と一戦交える許可を得る。驚異的な動体視力で相手の動きを全て読み取り先手を討つ猿投山、流子はあっという間に追い込まれる。しかし、目さえ封じれば良いと気付いた流子は鮮血を刻んで猿投山の目を塞ぎ勝利を収める。一方負けた猿投山は、皐月にある覚悟を見せることで流子との再戦のチャンスを請う。彼の覚悟とは…!

7. 憎みきれないろくでなし
部活や学業等の成績をそのまま家庭の生活レベルに反映させる。それが本能字学園のシステムだ。マコのせいで最低水準で生活する満艦飾一家だが、彼らはいつも幸せそうだ。そんななか流子は部活制度を逆手にとってマコを部長に任命、『喧嘩部』を創立する。部の成果が上がるほど満艦飾家の生活も向上。大喜びで流子に感謝する満艦飾家。しかしマコは手に入れた生活を手放すまいと次第に流子を酷使するようになり、一家は贅沢に慣れ冷たい人間へと変わっていってしまう。

8. 俺の涙は俺がふく
全生徒が全生徒に対し平等な攻撃権を持ち学園の頂点をかけて争う校内行事『壊惨総戦挙』。その戦いの火蓋が切って落とされた。七日後に行われる『決戦闘兵』の日まで、互いの無事を信じ分かれる四天王。大荒れの学校をよそに、流子はマコと共に亡き父の墓参りへ向かい自らの目的を確かめる。しかしその帰り道、乗って来たバイクが故障していた所を四天王のひとり風紀部委員長・蟇郡苛(がまごおりいら)に助けられる。

9. チャンスは一度
『塔首頂上決戦』。 四天王全員に勝ち抜けば皐月と戦うことが出来る、それが皐月が流子に提示した試合の報酬だった。試合のレベルの高さを危惧する美木杉には棄権を薦められるが、皐月と戦うためだと流子は譲らない。最初の対戦相手は蟇郡。その能力を既に知る流子は、蟇郡へ攻撃を加えずに乗り切ろうとするが、蟇郡は自らを痛めつけることで力を蓄え流子への攻撃を開始。

10. あなたを・もっと・知りたくて
二人目の四天王は情報戦略部委員長・犬牟田宝火(いぬむたほうか)。最小限の戦闘で流子と鮮血の動きを分析する犬牟田。その極制服の力は光学迷彩によるステルス機能だった。しかし流子は競技場の端から全面へ向かって鮮血を変形し犬牟田をあぶり出すが、不利となるや否や犬牟田はあっさり棄権。文化部委員長・蛇崩乃音(じゃくずれののん)の出番となる。マーチングバンドを引き連れた派手で華やかな蛇崩の攻撃に手も足も出ない流子。そんな中、美木杉は「最悪の事態」が起きることを懸念していた。

11. 可愛い女と呼ばないで
蛇崩と戦う流子、鮮血を飛行形態に変形させたことでなんとか優勢に転じる。しかし『アンコール』と称して復活する蛇崩。生命戦維に響く演奏で流子ではなく鮮血を直接攻撃する。しかし流子は受けた演奏を蛇崩に返し逆転勝利する。ついに最後の四天王、運動部委員長・猿投山との戦いを迎えようとした。ところがそこに、片目に眼帯、ゴスロリ服に身を包んだその女、針目縫(はりめぬい)が現れる。

12. 悲しみにつばをかけろ
半年前、針目縫が流子の父、纏博士を襲った理由。それは生命戦維に対抗出来る武器、断ち斬りバサミの回収だった。一身を彼自身の発明品であるハサミで仕留めたが、引き換えに片目を潰されていた。断ち斬りバサミの半分を奪い逃げる縫の後ろ姿を、流子は目撃していたのだ。縫の言動に怒りを覚える流子の攻撃は激しさを増す。鮮血と流子を挑発する縫。理性のたがが外れ力の加減も分別を失い暴走状態に陥る流子と鮮血は本能字学園を破壊していく……!

13. 君に薔薇薔薇…という感じ
全国学園支配を狙う本能字学園では、まだ制圧が終わらぬ最後のエリア、神戸・京都・大阪への大規模侵攻作戦、『三都制圧襲学旅行』の準備が進められていた。皐月は最終作戦開始の報告のため、母、羅暁(らぎょう)が待つリボックス社に向かう。そんな中、神衣での暴走により心に傷を負った流子は鮮血を着られず不登校になってしまう。そこへ元新聞部員・凪田信二郎(なぎたしんじろう)が現れる…

14. 急げ風のように
美木杉のアジトで目を覚ます流子。美木杉が拾った鮮血のスカーフのおかげでバラバラに切り刻まれた鮮血となんとか意志の疎通ができるが、残りのパーツが関西だと知り美木杉と共に関西へ向かうことに。その頃、本能字学園の生徒たちは配布された鮮血を手にそれぞれ三都市へ進んでいた。関西に到着した流子は着々と鮮血の切れ端を生徒達から回収していくが…

15. どうにもとまらない
道頓堀の地下には生命戦維対抗組織『ヌーディストビーチ』の地下アジトがあった。戦闘員たちが臨戦態勢で待機する中、美木杉と紬が帰還する。一方、難波金満高校生徒会長・宝多金男(たからだかねお)の前についに皐月が姿を現す。皐月は宝多が金で雇った戦闘員を気合いだけで蹴散らすが、宝多は負けじと対本能字学園機動兵器『道頓堀ロボ』に乗り込み、攻撃をしかけてくる。

16. 女はそれを我慢できない
鬼龍院との戦いの裏に『人類』や『宇宙生命』といった大きなものが付随してきたことに戸惑う流子。美木杉は「鮮血は生命戦維に対抗するために、纏一身によって作られた流子のためだけの服だ」と告げる。しかし、流子は「鮮血には鮮血の意思がある、戦うだけの戦闘服じゃない」と、鮮血を脱いで戦うと宣言するが…

17. 何故にお前は
本能字学園では、三都制圧により完遂された全国学園支配を祝し、学園理事長である羅暁を迎えての式典『大文化体育祭』の開催が発表されていた。そこで皐月と羅暁を一気に叩こうと考えた流子たちは会場にもぐり込もうとするのだが…。

18. 夜へ急ぐ人
すべては羅暁に裏切りを気取られないための芝居、本能字学園は羅暁並びに生命戦維との戦闘に備え築かれた戦闘部隊だと明かす皐月。幼い頃に死んだ父の志を継ぎ、羅暁の計画を阻止するために長きに渡り画策してきたのだ。原初生命戦維の活動も停止させ、その場を治めるかに見えた皐月だが、羅暁は人間を越えた不死身の肉体を手に入れていた…。

19. たどりついたらいつも雨ふり
心臓を引き抜かれても、なお生きている自分に驚く流子。流子はその身体に生命戦維を組み込まれた、羅暁の実の娘であり、流子と皐月は姉妹だったのだ。流子は衝撃の真実に愕然とする。上空からカバーズに襲われた市民たち、そしてマコまでもがカバーズに吸収され本能字学園は羅暁と縫、カバーズらの手に渡ってしまう。大阪では逃げ延びた四天王はじめ生徒たちとヌーディストビーチが共にレジスタンスとしてカバーズと戦っていた。

20. とおく群衆を離れて
自分の正体を知り傷付いたことで、最早他人の言葉を聞く耳を持たない流子。カバーズのみならず美木杉たちにも刃を向け、神衣も極制服も着ることなく自らの体内の生命戦維の力でビルを薙ぎ払い大阪を後にする。残されたレジスタンスの面々は本能字学園の地下牢に皐月が幽閉されていることを知り皐月奪還に乗り出す。単身学園に乗り込んだ流子は、そこで縫と戦っていたのだが…。

21. 未完成
純潔を着た流子と鮮血を着た皐月、ねじれた運命の姉妹の戦いが始まった。純潔を着ることによる快楽に酔いしれる流子に、純潔を脱ぐよう説得する鮮血。しかし流子はその言葉に耳を貸さない。流子は皐月には鮮血の声が聞こえず二人が意志の疎通を取れていないことを見抜き、皐月を追いつめる。流子は鮮血を切り離しとどめを刺そうとするが、そこへマコが身を投げ出す。

22. 唇よ、熱く君を語れ
怒りに任せ生命戦維を引きちぎり、純潔を引きはがした流子は再び鮮血と合体。縫と自分の決定的に違うもの、それは、自分の周りには「わけのわからないもの」が沢山いることだと言い放ち、縫を圧倒する。ようやく落ち着いて皐月と対面した流子。過去を清算するため皐月を一発殴ろうとするが、その拳を四天王が代わりに受けとめる。それを見た流子は、皐月もまた「わけのわからないもの」に囲まれ守られているのだと気付く。

23. イミテイション・ゴールド
戦線に立ったマコを船に残し、流子と皐月は羅暁を乗せた原初生命戦維を目指す。ふたりを相手に戦う羅暁、しかしその傍らで原初生命戦維から『裸の太陽丸』にカバーズを送り込まれて来る。戦いでぼろぼろになるマコたちだが、その前に三ツ星極制服最終形態の四天王が現れ戦闘を引き受ける。羅暁を追い詰めるふたりだが、縫が全身全霊で作り上げた最後の服『神羅纐纈(しんらこうけつ)』で身を固めた羅暁に圧倒されるのだった。

24. 果てしなき闇の彼方に
『神羅纐纈』、その力は、神衣、極制服に含まれる全ての生命戦維の力を絶対服従させるものだった。最終局面にして流子たちは一切の戦力を失ってしまう。唯一、生命戦維と人間の融合体である流子だけは絶対服従の力が効かなかった。鮮血を脱ぎ流子ひとりで羅暁と戦うも力の差は圧倒的。ついに人類は生命戦維へと化されようとする。しかし、脱がれた鮮血自らが羅暁を攻撃、神羅纐纈を傷つけることに成功するのだった。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 14
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

見るな! 感じろ! そして叫べ!! 「人衣一体っ! 神衣・鮮血っ!!」

2013年10月放送。
全24話+未放送1話(2014年9月3日発売予定のBlu-ray9巻に収録予定。)


【前置き】

「天元突破グレンラガン」を制作したスタッフ達が、トリガーという会社として独立後、初めて制作されたオリジナルアニメーションです。

個人的には、正直この手のアニメは苦手でした。

謎が謎を呼ぶ考察しがいのあるシナリオなわけでもないし、現実にも置きかえられ心に響いて深く考えさせられるようなものでもない。
かと言って、キャラ萌えを全面的に押し出した内容では全くない。

語弊のある言い方をすれば、単純で、勢いだけの時代錯誤的な作品。
子供の頃にどこかで見た記憶があるような、見た後に何も残らないアニメだと思っていました。

しかしなんでしょうね。
視聴後のこの、なんとスッキリした気分というのは…。

「単純に勢いよく、熱く面白いものを描く。」

それだけなのに、妙に心地が良いのです。
これこそ、昨今のアニメでは中々お目にかかれない要素であり、トリガーが本作で描きたかったものだったのでしょうね。


【あらすじ】

父の仇を探す女子高生、纏 流子(まとい りゅうこ)が主人公。

転入した本能字学園で、人知を超えた力を与える制服「極制服」を操る生徒会と四天王、そして学園を支配する生徒会長であり、父の死の真相を知っていると思われる鬼龍院 皐月(きりゅういん さつき)と、激しい戦いを繰り広げていきます。



【論じてみる】
{netabare}
根幹として、1980年代の『少年ジャンプ』のバトルマンガを意識した作品とのことですが、まさにそんな感じがしますね。

そのシナリオ構成に関しても、今のアニメなら2~3話を用いて描きそうな内容を、キルラキルは1話で勢いよく描き切ります。
最初の1話なんか特に展開が早くて、話についていくのが必至で度肝を抜きました。
これも、余計な引き伸ばしがない昔の良さが垣間見えます。

しかも、その目まぐるしい展開の元、画面が動く動くっっ!!!!
動かし方としては3DCGを使う先端技術を用いながらも、一昔前のような紙に絵具で手描きする手法も使ったり、作風に合うようセル画時代の画風で描くように意識もされていたようです。
こういうこだわり方も、とても好感が湧きましたね。

考察も必要無い。
深く考える必要も無い。
制作スタッフ一同からの

『ただ、この熱い展開と画面を見てくれっ!!』

という声が聞こえてくるようでした。
いや、誇張ナシにですよ。

そう、今思えば最初から、ムリに物語に付いて行く必要なんて無かったのです。
この作品は……理解なんてしなくても…そぅ、ただハートで感じれば良いのですからっ!!キリッ
いやホント、誇張ナシによ。


しかしここまでこだわった作画演出となると、途中に目に見える息切れ回が御愛嬌程度にあったりもするのですが、本作ではそれも感じさせませんでしたね。
息切れ時によくある総集編は、本作にもありますが
「なんだ、今回総集編かよ。」
なんて思っていたら、そんな視聴者の視点を分かり切ったかのようなナレーションが入り、オープニングが入るまでの冒頭で総集編を終わらせてしまって、本編では作中でも衝撃の展開を見せてくれました。

あの総集編は、スタッフの都合等では決して無く、衝撃展開をこれから見せる上での過去の内容のおさらいだったワケですね。
ちゃんと視聴者の視点も十分考慮した上で、製作者側が本作を描いているのがうかがえました。


最終話は、放送当日に作画が完成したと聞きましたが、いやはや最後まで全身全霊を見せてもらいました。
神衣・鮮血による、あのトリガースタッフへの煽り文句のような最終回予告に答えた作画班一同に、視聴者から精一杯の感謝を送りたいと思いました。
漫画媒体とは違い、アニメーションは動くという強みを存分に活かした作品でした。


そして忘れてはいけないのが音楽面。

主題歌の中では、1クール目オープニングの「シリウス」が、やっぱり一番熱くて好きでした。
作風にも非常にマッチしてますし、これからもずっと大好きなアニメソングになると思います。

最終回に挿入された時は、「やっぱりキタっ!!」と思いましたね。
挿入歌の「サンビカ」も含め、藍井エイルさんの楽曲をよく聞くようになりました。
CMで見たら、えらい美人さんでしたね。

それと、劇中で挟まれる英歌詞の曲「Before my body is dry」も、作品を大いに盛り上げてくれましたね。
一番印象深い、サビのフレーズ

「Don't Lose Your Way~♪」

和訳すると、

「お前の道を見失うな!」

作品を見た後だと、更に心に響きます。
{/netabare}



さて、本作はストーリーに関して色々と突っ込むよりも、勢い抜群で個性豊かなキャラについて語る方が正しい気がするので、ここからは中でも特に好きなキャラクター3人を上げたいと思います。

【満艦飾 マコ(まんかんしょく)】
{netabare}
流子ちゃんの友達であり、個人的に本作の重要なキーパーソンだとも感じています。

決して無理矢理ではなくても怒涛の展開が続く作中で、シナリオの本筋には(ハッキリ言ってしまえば)どーでもいい存在ですが、毎話ハレルヤのBGMとともにマコの破天荒な言動が続く独壇場シーンは、小休止であると共に清涼剤のようでした。
途中に一度、一瞬ジャミラ(ウルトラマンの怪獣)になったシーンは笑ってしまいましたよ。

あの可愛くコミカルな演出、とんでもない貧乏をものともしない家族も含め、私は見ていて楽しかったです。
てかあのコロッケ、本当に美味しいのか…?


終盤、再び喧嘩部部長の姿で登場した時はテンション上がりましたね。
ただ、通常形態と比べ全ての数値が「0」⇒「9999」になっているように見せて、よく見ると頭脳だけ「0」のまんまでしたね、アレ。

そうそう、

「まんかんしょく~~~っ!!!」

って常々言ってた蒲郡先輩との妙なフラグにも、最後らへんはニヤニヤして見てました。
なんだかんだ作中で一番可愛い気がするもんね、分かるぜ蒲郡先輩。
{/netabare}


【針目 縫(はりめ ぬい)】
{netabare}
可愛いで言えば、その可愛い声を全面に押し出した田村ゆかりさん演じる針目縫も好きでした。
闘いの最中も、その圧倒的強さを見せながら終始笑顔を崩さない。
ってか、その大口を開けた笑顔が基本一切変わらない。

初登場時から、底が見えないあの圧倒的な戦闘力。
物腰や口調も柔らかく、加えて一人称はボク。
昔に見た、「私の戦闘力は53万です」的な、あのお方を彷彿させるかのような絶望感を味あわせてくれました。

だからこそ、表情が崩れたり声を荒げたりすると、また余計に印象強く残りますしね。
田村ゆかりさん、今作でも名演技でした。
{/netabare}


【美木杉 愛九郎(みきすぎ あいくろう)】
{netabare}
学校の先生であり実は反政府ゲリラ「ヌーディスト・ビーチ」に属する、美木杉先生も個人的に大好きですね。

当初は、平凡を装っているが実は「常に服がはだける自己陶酔イケメン」という、どっかの南さん家に出てくるキャラ設定のように思っていました。

しかし後半、「ヌーディスト・ビーチ」本来の正装に戻ってからというもの、想像をはるかに超えた脱ぎっぷりを見せ…、いえ…魅せてくれました。

しかも、なんかず~~~~っと3ヶ所光ってるっ……。。。。

途中誰もツッコまなかったけど、マコのお母さん無言でメッッチャクチャ見てましたよねアレ。
(下の光ってる部分を。)

こんな常軌を逸したキャラでも、それが作中に普通に収まってシリアスに話を進行させる役回りだというのだから、お笑い草ですね。
勿論、良い意味で。
{/netabare}



【総評】

当初は、まだ苦手だった気分も手伝い、勢いだけの演出に少々退屈だった時もありました。
しかし、その勢いがクセになりだし、頭をカラッポにして見れ熱くなれた終盤は、存分に楽しませてもらいました。

最後が一番面白い作品って、やっぱりスッキリしていいですね。
半年間、本作を見続けることが出来て良かったです。

次は、人気作だけど苦手意識があって見ていなかった「天元突破グレンラガン」も見ようと思います。
4~6月中に見るつもりでしたので、ノルマとしてはもう今月中しかない。
休日に一日使って一気見ってのも良いですね、楽しみです。


ではでは、読んでいただいて、ありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『満艦飾マコ』声 - 洲崎綾さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『満艦飾マコ』声 - 洲崎綾さん


以下、どーーーでもいい決意表明なので〆ます。
{netabare}

さて……、今後私に、もしセーラー服を着る機会があるとすれば、

「人衣一体っ!!! 神衣・鮮血っ!!!」

と大声で叫んで、着たいと思います。


無論その時は、縞模様の下着の装着も辞さない覚悟である。
{/netabare}


↓決意表明その後↓
{netabare}

上記の希望の名の元、私は友人♀に


「セーラー服と縞模様の下着一式を、俺に貸してくれ!!」


という旨のメール送ってみました。


返事には、


いつもとは裏腹に、とても優しい文面で、


心のケアを促す内容が記されておりました。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 51

70.9 3 学園で生徒会長なアニメランキング3位
桜Trick(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1121)
5713人が棚に入れました
廃校を三年後に控えた高校に通う春香と優。二人が、互いを「特別なもの」とするために行った「キス」は二人の関係をより深めていく…。楽しくも切ない女の子同士の青春。甘酸っぱい気持ちをあなたに届けます!

声優・キャラクター
戸松遥、井口裕香、相坂優歌、五十嵐裕美、渕上舞、戸田めぐみ、藤田咲、麻倉もも、遠藤ゆりか
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

Exposure

原作は未読です

他のレビュアー様のレビューを拝見し
百合色の強い作品という認識をもって
録り溜めていたのをイッキに視聴しました

自分自身
百合というものについては
「ゆるゆり」や
「レールガン」の「くろこ」ちゃんくらいの耐性レベルしか持ち合わせていなかったので
どんな内容なのか
少々懐疑的でもあったのですが

やっぱり
前半はついていけず
何度も視聴を断念しそうになりました


内容は
かわいい女子高生の学園日常系といった感じで
結構ほのぼのとした感じなのですが

そんな日常的な流れから
毎話繰り返される
“キスシーン”への急展開

これ
“キス”・・・なんて
ブルジョワなレベルのものを通り越して
(なにがどうブルジョワなのかわかんないけど^^)

“ちゅー”ですよ“ちゅー”!

しかも濃厚な“べろちゅー”

某○語シリーズの「○○ヶ原」さんも大好きなべろちゅーなんですよ~^^

しかも
いっちょまえに
喘ぎ声というリップサービス(?)までついてやがる(怒

ちょっと緩めの日常のお話が
突然
ちゅー(しかもべろちゅー)という
“生産活動の一歩手前”にまで
発展してしまう異常さ

でも
序盤こそは
そんないそがしい展開についていけなかったものの
中盤あたりからはだんだんと慣れてしまって

しまいには

そろそろちゅーかな~

{netabare}おぉ!・・・・・・^^
舌入れてやがる・・・・・・^^
そうそう!そこからイッキに!・・・・・・^^
ちっ・・・イマイチだな・・・・・・^^;{/netabare}

などと
どっかのエロオヤジみたいに
じっくり観察することもしばしば

これだけ極端な展開であっても
そんな状況に毎回“晒され”てしまうと
人間って
自然と順応してしまうものなんですね(私だけかも)

恐れ入りました


それよりも
そんなたくさん出てくる“ちゅー”のシーンなのですが
なにも根拠もなくちゅーをしているわけではありません

ちゅーのほとんどは
主人公の
「高山春香(たかやまはるか)」ちゃんと
友達の
「園田優(そのだゆう)」ちゃんの間でなされているわけですが

ちゅーが二人の関係を繋いでいるようなもの

それは
恋愛という関係というよりも

友情・・・
それも少しばかり独占欲の強い友情からくるものであること

はるかちゃんがゆうちゃんに対して
自分が特別な友達でありたいという願望からなのです

だから
ちゅーは
自分とゆうちゃんとの間に
{netabare}他の子がしないようなことをしよう{/netabare}
っていう
ちょっと行き過ぎた友情の証

見ていて思ったのは
ちゅーそのものは対等に見えるのに
普段の行動や
ちゅーにいたるまでのシチュは明らかに
はるかちゃんがリード役になって
ゆうちゃんがなんとなくふらふら揺れ動いてるって感じ

たまに
ゆうちゃんが他の女の子とイチャ付こうものなら
はるかちゃんの嫉妬心が
炎のごとく燃え上がるっていうお決まりの展開です

そんな嫉妬深い性格に愛想を尽かされ
ゆうちゃんに{netabare}「SBJK(嫉妬深い女子高生)」{/netabare}とまで皮肉られるほど

とりあえず
最終回でようやく
お互いが{netabare}「好き(なのかな?)」{/netabare}ということを意識してたようです


でも
よくよく考えたら
こんな展開って
百合作品の要素のひとつなのでしょう

単に
女の子同士が好きになって
ちゅーして
ナニしてっていう
ビジュアル性重視の単純なお話なんかでは
(それはそれで大好きという人もいますね)
見る人ほとんどがドン引きしてしまう

磁石でいうところのN極とN極を
無理やりくっつけようとしてるところを見せられても
見てるほうは
不自然なものにしか感じない

それは
女の子同士であってもしかりなんですが

それじゃあ
片方の女の子を男の子っぽくしてみたら・・・

それもそれでありなのですが
普通に見てたら
結局は女の子同士の恋愛劇にしか終始しない

ノーマル(?)な視聴者にも受け入れられる百合展開って
やっぱり
バランスなんですね


プラスがあってマイナスがある

明があって暗がある

陽があって陰がある

凸があって{netabare}モリサマ・・・じゃなかった^^;
凹がある{/netabare}

陽子があって電子がある(イミフです)

お酒があって肴がある^^

お互いをバランスよく繋ぐ関係・・・

お話の流れでいったら
“押し”のはるかちゃんに対して
“引き(抵抗)”のゆうちゃん

バランスの取れた二人の関係を
ちゅーという行為で表現したっていう感覚なのかな


ちゅーそのものは少々強引という印象はありましたが
各お話毎の
ちゅーにいたるまでの展開には
ある意味説得力を感じてしまう作品でした


ちなみに
ちゅーをたくさんすると寿命が5年ほど延びるって
なにかのテレビ番組で紹介されてましたが
私は
ちゅーのシーンを見るとドキドキしてしまって
それだけで
寿命が縮まる思いをしてしまいますね~

投稿 : 2024/07/06
♥ : 37
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

百合百合じゃのう…【追記】

日常アニメ定番のきらら枠が今期もやってきた!
と期待して衝撃を受けた方は多いのではないでしょうか。
でもOPのイントロから「これは百合成分の高い作品です」と言ってくれます。OP見て「合わないかも」と思った方は正にその通りなので回れ右をしましょう。


お話としては、主人公の春香ちゃんと優ちゃんが毎回何らかの流れでキスをします。
ガチの百合ものだと、葛藤とか苦悩とか、そういったシリアスな雰囲気が少なからず漂うものだと思ってましたが、桜Trickには今のところそういうのはありません。女の子同士がひたすら仲良しで、キャッキャウフフ♪なキマシタワー空間の甘さが凄まじいです。

主人公の春香ちゃんは中々変態チックな妄想をしますが、わりと嫌いじゃないです。いつも何度でも優ちゃん優ちゃんって恋人みたいに言ってるんです(あ 恋人か)。変態主人公もこれまた悪くない。

ただ、お話はやはり出オチ感があります。キス以外目新しいエピソードがあるかと言ったらそんなに…。物語に起伏はないし、AパートBパートぶつ切りで、繋がりも特にないのが残念。演出と背景も絵巻物みたいに記号的です。シャフト?のような演出もちょっとくどい。心理描写がもう少し丁寧だともっと引き込まれるだけどなー。

でも毎回何だかんだで、彼女達の百合百合っぷりには「ま、細かいことはいっか☆」と思って見てしまいます。これがキマシタワーの力だというのか…。




【追記】

そして気付いたら全話視聴してたござった。
いえーいキマシアニメ堪能しちゃったぜひゃほーい\(^o^)/

一息付いたところ…全話見ても1話と印象は左程変わらなかったのが率直な意見です。女の子同士がキスしまくるスタンスは終始変わりがありません。いやね、あちら側の本人達はきっと幸せでしょうが、第三者である視聴者からするとその光景に疑問を持つのが普通なんですね。でも桜trickは疑問に応えてくれるばかりか、それがさも当然のようで躊躇の余地がなかったのが、ある意味新鮮だなと感じました。
ただ「特別な関係」に対して本人達も一歩引いて考えてみる、「普通だったらどうなんだろう?」と一般人の立場になってみる、そんな私たちも入り込みやすいシーンがもっと多くあったら、視聴を脱落する人も少なかったのかもしれません。

所々心理描写でもいいシーンがあるんです。
{netabare} 春香と優がお互いを意識し出してすれ違う回が良かった。ようやくこういう話が来た!とぬか喜びしました。でもこの話が終わるとまたいつもの状態…あっさりなんですね。さっきの2人の葛藤は何だったんだ笑
桜trickで外せなかったのが優の姉美月会長。
会長は春香への複雑な想いを自身でも理解出来ずに、ずーっと悶々していて、終盤になってようやく「私は春香さんのことが好きなんだ」と気付きます。会長の春香への想いをやっと伝えることが出来た最終話は切なくて良かった。「今度はアクシデントじゃないわね」のデコチューは本編で一番綺麗なキスのように感じました。
会長の自問自答が面白おかしく描かれているのもあって、特に疑問を持つことのない妹の優よりも、よっぽどラブコメをしていましたね。会長がヒロインで良かったかも。{/netabare}
ふと心が揺れる描写自体はいいものの、乱発されるシャフト的な演出がどうにもこうにも苦手で、話が流れから途切れてしまいそうでした。キスシーンだけでなく演出にも力を入れて欲しかったです。


主人公の春香はもてまくりです。でも彼女は愛する人の為に奔走し奮闘する。着いて行けない妄想もよくしてましたが、ただひた向きで真っ直ぐな姿は素敵でした。春香を愛した人たちはそんな彼女の強さや心優しさに惹かれたのでしょうね。
しかし、春香がどうしてそこまで優を好きになったのかが謎でした。そこらへんも説得力を付けて描いて欲しかったなあ。


こんなレビューをするくらい、私は「桜trick」に引き込まれていたのでしょう。目新しい作品が見れて妙ちくりんな経験をしたのだと信じたいです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 32

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

百合の定義を言語化してくれました。キスシーンの唇の粘度がいい。

 キララ系の女子だけキャッキャうふふの日常系かと思いきや…ですね。非常に百合百合してます。百合百合度だとトップクラスではないでしょうか。それがキスですね。

 親友であり特別である証としてキスをしあう仲、という関係性って都合のいいように見えて、実はリアリティを感じます。
 性愛の芽生えと友情が深まる時期のマインドとして、恋愛を意識しないでべったりといつもくっついている女子同士というのは結構よく見る気がします。思春期の一過性の同性思慕ですね。
 その特別の関係の象徴としてのキスというのが妙に納得がいきます。私は女子ではないのでリアルかどうかわかりませんが、妙にマインドが生々しい作品でした。

 で、そのキスシーンです。この時の唇の感じとか表情とか手の位置とか足の絡み合いとかそういうのが、非常に生々しいです。正直エロ漫画もちょっと見習えと言うくらい素晴らしいと思います。
 肉体性があるというだけでなく、その時の唾の味とか吐息の香りとかそういうのまで写し取ったような作画はちょっと他の百合ものではあまり見ません。唇の粘膜の粘度を感じさせるこだわりの作画に注目です。

 総作画監督は坂井久太という人らしく絶対女性が作画をやっていたと思ってたのにおかしいなあ、と思って、今回性別を検索したらやっぱり女性らしいですね。わかります。

 ついでに、原作者も調べたらやっぱり女性でした。納得の生々しさでした。

 絶対シャフトだろうと思うとスタジオディーンでした。妙にシャフト演出に似ているなあとおもったら監督・絵コンテの石倉賢一氏は「ひだまりスケッチ」「まりあほりっく」の絵コンテ・演出の方でしたね。エフェクトとか動きは少ないけど面白い作画は、非常にシャフト的でした。

 シャフト的であるということは間(ま)が良いということで、単調な話ですが、毎話面白いのは大したものでした。髪飾り等でキャラを記号化させる演出が特徴的でした。

 最終回のお姉ちゃんの絡み方については伏線回収とも取れますが、どうでしょうね?ストーリーとしては面白いし、ヒロイン春香の自覚と言う点で効果的でしたけど、若干引っ掛かりはありました。もうちょっとお姉ちゃん視点でそのにおわせがあった方が…うーん、あったのかな?私は過保護に見えてました。読み取りが浅かったかもしれません。

 ということで、ジャンル「百合」で言えば、これ以上ないくらいの百合でした。レズビアンと百合との差はここにあるのかなあ、という気はします。
 20歳越したレズビアンについて、私は百合というのに違和感がありました。それを言語化し、百合とは、女性同士の思春期の親友と恋愛の境界線の曖昧な時期の精神・肉体を含む交流という定義をしてくれた作品のような気がします。
 つまりレズが精神的であっても肉体的であっても性愛・恋愛であるというのと、百合とは違うということですね。友情と恋愛の未分化な状態を百合と定義したいです。たとえ本作以上のハードな肉体的な交わりがあっても内面の問題ですね。自分勝手な定義ですけど。

 と言うことでストーリー、キャラが素晴らしいです。最終回のちょっとした違和感があるのと、ストーリーそれ自体は単調なので、それぞれ4.5とします。作画というより演出とキスシーンが素晴らしいです。本来的な動きという評価でないのでやっぱり4.5にします。
 音楽は…OPEDいかにもきららっぽい感じがちょっと安っぽかったかなあ。ここに独自性があれば作品としてもっと良かったのに、と思います。3.5とします。
 声優さんはキャラに引っ張られますので、4にしておきます。


 なお、桜の花ことばは「精神美」「優美な女性」「純潔」ですね。本作はこちらの意味よりも桜吹雪であり、時間の流れの表現でしょう。ですが、ちょっと花言葉も百合の精神に重なる気もします。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 8

82.0 4 学園で生徒会長なアニメランキング4位
やがて君になる(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (670)
2475人が棚に入れました
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──。「私、君のこと好きになりそう」

声優・キャラクター
高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣、市川太一、野上翔、寺崎裕香、小原好美、中原麻衣、森なな子、小松未可子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真面目な百合アニメ、、、いや、青春群像劇かな。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
これまで観た百合アニメでは、トップレベルに面白かったです。

私は基本的には「ほら~。女の子同士がいちゃいちゃしてるなんて萌えるだろ~」みたいな百合モノは苦手なんですが、本作は、心理描写がメインであったこともあり、そういう部分で楽しめました。

逆に言えば、ライトなノリの微百合モノや、エロ系の百合モノが好きな方には、あまり合わないかもしれませんね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
百合というより、同性愛。

それに対して、かなり真面目に描いていると思う。

ただ、そういう「同性愛」という部分とは別の、「闇(病み)」「歪み」がそれぞれのキャラにあって、独特の魅力があった。

侑は「誰も好きになれない」。七海は「誰にも好かれたくない」。槙は「他人の恋路を楽しむ」。紗弥加だけがシンプルに「同性愛の悩み」。

彼ら彼女らは、それぞれが主人公に成り得るだけの魅力が、深みがあるキャラクターだった。だから、本作は青春群像劇なんだと思う。恋愛の悩みの裏にあるのは、アイデンティティの確立。まだ「何者かになりかけている」彼ら彼女らだからこその、輝き。

原作者は百合作品を描く理由として、(Wikiから引用)「{netabare}人を好きになる気持ちがあまりにも当たり前で説明不要なものとして描かれている作品を自然に受け入れられなかったが、同性愛を題材とした恋愛作品には、相手を好きになる理由や葛藤、あるいは理屈をねじ伏せてしまうような強い関係性が描かれていることが多く惹かれていった。{/netabare}」と述べている。

世の中にある大半の作品は、「人は恋愛するもの」「恋愛は正義」という前提に立ち、「どう恋愛するか」「誰と恋愛するか」を中心に描くが、本作は「そもそも恋愛する必要があるのか」という根底部分からの問題提起をしている。この点は特に面白く、本作がただの百合萌えアニメと一線を画している最たる点だろう。

そんな「自分を確立できていない」登場人物達の中でも、アニメで描かれた範囲では七海が魅力的だった。

自分のことが嫌いだから、そんな自分を好きになる相手のことは嫌いになる。でも、自分のことは誰かにさらけ出したい。さらけ出して嫌われたら嫌だし、さらけ出したして好きならたら、それも嫌。

つまり、もし自分のことが好きになれたら、自分を好きになる相手のことも好きになれる。メンドクサイながらも、可愛い女の子。

完璧な姉に憧れ、そんな姉が死に、家族や周囲は沈み、だから姉自身になろうとした。

このあと、七海はどうなるのだろうか? 死者(姉)は成長しない。生者(七海)は成長し続ける。だから、いつか必ず姉に追い付き、追い越さなければならない日がある。その時、初めて七海は「君」になる。つまり、これはある種の「姉殺し」の物語である。

物語は、かなり良いところ(中途半端)で終わる。最後、生徒会劇までやらないのは意外だった。普通なら「放り投げるなよ」と評価を下げたくなるところだけど、本作に関しては「これもアリ」だと思った。

原作連載中のアニメのラストは主に3パターンで、Aアニオリにして完結。B俺達の闘いは続く。Cキリの良いところでキッチリ終わらせる。

Aはうまくいけば好評、下手すれば大バッシング。Bは大抵叩かれる。Cは一番良いが、尺の問題で毎回できる訳じゃない。

本作はBの俺たたエンドだと思うけど、なぜ腹が立たないかというと、①繊細なテーマだけに、下手にいじってほしくない。②最終話までに丁寧に心理描写を重ねてきたから、十分に行間を読める(満足できる)。③最終話の気合いの入った作画や美しい挿入歌といった演出が見事で、単なる日常回にある程度のカタルシスを持たせたアニメスタッフの手腕。 などが、重なったからだと思う。単純に2期を観たいし、2期やらんなら原作読みたい。良いラストだった。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
本作は百合アニメだが、登場人物達は同性愛以外にも悩みを抱えており、同性愛の要素を除いたとしてもなお、魅力があるキャラクター達だった。特に七海はメンドクサイながらも可愛い良ヒロイン。

本作の凄さは「そもそも恋愛ってする必要あるの?」という根底からの問題提起。そして、ある種の「姉殺し」とも言える成長ストーリー。

ラストも深みがある「俺たたエンド」で、2期が楽しみになった。
{/netabare}

【余談~優秀な兄、姉に持つ気持ちの、性差?~】
{netabare}
七海が、「姉になりたい」と言った時、「きっと作者は女性なんだな」と思いました(勿論、他にも女性らしい視点は多々ありましたが)。

私にも優秀な兄がいるので、七海の気持ちは半分理解できます。確かに兄には憧れましたが、どちらかとライバルで、追い越すべき存在でした。これが10歳も違えばただの憧れだけど、1~3歳なら、下手すりゃ勝てるしね。けれど、特に小学生くらいの数年間って、スポーツにしろ勉強にしろ遊びにしろ、絶望的な差があって。周りからは「兄貴と同じ年になったら勝てる」と言われたけど、それじゃあ嫌で。あくまで、「今、対等な条件で」勝ちたかった。それが、男兄弟の一般的な感覚だと思います(多分)。

だから、「姉になりたい(同化)」という欲求は、共感はできないけど、なんか、「女性っぽい」と思いました。女性って、お揃いとか女優が使ってるコスメとか、好きだしね(多分)。

と、ここまで書いて、原作者が男性だったらどうしよう。まあ、だったら「女心が分かる素敵な男性」ということで(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
侑の視点(オウンビュー)が多用されるってことは、侑に感情移入しながら観てほしいってことかな? これは男子君、可哀想だな~。普通にいけるって思っちゃうよな。てか、これでありがとうって、この男子君、人間出来すぎだよな。百合なんだな~。完走できるかな?

2話目 ☆3
沙弥香さん、完全に嫉妬闇落ち要員くさい(笑) ここでキスかあ。意外と展開早いな。侑の性格というか、性根が独特ですね。

3話目 ☆3
アカリの方がちゃんと恋愛っぽい。七海がやけに可愛らしく迫ってくるし、侑の塩対応が男前だな。その演説は、、、悪目立ちしないか(苦笑)

4話目 ☆4
剣道やろうよ(笑) この学校の生徒会役員は、会長の任命なんだな。台本に七海がいたな~。七海はいつも発情してるな~。ソッコーで見られてますやん(笑) 槙くん、実は腹黒い? 槙くん、攻めるな~(笑) 槙くん、サイコパスやな~。

5話目 ☆3
小説で、ひと波瀾? ウチくる? 七海が完全に負けてるな。

6話目 ☆3
ついに、沙弥香の怖さが表に出てきた。なんかこう、難しいな。歪んでる感じだな、お互いに。

7話目 ☆4
沙弥香さんはガチだからな~。現文なんて、やることない、確かに(笑) 歪んでるな~。大人の百合カップルだな~。LGBTのことに、(多分)真面目に踏み込んでいる感じがなんか良いね。

8話目 ☆3
これ、本当に「今」となっては、なんだろうな。紗弥加さんの、怖さよ。七海がまた、怖いな、やっぱり。

9話目 ☆3
喫茶店のお姉さん、素敵だな。あれ? 惚れた?

10話目 ☆3
嫌われない一番の方法は、好かれないことかな。私も遊びでいくつか書いたことあるけど、わりと難しいよね。「なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き」って感じかな。

11話目 ☆4
着替えのシーンが、やけにリアル(いや知らんが)w 姉さん、全然タイプ違うんだな。姉になりたい少女が頑張った結果、似てないとか、酷い話だよな。

12話目 ☆4
この脚本、うまく出来すぎだよな(苦笑) かなりすごく甘えちゃう。これ、男と女なら、批判されてるのかな?

13話目 ☆4
水の表現、良いね。お、踏み込んだ。電車の隙間から景色見えるところとか、めちゃリアル。レズビアンやバイセクシャルじゃなく、女性と付き合うという立ち位置なわけね。劇で終わらせず、放り投げたな。原作連載中で、アニオリラストにするより、行間を読めってことか。タイトル、「やがて君になる」じゃないんだ。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 53
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それでも、向き合っていくんだ

高校1年生の小糸 侑が、好きという感情に向き合う作品。
{netabare}
本作は百合作品です。それは作品が七海 燈子という人物に、主人公へ告白させたから。
ですが、同時に、本作は百合というジャンルの中にありながら、恋愛対象への「好き」という感情を解き明かしていくことがテーマになっていると感じました。

それは小糸侑という少女が、高校1年生で人を好きになるという感情が「わからない」としたからです。

1話の例を出せば、侑は、卒業式に中学生時代の男子に告白されていた状態から始まります。高校生活が始まっても、彼への返事を出せずにいました。
さて、1話の内容そのまま書いてしまいそうなので、詳細は省きますが、
要は、侑にとって、男性に告白されようが、同性に告白されようが、彼女は好きがわからない、
もしくは、侑いわく、少女マンガやドラマみたいな、きらきらしたものがないと、感じているのです。

彼女にとって、きらきらと、好きと言ってきた相手に感じてしまう心こそが、彼女のイメージしてきた、「好き」なんですが、
現実ではそんな事はなかったことが、彼女の疑問を生むことになります。

また、「好き」というテーマを、燈子という、同性愛の視点から、男女の垣根を越えたテーマとして、扱ってしまっています。
燈子という、「好き」がわかってしまった側の侑へのアプローチによって、侑はどう「好き」を考えていくか?

「好き」を考えることと、燈子を好きになるかは別の事です。
これが好きってことなんだと、燈子の行動をみてわかったと感じるのではなく、
彼女の疑問の初期衝動、好きといわれた人に、その時にきらきらを感じない。その感情を大事にして欲しいなと思い、期待してみさせていただきます。

PS.百合作品はあまり好きではないので、燈子が侑に何かするたび、これは、
友人のやり取りとしてなのか、それとも思い人へのやり取りとして、正しいのか、
困惑しつつ、セーフ、アウト・・・セウトな感じで見ています。

【恋に恋して、人に恋せず】
{netabare}
どこかで侑の気持ちにわかるところがあるなあ、と感じていたんですよね。
彼女、恋に恋してたんですよ(と解釈してみました(我ながらチキンな))。
中学生までの侑は、恋愛に対し、素敵な理想を描いていたのでしょう。
「結婚したいなあ~」という言葉は必要に駆られてる面がありますが、
「恋愛したいなあ~」という言葉は心を満たすものを求めているんじゃないかな。(侑が言ったわけではないので、あしからず)

心が満たされるもの、それって自分の満足感のためにあって、お相手がいない。
恋愛をすれば満たされると思っていた、中学生時代の侑はお相手と関係をつくる事は考えていなかった。

それが、男子に告白されて、恋愛というものが、お相手がいて、自分がお相手をどう思うかがあって、自然とだれかに与えられるものじゃないと気付いた。
そう考えると、かなり身近な事で侑は悩んでいるのかもしれないと思えますね。

{/netabare}



{/netabare}


【2話以降から11話付近までの話】
{netabare}
やはり最初にえ?と来たのは、七海さんによる「好き」の再定義の回からかなあ。
「好き」が暴力的だとしているのに小糸に「好き」を使う七海。つまり、作り手も七海も、暴力的自覚を持ちつつ「好き」を小糸になげかけていること。
作品内での個人の言葉の再定義という、七海の性格の歪みの演出がエグい。そして好きをあえて使う七海がさらにきつい。七海を支配しているのは優しさではなく、暴力的な愛と捉えました。

それに対比するかのように、小糸の七海への感情は優しい。七海が小糸を、優しいと言うのは、ある種
正しいと思います。
七海が嫌がるから、七海に好きと言わない小糸。七海の中では暴力的な言葉で、それを使わない小糸は、確かに暴力的ではないわけです。
その定義を当てはめて見ていくと、小糸は七海を好きになっていくにつれ、暴力的にみえるわけです。
でも、この描写、自分ルールを自分の好きな人、もしくは自分が好きな人におしつけている(特に、小糸が七海の事を軽く好きといっただけで、態度をこわばらせたシーン)ので、七海が自己中、暴力的なことから、好きになれないんですよね。
そういう演出なんだけどね!
そんな暴力的な七海を、小糸が好きになっていくのを見て、小糸が暴力側におちていくようで、見ているのがつらいんですよね。
七海はゆうの優しさを利用しないでよね!プンプン


そして、七海が誰にも譲れないと考えていた、お姉さんになるという思想。この考え方はもう真っ向から嫌いだったのですが、かわいそうともとれます。
七海という人が生徒会活動を通して、どう変わっていくか、それもこの作品の楽しみです。
七海の姉の人物像が揺らぐストーリーが来たとき、やっぱ作り手も全て考えた上だったんだなあと、安堵しました。
{/netabare}


まとめ【12話感想含む】
{netabare}
侑があのスタンスの強い姿を見せることがこの作品のラストであるのは実に良かったと思います。

人物を最終的に整理すると、
見せ掛けの姿が強く、内面が弱い燈子。他人になろうとするのも、好きを侑に言うのも、弱いから。燈子が他人になろうとするという思想を打ち砕く侑という構図にしたことでおのずと作品のメッセージがわかると思います。

好きな人の心の中に自分を置こうとしなかった沙弥香の、性格のささやかな変化。嫉妬心などの醜さを内包しつつ、ささやかな燈子との進展で喜びを感じる描写で少女性をギャップで強調したのかな。

誰も好きになれないと思っていた侑を第三者(槙)的目線で見たときの変化。誰かを好きになることが無い槙君が普通じゃない側の人間として侑がもう好きを知っていると判断した事からも、侑は普通の子であり、侑の好きは普通の恋心を描こうとしていたと思います。
侑と沙弥香で、燈子のすることに対して、否定と肯定によって二人の性格の明確な差別化がされました。また、好きであるから生まれる欲求の差、相手に幸せな方向に代わってほしいと思う侑と、相手のすることを許容し、相手に受け入れられたいと思う沙弥香、燈子が好きであるのは変わらないのに、欲求や行動のベクトルが違う事がはっきりと出ていて、キャラ立ちという意味でよかったと思います。
侑に関しては、最初のきらきらとした恋愛に対する憧れを失っていないような終わり方だったのでそれはよかったと思います。燈子の好きに始まる恋愛に対する考えが、自分を守ったり利益を得るための自分勝手なもので在るとするならば(同時に、相手の変化を許さない事まで含んでいる)、侑の恋愛像はその逆であり、相手に変化を求める最終回はまさに二人の恋愛観が対立しうるものであることを表現していたと感じています。


{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 51
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

特別への欲求たる青春を百合で描いた作品

世界観:6
ストーリー:8
リアリティ:7
キャラクター:8
情感:7
合計:36

<あらすじ>
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、
中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。
そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。
燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──
「私、君のこと好きになりそう」
(公式サイトより)

今期はシーズン中の作品を、評価が高い噂があるものを積極的に視聴する試みをしており、7話までの時点で引っかかったので視聴を開始した経緯です。
(前情報では百合物(しかもガチなやつ)といったものであり、一般受けはしないだろうに、それでも評価されているようだということで興味がわきました)

先に結論から言うと、とても面白かったです。
私は恋愛物自体あまり得意ではないので、そこにもハードルがあったと思うのですが、それを乗り越えてきました。

{netabare}1話では、主人公の侑が生徒会の手伝いをすることになった経緯で、たまたま、自分と同じく恋愛の感覚がわからないという先輩の燈子に、自分が回答できていない告白の答え(お断り)について相談して、その場で相手に電話することになり、その直後に燈子から「好きになりそう」と告白されるというやや唐突な話で、よくわからない状態のまま、続く2話でキスもしてしまうという展開はとっつきにくく、{/netabare}1話か2話で切ってしまった人もいるのではないかと推測されます。

この、燈子が恋をした理由というのは後ほど説明もできるものとなるのですが、それはそれとして、続く3話あたりまで見ると、この作品の美しさであったりユーモアであったり、私の重視する心情描写やリアリティが結構しっかりしているので継続視聴する気になりました。

キャラデザは正直、そんなに魅力を感じていません(途中、数話で作画崩壊しないか心配になりましたし)。しかし、多くの場面では綺麗に描けていますし、目や表情を多用した心情描写があり、違和感はなくなりました。背景作画は今期の作品の中で上位ではないでしょうか。キャラデザについて、原作者及び原作ファンのために徹したように感じられたのが、(私は原作を知らないので、ネットの画像検索でいくつか見ただけですが)嬉しく思えました。

作画崩壊してしまったりすれば、原作者はもう絶対アニメ化したくない程トラウマになりそうですし、ファンも悲しいですからね。

良かったのは恋愛の機微の部分。{netabare}私は3,6,7,12話を優良回と評価していますが、このあたりは素晴らしかったです。何というか、恋愛の対象は異性である必要があったのだろうかとか、人生のパートナーに選ぶべき、気心が知れて、信頼ができる人物が同性であった場合、その関係を否定するほうが難しいように思いました(もちろん、生物学的に二人の子供ができないという面はありますが)。

学生間の恋愛をテーマとしてリアリティのある綿密なものを作ろうとすると、男性は若すぎてしまうんだろうなとか、精神的な繋がりを求める関係を純化すると、女性カップルというのが自然なんだろうなとか思います。

本作を見て気づいたこととしては、世のアニメの多数は二十にもならない学生を主人公にしていて、その世代の価値観(青春)を描くとすれば、普遍的なテーマのひとつになるのが「特別になること」だと思います(今後、私は「特別欲求」と言おうと思います(笑))。自分が好きな人の特別になること(⇒恋愛)、自分が友達や誰かの特別になること(⇒親友や承認)、自分がなりたい自分になること(⇒自我、自尊心)、自分がやりたいことで自立すること(⇒進路、専門分野での成功)といったように。

6話で燈子が侑の言葉に折れず、「死んでもそんなこと言われたくない」と突っぱねるシーンがあって、個人的に好きなシーンです。燈子には恋愛だけではない、特別欲求があって当然なのです。そして、人物描写としても、燈子はその特別な自分を認められることで、自分を支えている人間だということも見えてきます(人間には、譲れない物があったりします)。

続く7話では、侑と燈子の関係を快く思っていないように見えた沙弥香の回で、彼女の境遇と心情描写が加わることで、大幅に深みが増しました。本作は伏線的なカットや、巧みな心情描写が多く用いられており、このあたりではストーリー評価が9点にまで上がっていました。

情感面。泣ける作品はそれだけでも評価を上げる要素になりますが、化学調味料による泣きではない、なぜ泣いているのか説明がうまくできない涙が流れる作品のほうが好みです。本作は様々な演出が幾重になっていることによるためか、特に泣かせようとしているように見えないシーンでも涙腺を刺激されることがあり、充実感も大きかったです。(これが「尊さ」なのか?)

9話、11話で作画が危うくなって声が浮いているように感じたところがあったり、物語が若干停滞したことで少し評価が下げてしまいましたが、{/netabare}7話時点で今期の覇権だと思ったほど、見応えのある良作でした。

OPも物語の進展につれて良くなり、しばらくはYoutubeで聴いていましたが、その後、デジタル音源を購入しています。

ということで、恋愛物の苦手な私にしては高評価です。百合が苦手な方も、リズ青が好きな人はストライクゾーンに入る可能性が高いと思いますし、3話までは続けて視聴し、判断していただくのが吉かと思います。

<2018.12.30追記>
今期の上位作品を比較してみたところ、やはりこの作品だと思ったので評価を微修正させていただきました。

(参考評価推移:3話4.1→6話4.3→7話4.5→9話4.3→11話4.2→12話4.3→13話4.2→調整4.3)
(視聴2018.10~12)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 36

75.3 5 学園で生徒会長なアニメランキング5位
citrus(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (522)
2120人が棚に入れました
ギャルだけど初恋も未経験なjk・柚子は、親が再婚した都合で女子高に編入することに。彼氏ができない!と不満爆発の転校初日、黒髪美人の生徒会長・芽衣と最悪の出会い方をする。さらに、義理の姉妹になった芽衣と同室で生活することに・・・!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、津田美波、藤井ゆきよ、久保ユリカ、井澤詩織、葉山いくみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

純情ギャル×黒髪生徒会長=×××

この作品の原作は未読です。
原作の掲載誌は「コミック百合姫」で、これまで「ゆるゆり」「犬神さんと猫山さん」「捏造トラップ-NTR-」などを輩出してきた雑誌です。
2018年春アニメで放送が予定されている「立花館To Lieあんぐる」もこの雑誌からの作品になります。

そしてこの物語の主役を演じるお二人…あやちと津田美波さんの組み合わせは今回が初めてではありません。
二人が主役若しくは準主役で活躍する作品…私の知る限り「モモキュンソード」「おくさまが生徒会長!」に続き、これが3作目になると思います。

あくまで個人的な私見ですが、この作品の様に女性同士が対峙する…というシチュエーションにお二人の声質が合っているから、集まるべくして集まったんだと思います。
コロコロ転がるようなあやちの声質と、津田さん演じるキャラの声質は水と油の様に共通点が見出せません。
だからこそ、この作品の様にキャラの心情を重視される作品には欠かせないんだと思います。
スタート地点はバラバラ…向かっている方向すら根本から異なる二人…
天と地ほどの差を表現するのに、声質は欠かせないと思うんです。

この物語の主人公は高校1年生の藍原柚子…母親が再婚して藍原性を名乗るようになった今どきのギャル風な容姿が特徴の女の子です。
母親の再婚に伴い、住むところも学校も変わった柚子でしたが、気合いを入れて身なりを整えて登校した彼女に待っていたのは、全身校則違反という洗礼…その学校は校則の厳しいお嬢様学校だったんです。

そんな彼女の前に現れたのが1年生なのに生徒会長を務めている藍原芽衣…
黒髪ロングの美人さんで清楚な出で立ちは柚子とまるで真逆…
何もかもが違う二人…ですが、親同士が再婚して義理の姉妹になった二人だったんです。

お互い「その他大勢」から身内としての「ただ一人の存在」に昇華した二人…
柚子のお節介なまでの優しさと、芽衣の凜とした言動を慕う存在を巻き込みながら柚子と芽衣の物語が動き出すのです。

言葉にするだけで良いのに…
一人の視聴者の立場というだけなら、きっとこの思いは払拭できないと思います。
きっと「その他大勢」同士の立場だったら、悩むことも苦しむことも無かったと思います。

でも、お互いの距離が近すぎると逆に言えない事もあるんですよね…
まぁ、二人の場合は各々を構成する人格が凝り固まっていたので、余計に事がややこしくなった点も否めませんけれど…。

だから二人を見ていると駆け引き…にすら行き着いていない事に気付きます。
自分と相手の立ち位置を理解して、次の一手を模索するのが駆け引きとするなら、二人ともお互い自分の事だけで精一杯なんですもん…

でも、そんなになってしまうのも理解できます。
これまで自分が経験したことの無い感情のコントロール…決して易しくはありませんから…
それに自分の領域の境界が曖昧だから境界線上でのせめぎ合いもできない…
人は知らない事に対して臆病になる…当然の事だと思います。

この堂々巡り…
これではいつまで経ってもお互いが噛み合う事はありません。
でも、お互いがもう少し歩み寄りながら理解し合う選択肢は絶対あったと思うのですが、これはだいぶお預けを食った気がします。

だから井澤さんや金元さんといった外乱には正直ちょっと期待しちゃいました。
何故なら直ぐに展開が膠着状態になるからです。
その原因は芽衣の言動だった訳ですが、振り返ってみると彼女の鉄壁の防御こそが彼女自身の最大の魅力だったのかもしれません。

だって、何人たりとも侵入することのできない彼女の絶対領域を守っているのですから…
逆に考えると、彼女の鉄壁の防御は彼女が心を許した人しか掻い潜る事が出来ない類のモノなんです。
それって特別以外のナニモノでもありませんよね。
彼女の燃え上がるような情熱…それに触れられるのは本当に特別な人だけ…
柚子と芽衣の気持ちはどこに向かっていくのか…届ける事ができるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、nano.RIPEさんの「アザレア」
エンディングテーマは、Mia REGINAさんの「Dear Teardrop」
nano.RIPEさんの曲は相変わらず痺れる曲ですね…
格好良過ぎて鳥肌モノでしたよ。
もちろん、カラオケでもチャレンジ済です。

1クール12話に物語でした。
感想して振り返ってみると、やはり私はあやちと津田さんの組み合わせが根本的に好きみたいです。
これからもお二人の共演を楽しみにしています。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 22
ネタバレ

一言 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ストーリー展開とキャラの描写がダメ

一言で言えば、キャラクターの考えてることが理解できないアニメ。


タイトル通り、ストーリー展開とキャラ描写のことは後程記載するとして。
きらら系の女の子が仲良くしてるゆるい百合が好き…くらいなライトな百合好きオタクには濃厚すぎるかもしれない。
百合というよりガチレズ、そんなアニメです。


しかしレズ依然に展開が無理やり過ぎてギャグアニメと化してたり、ただ単にエロ描写を描きたいだけのストーリー展開がめちゃくちゃなアニメだった。


※ここからはこの作品に対する愚痴のようなもので、オタク特有の早口な作品に対する批判()なのであまり推奨しません。
{netabare}
例えばゆず。
メイにキスしたいだの、告白したいだの、レズ漫画買うだの、女のメイが好きなことを自覚したうえでの行動だったくせに、いきなり最終話間近で「やっぱり姉妹のスキンシップとしてはやりすぎだと思うんだ…」とか今更すぎて…。

もっと早い段階でぶつかる問題では…?
もはやこのタイミングでこんなこと言うの意味がわからなさすぎる……。自分からいろいろとメイに積極的に関わろうとしてたくせにここでそれ言うか?

女同士はおかしいからやめようという葛藤を描くなら、もっと序盤ですべき。
{/netabare}

話の持って行き方が唐突で、キャラクターの考えてることが意味不明になっている…。

{netabare}
メイも、ビッチ生徒会長を描きたかったんだろうけど、初っ端からゆずにキスしまくったり、ことあるごとにちょっかいかけている理由がほしい…。
最後の最後までゆずをいつ好きになったのか理由がなかった…。
{/netabare}

描写がたりてないと思う。感情移入できないどころか何考えてどうしてそんな行動を取るのか理解できないからもやもやしてしまう。

{netabare}
あと双子姉妹も登場した意味なかったな…。
修学旅行回は特に謎。
双子姉はただふりまわされただけだった。
メイはなぜクリスマスに拒否られただけで、ゆずをあそこまで完全拒絶したのか、しかもすんなり双子姉と付き合うことを承諾したのか謎すぎる。

クリスマス回といえば、そもそもゆずがメイを受け入れなかったのも意味がわからなかった…。あそこまでメイを求めていたのになぜ今更拒否する?理由がほしい。(序盤なら拒否するのもわかるけど…)

ビッチ中学生もあんなに執着してたのにあっさり改心するからつまらなかったな。
双子の新キャラをいれて意味不明な展開をやるより、ビッチ中学生と人悶着やるのをていねいに描いたほうがよかったのでは。


クリスマスの夜以降、メイがなんであんなに塩対応で、もう話すこともないとか、関わるなとかいってたくせに、最後の最後でころっとゆずの返事をオーケーしたのか、理由付けがないし、まじで意味がわからない。

それに、ほんの一時的に付き合った双子姉と別れることになったとき、あなたを失いたくない…とか言ってたところは本当に意味がわからん。
出逢って間もなさすぎるのにいつそんな重い感情生まれたんだよ…てかゆずにすらそんなこと言わなかったのに……。
{/netabare}


感情移入どころかキャラクターの行動原理が謎だから話としておかしすぎる。
それが気になって仕方がなかった。


ただ、レズなら何でもいいと言う人や、ストーリーの粗探しも含めて楽しめる人ならいいと思う。一話を見て判断してみてはどうでしょう。

ツッコミどころあってニヤニヤするというよりは、鼻で笑う感じ。


ボロクソに書いたんですが、どんなことをやらかしてくれるのかという意味では楽しめたし、ここまで頭のぶっ飛んだレズアニメを見たことがなかったので新感覚な感じで楽しめました。

二期があれば見るとは思う。
やらないと思うけど。
{netabare}
個人的には、はるみんとゆずが絡んでそれをビッチ中学生が掻き回す感じのストーリーのが面白かったんじゃないかなぁと思う。
まあ要するに、ストーリーの展開+メイメイの考えてることが見えにくすぎてもやっとしたんですよね!
{/netabare}


opとED最高に好きです。
あと、竹達のギャル演技、とても良かった。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想
{netabare}マリみてっぽい作品なのかなーと思ってたら、島津由乃似のキャラが出て、それが隠れギャルで…って、そこまではいい。
けどそこから更に、その由乃似キャラが巨乳って設定で…。
くっそwwwww由乃が巨乳ってだけで爆笑してしまった。
その後ユズが由乃の真似をしてスマフォ胸に挟もうとしてストンと落とすのも笑えたけど、巨乳由乃のほうでずっと笑いっぱなしでした。
我ながら自分自身の笑いのツボがようワカラン。

内容の方だけど、良かれと思ってやったことが迷惑になるってネタは好きです(正確にはそれに纏わる葛藤ね)。
ってよりも祥子もといメイが妙に男っぽい気が。
「そのうるさい口をキス塞いでやる」って感じよね。
どこまで本気なんだか現時点では分からないけど…むしろそれでユズが本気になり始めてしまった、って話なんだろうか。

学園長とのゴタゴタの件で一番悪いのは放ったらかしにしてる親父な気がする。
2話で飛行機出てたのでそのうち登場するのかな?
ユズは自分の出来る範囲でよく頑張ってると思うが、いかんせんアウェーが過ぎる。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
↑で懸念してた親父、やっと登場してくれました。
兎に角とっとと登場させて「立ち位置」をしっかりさせてくれないと…理事長とのゴタゴタの件とかの時が顕著だったけど、作家に便利なデウスエクススマキナに使われそうで気が気でなかった。
理事長が都合良く倒れてくれる時点でデウス~もヘッタクレも無いけどね。

そしてやっぱりキャラの思想の根底が妙に男っぽい。
親父は学園を継ぐつもりが無くて、そんな中祖父が倒れて「自分が継がなきゃ」となって業務をこなすとか…男女差別と言われそうだけど、どうにも男っぽい。
それよりも家を継げる優秀な男を婿に迎え入れようとする方のが「らしい」気がして、そう考えると序盤出てた元許嫁って性格はどうあれ経営だかは優秀だったんじゃないの?となり、簡単に婚約解消してしまったのはなんか勿体ないような?
学園存続をとるかアイツ許せねぇをとるか、葛藤するエピが欲しかった…っていうか必要だったんじゃないかな。

前々から思ってたんだけど、これって少女マンガのホモホモしたやつの性別をまるっと入れ替えたものなんじゃないか?っていう印象。
といって自分詳しくないんだけど、風と木の詩とかそんな系…ってかそれ読んだ時は「これ全員中身女性じゃん」と思ったもんですが。
…って、あれ?そうだとすると逆輸入ってよりも元に戻ったってことか?
あれれ、なんか混乱してきた。

で、話戻って親父の件ですが、それまで旅客機がちょくちょく映るシーンがあったのだけど、「実際よく戻ってきてたけど顔合わせ辛いので様子見て帰ってた」ってことの伏線だったと判明。
これは気付かんかったわー。
そしてもう一つ、母親一体何者?どこで知り合った?ってのも謎だったんだけど…6話後半に建設現場の現場監督みたいなことをしてまして。
え、そんな仕事?と一瞬ビビったけど、ああ、母親はかつて海外の学校建築に携わってたってことかな?そこで親父と出会った、みたいな。
合ってるかどうか知らんけどねー。
ちゃんとそういう設定っていうか伏線貼るのであれば、理事長が倒れる時も数話前から最近体調が良くないとか描けなかったのか?と不思議でならない。
見落としでもあるのかのう。


余談
副会長がなにかと蚊帳の外扱いで不憫。
声優は清水愛か?と思ったら久保ユリカでした、全然違うじゃーん!
魔法少女くるみで「バカっぽい演技上手いなー」とチェックしてたつもりだったんだが…こ、これはストパニの影響を引きずってたんだ、そうに違いない。
と思ってたらくるみ並にきゃろ~んとした声の新キャラ登場で「久保ユリカにやらせりゃいいじゃん」と思ったらそっちはヘボット…っていうかナナチの井澤詩織でした。
恥ずかしながら、少女終末旅行でユーリ(久保ユリカ)をナナチの人か?と勘違いしたことがありまして…やっべ、頭混乱してきた。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7

73.8 6 学園で生徒会長なアニメランキング6位
マリア様がみてる(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (351)
1888人が棚に入れました
憧れの小笠原祥子に身だしなみを整えてもらった事をきっかけに、福沢祐巳が薔薇の館を訪ねると、学園祭の劇について揉めていた。王子役として花寺学院の生徒会長が来る事を聞き、シンデレラ役の祥子が辞退を望んだ為である。
役から逃げる為に祥子は祐巳を妹にすると言うも、祐巳はその申し出を断る。話し合いの末、学園祭までに妹にできたら降りてもいいが、その代役は祐巳が務める事になる。
祐巳もその時に備えて練習に加わり、周りに溶け込んでいく。王子役の柏木が同性愛者である祥子の婚約者だと知った祐巳は、役を引き受けようとする。
しかし祥子は同情を嫌い、申し出を受けずに役を勤める決心をする。学園祭が終わり、もう祥子と会う事もないと黄昏れる祐巳に、祥子がスールの申し込みをした。そして祐巳は、その申し出を受け入れるのであった…。


声優・キャラクター
植田佳奈、伊藤美紀、池澤春菜、伊藤静、能登麻美子、豊口めぐみ、佐藤利奈、甲斐田裕子、斎藤千和、下屋則子、大原さやか、檜山修之、市来光弘

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マリみて総論~女性が相手に好意を抱くということについて~

アニメ版は
第1期「マリア様がみてる」(全13話)
第2期「マリア様がみてる~春~」(全13話)
第3期「OVA マリア様がみてる 3rdシーズン」(全5話)*1話約60分。
第4期「マリア様がみてる 4thシーズン」(全13話)

これらを全部まとめてレビューしちゃいますw
とは言ってもネタバレはしません。大仰に言うと「マリみて総論」ですw

原作は今野緒雪先生の少女小説。
アニメ化のみならず、漫画化や実写映画化などのメディアミックスがされた作品で、
百合系アニメの金字塔とも言われている作品です。

さて、みなさんは「百合」と聞いてどんなことを想像しますか?
女性同士でイチャイチャしたり、せせせ・・接吻(キャッ)なんかしたり、
にににに・・・肉体的な関係(キャッ)を伴う
禁断の愛なんてのも想像したりすると思いますが、
百合作品の系統は3つに分けられると言われています。

①少女漫画系統とも言われていますが、
互いが互いを必要とするという、主に精神的な結びつきを強く描いた作品。
きめ細やかな女性の心模様が丁寧に描かれていて、
恋愛感情というよりも、場合によっては、それよりも深い結びつきですかね。

②肉体的接触をメインとした作品
要はガチレズ作品です。レロレロチュパチュパクチュクチュ。←通報!!
こういった作品では、禁断の愛であるが故の罪悪感や葛藤だったり、
一線を超える時の覚悟だったりが取りあげられることが多いですね。

③近年の作品に多く見られる萌え少女たちにライトな百合関係を取り入れた作品。
今更説明不要ですね。動物のような萌え少女たちの戯れを
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とひたすら愛でるような作品です。

①の要素を含んだ②の作品、②の要素を含んだ③の作品というのも存在しますが、
本作は言うまでもなく①に分類される作品です。
百合作品の大本である
エス(特に戦前の、日本の少女・女学生同士の強い絆を描いた文学、または現実の友好関係)
の系譜を受け継いでいる正統な百合作品であり、肉体的な接触はほぼ皆無です。
形而上的なレベルにまで高められた魂の共鳴こそが本作の眼目なのだと思います。

ちなみにですが私は①、②、③の百合作品全部いけます!(えへへ♪)


本作の舞台である私立リリアン女学園はカトリック系のミッションスクールであり、
多数の名家の令嬢が在籍する超お嬢様学校です。
そんな中、極々平凡なリリアン女学園1年の主人公の福沢祐巳(ふくざわゆみ)は、
ある日2年の小笠原祥子(おがさわらさちこ)と出会います。
小笠原祥子は高等部生徒会(山百合会)の幹部であり、この出会いをきっかけとして
福沢祐巳は山百合会を訪れることになります。

「極々平凡な人生を歩んできた私の前にある日突然王子様が現れて、
夢の様な非日常的なステージに導いてくれる」

こうしたシンデレラ願望は女性の潜在的な欲求として根強く残っていて、
特に少女漫画作品によく見られるフォーマットだと思います。
本作の場合、王子様は同性の女性だったということですねw

と、まぁここまでは有り体なんですけど、
本作において特徴的なのはスールという慣習です。
スールというのはフランス語で「姉妹」という意味です。
通常、上級生が身につけているロザリオを
下級生の首にかけることによってスール関係が成立します。
スール関係を結ぶというのは、その相手は自分にとっての特別な存在であり、
山百合会のメンバーにおいては妹=自分の後継者という意味合いを持ってきます。
山百合会のトップには
紅薔薇(ロサ・キネンシス)、白薔薇(ロサ・ギガンティア)、黄薔薇(ロサ・フェティダ)がいて、
2年生の小笠原祥子はロサ・キネンシスの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)です。
こうした紅薔薇、白薔薇、黄薔薇のスール関係を中心とした群像劇というのが、
本作の概要と言えるでしょう。


さて、ここからは「恋愛感情と言い切れない女性の純粋な好意」について少々語りたいと思います。
これは、本作に限らず様々な百合作品、
特に①の百合作品においては肝となるところなんですけど、
我々は「好意=恋愛感情」と捉えがちです。
あらゆるジャンルから「恋愛の尊さや素晴らしさ」というのは発信されていますし、
ある種の恋愛至上主義に陥ってしまうのは無理からぬところでしょう。
ですが、一口に好意といっても尊敬、保護欲、友情等々、実に多岐に渡ります。
なので、百合作品=同性愛という等式は必ずしも成立するわけではないですし、
少なくとも本作においては成立しないと私は考えています。

女性が相手(男女)に好意を抱くメカニズムを考えていくと、
原始時代、男性は狩猟の為外に出ます。
一方で女性は集落で血族たちに囲まれ家を守るということをします。
そうした名残が現在でもあるのか、
女性のコミュニケーション能力は、男性よりも発達しているように思えます。
相手の僅かな所作の違いも見抜いてきます。
まぁそれで浮気がバレたという男性は数多くいるでしょうけどw
そして、家を守る為の円滑なコミュニケーションを望むということは、
自分や家族に危害が及ばない安全性の確保を強く望んでいるということかもしれません。
それ故に、女性はまず対象相手が
「自分の敵か味方なのか?」を明確に区別しようとする傾向があるように思えます。
男性同士の場合、ほとんどコミュニケーションを取らない相手というのは、
モブのようなもので、そこに敵意を抱くことも抱かれるということも
あまりないのですが、女性相手の場合だとそうでないことが非常に多いですw
こちら側からすれば特に敵意なんてないんですけど、
むこう側からは思いっきり敵意を抱かれてたりすることが往々にしてありますw
従って、これは私の処世術の1つなんですけど、
「私はあなたの敵ではないですよ!味方ですよ!」と強くアピールすることが多いですw
具体的に言うと、とにかく(面倒でも)積極的に話しかけるようにしていますw
ええ、もちろんあにこれでそういうことはしていませんw生粋の面倒くさがり屋なのでw
対象相手を自分の敵ではなく味方だと認識するというのが、
女性が相手に好意を抱く第一段階だと思います。

では次の段階はと言うと、対象相手に「どれだけ心を許せるか」でしょう。
何度かコミュニケーションを繰り返していくうちに徐々に対象相手に心を開いていきます。
これは別に男女共通のことなんですけど、
女性の場合だとこの段階で、相談事を持ちかけてくること多いです。
相談事=単なる愚痴だったりすることが多かったりしますがw
ここでのポイントは相手の言うことをひたすら肯定するってことなんですけど、
今回はその話はいいでしょうw
とにかく、女性が相談事を持ちかけてくるというのは、
その対象相手に心を許し始めている兆候だと私は思っています。
さらにそうしたコミュニケーションを重ねていくことによって、
その対象相手に相談事を聞いてもらうことが日常となり、
ひいては自らの心の平穏を保つ為に必要な行為になってくると、
関係が発展していきやすくなると思います。
ただ、対象相手が男性と仮定して、何のアクションも起こさなければ、
只の相談相手からまったく進展しない可能性も結構高いですw

さて、女性が相手(男女)に好意を抱くメカニズムについていろいろと語ってきましたが、
まず対象相手を敵か味方かに識別し、
味方と認識した対象相手にどれだけ心を許せるかというのを土台として、
そこから友情に発展するのか、愛情に発展するのかということになってくると思いますが、
女性はこの過程を非常に重要視する傾向にあると思っています。
高校時代の友人に一目惚れしやすいA君というのがいました。
A君はろくに話したことすらない相手に告白を繰り返し連戦連敗していましたが、
そりゃ当然のことでしょうw
相手からすれば、いくら容姿端麗でも敵か味方かも認識できない相手と
付き合うなんて無理だと考えるのが普通でしょうw
私の経験則上、女性にモテる男性というのは、とにかくマメな人です。
頻繁にコミュニケーションを繰り返し、
女性から心を許される存在になる為の手順をしっかりと踏んできます。
ちょっと話が逸れましたねw

女性が対象相手に「どれだけ心を許せるか」ということを重要視するならば、
そのことを丁寧に描いた本作は、
むしろ、女性にこそ共感が得られるのではと思います。
そして、女性が相手に好意を抱くメカニズムを意識することによって、
女性が抱く好意=恋愛感情という単純なものでなく、
もっと複合的な要素が絡み合ったものであると認識できると思います。
そうすることによって、百合=同性愛という偏見から解放されるのです。
本作が、女性の繊細な心のやり取りを描いた作品ということに気付くことができるのです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 30

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

"スール"が見せてくれたもの

「リリアン」という女子校で静かな物音を立てて起こる群像劇。
主人公には祐美がいて、メインステージは「山百合会」と呼称される生徒会。
けれど派手で華々しいエピソードはなく、ささやかれる物語は常にとても個人的なものごとになる。
それは誰かと誰かのお話。

厳しい校則はなくとも淑女たる振る舞いを保ってきたリリアンの生徒たち。
それは上級生と下級生の結ぶ「スール(姉妹)」という関係が伝統として今も続いているから。
ある上級生は気に入ったある下級生を選び、選ばれた下級生も憧れの先輩の傘の下に入る。
親密な2人の間では当たり前のことを教え、たわいもないおしゃべりをし、また秘密を共有する。
先輩後輩の関係ではなく、友達でもなく、スールである彼女たちの間には誰も入っていけない絆がある。
容姿ゆえか、恋ゆえか、欠点ゆえか。彼女たちは強く、また深く、強烈な花の匂いに惹かれる蜂のように互いを求め合う。
そこには他人が踏み込んではいけない境界線をはっきりと感じ取ることができる。
互いに求め合ったその中に大事なものは隠されている。開けてはいけないパンドラの箱。人差し指を静かに唇にあてる。
スールである彼女たちは、こころの底から理解し合い、相手のために何かしたいと体が熱くなる。
半端ではないその関係にいささか驚かされるほどの愛をみるが、それは柔らかな光に包まれた、とてもあたたかいものだ。
依存のような危険性も、ヤマアラシのジレンマも皆無である。ただただ抱きしめ合うことができる唯一のもの。
それこそがこの物語の提示したい、世界のひとつの仮説である。


リリアン女学園で静かに起こる群像劇の本作「マリア様がみてる」。
目には見えない小さな傷も仄かな輝きも、決して見過ごすことのない彼女たちの真摯な姿勢、また他人に施す優しさと、スールに向ける愛の深さと誠実さはこの作品ならではの特徴である。
作品にはお嬢様学校で女子校という雰囲気もしっかりと出ている。口調や礼節、服装、身振りなど十二分にだ。
笑いをさそうコメディタッチの部分には迷走がみられるがさほど気にはならない。
作画についてももう少し頑張って欲しいという願いもあるが作品が良いだけに我慢して頷く他ない。
自分としてもそのように思うのは珍しいが、そういう部分では簡単に折れてもいいほどに夢中になれるのが本作品なのである。


個人的にこの作品のどこが良いのか、他ではあまり取り上げられないだろうところをピックアップしてみる。
それは、問題と態度にデフレがないことだ。その質は最後まで保たれ続けている。
どういうことかというと、例えば「名探偵コナン」ではFBI捜査官のジョディが出てくる。
しかし彼女はコナンと赤井を際立たせるためか登場のときよりも鈍感になり、簡単なことにさえ気づくことができなくなってしまう。
話を作る側も頭の良い人間のさらに頭の良い人間を作ることに苦労したのか、はたまた限界を感じたのか。
そうしてジョディのレヴェルを下げていくことで、あたかもコナンと赤井が1つ抜けた存在であることを示している。
至極淋しい表現である。

ではこの「マリア様がみてる」ではどうだろうか。
本作には、主人公の祐巳、そしてそのスールでありお姉様と呼ばれる祥子がいて、
祥子が祐巳から学ぶこともしばしばあるが、基本は上級生でもある祥子が祐巳にいろんなことを教える。
もちろん当たり前のことだが、祥子にもお姉様はいたし、作中で学年が上がることで祐巳にも下級生ができてだんだんと妹の存在が仄めかされていく。
しかし、「マリア様がみてる」ではジョディは作られない。
祥子のお姉様や他の生徒会のお姉様方もきちんと祥子に指摘するだけの能力と資格を持っていた。
そしてまた祐巳も下級生である瞳子や可南子にレヴェルを下げることなく、また奇をてらうことなく、祐巳自身の上級生としての自覚ある立場と振る舞いによって彼女たちを正しい方向に導いてあげることができているのだ。
この丁寧に、順番に段階を踏んでいく作りは作品全体にもそれぞれのスールの関係にも言える。
でも特別ここには感心しないわけにはいかない。人の成長をこれだけ素直に頷くことができるかたちに書き上げた物語には感謝の意さえ湧いてくる。救いと光に満ちている。作者の正直で、まっすぐな意志をしっかりと感じる。
だからこそ祐巳の等身大の成長には大きな感動がありました。「100数えなさい」の台詞を僕は忘れることができません。


「百合の火付け」として話題の本作ではあるが、僕はあまりそうは思わない。
なぜならそれ以上に描かれていることが素晴らしいからだ。
マイナージャンルを広めたのは確かなのかもしれないがその色眼鏡は必要ないほどに、百合であることをすっかりと忘れてしまうくらいに、この作品はあまりにも出来過ぎている。
わざわざそんな括りはを必要ともせず、「マリア様がみてる」は一作品として堂々としたアニメーション作品である。
むしろ「百合」という響きがかえって妨げてしまうことにもなりかねないのだ。


脆く、儚く、傷つきやすい十代の少女たちの葛藤と苦悩と幸せは、感じるには重く大きく、語るには恥ずかしく、振り返るとそれは思い出である。
「スール」という関係が生み出したこの作品の伝えたい大切なことは必ずこころに沁みてくるはずです。
誰もはこうはなれないけれど、せめて自分はこうなるように努めたいと、そんなことさえ思ってしまいます。

静謐で、たおやかで、あるときには地獄の火焔に焼き尽くされ、またあるときには頭から水をかけられる。
でもそこにはきっと、必ず手を差し伸べてくれる人がいる。
触れると眠った小さな動物のようにあたたかく、月の光のように私をみてくれる、あなたが。
もう薔薇の棘も痛くなんかない。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 19

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「私立リリアン女学園。ここは、乙女の園。」

百合作品だとか、名作だとか、
たくさん噂は耳にしていた作品。

4期まであるうちの、
まずは1期を見ました。

最初は、名作だというフィルターがあるから観れるかな…と
思っていましたが、次第にこの作品の空気感に引き込まれていました。

見ていると上品になれる気がしますw

全13話です。


● ストーリー
私立リリアン女学園高等部。
名家の令嬢が集う、正真正銘のお嬢様学校。

ここには“スール”と呼ばれる制度があり、
指導役となる上級生が下級生と姉妹になる。

1年生の福沢祐巳(ふくざわ ゆみ)は、
憧れの先輩・小笠原祥子(おがさわら さちこ)にスールに指名された。

嬉しい気持ちがある反面、
自分が指名されるはずがない…と揺れていた。

大好きな先輩だが、知れば知るほど、
自分から遠い存在であることを実感してしまう。


スールになると、下級生は上級生の事を“お姉さま”と呼び、
そばにいることができる。

ただの先輩後輩以上に親密な関係となります。

さて、本作品を見ていて、今さらながら
「“百合”の定義とは?」と気になったので、調べてみました。

↓↓↓ wikiより引用 ↓↓↓

『百合は、女性の同性愛のこと。
 また、それを題材とした各種作品。

 作品の場合、女性同士の恋愛だけでなく
 恋愛に近い友愛や広く友情を含んだ作品も百合と言うことが多い』


うーん、この作品は間違いなく、百合ですねw

女子校独特の雰囲気だとか、
スール制度によって特定のペアが密接な関係であることだとか、
お嬢様学校特有の「ごきげんよう。」などの言葉遣いだとか、

そういうものが百合らしい雰囲気を作り上げているのではと思いましたが、
後半からは結構がっつり恋愛描写も入ってきましたw

私は特別百合というジャンルに関心はありませんが、
(むしろ、あまりに行き過ぎると苦手です。)

この作品では、
嫌な感じはしませんでした。

なんというか、文学的なんですもの。
だからいやらしさは感じませんw


≪ 恋をすると… ≫

相手の気持ちがわからない時には不安になったり落ち込んだり、
通じ合えた時にはとても嬉しい気持ちになる。

そんな、揺れる恋心がたくさん描かれます。

スール(姉妹)という関係を越え、
まるで恋人同士のようですw

もちろん、
ただの姉妹のようなスールもいるのですけれど。

片思いに悩む生徒がいたりと、
そんな存在がまた、恋の話を盛り上げます。笑



● キャラクター
登場人物や相関図は慣れるまで理解に時間がかかりましたが、
自然とわかってきます。

名称が難しいので最初は苦しいですが、我慢ですw

生徒会である山百合会(やまゆりかい)の幹部、

紅薔薇(ロサ・キネンシス)、
白薔薇(ロサ・ギガンティア)、
黄薔薇(ロサ・フェティダ)の3人とその妹を押さえられれば、

かなり相関図が見えてきますので、
これから見る人は頑張ってください。笑

ちなみに祐巳は
ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール
(紅薔薇のつぼみの妹)と呼ばれますw長いwww


祥子はロサ・キネンシスの妹であり、
主人公の祐巳は、ロサ・キネンシスの妹の妹にあたります。

お金持ちな家のお嬢様なオーラがプンプンする祥子と、
お嬢様学校の中では庶民に近そうな祐巳。

お似合いとは言い難いですが、
いいコンビだなとは思います♪

ちなみに私のお気に入りは、
1年生の由乃(よしの)です♪

しっかりはっきりしている由乃が、
わかりやすくやきもちを焼くのが可愛かった♪


● 音楽
【 OP「pastel pure」 】
【 ED「Sonata Blue」 】

どちらも音楽のみで、歌はありません。

OPの主旋律はフルートの音色が美しく、
EDの主旋律はサックスかな?

2曲ともとても優雅な気分になれる曲です(*´ω`*)


● まとめ
なんだかんだ、目が離せずに引き込まれました。

これはこの作品でしか味わえない空気ですね。

安全な鳥かごに囲まれた、
幸せな世界のように感じました。笑

真面目でシリアスな雰囲気の本編に対して、
真面目な口調でおふざけしている予告も見どころですよw
パンチがありますw

物語の行く末が気になるというよりも、
この空気にもう少し浸っていたいので、
2期も観ようと思います^^

投稿 : 2024/07/06
♥ : 27

76.9 7 学園で生徒会長なアニメランキング7位
陰の実力者になりたくて!(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (448)
1391人が棚に入れました
『我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩る者……』 みたいな中二病設定を楽しんでいたら、まさかの現実に!? 主人公でも、ラスボスでもない。 普段は実力を隠してモブに徹し、物語に陰ながら介入して密かに実力を示す「陰の実力者」。 この「陰の実力者」に憧れ、日々モブとして目立たず生活しながら、力を求めて修業していた少年は、事故で命を失い、異世界に転生した。 これ幸いと少年・シドは異世界で「陰の実力者」設定を楽しむために、「妄想」で作り上げた「闇の教団」を倒すべく(おふざけで)暗躍していたところ、どうやら本当に、その「闇の教団」が存在していて……? ノリで配下にした少女たちは勘違いからシドを崇拝し、シドは本人も知らぬところで本物の「陰の実力者」になっていき、そしてシドが率いる陰の組織「シャドウガーデン」は、やがて世界の闇を滅ぼしていく――。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

禿げの実力者に なりたくなくて!

●【666】というお約束の刻印

主人公の性格がひねくれているためか物語も相応にひねくれていたようであります。

他のなろう系異世界糞作品に比べたら本作はかなりマシな部類に入るような印象を受けました。

{netabare}1話の掴みはかなり極上でありましたが、それ以降はやや失速気味で
耳付きの亜人種の取り巻きがうじゃうじゃ出てくる展開には辟易しつつも、
その一方で各種裏設定的諸要素には興味が惹かれるところあり、
トータルとしての印象は比較的良好であったように感じました。

性格に難がある主人公はモブについての持論を展開しますが、要するに
モブ=庶民を上から目線で見下し馬鹿にしているだけというのが
(裏設定的)本音のようであります。

この手の思想傾向を【優生思想】と言いまして、ヨーロッパの貴族たちが憑りつかれている
類の非常に偏ったものであります。

本作のテーマは「陰の実力者」であるため、リアルの世界でそれに相当する
種族=ヨーロッパの王侯貴族に関する諸要素をそれとなく描いている
のではないかと推測いたします。

「王族の血」、「教団」、「学園」、シャドウという「秘密結社」
ファンタジー作品でこれらの要素が出てきたとしても何の不自然も無いと考えられますが
ある特定のデザインで示される「魔法陣」、「魔眼」=【プロビデンスの目】、
そして【666】の刻印が示されるならば、見事なまでに彼らの思考回路を
完全再現できていると言って間違いないでしょう。

廚二病的な荒唐無稽な思考回路を再現しているようでいて、同時に
裏設定的テーマを完璧に描き出す「なろう系作品」はあまりに謎が深すぎて
理解が追い付きませんが、「魔眼」や【666】などの表現については{/netabare}
今後もお約束事のように繰り返されることだけは間違いないと言えるでしょう。


●糞アニメ界の陰の実力者、現る

なろう系の異世界転生ものと言えば糞 {netabare}作品で確定していると言っても過言ではない
くらい確実にその実績を積み重ねているように思えます。

糞作品を敢えて乱発する理由とは、TickTok運営がユーザーの個人情報をアルゴリズム解析
かけた結果得られた必勝パターン戦術に由来するものであると考えられます。

TickTok運営はいかにしたらユーザーを麻薬ジャンキーのようにTickTok中毒に
させられるかAIにより分析させ、得られたのは次のようなものでありました。

ただ当たり動画だけを並べるのではなく、パチスロのようにハズレの中に当たりや
たまに大当たりが組み込まれた動画配列パターンの方が、ユーザーの期待値は高まり
大当たり動画を見つけた時の満足度の効用が極限まで高まり、ギャンブル中毒にも似た
依存症的傾向が強まるというものでありまして、早い話がTickTok運営が情報解析に基づく
はめ込み洗脳情報工作をやっているというオチでございます。

そういう事情で米国ではTickTokを有害コンテンツ認定し、使用禁止を呼びかける事態に
なったわけでありますが、考えてみましたらこの手の情報工作ならば今時どこでもやっている
のが昨今の情勢であり、要はなろう系の糞作品乱発も似たような狙いがあるのだと
考えられるわけであります。

なろう系糞作品予備軍の中にあって比較的なマシな水準にある本作はユーザーから
当たり作品と認定され、トータル戦術としてなろう系異世界転生ものは生き残るという
のが制作サイドの狙いではないかとそのように推測いたします。

うる星やつらのリメイクのようにハリウッドでもリメイクやキャスティング失敗作品が
乱発されユーザーが制作サイドをぼろ糞に叩くような事態が数多くあるようであります。

ある説によればこの手のユーザーの失望は期待の現れでもあり、ハズレを引けば引くほどに
むしろ期待値は高まり、釣られやすい心理状態が形成されると言えるわけであります。

ユーザーとは情報を一方的に抜かれ完全解析される側のある意味情報弱者でありますから
制作に対し如何にマウントを取ってみたところで、情報戦においては圧倒的不利な状況にある
潜在的敗者であることは{/netabare}確定している事実であるように思えて仕方がありません。

●なるようになろう系
ここが中盤の折り返し地点であるかどうかは定かではありませんが途中経過の評価を示します。

天然設定的主人公のモブジョークや異世界天性お約束のエロネタが例えはぐらかしで
しかないとして、そしてはやりどうにも強すぎるハーレム的要素も含め、煩わしくないか
と言えば相応にネガティヴなものを感じずにはいられませんが、
{netabare} 教団の秘密としてスチームパンク的で錬金術に{/netabare}因んだ世界観を見事に表現できたことに
ついては大いに満足がいくものでございました。

単純に見て面白いというエンタメ性よりも異世界転生ものの謎を解くという観点で
視聴してる当方にとってはある種の「秘密の暴露」は加点ポイントでありますので
物語評価に加算した次第であります。

「サマータイムレンダリング」の主人公{netabare} にしても言えることですが、「目」が
何かおかしいみたいなことには極めて敏感な思考回路を持ち合わせた性分のため
本作の主人公の「片目」描写が所謂「魔眼」発動の【一つ目】小僧を意味するのだ
ということも当然のお約束パターンと認識する次第であります。

毎度毎度の【一つ目】小僧でありますが、それでも「法則」に間違いないか確認することは{/netabare}
重要なので結果は押さえておくべきでありましょう。

●発動する「スチームパンク」という奇策の惑わし
「サイバーパンク」というジャンルの作品の解釈が簡単というわけではありませんが
それに比べると「スチームパンク」作品の解釈はかなり難易度が高いものと個人的には
そう考えております。

{netabare} 【王族の血】という重要ワードにどのような意味合いが込められているのかについては
非常に興味深いものを感じておりましたが、見事に「魔人の細胞」というこれまた厄介な
概念を持ち出し、遺伝子操作という名の「錬金術」なるものを提示してこれを
謎の教団と結びつけるという展開は、中々に説得力があるように思えます。

異世界では当たり前の「魔法」とそれに関する小道具を「錬金術」という形に集約して
巧いこと描いている手法には大いに納得のいくところでありますが、アニメの知識が豊富である
専門家代表格の「岡田斗司夫」でさえ「錬金術」の説明については、ブレがあるようにも思え、
逆に言うならば「錬金術」とそれを「研究するとある機関」についての説明は、
それだけ相当に骨が折れるという話になるかと思います。

まずは「錬金術」のルーツを知り、それから「スチームパンク」作品の解釈を行うならば
かなりの部分が理解できるものと確信できますが、そもそも科学でもあり、
また科学とは別概念でもある大いに矛盾した「錬金術」というものをまともに
理解できるとしたら、それは正気の沙汰ではないということになるように思います。

急がば回れという言葉が示す通り、今は魔術的小道具、例えば「アーティファクト」のようなもの
それについての分析が肝要であり、もしも分析不能なら一旦考えるのをやめるというのも{/netabare}
一つの合理的な考えなのかもしれませんというのが結論でございます。

本作は主人公の性格を含め、クセが強いのがかなり厄介であります。




初回のインパクト、掴みは十分過ぎるものでありましたが、中盤戦以降も
今一つ盛り上がりに欠け、徐々に失速していってるような空気をも感じます。

そもそも本作は「異世界転生」ものに属するが故にやはり、{netabare} ある種のエロ描写は既定路線
お約束のやっつけ行事であると割り切るしかないのかもしれません。

肝心のメインストーリーの方は今一つ感満載でありますが、その一方で
教団・教会・学園に関する設定的なものについては、完璧すぎるまでの
リアリティをを感じずにはいられません。

召喚魔法には「魔法陣」が不可欠と言うのはもはやファンタジー界隈では常識過ぎる話で
ありますが、脱力的展開を意図的に?演出しつつもファンタステックな小道具の
扱い・描写がやけにえぐ過ぎるというギャップ感に軽く眩暈を覚えてしまいます。

一見してフィクションと見せかけて、実存する「教団」の話をさり気なく展開しくるという
このような作風はとてもクセがあり、曲がっていると言うしかないですが
「エクスカリバー」のくだりでクスリと笑わせるだけのエンタメ性?
それがあるためなお更のこと裏に秘められたテーマを読み取る厄介さについては
計り知れないものを感じます。

細かい設定ばかりに力を入れるも、話自体は大して動かない
こういう路線について行くのには相応の忍耐を要するように思います。{/netabare}


※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。

これ↑はよく目にする定番のテロップでありますが、
本作はまるでこの文言を逆手に取ったようなところが多分にあり
主人公の性格にしても言えることですが、かなりひねくれていて
恐らく今後予測不能な変化球的展開をするものと推測いたします。

そして「チェンソーマン」以上に残酷描写もあり得るものと覚悟すべきでありましょう。

4話にて事態は急展開を迎え、非常に興味深いキーワードが何気なく出て参ります。

{netabare}それは【王族の血】でありますが、「陰の実力者」と「謎の教団」とそれが関連するとなると
これはもはや「フィクション」の領域を軽く超越したような {/netabare}
究極の「ミステリー」であると考えるべきでしょう。




あまりに怪しすぎる異世界転生もの作品については徹底マークするのが当方の基本方針でありましたが
まさか「あたしのゴーストが囁いた」通りのヤバ過ぎる異世界転生もの作品がこんな形で検出
されるなんて全くもって夢にも思いませんでした。

本作については異世界転生ものアンチ程に注目すべき作品だと言えるのかもしれません。

本作冒頭から、当方の感性はビリビリとスパークしまくっておりましたが
エンディングロールが流れる時に奏でられた音楽=ピアノのメロディを聞いて
記憶にはまるでなかったはずの曲名なのに聞いた瞬間不意にこの曲は「月光」だなと
あまりにも唐突に自分でも不思議なくらいに直感冴えわたったのは、もしかしたら
何か特別な因果があったからなのかもしれません。

糞作品乱発し尽くしてアニメファンから半ば失望感以外にはなんらポジティブな心象が得られない
既に旬が終わったはずの異世界転生ものというジャンルにおいてなおかつ
その印象をすべて覆すが如くこのような反転攻勢を仕掛けてくる動きは
甚だ怪しすぎると思わざるを得ないわけですが、かと言ってこれを過小評価し
見くびり過ぎた結果として、手痛いバックアタックを受けただただ絶句するだけ
というのも極めて間抜けな話であり、ただ醜態晒すだけの完全なる負け戦にございます。

本作1話において観測された瞬間最大風速値は
「探偵はもう死んでいる」の域を軽く超越しておりました。
「探偵はもう死んでいる」は初回こそがインパクトがあり、それ以降はただただ失速していくだけの
結果は単なる残念作品でありましたが、本作がそれと同じ運命を辿るかと言えば
現段階では予断を許さないと言う以外に言いようがないのが現実であります。

異世界転生もの作品が今後も乱発されること自体は容易に予測できましたが
まさかこれ程までに過激な強襲を敢えてかけてくるとは予想だにしませんでした。

ここにいるすべてのアニメファンの皆さんに是が非でも言いたいことは
「異世界転生もの作品には重々気をつけるように」ということ
それに尽きるのみにございます。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

面白いですが作品の評価は2期が来るかですね。追記2期決定ですね。

 キャラや演出で魅せてくれました。かなり面白かったと思います。それぞれのエピソードについてちゃんと数話ごとに完結していく構成なので、飽きなかったんだと思います。

 冒頭のスタートからはアルファを初めハーレムものになるかと思いきや随分変わった展開の仕方でした。「ワンパンマン」的といえばいいのでしょうか。すべての努力を相対化してしまう、滑稽な部分に面白さがあるのでしょう。

 主人公ではなく、どうやらアルファの正体とか裏の歴史に謎があるようで、その部分を楽しみにしていますが、終わってしまいましたね。

 面白さでは評価できると思いますが「作品」としての評価は難しいですね。アニメとしての完結は放棄した感じです。ただ、20話を初めからやるのだから、勝算があっての事でしょうし2期の期待も出来そうですので「作品」評価はまた後程ですね。

 ですので、アニメとしての評価はストーリーは割り引くしかないですね。キャラは非常に良かったです。出てくる女性キャラたちの苦悩がもう少し深掘りできていれば、すべてを無意味にしてしまう主人公との関連でテーマ性が出たかもしれませんが、そこは機能せず、むしろギャグになってしまいました。

 EDの曲は良かったですね。やっぱりアルファの声がいいかなあ。止め画がちょっと手抜き感がありました。本編の映像の使いまわしでいいので動かしてほしかったかなあ。


追記 2期決定したので評価少しあげます。なお、原作の小説の方、全部買っちゃいました。オバロくらいあるのかと思ったらまだ05までなんですね。それでも、話の展開が意外すぎてかなり面白かったです。なろう、ではもっと先まであるんでしょうか。ただ、やっぱり紙の本が読みやすいので新刊どんどんだしてください。

 で、1期のOPって…ひょっとして…???



4話 面白過ぎて草。演出もいい。異世界という分類を越えて良作の予感。

{netabare} いや、構成も演出もキャラ作りも最高です。1話1話の話の展開が明確でそれぞれのエピソードに見せ場もあるので、本当に見ごたえがあります。1話の入り方も良かったですね。「世界最高の暗殺者…」的構成でグッと物語に引きこまれます。

 設定は開き直って、中世といいながら20世紀後半でなぜか電気がないという風情ですが、気になりません。舞台がストーリーにあまり関係ないからでしょう。

 そして3話から4話ですね。プリンセスの妹さん。最高ですね。劣等感とプライド、性格造形が見事に素晴らしいキャラを作っています。今のところ感情的に乗れるのはこの子ですね。姉に対する妹・弟、平凡な武術と言う面での主人公との共通性が今後どう活きてくるのか楽しみです。

 そしてシャドウガーデンという組織の再登場のカタルシスもかなりのものでした。主人公の勘違い設定があまりしつこくなければいいのですが、これでずっと行くのでしょうか?

 演出で瞳のアップを使うのが一貫しているのがいいですね。低予算対策かもしれませんが、効果的に瞳で感情や思惑を表現していますし、演出の力量を感じました。
 背景がペラペラな感じで低予算ぽいとはいえ、作画は丁寧だし、キャラデザはそれぞれのキャラに個性がありますし、演出が上手いので、全体としてはストーリーを楽しむ分には十分な画面作りが出来ていると思います。

 これだけの良作です。小説とコミカライズからのアニメ化ということで連載ものの欠点で、どんどん薄まってゆく危惧はあります。是非アニメ版での完結で構成させてほしい。続きがあるにせよ、1期で一応の目標を完結させてほしいです。

 OPがちょっと面白いですね。本当にストーリーに関係するんでしょうか。現世にシャドウガーデンが来たら面白そうです。イメージだけかな?{/netabare}


5話 「ルルーシュ」+「魔王学院の不適合者」そこに「オバロ」のプレアデスがくっついた感じでしょうか。つまり、面白いです。

{netabare} 配信時間が楽しみな作品は久しぶりというより、初めてかもしれません。ちょっとはまってしまいました。

 背景美術が安っぽいかと思ってましたけど、改めてみるといいですね。低予算かと思いましたけど、結構いい感じです。実際、止め画は多いので潤沢に予算があるとも思えませんけど、細かい演出に見るべきところが多いです。
 王女様(妹)が落ちる剣を掴むシーンとか心象映像としてなかなか見せていました。なかなかの画作りだと思います。EDも止め画ですけど演出で魅せてますので、工夫が上手いんでしょうね。

 その、EDとかOPなんですが、王女様が登場してないということは、ゲストキャラなんですかね。モブでもいいので絡んでほしいなあ。

 それにしても「アイアム〇〇〇ッ〇」は大笑いです。この外連味は「魔王学院の不適合者」を思い出します。印象としてはキリト君っぽいですけど、ルルーシュの「ゼロ」のほうがイメージが近いですね。
「ぷれぷれぷれあです」的なスピンオフもいつの間に始まっていましたので、「オバロ」のプレアデスは意識はしていると思います。

 スピンオフは下手をすると作品世界がメタ的になってしまい、本編の真面目な部分が楽しめないので、もうちょっとずらしても良かった気がします。{/netabare}


10話 やっと本性が現れました。本作はエロギャグアニメですね。

{netabare} キャラ作りのための少しシリアスな展開もありますが、ここまでやられるとさすがにわかります。そう、つまり本作は真面目にやっているように見せかけたエロギャグアニメということでしょう。時代考証とかやる意味はゼロです。何でも有りですね。

 やっぱり作品のコンセプトはオバロと似ている気がします。ただ、オバロより更に、エロギャグが強めということで。俺TUEEEがオチになっているのもオバロっぽいです。
 本作はそれに加えて、各ヒロイン毎のエピソードが面白くできているのが、いいですね。

 本作は真面目に考察してはいけない、エンタメ作品の位置付けで楽しませてもらいます。10話はちょっとふざけすぎですけど。{/netabare}



13話 あれ?続くの?アルファが重要な役みたいですね。

{netabare} なんか続く感じですね。かげじつが作られてたので力は入っていると思ってましたが…なんか、作画もいいし、キャラも女ばっかりなのにあまり混同しないし。
 あれだけ複雑な髪型の作画が破たんしないのは、CG技術?最近ほとんどのアニメの作画ってモデリングになったのかなあ???それにしては、遠景でも破綻がありません。うーん。やっぱり単なるCGペイントっぽい感じです。いずれにせよ、本作の髪の毛の作画は本当に良いです。「明日ちゃん…」みたいな動きのレベルの高い良さではないですけど。13話、イプシロン良かったです。デルタもいいですけど。

 最後の赤い画面の演出も、出崎演出(低予算アニメを逆手にとった止め画の演出。予算関係なく意図的にも使います)っぽくて良かったですけど、そこは線画で行こうよ、という感じもしました。

 この先続くと思わなかったので、2022年のベスト10に入れませんでしたが…うーん。どうしよう?エンタメとしては優秀でも深みがなあ。アレクシア王女の深掘りが出来ていればなかなか、良かったと思いますが、どちらかといえばギャグよりですからねえ。

 アルファがなんかありそうですね。前から出番がもっとないかなあ、と思ってましたけど、あのツンがいいです。アルファの過去に何かあったとしても、うーん、物語上の展開は楽しみだけど、深みにつながるか…あるいはエンタメ極振りでいくか。{/netabare}


17話 なんか中世世界みたいな設定を守る気が無くなってて草。話が進むたびに現代的になってる?

{netabare} 宿泊施設はビジネスホテルだし、道路にセンターラインはあるし、化粧品のコンパクト、地下鉄、グランドピアノ…って挙げるのが恥ずかしくなるくらい現代じゃんという感じです。完全に遊んでますね。話が進むたびに現代的になっている気が…

 これもギャグだとしたらなかなかのセンスです。それにしてもキャラがいいなあ。王女様かわいい。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 23
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

痛さをギャグに昇華できてる

{netabare}
なろう系では珍しく2クール弱と気合の入った作品。

転生して最強になって無双とやっていること自体は普通のなろう系だけど、主人公がイカれた厨二病で、真面目半分ギャグ半分なのでテンプレ的な作品との差別化は上手くできている。
シャドウは痛い奴としてギャグテイストで描かれているので、俺TUEEE系作品特有の不快感がない。
厨二病が行き過ぎていて常人には理解できない行動も多々あるけれど・・・w
この作品は、作者の妄想そのままだと痛かったから、そこを自虐的にギャグで茶化した作品だと思ってる。
実際それによって、痛い作品ではなく、痛い主人公の作品になっている。
それに、俺なんかやっちゃいました系主人公よりはこういう自分の力に自信を持っている作品の方が好きなので、ギャグ作品でなかったとしてもこの作品の主人公は好きだったかな。

プラスで、シャドウがかっこつけて変なことやってるシーンも面白いけど、単純に厨二作品としての出来も高い。
未だに厨二心が残ってるからか、社会に潜む謎の悪組織に、秘密裏に対処するダークヒーロー組織という設定にはワクワクする。
表舞台で力を見せつけるシーンは痛快。
シャドウガーデンを悪の組織と勘違いし敵視するもの、ディアボロス教団、そしてシャドウガーデンと、色んな勢力が競り合っている雰囲気も面白い。
ギャグだけだと途中で飽きただろうから、普通に話が面白いというのは楽しめた要因として大きかった。

物足りなかったのは七陰メンバーの陰が薄かったことかな。
シャドウの存在感が強すぎたのもあるけれど。
あと、キャラの名づけは正直寒かった。ドエムケツハットなど・・・。

1個気になったけど、主人公はまだディアボロス教団が実在することを知らないのだろうか。でたらめな発言が真実だったと気づくシーンがなかったけど、最後の方の行動はディアボロス教団の存在を知った上のものだとしか思えないw

私的評価:62点
私的ベスト回:9話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
女性主人公? 異世界ものじゃないんか? 糞陰キャ主人公。
傍観だけしてる主人公。だっさ…。
日本人なのにそんな戦争に参加したことあるんか…。
言うほど言い訳できるか? ただの犯罪者で草。
バール1本でって、バール相当強いだろ。
そりゃ普通に殴った方が強いわなw 死んでて草。この前置き必要だった?
まあ、陰の実力者という曖昧な表現の具体化か。
まあ脳死で転生させるアニメよりかは。こういう厨二アニメ正直好き。
無自覚厨二じゃなくて自覚ある上ならなんか好感持てるし。
中世じゃないのもいいわ。

2話 ☆7
微妙なOP イキリがコンセプトなら不快感あまりないな。成れ果てかな?
これ言ってて恥ずかしくならんのかなw これ面白いけど2クール持つか?
襲われてそう。
ギャグアニメだけどしっかり厨二バトルものとしての面白さもある。

3話 ☆5
クソOP 何がしたいの? マジで何がしたいの?
金に釣られるダサい陰の実力者さん() イキリ会話きつ。
ガチでカップルみたいなことやってて草。
立派な彼氏だろこれ。世界で何が起こってもどうでもいいとか、作者の思考見えるのきついわ。あっ...

4話 ☆7
エロ展開はよ。確かにモブっぽくて草。何で競り合ってんねんw
はたらく魔王さま。エッッッッ 時は来た
ダークヒーローものとしてちょっと面白い? てか車あるんだ。
このマッドサイエンティストの方がテンプレ的なモブみたいな死に方してるw

5話 ☆5
イキっていく、こいつも常人レベルだろ。つまりどういう事だよ。
だっさ。あの味方巻き込み配ってるぞ。なんか草。
てかこいつの中では教団は実在しないのにやりすぎだろw

6話 ☆6
チョコ あっ…。クールドジ。なに身内から金盗んどんねん。
この白髪達は主人公ポジションなのかな? このピンクは何。

7話 ☆6
こんな現代的なのね街。
モブ演じるパートマジで何がしたいのかわからんからつまらん。
本来とのギャップを高めるというのはわかるんだが。
モブこんなにしぶとくねえよ。奥義全部同じだったじゃん。
ここまでも散々ネームドキャラと関わりまくってる件。
どうせまたトマトジュース

8話 ☆7
アクセラレータさんなにやってんの?
魔力阻害がそんなに一般的なら魔力とかこの世界であまり活躍しなそうだけど。主人公の笑い顔イキリがきつい。
ちょうどそれの解読中にテロとか都合のいいタイミングの襲撃だな。

9話 ☆8
こういう仕掛け実在すんのかな。何食わぬ顔でこれ言えるサイコパス。
厨二アニメでも魔法科はめっちゃハマったけど、これはあまりハマらないのは何でだろうw
なろうのゲームってやる人いるの? 被害クソデカそう。
戦闘の構図は上手い気がする。炎バックはやっぱりかっこいい。
これシェリーこそ主人公の境遇だろw
ここから真実を知っていくストーリー。
父を母殺しと知らずに慕うように、今度はカゲノをシャドウと知らずに慕うのか。なーんか不憫。シャドウガーデン潰しかな? 今回は面白かった。

10話 ☆7
日常系アニメかな? この白髪の子帽子似合いすぎだろ。
アレクシア可愛いよ。百合アニメ? キャラデザは可愛い。
なんで聖地とやらに行くの? 女神の試験?
何のために受けるし。The Eminence In Shadow
日常回面白いじゃん。何を食ってるんだこいつは。

11話 ☆8
ホモ。風呂の流れちょっとワロタわ。露骨な犯人。
こんなエロネタやるアニメだっけw ちょろいじじい
何だかんだいい厨二作品だわ。正直好き。画面が眩しい。

12話 ☆8
聖域に入って何するのか。ダークヒーローではなくただの悪人になった瞬間。
あのモブの殺され方見てなお良く入る気になったな。ハゲ。驚きの白さ。

13話 ☆6
弱点解説するの草。ハゲ主人公がいてもいいだろ。

14話 ☆7
吸血鬼かよw イキリ英語草。で、聖域行った目的なんだっけ?w
お前、消えるのか? てか、主人公はまだ何も知らんの?w
主人公無知設定ない方が面白い気がするのは自分だけか。
主人公よりもこの引き立て役のキャラたちの方が詳しいの草。

15話 ☆8
正体割れてるだろ。変装かよw 殴られて変装解けんのかw
これ厨二作品書いてたら恥ずかしくなったからギャグっぽくした感ある。
普通に大会見せてくれやw

16話 ☆7
人間不信。なんで逃げたし。魔法科高校かな? 雑魚に名乗るな。
そりゃ皮肉られるわw 4330という中途半端さ。名前寒いのやめろ。
クイントンとの戦闘シーンちゃんとやれ。
アンネローゼ割と頭おかしいなw

17話 ☆7
ピアノまで弾けるのか。イプシロン一番好き。会話ちょっと寒いぞ。
この世界文明進んでるのか進んでないのかいまいちわからんな。
お前大会はどうした。
この瞬間に教団が攻め込むってことは結局シャドーは教団の存在知ってるの? それとも偶然?

18話 ☆7
姉さんヤンデレかな? ジミナの時に席外してたらクッソ怪しくねw
流血してるじゃん。目立とうとしてるガイジがトップなんだよなぁ。

19話 ☆7
画面端に見切れてるなw 目的何もないからなw おいおい瞬殺だよ。
ブーメラン刺さってますよ。スタイリッシュ盗賊スレイヤーw 黒歴史か?

20話 ☆7
つまりどういうことだ。暗黒兵士で見た。
ちゃんと厨二作品としてかっこいい。急にキレるなw I am atomic
親殺されたと勘違いしてる奴か。
こいつもう取り返しつかないことになってて草。
エッッッッッ 服脱がせたかっただけだよね。呑気にピアノ弾いてて草。
作画良くて草。

曲評価(好み)
OP「HIGHEST」☆4
1話ED「Darling in the night」☆7.5
2話ED「Darling in the night」☆5.5
3話ED「Darling in the night」☆7
4話ED「Darling in the night」☆6
5話ED「Darling in the night」☆8.5
6話ED「Darling in the night」☆6.5
7話ED「Darling in the night」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 5

73.5 8 学園で生徒会長なアニメランキング8位
ようこそ実力至上主義の教室へ 2期(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (369)
1372人が棚に入れました
2017年7~9月に放送されたTVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』の続きを描く、TVアニメ2期および3期の制作が決定!なんと1年生編をすべてアニメ化。2期は2022年7月に放送、3期は2023年に放送されると発表されています。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ただのイキリアニメ

{netabare}
一期はそれなりに楽しめてた気がするけど、二期はダメでした。
全く頭脳戦していなくて引っかかったのと、キャラが絶望的に好きになれなかったのが主な原因。

1期はガバガバなりともそれっぽい勢いで頭脳戦を面白く見せられてた印象があるけど、2期は頭脳戦じゃなくて物理戦ばっかだったのがさすがに。
どんなすごい策で危機を乗り越えるんだと思って見てれば、運動会も龍園戦も普通に身体能力で勝って終わり。あの陰キャみたいな見た目の綾小路がw
これじゃなろうと大して変わらないじゃんって...。
天才主人公が策で相手を上回るのが面白い作品だったのに。
それに暴力ダメ設定があるにもかかわらず、誰も見てなければセーフ理論で殴りまくるのはさすがに萎える。
どうやって教師を誤魔化すのか、どうやって誰も見ていない状況を作り出すのか等に重きが置かれた上で強硬策に出るのであればまだ頭脳戦の一種として見てられるけど、ほぼ脳死で何の策もなく暴力振るうのは作品のコンセプト的にもおかしいでしょって思った。
てか、龍園とか完全に犯罪者だったけど、これエリート校じゃなくて少年院舞台のアニメでしたっけ...?
自己中や頭の悪いキャラばかりで本当に見ていてきつかった。
綾小路みたいな人の心持ってません主人公もなろうとか好きな層には刺さるのかな。

頭脳戦をやっていたとしてもしょうもない。
スマホ取り換えや録音とか一期で見た展開ばかりで引き出しが少ないんだろうなって。
一番笑ったのは櫛田の回かな。
櫛田のIQがめっちゃ下げられているように感じる、見てる側ならだれもが予想できるであろうオチ。
書いていたらきりがないけど、他にも引っかかる所だらけ。
運動会の勝ち負けなんて、リレーとかを除いたら予測なんて不可能だと思うけどね。余程差があるならまだしも、ギリギリ勝てるぐらいのレベルらしいし。

あと、結局イキリ展開がしたいだけで、エリートを育成するための学校とかいう設定は忘れ去られている模様。
いちいち書かないけど、ゲーム自体もやりたい展開を作るための都合のいい土壌にしかなってないというか、このゲームに何の意味がある?、何でこんなルールがある?って突っ込みたくなるようのものばかり。
例えば体育祭の結果で筆記テストの点数が下げられるのも意味不明だし、連帯責任で退学に陥る可能性のあるテストと言うのも意味不明。
もうデスゲーム設定にすればよかったのにって思うレベル。

これはよく言われてたけど、作画や構図も酷かった。
内容もたぶん原作からしてつまらないと思うけど、原作から劣化してる部分もあるんだろうね。
連帯責任テストの話で、小テストでわざと指定の点数を取らせることでペアを的確な組み合わせにする、みたいな話があったけど、そんなことしない方がちゃんとした成績順になるのでは?と思ってそれをTwitterの感想に書いたら、原作勢の人からあれは小テストが簡単すぎるせいで普通にやると差がつかないからと解説をもらったけど、一切作中で言及されてないって言うね。
脚本家があまり原作を理解せずに適当に読んで書いてるんだろうね。

オープニング、曲自体はZAQのアニソンの中で一番好きだったけど、映像が酷すぎ。センスが絶望的。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
歌詞付きOP MVみてえなOP
もはや本来のクラス分け関係ないじゃんこのゲーム。
人狼かよ。もうルールがややこしすぎるわ。
こんなんでルールの穴つついた展開やっても付いて行けないよ。
あの黒人高校生じゃねーだろ。
会議パートでの駆け引きしてる感は面白いんだけどな。サンライズw

2話 ☆5
櫛田の行動って怪しいな。これ何がおもろいねん…。地雷女かな?
ニセコイ。恋愛話いる? 実質彼女みたいなもんじゃんそれw
別にリカの真相確かめたいだけじゃないの? 結構軽井沢も悪くない? へー。この話いる?
少なくともゲームのこと全然わかってない段階でやる話じゃないわ。
せめてゲームが始まる前か後にやれこの話。

3話 ☆5
なんでランダムで決めないw 現在進行形で。
この話メインの話のテンポ悪くしてるだけでしょ。
こういう全部見透かしてますよ系主人公厨二病は好きなんだろうな。
どうせ偽メールとかあるんでしょ?

4話 ☆2
いや何のために法則性を作った?
その法則だと他のチームの優待者の情報を握ってる必要があるが、ゲームが同時進行なのもあって不可能では?
チームによって早く終わるとかあったかそういや。
けど、そんなルール作ったら1チームもしくはある派閥が優位になって複数チームでやっている意味がなくなるのでは?
筆記テストさぼれるじゃん。 ペナルティ()
筆記試験の点数下げとか意味わからんな。
成績直接下げならまだしも。
まあこれ異世界ものとして見るべきなんだろうけど。
運動能力を見る体育祭の結果でなんで知能を測る筆記試験の点数を下げるのか。話が頭に入ってこない。
要するに全員平均的になるように調整して最下位とかとる競技をなくしたいということか。自分のことしか考えてないな。ん?
強い人と弱い人で組むなら弱い人が勝つ可能性は上がるのでは?
何言ってるのか全く分からん。
ああ、全員参加というのはチーム内でも順位を競うから強い人と弱い人で出して強い人に高順位を取ってもらいやすくしようということか。
何だこいつ。高圧的で嫌い。どう考えても運動できなそうなくせにそこまで完璧なのかよ。
なんかただのイキリアニメというか無自覚俺TUEEEEなろうだわこれ。
きっつい。

5話 ☆1
あの黒人絶対高校生じゃねーだろ。いやこれ本番かよ。
早すぎだろw 棒倒しとか聞いたことないな。
いやさっきのはどう見ても暴力だろw
運動会競技でどのチームが勝つかなんてよっぽど実力差ないと予測不能だと思うがw 向こう思いっ切り暴力じゃん。普通に殴って草。
ガバガバジャッジかよ教師陣 役に立ってねーじゃん。
裏切者分かってんのに教えないとかこいつが裏切者認定されそうだが。
悪魔の証明とかじゃなくて向こうが証拠提示しろや。普通に裁判起こせや。つまんね。

6話 ☆3
この学校の仕組みからして社会に役立たねーよ。
ほんまキモいキャラしかいねーな。
変な自己中しかおらんくて。糞みたいなことやんなや堀北兄
シンプルに足速いだけやんけ。つまんな。録音最強。
怪しいファイル開くな。何でもいいから転倒するんだよって日本語大丈夫か。会長か綾小路どっち?

7話 ☆3
その謎の2人1組設定になんの意味がある?
これデスゲームじゃないんだぞ?
優秀な人材生み出すための学園って設定思い出すと全てが茶番にしか見えなくなる。
何の為に学級崩壊とかさせるんだよ。
小テストの正答率指定しなくても普通に解いたら成績順になるくない?
この金髪影薄いな。

8話 ☆3
ケーキ欲しそうで草。キャラが不快。辞めるという保証は?
録音最強。相手側が有利すぎだろ。
なんでそれを堀北が知ってたらダメなの?
なんでそれで戦争後みたいな教室になってんだよw

9話 ☆2
このアニメバカとキモイやつしかいないからほんときつい。
メガネ裏切りそう。てか櫛田って一期でなんで裏切らなかったの?
先生先に綾小路に同じこと言われてそう。
このキチガイほんとキモすぎる。カッコつけてた割に簡単やんけ。
いやほんとにオチほぼその通りで草。
急に櫛田のIQ下がるの草って言おうと思ったけど、元々そんなことないかw
櫛田の問題変えることで何になるの? いや、得点勝負だったか?
としても普通にそんな事しなくても堀北が勝ちそうだな。

10話 ☆1
ラノベ層ってこういう人の心持ってません系主人公をかっこいいと思うの? は? 主人公何がしたいねん。普通にAクラス目指せよ。
こういう才能隠し系マジで寒いわ。
力に奢って上から目線に中二病やってるだけの主人公好きになれるわけ。1期の時これ楽しめてたのが謎だわ。曲だけはいい。

11話 ☆0
イキリしかおらんのほんまきつい。暴力禁止なんとちゃうんか。
暴力は処罰設定もういらないよ、不徹底すぎる。
ただの犯罪者じゃん、優等生とは? 録音しとけよ。
別に元いじめられっ子でも今違ったらどうでもええやろ…。
この学校無法地帯? クソアニメ。なろうの方がマシだな。
エリート校じゃなくて少年院だったっけ?ここ。
頭脳戦と言うより強引なゴリ押しばっかだな。

12話 ☆0
エリートとは何なのかw 強引な展開ほんとおもんないわ。
これ不良アニメだったっけ?w 結局助言するのだっさw
生徒同士の問題に干渉しないって、いじめが起きてるわけだが?
一人で敵中に飛び込んでって、これバトルアニメだったっけ?w
何アニメだよほんと。てか、録音録画警戒しとけや。
一回されてんだから。草、結局主人公完全万能かよw
なんやねんこれ。ちゃんと頭脳戦しろ。ごり押し解決で草。
これでさっきの人が向こうから殴ってきた商人になるんでしょ?w
何だよこのアニメ...。厨二病リきっつ。
過剰防衛だろ。OP曲とEDだけのアニメ。
これ一期普通に楽しめてたはずなんだが。

13話 ☆3
やる気なくしてて草。三期への繋ぎかな。このイキリホントきつい。
だんだん成長していく話とかならいいんだが。

曲評価(好み)
OP「Dance In The Game」☆9
ED「人芝居」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 12
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

素直に脱帽。どんどん面白くなります。キャラ萌え番長アニメでした。

 楽しみ方を間違えると損をする気がします。本作は1期はゲーム、頭脳戦として見ない方がいいとは思っていましたが、まさか、2期の主軸が軽井沢さん萌えとは…主要キャラになる存在感は1期からありましたけど、こんなに可愛いキャラになるとは思いませんでした。
 堀北さんは、すっかり狂言回しになるかなあと思ってたら、最終回であれですからね。3期の活躍が楽しみです。そして櫛田さんの悪い顔がたまりません。

 後半活躍なかったですが、前半は一ノ瀬ちゃん。ラスボスはやっぱり一ノ瀬ちゃんがいいなあ。それとあの板柳がでてきました。伊吹ちゃんは1期の活躍で終わりかな。ちょっと常識的な演出が多かったですから。

 父親が出てきましたが、大きい部分で話に関係するかもしれませんが、舞台設定でしかないでしょうね。学園パートでの主人公の立ち位置の設定に過ぎません。生徒会長と先生もすっかり客観的視点役になりました。

 こうしてみると全体的にキャラ萌えものになっています。特に女子ですね。D組の軽井沢さん、堀北さん、櫛田さんの3人はもちろんですが、一ノ瀬ちゃん、板柳さん、伊吹さん等々、これだけでてきて、キャラ造形がしっかりしているのは大したものです。

 5種類のデレ、ヤンデレ、ツンデレ、クーデレ、ボコデレ、デレデレの内、4つ制覇ですね。デレデレはまだモブしかいないなあ。今後どこまで殺伐としたハーレムが広がるか楽しみです。

 また、本作は古き良き番長マンガの構造になっています。
 男としての熱いキャラは、C組の彼ですが2期で退場するだろうなあと思っていましたけど、なんと友情らしきものも…そして、須藤やA組の禿頭の彼もそうでしたね。うーん。拳で語った後の友情ですね。つまり、番長マンガです。そして男子だけではなく女子たちも、頭はDQNです。

 当然、力こそ人間の価値だというヤンキー思考ですから、主人公は男女から好かれます。これこそ古き良き番長マンガです。

 今時ですから各学生のスタイルは当世風ですが、性格と行動はヤンキー・ギャルの集まりです。話の構造としては、他のエリアで総長をはっていた主人公が、まったく違う環境に放り込まれて韜晦している感じです。

 そして、いつの間にか作画がメチャメチャ良くなっていますね。特に12話は最高でした。初め叩かれていたのは何だったんでしょう?バトルも良かったですが、軽井沢さんの可愛いこと。

 いや、見直しました。素直に脱帽です。キャラ萌え視点、番長マンガ視点で行くと、本当に面白い。3期あるのも加点要素です。それが良心的なアニメ制作だと思います。

 評価は完結してないのでストーリー4ですが、次がある安心感は素晴らしい。3期が秀逸なら2期にさかのぼって評価上げるかも。キャラは軽井沢さんが良いのはもちろんですが、描き分けとストーリーにマッチしったキャラ造形で非常に秀逸でした。




以下 視聴時のレビューです。
2話 軽井沢、櫛田、一ノ瀬、高円寺+主人公と教師が気になります。

{netabare}  多分高円寺ならそうするだろうなあ、と思ってたら期待裏切りませんね。高円寺が実は最強?かなり気になりますね。

 軽井沢さんが1回目に囲まれているときに防犯カメラ的なカットがありました。あれの意味と特別試験ですね。特別試験のルールって本当は全員優待者がカミングアウトすればゲーム理論にもならない解答だと思うんですが、どうなんでしょう?クラス主義でなく状況に応じて勝負に勝てる人材が評価される?

 まあゲームそのものが本作の面白さの本質ではないでしょう。結果だけ予想するとガツガツしているAクラスとCクラスが駄目で、ラスボス感のあるBの一ノ瀬さんとDクラスがプラスになる感じ?
 ただ、ゲームはストーリーのギミックですからこのゲームの勝負についての仕組みや正解の考察をする意味はなさそうです。

 問題は軽井沢さん、櫛田さん、一ノ瀬さんの3名と高円寺を加えた4名の正体あるいは過去が気になります。もちろん主人公と教師陣もですが。

 この辺がストーリーのポイントでしょうね。そうなりますよ、とはっきりストーリー展開はそうなってますからね。ゲームに隠された学園の意図とキャラのドラマ。これが見どころになる気がします。

 EDの歌の歌詞、ちょっと歌の感じで聞き取り辛い部分もありますが、ひどい歌詞でしたね。

 作画ひどいという噂はありますけど、ストーリーがなかなか面白いのでほとんど気になりませんでした。

 また、次に面白い展開あればレビューします。結構面白いです。{/netabare}


4話 話の展開面白くなってきました。1.5~2倍くらいで情報を圧縮したほうが面白い。

{netabare} いよいよ来ました。櫛田の裏ですね。先週の最後の結論からのつながりどうなのよ?いきなり体育祭で話変わってるじゃん、と思ったらそういうことですか。

 この作品はやはり考察系でもゲーム系でもないですね。心理描写を楽しむストーリかもしれません。

 集団の合意形成における自分自身の反省にもなります。正論だとなびかない、頭使わない人間は人に合わせて意見を言う、自分の得意な事柄だと余裕がでる、困ったときに多数決を言い出す奴は無能、意見を言う人間は決まっている、人の意見に便乗するのは残念な子…この辺が上手く描けていました。

 そして今回のサブタイトル…「人材は作り出す必要がある」最高ですね。1期にくれべて2期のほうがサブタイトルがしっくりきます。

 で、本作を見る時のコツに気が付いたのですが、私はアニメはほとんど倍速で見ないですが、本作に限っては1.5倍~2倍くらいの速度で情報を流し込んだ方が理解しやすいです。文字を読むスピードで調整したほうがいいと思います。
 できれば3倍くらいで見たいですけど、そうなると聞き取れないでしょうね。本作における画面は飾り付けなので、情報が提示される画面がきたらポーズすればいいと思います。(もとから「てーきゅう」くらいで作ってくれると助かるんですけどね)
 こうするとダレないし、話も理解できるので一気に面白くなりました。軽井沢さんとかの面白そうな悪い顔のシーンだけ等倍で楽しめばいいかと。1期もこれで見返したほうがいいかも、という気もします。

 とにかく面白くなってきました。{/netabare}


5話 面白いかどうかより、キャラ造形が内面も作画も崩壊してて草

{netabare} ということで、どうしちゃったの?というくらい、すべてが崩壊していましたね。まずキャラの動きですね。これが酷かった。須藤はそれでも1期からの継続ですけど、いい加減堀北が馬鹿すぎなのも合わさって「馬鹿ばっか」と言いたくなります。

 主人公を引き立てるために、周囲を馬鹿にするやり方はちょっと感心しません。先週までは良かったのにどうしたんでしょうか。原作厨ではないし、もともと原作知らないのでわかりませんが、今後もこんな感じで進むんでしょうか?バカテスならD組は馬鹿でもしょうがないですけど…うーん。

 作画はストーリーが良い場合は、あまり出来は気にしないんですけど、せめて誰が誰だかわかるようにしてほしい…とはいえ、髪型とかでほぼ大丈夫でしたが、櫛田さんが酷かったですね。初めはモブかと思いました。

 作画監督は総作画監督以外が全員中国の方ですね。コロナのせいでしょうか。あのリコリコですら怪しかったので数週間は我慢ですかね。作画より脚本が心配ですけど。{/netabare}



7話 結構面白くなってきました。女の戦い…こういうのでいいんじゃないかな?

{netabare} 学園のゲームバトル物は沢山ありますけど、こういう心理戦と謎が上手く組み合わさったのって、意外とないですよね。ゲームの中身がどうとか、ルールの裏とか、自己満足の設定でグチャグチャと細かい説明ばっかりのが結構ありますからね。

 本作のようにゲームの勝敗が裏切りと情報というのは非常に説得力もあるしいいですね。損得ではない「感情」がこういうゲーム物だと重要なんですけど、感情の描き方が浅くて見てられない作品が多い中、本作はかなりいい感じです。

 あの禿頭の人とか、キャラデザいい人系だよなとか思っていたらちゃんとその通りの感じだし。なかなかキャラ造形が内面とか過去とかいいんじゃないでしょうか。

 まだ半分ですから、今後も楽しみですね。1期に比べて格段に面白いです。演出が陳腐だったり作画がどうこうはありますけど、ストーリーが面白いのであまり気になりません。
 女の戦い誰が勝つのか。そしてCクラスは…いや面白いですね。さらにラスボス感のあるBクラスのあの一見物分かりがよさそうな女の子がどうなるか、ですね。見どころが出そろいました。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

微笑みの櫛田爆弾

引き続き原作未読で視聴。

【物語 3.5点】
学園運営側から下された、課題の意義から考えさせるクラス間競争が継続。
主人公・綾小路清隆が取り巻く人物に様々な角度から迫られることで、
隠れた一面が少しずつ明らかになるも、底知れなさもさらに深まる構成。

ペースは飛ばし気味か。
競技の模様があまり描かれない体育祭などは、原作未読組の私でも色々端折っているだろうなぁ~と苦笑しました。
が、あくまで綾小路とその周辺のドラマを重視するという意図は伝わって来ました。
ただようやく体育会系の出番だというのに、空回りしてキレる姿ばかりピックアップされた須藤くん等は不憫だったなとw

綾小路が何者か?高度育成高等学校の教育方針とは?
核心部分については一挙に明かしたらシリーズが終わってしまうのでwネタは小出しでお預け感。
そんな中、終盤にヒントは提示。
すなわち{netabare}綾小路とその父(“ホワイトルーム”主宰)、学園理事長・坂柳の三者面談。
この高校の入学可否は基本的に推薦で決まり、入試試験が全くのお飾りだったというのは想像以上でした。{/netabare}
普通の学校では教えてくれない、大人社会の駆け引き、根回しを良しとする。
意図的に監視カメラの死角を作り、ダーティな一手を誘い出す。
元々、いけ好かない学校だなぁ~と思っていましたが、ますます不信感が募りましたw

このままだと手前勝手な運営側への疑問から作品自体への興味を失う、
競争ゲーム系シナリオで挫折する私のパターンにハマる所ですが、
『よう実』の場合は、或いはこの先、実力至上主義そのものがひっくり返る痛快もあるかもしれない?
との期待もあってか、不快感すら何故か興味に変換されて持続するんですよね……。

『よう実』と私の不思議な相性の良さの謎もまた深まるばかりですw


【作画 3.0点】
アニメーション制作・Lerche

スタミナ不足。

ヤマ場ではソースを集めて盛り上げる。
クライマックスの{netabare}綾小路VS龍園一味のバトル{/netabare}映像はキレキレ。
相変わらずデレる女の子の表情描写は可愛いし、巨乳ばかりで発育が良すぎるし、
各キャラの二面性描写は怖いw
が、それ以外では息切れが目立つ。
最終話、{netabare}腑抜けて受け身も取れない龍園がフワーっと倒れ込む{/netabare}シーン。
作画も彼も燃え尽きた?って感じで失礼ながら笑ってしまいましたw


【キャラ 3.5点】
D組の“黒幕”を策を弄して嗅ぎ回るC組の“独裁者”龍園。
D組の裏切り者・{netabare}櫛田{/netabare}も駆使しながらキービジュアルでも綾小路と対峙。

龍園の暴力崇拝の異常性が{netabare}軽井沢拷問{/netabare}という不快感を伴いながら明らかになって尚、
龍園は嫌いにはなれないキャラです。
学園システムの穴を付いてゲームとして茶化してやろうという視点に共感を覚えるからかもしれません。

原作未読組の私にとっては堀北→ヒロイン交代?との風評の答え合わせともなった軽井沢恵。
全てを道具として利用する綾小路の前ではヒロイン枠に収まること自体が危険。
私は堀北さんにはヒーローとして頑張って欲しいので、
今は脇に追いやられた感のあるこのポジションのままでいいですw

その他、綾小路とグループを形成する佐藤さんらクラスメイトの面々が、
綾小路はまだまだ皆と青春する段階ではない事を浮き彫りにする。


一方で、綾小路周辺から遠ざかるにつれ、これ誰だっけ?キャラも多発。
軽井沢とぶつかった因縁があるというC組・諸藤リカもこんな娘いたのねといった感じ。
で、{netabare}軽井沢往復ビンタして、{/netabare}にわかに笑い出して、あらヤダこの娘、怖いw


【声優 4.0点】
主人公・綾小路清隆役の千葉 翔也さん。
{netabare}軽井沢に「股を開け」
堀北に「いつまで役立たずでいるつもりだ?」
龍園にマウントからボコ殴りにして「こんなつまらない作業で、心は動かない。感情がのぞくはずがない」{/netabare}
声色を変えずにゲス発言を重ねる辺りはもはや怪演。

櫛田桔梗役の久保 ユリカさん。
この役やり始めてから、二面性キャラの仕事が多くなったとのことですがw
2期では裏の顔より、微笑みをたたえた表の顔の演技の方が怖かったです。
{netabare}承認欲求モンスター{/netabare}というキャラの核心も納得なヤバい外面でした。

総じて1期から5年経て経験を積んだキャストがさらにキャラクターを物にしている好印象。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はZAQが「Dance In The Game」で続投。
激しいアコースティックギターのメロディに乗せ、天才↔馬鹿、嘘↔真実などの対義語をぶつけ合う情熱的な一曲。
パンチ力のある歌詞はOPアニメでテロップとしても乱打されインパクトを残す。

ED主題歌は声優・渕上 舞さんの「人芝居」
平坦なボーカルで猿芝居だの、狸寝入りだの、
礫(ぐー)、蟹(ちょき)、葉(ぱー)だの、
掴みどころのない歌詞で煙に巻く珍品。
極端な外面を演じるキャラが多数生息する、動物園の如きこの学園の校風とも混ざり合い、独特の苦味を醸し出す。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 21

61.5 9 学園で生徒会長なアニメランキング9位
ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (285)
1359人が棚に入れました
『PSO』15周年記念プロジェクト第8弾として発表。

近未来の地球を舞台とした完全オリジナルストーリーで、『PSO2』をめぐる、あなたの隣にいるかもしれないプレイヤーたちの物語になる。

声優・キャラクター
蒼井翔太、諏訪彩花、M・A・O、島﨑信長、井上喜久子、佐藤拓也、小西克幸、村川梨衣、新田恵海、金田アキ、井上和彦、堀江瞬、高橋広樹、横山ミナミ、高野麻里佳、玄田哲章、小原莉子、高木友梨香、桃井はるこ、榎本温子、会一太郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

なぜ「2」なの・・・? 「1」を探しても見つからないんだけれど・・・^^;

この作品の原作ゲームは未プレイですが、キャラデザが好みだったので視聴を決めた作品です。
タイトルにも記載しましたが、この作品の放送が決定した時「なんで「2」なの?」と思っちゃいました^^;
「2」って事は「1」があって、大概物語に関連性があるのが世の常・・・と思って探してみましたが無いんですよね^^;
暫くしてゲームの中の構成でアニメ化されたのはこの「2」が最初だったみたいです。

この物語の主人公は高校2年生の橘イツキ・・・彼は生徒会長から突然生徒会の副会長に任命されてしまうのです。
それだけでもびっくりなのですが、もっとビックリしたのは副会長の仕事です。
何とPSO2をプレイしてレポートに纏めて生徒会長に提出する事だったんです。

こんな生徒会の仕事って有りなの・・・?
生徒会はこの仕事の正当性について色々言っていました。
・学園内のソーシャルネットワークの現状を正確に把握するして報告する。
・学園に相応しいガバナンスを示す事こそ我が生徒会の存在意義そのもの。

そして人選の理由については成績、素行とも問題が無く、何でもそこそこ出来て部活動に所属していないから・・・なんだそうです^^;
いつきが色んな運動部に助っ人をしていて「部活動の便利屋さん」と呼ばれていることまで生徒会は調べ上げていました。
つまり何でもソツなくこなせる暇人・・・として白羽の矢が立ったという事になる訳ですが、当の本人としては微妙な人選理由ですよね^^;
こうしていつきがPSO2をプレイするようになり・・・物語が動いていきます。

私はオンラインゲームに疎いので正直ゲームの事は良く分かりませんが、ゲーム内でキャラを作り、そのキャラで様々なチュートリアルやクエストをこなしていく・・・
そしてオンラインゲームならではの仲間を集めて共闘する・・・こんなところでしょうか^^;?
SAOの様にナーブギアを装着してゲーム内にダイブする・・・という感じでは無さそうです。
まぁ、SAOの世界は近未来でPSO2は現在進行形のゲームなので、違いがあって当然なのですけれど・・・^^;
でも視聴していると、姿かたちは違えど声なんかはキャラそのものなので、アニメで視聴している分には、PSO2もSAOみたいにゲームの中に入り込んでいる様に感じられるのがアニメの醍醐味なんだと思います^^;

生徒会長にレポートを提出するのが目的で始めたPSO2でしたが、人気のあるゲームだけあってイツキも直ぐハマったみたいですが・・・そうなんです、面白いゲームってやっぱりハマりますよね^^;?
「この次の展開が知りたい」、とか「あのセーブポイントまで辿り着きたい」、とか「もう少しレベル上げしたい」など、状況によって続ける理由は色々ですが、これが連鎖するんですよね〜^^;
私も面白いゲームに出会ったら間違いなくハマると思います。
ゲームにハマるとアニメを見る時間が無くなるので、なるべくゲームは遠ざけています^^;

でもいくら面白いゲームとはいえ、アニメの中で延々とプレイされていては偏った作品になってしまいます。
この作品ではそうならない様に日常パートの見応えも中々なんです。

一番のお気に入りは生徒会長の泉澄リナ・・・「10年に1人の逸材」と呼ばれ才色兼備であると共に、多くの人から慕われています。
でも、彼女がお気に入りになったのはそんな肩書きではありません。
きっと本人は無意識だと思いますが、イツキとの距離を徐々に縮めてるんです。
何かに付けて「副会長」「イツキ君」
リナ先輩の熱狂的なファンがいたならイツキ君は間違いなく後ろから刺されている事でしょう・・・^^;

そして色々気にかけているうちに彼女の心境にも変化が・・・
その変化は少しずつでとてもゆっくりです。
でも物語序盤と終盤の生徒会長の言動や仕草を比較すると、違いは明白だと思います。

もう一人アイカというヒロインも登場します。少し影があるような表情が印象的な彼女でしたが、彼女は背負った運命が違いすぎた・・・ただそれだけだと思います。
そんな運命が無かったら年はイツキと同じくらい・・・他の女の子みたいに高校生活や恋だって満喫できるのに・・・
戦場に身を置くことで存在を示してきた彼女・・・イツキとの日常が彼女にとってかけがえのない時間であった事を願ってやみません・・・

こうして物語は終盤に差し掛かるのですが・・・起きた事態は最悪でした。
ある意味SAOやオーバーロードなどのVRMMORPGより状況は悪いと思います。
VRMMORPGは、普通にプレイしている限りゲーム内でどんな事が起こっても、プレイしている本人以外に影響を及ぼしません。
でもPSO2・・・いえ、この作品におけるゲームの位置付けはもっと異質だったんです。
この発想はありませんでした。
そしてここから物語が一気に加速していきます・・・
目の前で起きた出来事はあまりにも非現実的・・・でも事実が最悪の状況を物語っています。
イツキらはその最悪から抜け出せるのでしょうか・・・気になる方は本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、蒼井翔太さんの「絶世スターゲイト」
エンディングテーマは、泉澄リナ、鈴来アイカの「レアドロ☆KOI☆こい!ワンモア!」
蒼井さん・・・何でそんなにハイトーンなんです?
そんな音階は逆立ちしても出ないです・・・格好良い曲なのでカラオケで歌ってみたいと思って断念した曲です。
エンディングの踊りは可愛かったですね^^

1クール12話の作品でした。序盤は静か・・・でも終盤に起こった衝撃の展開以降しっかり盛り上がったと思います。
私の中では今期のダークホース的存在でした。
キャラデザも綺麗でしたし十分に楽しませて頂きました^^

投稿 : 2024/07/06
♥ : 17
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

レアドロこいこいセブン

{netabare}ファンタシースターはオンラインじゃないやつ、いわゆるアルゴル星系シリーズはやったけど、オンラインは一切やってません。
誘われたこともあるけどなんかデザインが自分好みじゃなかった。

でもって本作。
1stキャラよりサブキャラのほうが強くなってしまうとか、序盤はネトゲあるあるネタが続くけどかなりテンポが早い。
ソロの正体バレはええw
最終回付近に持っていっても良かった気がするが…さすがにそれだと丸分かりすぎて今じゃ引っ張るネタにはならないと判断したのかな?
ってことで後半は「ゲームだと思ったらゲームじゃなかった」「ゲームの世界が現実に溢れてきた」という展開。
このネタも数多あれど、SEGAってことで自分はどうしても“ゴールデンアックス”や“獣王記”を連想してしまってちょっと笑える。
というか自分はゴールデンアックス(初代AC版)のエンディングのその後を描いた作品なんじゃないかなー、と思ってたり。
一応序盤から、ゲーム内の小動物が現実世界で見えたり、素質持ちがキャラメイクすると自分ソックリなのが作れるとか伏線を張ってはあるのだけど、どうにも序盤のネトゲあるあるネタとの2本立てにしたせいか急ぎ足感が…。
特にエンタングル(ゼーガペイン用語、こっちでは何て言ってたっけ?)したのとそうでないのとの違いがよく分からない。
終盤援護に駆けつけた「仲間」はあくまでゲームの一環ってノリだったんだよね?
エンタングルしてないヤツは単なるプレーヤーキャラクターであって、やられてもゲームオーバーになるだけでプレーヤーは死にはしないんじゃない?
って思うとどうにも緊張感が…空手部がどこまで理解しててどう説明したのか曖昧なのがモヤモヤする。
また、ソロの出番が中盤以降全然無くなってしまったのは悲しい…PSO2の設定知らんけど、会長が囚われた時に「バカめ、こっちのキャラのが強いんだよ」とアカウント切り替えネタとかあっても良かった気が。
それ言ったら空手部部長が空手部部長ならではの活躍をしなかったのもそうか。
でもってラスボスは…へぇ、こっちでもダークファルスなんだ。
って、それの攻撃が…天帝レーザー!?しかも友軍が撃ったのはフォトンレーザー?フォノンメーザー?えっフレナってこんなの撃ってたの?
最後は声神谷浩史キャラになにかウラがありそうなことを匂わせつつエンド、ここら辺は「詳しくはゲームをやってね」ってことだろうか。
恋の行方については自分はまぁ、うん…アイカが“デートアライブ”の八舞姉妹(どっちがどっちかは忘れた)に似てるなぁ、くらい。

「ゲームだと思ったら実は現実」や、ヒロインがラスボスに囚われてそれを救う等、お約束──言い方変えればテンプレのオンパレードで、意外性らしい意外性はほぼ無い。
アニメに見慣れた人には退屈なんじゃないかな。
逆に言えば…再び言い方変えれば「教科書みたいな内容」なので、基本を知っておくという意味では見てみてもいいかも?
かくいう自分はなんだかんだいってこういう系って好きで、(それがウケるために)もうちょいハジけた展開があれば良かったのに…とちょっと残念に思ったり。

それはそうと、NPCの双子「パティエンティア」なんだけど、片方の声が阿澄佳奈なのは覚えてたのだけど、もう片方が井口裕香なのは最近(2019放送のエピソードオラクルにて)知った。
あれ、これって…“モンストアニメ”のサンメタ姉妹と一緒じゃーん!
多分こっちが元ネタ…気付かんかったあああ!
モンストって結構パロネタ、というかソシャゲ自体が何かウケたらすぐにパクるのが常みたいなんだけど、「パクられる=メジャー」ってことを考えるとPSO2ってやっぱメジャーなんですかね?

追記
ちょっと前の作品なので思い出しながら↑を書いたんだけど、書いた後になって更に思い…出した!
「ゲームだと思ったら現実だった」というメタネタではあるのだけど、そうはいっても原作はしっかりと存在するゲーム。
そのせいか「利用規約に背く行為を推奨する内容」は避けられてて。
この作品で一番それを感じたのは「他人が他人のキャラを操作する」が無い。
主人公がソロを操作するとか、ラスト侍が奥さんのキャラを使うとか。
要は作中すぐ横でスマホでPSO2をプレイしているシーンがちょくちょくあり、「そこは○○するんだよ、ええい見ておれん、ちょっと貸してみろ」みたいなことが起きてもおかしくない状況で。
それやっちゃうと実は規約違反なんだけど、別にそこまで言われないだろと。
この気持ちは何で言えばいいんだろうな、アニメで車を運転する時はシートベルト着用させないといけないみたいな「そこまで気を使わなきゃイカンのか?」という息苦しさと言うか、お行儀のよさが地味さに拍車をかけてた気がする。
それをやっちゃうと垢買いや中華ボット(プレーヤーが交代で鉱石掘り)、レベル上げ代行を認めることになりかねないので避けたのかなぁ、と。
会長が多重起動するくらいはしても良さそうだけどそれも無い。
そこら辺を攻めれば「え、それやっちゃっていいの?」と注目度と言うか面白さは増したんじゃないかな?
逆に言えば、そういうことができない限り「大人しい地味な作品」からは脱却できない気が…ゲーム原作ではないラノベ原作等には勝てない気がする。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメの感想1割。9割は、オンラインゲーム全般に対するアンチテーゼです(笑)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ジャンルは、サイエンスファンタジー。

どうせ販促アニメでしょ?って態度で視聴をはじめ、なぜかそのままの態度で完走できました(笑)

でもまあ、特にオススメできるアニメではないですねw


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、アニメの感想。ホンッットウニ、可もなく不可もなくw 良いところは挙げられないけど、悪いところも探せない、かな? 強いて良い部分を挙げれば、販促なのに、リアルに重点を置いた勇気。SAOとかログホライズンと違い、あくまで「ゲームをしている人間の普段」を描いているのは新しかった。あと、安っぽいギャグが逆に笑える時もありました。でもまあひとつ言えることは、どんなゲームであれドハマりすりゃー成績は落ちる(最低でも上がらない)よ、普通にw
{/netabare}


【余談~ オンラインゲームにハマりきれない、オジサンの話w ~】
{netabare}
ここからは、アニメに何にも関係ない、更にはPSO2にすら関係ない、ただ単にオンラインゲーム全般への日頃の疑問を呟くだけ(笑)

まず結論から。オンラインゲームを否定するわけじゃないです。ただ、オフラインゲームにも魅力はあるから、ゲーム会社には、もっと力を入れて欲しいだけです。

私は基本、ネットゲームはやらないです。いや、全キャラが完全無課金のゲームあったらやりたいですけど。なんか、結局は重課金者に勝てないのが、悔しくて。まあ、ただのヒガミですねw

それとは別の理由もあります。亡くなった、女優の淡路恵子さん(ドラクエ好きで有名)の言葉。

「ドラクエがオンラインになって、すごく残念。一人になりたいからゲームしてるのに、ゲームでまで人と繋がりたくない」

という言葉には完全に同意。普段、人と多く接する仕事してるんで、一人の時は、一人になりたい。でも最近、オフラインで面白そうなゲームが、本当に少ない(_ _)

ドラクエ、FFは、オフラインの牙城を守って欲しかったです。同じ内容で良いから、オンラインは別タイトルでやれば良いのに。

あと、オンラインゲームって、基本的に時間と空間を越えられないって思います。

オンラインゲームの良さって「それぞれが自分の物語を楽しめること」にあると思うんですが、逆に言うと、「まったく共通の体験をしている人がいない」とも言えます。

例えば私などは、初対面の同年代の方(男性)と呑む機会があった時、まず好きなゲームを聞いたりします。大抵プレーしてるんで。すると、例えば「ドラクエ5で、ビアンカとフローラどっちを選んだか」とかで大盛り上がりできます。どっちも同じ経験してますから。

あと、オフライン(昔のゲーム)って、プレイ環境に格差がないじゃないですか。みんなが勇者になって、世界を救えるし。でも、オンラインだと、どうしても、費やせる時間やお金、ハードの状況なんかが関係してくるんで、ちょっと生臭くなるんですよね、話が。強いギルドにいたとかいないとかで、それが現実世界でも多少なりとも優劣ついちゃうから、初対面にはフリにくいですし。

ゲームって、本来、現実逃避なわけなんだけど、オンラインゲームって、どうしても現実が反映されるんで、「じゃあ現実で良いじゃん」ってなっちゃうんです、私は(だから私は、興味の中心がゲームからアニメに移ったのかも)。

オンラインゲームにはオンラインゲームの良さがあるから、それはそれで全然良いです。でも、オフラインにはオフラインの良さもあるから、そっちも頑張ってほしい。ホント、それだけなんです。

オフラインの良さはストーリー性です。近年のゲーム作家は、多くのプレイヤーを満足させるシナリオを考えることを放棄し、設定とグラフィックだけを用意し、肝心のストーリーを考える部分はプレイヤーに丸投げしてる気がします。ゲームが、本来の役目である現実逃避の役割を十分に果たしてないから、ゲームにクリアに伴うカタルシスがない(オンラインゲームにはゴールがない)から、ゲームがリアルを侵食している情況が生まれるんですよ、ドンドン(机を叩く音)!

ハッ(゜ロ゜; 若い人たちが引いてるw

でも、ここ10年くらい、思ってたことが言えてスッキリ(笑) とにかく、「ゲームはやりたいんだけど、やりたいゲームがない」生殺し状態なんですよね、ずっと。

好きなゲーム(パッと浮かんだやつ)
・幻想水滸伝1~3
・タクティクスオウガ
・ロマンシングサガ3
・ファイヤーエンブレムシリーズ
・クロノトリガー
・スペクトラルフォースの初期の方
・テイルズオブファンタジア
・ヴァルキリープロファイル
・信長の野望(三國志)
・FFは、4→7→5→9→6→10
・ドラクエは、5→6→4→3


最近(でもないけど)では、「閃の軌跡」シリーズは、なかなか良いゲームでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 30

70.1 10 学園で生徒会長なアニメランキング10位
ゆるゆり さん☆ハイ!(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (618)
3466人が棚に入れました
ゆるゆりの主人公・赤座あかりだよ!!「ゆるゆり」がテレビに帰ってきたよ―!
夏休みも終わって学校も始まったし、またこれからごらく部のみんなで楽しいことたくさんしたいな!じゃあさっそく部室いこう!

声優・キャラクター
三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美、藤田咲、豊崎愛生、加藤英美里、三森すずこ

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

第7話「忘れられない一日になる」視聴。

変わらない毎日がまだまだ続くんだ!

赤座あかり・歳納京子・船見結衣・吉川ちなつの4人が行っている部活動「ごらく部」。
それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。
愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリーが、テレビに帰ってくる!

第1話「それは、すなわち、娯楽の始まり」
ゆるゆりの主人公・赤座あかりだよ!!
「ゆるゆり」がテレビに帰ってきたよ―!
夏休みも終わって学校も始まったし、またこれからごらく部のみんなで楽しいことたくさんしたいな!
じゃあさっそく部室いこう!

第2話「さぁおびえるがいい」
す、杉浦綾乃よ!
もういきなり出番なんて聞いていないわ!
またみんなのところに帰ってこれて嬉しいわね。
べ・・・別にあなたのために戻ってきたわけじゃないんだから!
でも待っててくれてありがとう!
あれ、お母さんが呼んでる。
なにかしら・・・。

第3話「自覚無し」
じゃじゃーん!
大室櫻子さま登場!
みんな元気してたかな?
わたしはいつも元気元気だよ!
そういえばこの前向日葵と勉強してたんだけどね。
向日葵また・・・あの・・・む・・・むねとか大きくなっている気がして・・・
ムキー!しかも小言もいってきてさ。
よし、いいこと思いついた!

第4話「その夜は、みんなの想いをつないでゆく。」
みなさん、あかりの姉の赤座あかねです。
いつもうちのあかりがお世話になっています。
あかりは本当にかわいいから、ほんとあかりはいつ見ても天使で、目に入れてもいたくないわ。
あぁもあかりのあれをあーして・・・と、いけないわ。
今日は友達がくるんだった。
準備しないとね。

第5話「少女は、闇に落ちる。」
池田千歳です~。
みなさんにまたお会いできてうれしいわ~。
それに、早速綾乃ちゃんと歳納さんがいろいろと見せてくれて…いや~妄想がはかどりますわ~。
あぁ思わず鼻血が・・・。
はっいけないいけない。
今日は綾乃ちゃんと出かける予定やったわ!楽しみやな~!

第6話「見えない顔は、其処にある。」
吉川ちなつです☆
結衣先輩のあんな姿がこんな姿がみれて、ちなつはもう・・・嬉しすぎて!仕方ないですからちょっとだけ、みなさんにもちょっとだけ見てもいいですよ!
今日も結衣先輩のウチへお呼ばれしてるんです。
おめかししていかなくちゃ!

第7話「忘れられない一日になる」
はっはっは!
みんな、ゆるゆりの真の主人公・歳納京子だ!
ちょっと遅くなったが、良い子のみんなは待ってくれてたかな?
これからごらく部が新たな敵を倒しにいくからついてきくれ!
えっそんな話ないって?ざんねーん。

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【畑博之氏】
今期放送:「ゆるゆり さん☆ハイ!」
過去に関わった作品(例):「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」2作品(監)/「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」(監)/「SHIROBAKO」

かわいい女の子でお世話になっている畑監督。ちなみに「R.O.D -READ OR DIE-」や「マギ」の監督として知られる舛成孝二氏のお弟子さんとのこと。

一瞬ブームになった、アニメ発信の言葉
近年はアニメ作品発祥の流行語も増えています。ただ、一般的な流行語と同じく、その流行はあまり長続きしないもの。そこで今回は、「一瞬だけはやったアニメ発の流行語」をご紹介します。「懐かしい!」と思える言葉もあるかも?

●「アッカリーン」
2011年に放送された『ゆるゆり』で登場した言葉。タイトルコール前に「アッカリーン!」と主人公のあかりを呼ぶほか、作中の効果音としても使用されています。ネット上では「\アッカリーン/」という表記でよく使われました。

「ゆるゆり さん☆ハイ!」放送記念! グッドスマイル×アニメイトカフェのコラボが12月1日からスタート!
赤座あかり・歳納京子・船見結衣・吉川ちなつの4人が行っている部活動「ごらく部」。彼女達とその周りのキャラクター達が織り成す、愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリーがテレビに帰ってきました!

グッドスマイル×アニメイトカフェ秋葉原・大阪日本橋では、テレビアニメ第3期「ゆるゆり さん☆ハイ!」の放送を記念して、コラボカフェがスタートしております! 期間は、2015年12月1日から2016年1月30日まで。入場方法は、全日程先着入場制となります。

お楽しみいただけるフード・デザートメニューには、あかりのお団子をモチーフに肉団子を使用した「あかりのお団子バズーカ丼」が登場。他にも、作中に登場する和風ハンバーグをイメージした「京子も大好き!CoCoッスレストランの和風おろしハンバーグ!!」や、ちなつの髪に吸い込まれたピンポン玉を白玉で表現した「ちーなの超常現象パフェ」などが登場いたします!

ドリンクメニューには、京子と綾乃を表現した「京子と綾乃の同級生ドリンク」や、千歳と千鶴を表現した「千歳と千鶴の妄想!?ドリンク」、"アッカリーン"と書かれた「消えないで主人公!?あかりのカプチーノ」といったコラボメニューをお楽しみいただけます。

コラボメニューを注文いただいたお客様には、「クリスマスポストカード」をランダムでひとつプレゼントいたします!(配布期間:2015年12月1日~12月25日)また、カフェ限定発売となる、「トレーディングアクリルキーホルダー」や、「トレーディング缶バッジ」、「マフラータオル」など、見逃せないグッズが多数発売!

「2015秋アニメ実力人気投票」、結果発表!
2015年秋に放送がスタートしたTVアニメ63本の中から、毎週楽しみな作品、面白いと思う作品などに投票してもらう本企画。なんと今回は、7000票に迫る熱戦に! 1クールの放送であればちょうど折り返し地点に差し掛かる頃であり、物語が佳境に入った作品も多いだけに、ライブな反応がかいま見える結果となった。放送前に実施した「2015秋アニメ期待度人気投票」と比較すると、放送後に評判を上げたダークホースも見えてくるかもしれない。

並みいる話題作をおさえて1位に立ったのは、2000票以上を獲得した「ゆるゆり さん☆ハイ!」。「ゆるゆり」は、七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と生徒会一同を中心に、ゆるい日常や存在感の薄い主人公のギャグ描写で支持を集める人気シリーズ。TVアニメ第1期が2011年に放送されて以降、第2期、OVA、特別編が制作され、本作はTVアニメ第3期にあたる。以前と変わらず、キャラクターの可愛さと親密さをまったり堪能できる内容になっており、安心して観られる居心地のよさがファンの心を離さない。

結衣のネグリジェ姿! 「ゆるゆり」のなもりさんがTwitterのアンケート機能を使ってサービス画像を投稿
TVアニメ・マンガ「ゆるゆり」の作者なもりさんが、Twitterのアンケート機能を使ってサービス画像を投稿しています。「京子『結衣がお風呂入ってる隙に、パジャマをすり替えてみるか』」というツイートに「ネグリジェ」と「ガウン」のアンケートが付属しており、結果76%の投票を得たネグリジェ姿の結衣の画像が投稿されました。さすがはなもり先生だ!

「ゆるゆり」は、女子中学生たちのゆるくて平和な日常生活を描いた作品。普段男っぽい格好をしていることの多い船見結衣にこんな服を着させるとは、まったくなもりさんは恐ろしいクラゲだぜ(なもりさんの自画像はクラゲのような生き物)。さらに、おまけとしてガウン姿の結衣の画像も公開。なんてサービス精神だ。

秋アニメは制作会社で選ぼう!
【TYOアニメーションズ】
今期放送:ゆるゆり さん☆ハイ!
過去の作品(例):たまゆらシリーズ/オオカミ少女と黒王子(2014)/戦国無双(共同制作・2015)

かっこいいアクションシーンからふんわりかわいいキャラクターまで幅広い作品を手掛けている。
テレビアニメシリーズ1~2期は動画工房、3期からはTYOアニメーションズが担当。「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+」もTYOアニメーションズの制作だ。

【2015秋アニメ】今期はどれ見る?
なもり先生の人気マンガを原作とするアニメシリーズ、今回で第3期となります。『ごちうさ』同様に女の子ばかりが登場する作品ではありますが、先方の都合で納品スケジュールが1/3ほどカットされて心の中が修羅場と化していても優しい気持ちにしてくれる……ふふふっと微笑みながら見守る作品といった感じで気に入っています。

同年代(中学生)の設定を持つ他作品と比べて、キャラの精神年齢の表現が非常にうまい作品だなと感じていましたが、今回から制作スタジオが動画工房からTYOアニメーションズに変更されています。

スペシャル版となる『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』をすでに手がけているので大丈夫だとは思いますが、OVAとTVシリーズは似て非なるもの。ちょっぴり不安を抱えていますが、今期もきっとたくさんの笑顔を提供してくれるはずなので、今のうちに表情筋を鍛えて待機しておきますね。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

変わらぬこの味

変わらないゆるゆりを見たなという感じ。お姉ちゃんである赤座あかねの出番がかなり増えてきたような。
変わらずの妹愛を見せつけれられた。ちなつ姉もよき。

ちなつちゃん相変わらず頭おかしいというか怖いというか。普段はまともっぽいのに。

普段は飄々としている歳納京子が嫉妬するなんて珍しいなあなんて思いつつ、やっぱり変わんねえな。


OP
ちょちょちょ!ゆるゆり☆かぷりっちょ!!! 歌 七森中☆ごらく部
ED
あっちゅ〜ま青春! 歌 七森中☆ごらく部
きみがくれたシャイニーストーリー 歌 七森中☆ごらく部
主題歌は変わらず良いよね。頭にずっと残るフレーズと楽曲のテンポ。そして、声優陣の歌声。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
変わらない毎日がまだまだ続くんだ!

1. それは、すなわち、娯楽の始まり
ゆるゆりの主人公・赤座あかりだよ!!「ゆるゆり」がテレビに帰ってきたよ―!夏休みも終わって学校も始まったし、またこれからごらく部のみんなで楽しいことたくさんしたいな!じゃあさっそく部室いこう!

2. さぁおびえるがいい
す、杉浦綾乃よ!もういきなり出番なんて聞いていないわ!またみんなのところに帰ってこれて嬉しいわね。べ・・・別にあなたのために戻ってきたわけじゃないんだから!でも待っててくれてありがとう!あれ、お母さんが呼んでる。なにかしら・・・。

3. 自覚無し
じゃじゃーん!大室櫻子さま登場!みんな元気してたかな?わたしはいつも元気元気だよ!そういえばこの前向日葵と勉強してたんだけどね。向日葵また・・・あの・・・む・・・むねとか大きくなっている気がして・・・ムキー!しかも小言もいってきてさ。よし、いいこと思いついた!

4. その夜は、みんなの想いをつないでゆく。
みなさん、あかりの姉の赤座あかねです。いつもうちのあかりがお世話になっています。あかりは本当にかわいいから、ほんとあかりはいつ見ても天使で、目に入れてもいたくないわ。あぁもあかりのあれをあーして・・・と、いけないわ。今日は友達がくるんだった。準備しないとね。

5. 少女は、闇に落ちる。
池田千歳です~。みなさんにまたお会いできてうれしいわ~。それに、早速綾乃ちゃんと歳納さんがいろいろと見せてくれて…いや~妄想がはかどりますわ~。あぁ思わず鼻血が・・・。はっいけないいけない。今日は綾乃ちゃんと出かける予定やったわ!楽しみやな~!

6. 見えない顔は、其処にある。
吉川ちなつです☆結衣先輩のあんな姿がこんな姿がみれて、ちなつはもう・・・嬉しすぎて!仕方ないですからちょっとだけ、みなさんにもちょっとだけ見てもいいですよ!今日も結衣先輩のウチへお呼ばれしてるんです。おめかししていかなくちゃ!

7. 忘れられない一日になる
はっはっは!みんな、ゆるゆりの真の主人公・歳納京子だ!ちょっと遅くなったが、良い子のみんなは待ってくれてたかな?これからごらく部が新たな敵を倒しにいくからついてきくれ!えっそんな話ないって?ざんねーん。

8. それは、誰もが手にする笑顔のカケラ。
・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(生徒会長の松本りせです。こうして、みなさんにお会いすることが出来て嬉しいです。わたしの出番もあるみたいですので、引き続き応援をしていただければ幸いです。そういえば、今回は西垣先生の同僚もでてきていますね。そのあたりも楽しみにしていただければと思います。)

9. それは、小さな愛と、少しの勇気の物語。
池田千鶴です。まあ、また会えたことについては感謝しておく。くっ!それにしても、あいつはまた面倒くさいところで絡んできて・・・まったく。いや私だって好き好んで怒っているわけではないんだが・・・。たまには姉さんみたいに笑えたらって思っていたりするんだ。

10. 君とならいつまでも
船見結衣です。久しぶりにみんなに会えて嬉しいな。相変わらず京子が宿題やってなかったり、変なものもってきたりして騒がしい毎日・・・。でも、あかりやちなつちゃん、まあやっぱり京子もいて、そんな大きな事件とか起きてないけど、楽しい毎日だなって思ったりしてるよ。

11. どうあがいても土壺
みなさん、お久しぶりです。古谷向日葵です。せっかくお会いできてたと思ったのに、時が立つのはあっという間ですわ。それにしても・・・、また櫻子が問題をおこしているみたいですわ。また私が面倒みてあげてないと・・・。

12. 満開桜に浪漫の嵐
ゆるゆりの主人公・赤座あかりだよ!!今回で「ゆるゆり さん☆ハイ!」もおしまい。でもあかりたちのこと、みんながまた会いたいって思ってくれたら又会えると思うんだよね!さあ今日も部室に行こう!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

♪ゆるゆり!! ゆるゆり!! ゆるゆり!! さん、はいっ!♪

この作品の原作は未読ですが、1期、2期、OVAに特別編とずっと視聴してきた大好きな作品・・・放送が始まるのを期待値MAXで楽しみにしていました。

1〜2期から制作会社とスタッフが一新された事により作風はだいぶ変わりました。
1,2期のあかりを弄り倒す展開も嫌いではありませんが、物語的には生徒会との接点が増えた事、そして作画や背景が綺麗になったし、キャラデザも可愛くなったので個人的には今の方が好きかもです^^

今期のキャッチコピーは「変わらない毎日がまだまだ続くんだ」
このキャッチコピーの通り高位安定した展開を楽しむ事ができます。
まず、ごらく部と生徒会のどちらかが口火を切って・・・そこにもう一方が加わって面白さの幅が広がる展開が基本なのですが、このパターンが個人的にはツボにハマりました^^

ごらく部の歳納京子と生徒会の大室 櫻子・・・それぞれの部隊が抱える風雲児の巻き起こす嵐には何度も笑わせて貰いました^^
でも、この作品が面白いのはこの二人の効果・・・だけじゃないんですよね^^
何事も真面目に受け止め・・・真面目にこなして・・・普通に潰れるあかりちゃん^^
ツンとデレのバランスが絶妙な杉浦 綾乃・・・

改めて考えてみると、ごらく部と生徒会のキャラ構成って結構似ているんですよね^^
【破天荒キャラ】
ごらく部:歳納京子 生徒会:大室櫻子
【破天荒キャラのなだめ役・・・というかツッコミ役】
ごらく部:船見結衣 生徒会:古谷 向日葵
【真面目キャラ】
ごらく部:赤座あかり 生徒会:杉浦 綾乃
【妄想クイーン】
ごらく部:吉川 ちなつ 生徒会:池田千歳

この構成が似ているから、どちらから話が始まってもお互いが被っても面白さが高位で安定するのかもしれません。
そして、それぞれのキャラが抱く百合的要素が丁度良いスパイス・・・なのだと思います。
この3期を見て個人的に株が上がったのは・・・あかりちゃんです^^
これまでが悪かった訳ではありません。
でも、今期のあかりちゃんは素直さと純真さに輪をかけたようで・・・ホント可愛かったと思います^^
お姉さんが溺愛するのも激しく納得です^^

あかりちゃん・・・といえば、2015年秋アニメで放送された「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件」の中にも登場しましたね^^
ツンピュアの天空橋 愛佳があかりちゃん推し・・・お嬢様・オブ・お嬢様の有栖川 麗子が綾乃を推していました^^
それぞれのキャラに被るモノがあったから・・・なんでしょうか^^;?

でも、「庶民サンプル」では物凄くしっかりこの作品が描かれていたと思います。
著者、アニメーション制作にスタッフにも接点は無く、唯一の接点といえば出版社だけ・・・
ここまで細かく他の作品を描いた作品も珍しいのではないでしょうか^^;?
私は、例えば「バクマン。」で少年ジャンプを少年ジャックと表現した様に
架空化するのが一般的だと思っていましたが・・・
まぁ、ゆるゆりファンにとっては嬉しいサプライズでしたけれど^^

少し脱線してしまいました^^;
物語の終盤・・・ついにごらく部の誕生秘話が明かされるのですが、その話に心をほっこりさせて貰いました^^
と思ったら、ここから怒濤の連続ほっこり・・・そして皆んなの笑顔を見て、改めてこの作品が大好きである事を実感しました^^

オープニングテーマは「ちょちょちょ!ゆるゆり☆かぷりっちょ!!!」
エンディングテーマは、「あっちゅ〜ま青春!」と「きみがくれたシャイニーストーリー」
全て七森中☆ごらく部が歌っています。
何といってもオープニングのノリが大好きでした^^

1クール12話の作品でした。
面白さは言うに及ばず・・・唯一言うなら「続編の制作を宜しくお願いします」で決まりです^^

投稿 : 2024/07/06
♥ : 25

85.1 11 学園で生徒会長なアニメランキング11位
魔法科高校の劣等生(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4569)
23472人が棚に入れました
魔法――。それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となってから一世紀弱。国立魔法大学付属第一高校・通称「魔法科高校」に入学することとなった、ある欠陥を抱える兄・司波達也と、全てが完全無欠の妹・司波深雪。彼らがこの魔法科高校に入学した時から、平穏だった学びの園で、波乱の日々が幕開いた――。

声優・キャラクター
中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、佐藤聡美、田丸篤志、雨宮天、巽悠衣子、井上麻里奈、木村良平、諏訪部順一、花澤香菜、中原麻衣、小笠原早紀、戸松遥、杉田智和、松岡禎丞、村瀬歩
ネタバレ

オッス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優越感に浸っている者のが真の劣等生ではないか

優越感に浸っている人がより上の存在に出会すと、人一倍に劣等感を感じると思うですよね。優越感は劣等感の裏返しの存在なのだから。

この作品で例えるならば、森崎君は主人公に会うより前には一科生という地位に対して優越感に浸っていたが、二科生の主人公が活躍し始める(九校戦編)と、劣等感を感じていたのだから。

魔法科高校生の劣等感ならば少しは、タイトルに対する批判が少なかったでしょう。
作者は読者・視聴者の劣等感を刺激し過ぎたかなと思いました。

原作最新巻まで既読
漫画も入学4巻九校2巻横浜3巻追憶2巻既読
原作とアニメが相性悪すぎて、アニメだけ観ると説明不足でつまらないです
漫画(分かりやすく説明してる)や原作(4巻から面白い)の方が断然面白いです
原作を全部読んでから見ると面白さが倍以上に感じると思います
だから低評価と高評価で割れていると思います
あとアニメ終わったあとの次の原作8巻(追憶編)を読まないと、司波兄弟の印象が全然違うのも原因かな・・

3話{netabare}
主人公は日本語がとても苦手だけど英語がペラペラな外人だとしましょう。
日本の高校の英語の問題は日本語を完璧にできている前提のテストであり、主人公が日本語が苦手であれば他の人より不利で、主人公のテストの点数は他の人より落ちるはずだ。
本当の英語力は高校受験英語だけでは示せないよって事を言ってるわけです。
魔法科高校の試験は、「魔法発動速度」、「魔法式の規模」、「対象物の情報を書き換える強度」で評価されると言っています。
これは現実で高校受験英語で表すと、高校では「リスニング(聞く力)」、「リーディング(読む力)」、「ライティング(書く力)」で評価されるが、主人公の得意の「トーキング(話す力)」は評価されないって感じです
だから主人公は作中では"魔法科高校"の劣等生となっているわけです
{/netabare}
15話 {netabare}
幹比古は主人公のお陰でエリートだった昔よりも魔法使える様になるのですが、彼に自信がないわけです(主人公は信じれても、自分を信じていない)。要するに、力は戻っても、自信は戻っていないわけです。力があっても、信じて貰える人間が居ないと意味がないと思うですよね。他人に信じて貰うには、まず自分を信じる必要がある。自分を信じることができない人間は他人に信じて貰えることはないからね。
幹比古とエリカの富士山のシーンは幹比古が自信を取り戻すシーンです
{/netabare}
16話(原作で印象に残ったシーン){netabare}
決勝戦まで勝ち抜けたのも、間違いなく、達也の作戦のお陰だ。
このままでは、何もかもが、達也のお陰、になってしまう。
幹比古はそう考えて、自ら唇を噛み切ることでふらつく足に活を入れた。

――何もかもが、達也のお蔭なんて
――そんなことは、僕のプライドが許さない
――何としてでも、一矢を報いる
――自分を地べたに這いつくばらせた吉祥寺真紅郎を
――今度は僕が地面に引きずり倒してやる

あえて高慢に、驕慢に、傲慢に、幹比古は己に対して言い聞かせた。
達也は言った。
彼に、教えてくれた。
幹比古自身の力が足りないのではなく、術式に欠陥があるのだと。
ならば――
(達也、君の言葉を証明させてもらうよ!)

(魔法科高校の劣等生<4>九高戦編(下)325pより引用)
詳しい背景は原作を読んでください
アクションは良かったが、証明させてもらうよをカットしてるが残念
{/netabare}
魔法科の魅力{netabare}
緻密な設定(長所であり、短所)・・・魔法でなんでもできそうで、何かはできないという設定が魅力的というべきか。“死んだ人間”を生き返らせる(再成という魔法を持っている主人公でも無理、使っても綺麗な死体が返ってくるだけ)やドコデモドアはできないけど、色々とできるという夢のある設定。その設定がバトル物として魅力が引き立つ

魔法世界観が魅力的・・・厨二設定ながら社会問題を風刺している世界観が魅力的かと、
だから厨二病の黒歴史ノートという一言では片付けられない面白さは原作にあると感じますね(政治や差別問題を取り上げる黒歴史ノートありますか?)
主人公の存在と強さを除けば、今までラノベ読んだ中で1番リアリティが感じる

妹系・・・ヒロインは俺妹の意思を継いだというべきか、一応、親の都合の政略結婚で、主人公が妹END以外の可能性は十分にあるのでラブコメとしてはまあまあ。

ラノベ原作にしては、サブキャラでも彼女ができる・・・幹比古と美月、レオとエリカ、五十里と花音、壬生先輩と桐原などがある
どういうカップルができるかという予想を立ててくのが面白いかと
毎回ラノベアニメを色々と観たりしてラノベを色々と読んで思いますが、ラノベでは主人公以外にカップル作るのが駄目なルールでもあるですか?と思う
読者が主人公に自己投影してヒロイン全員を独り占めにするラノベは飽きた

登場人物が多い割に、キャラが魅力的・・・原作では主人公よりサブキャラの方が魅力的に感じる。原作はそこを生かしているから面白いですよね。あと一部のシーンがどうみても主人公が悪役にしか見えないですよねw
幹比古や一条とかの方が主人公に見える
主人公(達也)は強いし、禁書の上条さんみたいな綺麗事を言わないからストレスは溜まらず観える点では、悪くは無い
アニメではサブキャラのエピソードや心理描写結構カットしていますので、サブキャラがモブになってしまって、魅力激減で残念ですが

主人公が強すぎる・・・・爽快感があって面白いというべきか、凄過ぎて笑ってしまうみたいな。主人公が居る時は緊迫が無いとも言えるが、逆に言えば、世界観と設定は魅力的ですので、主人公が居ない時のサブキャラのバトルに緊迫感が出て原作は面白い。
主人公(達也)を主人公じゃないと思えば、俺TUEE嫌いでも普通に面白いと言いたい
ここ最近(最新巻読んで)は、主人公以外の人物が問題を解決して欲しいと思うこの頃。
幹比古君に期待
{/netabare}

何故、魔法科高校の劣等生と言うタイトルなのか?{netabare}
作中では、主人公が“魔法科高校”の劣等生という設定だからです。
主人公は小さい頃に人体実験で脳が改造されているため、得意な魔法(分解と再生)以外は上手く使えません。(詳しくは原作の8巻の追憶編で)
主人公が得意な魔法は、世間(一般)では魔法とは認められていないため、学校では劣等生(二科生)になってしまったのです。
具体的には、学校の評価基準では、再生を使わない事を前提に評価されていますし、分解は軍事機密で、殺傷性が高すぎて使えません。主人公はイレギュラーな存在で、学校では評価されないから劣等生なのです。因みに、親にも主人公の魔法は魔法とは認められていません(詳しくは原作の8巻の追憶編で)
因みに電撃オンラインからですが、

――『魔法科高校の劣等生』で佐島先生が描きたいものとは?
それから“劣等生”をテーマにした理由は、組織の評価と本人の価値は別物で、学生は学生だけの存在ではなく学生以外の顔も持っていることを書きたかったからです。主人公たちを高校生にしたのは、高校生ではまだ“高校生としての自分”を自分そのものと錯覚してしまう傾向があると思ったからです。「でも本当はそれだけではありませんよ」と言いたかったわけです。
(http://dengekionline.com/elem/000/000/920/920654/より)
{/netabare}

主人公の強さなどについて{netabare} 
少年漫画の主人公と違って劣等生の主人公は「強敵とやり合う」前に修行と準備をしておくタイプですので、原作を読んでない人からすると努力せずに無敵に見えるかもしれません
しかし、最新巻とか読めば分かるが、主人公の日頃の修練自体がもう狂気のレベルにまで達しています

主人公の強さは時代劇やスーパーマンみたいな作風だとお考えください。
まあ、どうせ最終的には、何故か運よく助かった主人公が覚醒して最強でしたパターンが多いので私は別に構わないと思いますが
無能な主人公を見てもストレス溜まるし、別に最初から最強な主人公でも悪くはないかと。
一応、アニメ終わってから主人公が少しは苦戦したり、ストレスを抱えたり、悩んだりはしますが。(原作13巻){/netabare}

主人公が強すぎて成長する要素なくないか? {netabare}
アニメではありませんが、アニメ終わった範囲だと少しあります
まず、主人公は全知全能ではないです。
全能は置くとして、全知にはほど遠いです。何故ならアニメ17話の小早川先輩の事故を防げなかったからだ。(詳しくは原作の11巻を読んでください)
その全知ではないから、アニメ1話の1年後に、会長(真由美さん)の出会いを通して、「自分のことは分かっているつもりでも本当の自分は分からない」と主人公は気付いたりします(詳しくは12巻)
アニメ14話では、十文字「甘えるな、司波」で主人公がちょっと動揺していましたよね
意見や考えが衝突する時はちゃんとあるんですよね、だから成長する要素はあるかと
今後の展開に期待と言った所か
{/netabare}

魔法科高校の人は普通に人を殺しますが・・、{netabare}
魔法師が公務員みたいなもので、そういう世界です
アニメ1話冒頭の設定の戦争が終わってないという設定で、さらに魔法科高校の生徒の半分の進路は軍隊や警察に入ります。一般人は魔法師を兵器として見ており、悪い印象を持っています。(原作5巻読むと分かります)魔法科高校に「一般人」は余り居ないと考えてください。(アニメ2話の雫の台詞で一般人は居ないと言っていました)
因みに横浜騒乱編だと、桐原君は人を殺す事に一番葛藤していますが、これもカットですね
アニメだけだと(原作の入学編だけだと)、桐原君は愉快な人殺ししか見えなくて残念。
{/netabare}

入学編{netabare}
1話は追憶編の一部の戦闘から始まりが良い出だしであった。
漫画をベースにしている分、アニメ写りは良かったと思う。
正直、原作の3巻まではつまらないと思ったので大健闘だったと思うが、今後の展開を考えると2~3話ぐらい圧縮するべき
{/netabare}

九校戦編{netabare}
OPEDが変わってから面白くなって来た感がある。
OPEDが変わる前は引きが弱いですが,変わった後は引きが上手くなっていると思いました。
原作では幹比古が成長していく心理描写が面白かったのですが、アニメではカットされて残念でした。
モノリスコード以外を機械的に1話ごと原作100ページぐらい進めりゃいいやって感じで、カットの仕方が下手に感じた。特に競技がいまひとつ理解しにくいので、モノリスコードとミラージ・バット以外の競技を原作13巻のスティープルチェース編みたいにもっと大胆にカットして良かったと思う。(原作の今後の展開に合わせた上で、この競技は誰が何位でしたみたいな感じのカットで)
九校戦編は漫画でもまだやっていない所でアニメ化するのが難しいかもしれません。

{/netabare}

夏休み編{netabare}
おそらくカットされるエピソード。
一般人が魔法師をどう見ているのかという事が書いてます。
もしアニメとしてみる機会があるとしたら特典でしょうね。
原作では森崎の活躍が見られるのでぜひとも。。。

{/netabare}

横浜騒乱編{netabare}
主人公がもっとも活躍する機会が与えられ、アニメ写りがいい一番派手な技を使います。
最後の2話が詰め込みすぎ
戦闘シーンの一部がターン制に見える
カットし過ぎて原作読んだ身からすると違和感があります。
入学編と九校編をもっとカットしてよかっただろうに・・・

{/netabare}

追憶編(アニメ1話の冒頭の所){netabare}
最初にちゃんとやっておくべきエピソードだと思いました
これをアニメ化していれば、アニメ組の評価は結構変わると私は思ってます
この原作を読まないと、主人公や妹に全く感情移入できないでしょうね
いやー、正直、追憶編を読む前は、司波兄弟はギャグキャラ的なノリで読んでいました
この追憶編を読んで感動したし、妹に対する評価が良い意味で一転して変わるエピソードなので、アニメ組の人は、是非これだけでも読んで欲しいですね
時系列は入学編の3年前であり、主人公の強さがまだ完成してなくて一番苦戦します。
一番、ネットの評価にギャップを感じたので、個人的には一番面白いと思っています。

{/netabare}

2期の期待と予想{netabare}
横浜騒乱編までは、編ごとの学校行事⇒テロリストが襲ってくるが、テロリストの規模は話が進む度に大きくなり、主人公の本気具合が話が進む度に変わって無双という単調な展開でした。因みに横浜騒乱編が主人公の無双が頂点(核兵器が簡単に使えないのと同じで、都合良くマテリアルバーストは使えません)。です。来訪者編あたりから敵が人間じゃなかったり、相性が悪い敵が来るので主人公が若干苦戦します。追億編と来訪者編は感動のシーンがあるので楽しみ(キャラの表情とかを確認したい)
アニメの1期の流れで進むと予想します
アニメの終了の仕方が追億編をやるオーラが出ていたので
追億編(4話)から始まり来訪者編(12話)で16話、ダブルセブン編とスティープルチェース編で10話、合計26話でちょうどという予想ですかね。

{/netabare}

主人公の魔法(分解魔法が説明不足に感じたので作りました)
{netabare}

分解魔法(ぶんかいまほう)は、分離魔法の亜種。系統魔法の収束、発散、吸収、放出の複合魔法 *1 。
最高難易度に数え上げられる、構造情報への直接干渉の魔法 *2 。
達也が使用する場合はただ「分解」と呼ばれることも多く、「再成」と対をなす魔法である。
物体であれば、その構造情報を物体が構成要素へ分解された状態に書き換え、情報体であれば、その構造それ自体を分解する *3 。
魔法式もサイオン情報体である以上、分解することが出来る *4 。

分解にはグレードの別があり、機械などを部品ごとにバラバラにする *5 、物質を細かな粉末状に分解する *6 、元素レベルの分子に分解する、物質の質量をエネルギーに分解する、の順に干渉の階層が深くなっていく。
この内、元素レベルの分解は雲散霧消、エネルギーレベルの分解はマテリアル・バーストという分解のバリエーションとして呼び分けられている *7 。
部品レベルの分解は銃器などの解体しやすく作られた品物ほど分解も容易く、それ以上の分解は素材が均一であるほど分解しやすい。
(魔法科高校の劣等生@wikiから)


因みにマテリアルバーストは1円玉で原爆並みの威力の爆発を起こせますw
しようと思えば地球を破壊できます・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 71
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

面白いけど説明不足感はあるかな?

あらすじ

かつて「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力が
「魔法」という名前で体系化され、
強力な魔法技能師は国の力と見なされるようになった。
20年続いた第三次世界大戦が終結してから35年が経つ西暦2095年、
魔法技能師養成のための国策高等学校の一つ、
国立魔法大学付属第一高校に、
エリートとして将来を約束された「ブルーム」(花冠)の妹と、
その補欠である「ウィード」(雑草)の兄が入学した時から、
波乱の日々の幕が開く。



感想

タイトルにも書いてあるように
原作を読んでいる僕からすると
この作品は説明不足だと思った
ただでさえ専門用語が多く
わかりにくい設定が多いのに
これだとアニメ組はわからないと思う

まぁでも原作も好きだし
アニメ化も期待してただけに
バトルシーンなんかは
やっぱり見てて楽しい

作画も綺麗だし
設定や世界観は嫌いじゃないし
これからの展開も楽しみである

あとハーレムっぽい雰囲気出してるが
今後そういうのは少なくなる
詳しくはネタバレになるから書かないが
ほとんど全員主人公以外に好きな人ができる

だからハーレム展開が嫌いな人は安心してほしい
でも僕としてはハーレム好きだったんで
そこはちょっと残念です


ここからはアニメ組の人のために
とりあえず解説というか
わかりにくい所説明しておこうと思います
でも小説の説明を引用すると
かなり長くなるので隠しておこうと思います
{netabare} ~

司波 達也
通常の魔法を使えない生まれつきは、
現代魔法としては最高難度とされる「分解」と「再成」に
生来の魔法演算領域を完全に占有されていたためで、
現在でもこの二つ以外の魔法は全て
「人工魔法演算領域」でしか行使できない。
しかし魔法力の欠陥を補うように魔法関係の知識は豊富で、
魔法工学のエンジニアとして優れた才能があり、
開発者としての収入も得ている。
精神改造の副作用で直観像記憶と似た記憶力を持ち、
高校生離れした知識量はそれによる所がある。


達也が強いけど二科生の理由
基本的に学校の評価は魔法の発動速度や魔法の規模などで
評価されるので達也はそれが低いので二科生である
でもその分CADを自分に合わせ最適化して
発動速度をできるだけ速くなるようにしている
だから学校の規定されたCADを使うと発動にかなり時間が掛かる
それに起動式を読める記憶力や計算能力がずば抜けている
それに体術も九重 八雲に教わっており
体術のみで魔法の発動速度を超えており
魔法で強化した走りにも同等かそれ以上の速さをみせる
というわけで達也は学校では評価されないところばかりが
ずば抜けているのであそこまで強いのである


魔法学校
全国に九校設置されている、魔法技能師(魔法師)の養成を目的に
設立された国策高等学校・国立魔法大学付属高校を魔法科高校と呼ぶ。
各校の校名は略して、「第一高校」「一高」のように通称されている。

個別情報体(エイドス)
事象に付随する情報体を指す。
現代魔法学において魔法を使うということは、
エイドスの「定義」の改変によって、
現実世界における事象を改変することとされている。
エイドスはサイオン(想子)という非物質的な粒子で構成されており、
イデアと呼ばれる情報体次元に存在するとされる。
なお「エイドス」「イデア」という呼称は
ギリシア哲学の用語に由来するが、思想的には無関係である。
現代魔法の用語や理論は情報工学からの借用が多く、
エイドスはコンピュータでいうファイルに相当し、
定義の改変はそのファイルの属性の書き換えに当たる。

現代魔法
「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力の使用法を
「魔法式」として体系化し、素質ある者が使用できるようにしたもの。
魔法式を構築する行程を挟むため、
超能力が持っていたスピードをある程度犠牲にした代わりに
幅広い汎用性を得ているのが特徴である。
現代の魔法は社会的に認知されてから
約一世紀の時間をかけて理論化されており、
その中でも物質的な事象改変を起こすものは作用面から
〔加速・加重〕〔移動・振動〕〔収束・発散〕〔吸収・放出〕の四系統八種に分類され、系統魔法と呼ばれている。
八種の系統魔法は、更に正負の作用で16にも分類できる。

想子(サイオン)
心霊現象の次元に属する非物質粒子で、
認識や思考結果を記録する情報素子。
人間の体内にはサイオンが保有されており、
それを消費して魔法式は構築される。
イデアに存在するエイドスや、魔法師のサイオンを元に
CADから出力される起動式もサイオン情報体である。
よほどの連続使用でない限り魔法師のサイオン保有量の
大小は問題にならないが、飛行魔法などのループ・キャスト・システムを
利用した継続的な魔法は、短時間に繰り返し発動すると
サイオンの枯渇により体調を崩す恐れがある。

起動式
「魔法式」の設計図となるプログラム。
現代魔法では、魔法式を構築するための電子的データである起動式が
CADに圧縮して保存されている。
現代魔法を使用する魔法師は、CADにサイオンを送り込み、
CADが返したサイオンの信号を起動式として読み取り、
変数と共に魔法演算領域へ入力し、魔法式として出力する。

変数
魔法を使用する状況はその時々で常に異なるため、
起動式には対象の座標、事象改変強度、
魔法の終了条件若しくは持続時間等の要素が敢えて定義されていない。
これらの部分は魔法師が魔法を実際に行使する際に、
その都度状況に応じて言語や数式、映像等によって強くイメージして
追加入力する必要があり、この追加データを「変数」と呼ぶ。
魔法の用途によって、これらの数値の一部を定数として起動式に組み込み、多様性を犠牲にする代わりに魔法式の構築速度を上げる
テクニックも良く用いられている。
一般的に変数化された項目が少ない起動式ほど処理の負担が軽く、
後述の特化型CADの照準補助システムは、
魔法の発動対象のエイドスの座標情報を自動取得して
起動式に組み込むことで魔法師側の負担を軽減させ、
処理速度を早めるためのシステムである。

CAD(シーエーディー)
術式補助演算機(Casting Assistant Device)の略称。
デバイス、アシスタンスとも略される他、
ホウキ(法機)という異称もある。
サイオン信号と電気信号を相互変換可能な合成物質である「感応石」を
内蔵した、魔法の発動を補助する機械。
魔法の行使自体にCADは不要だが、
CAD抜きでは発動スピードが極端に低下してしまうため、
実質的には魔法師にとって必要不可欠なツールである。
なお、魔法科高校での実技試験も
CADを使用した結果を評価対象としている。
現代魔法の優位性を象徴する魔法発動補助具ではあるが、
使用者のサイオン波特性に合わせたチューニングを始めとして、
精密機械であるが故のこまめなメンテナンスを必要とする点で、
古式魔法の伝統的な補助具に劣っている。
そのためハード・ソフトの両面で使用者や使用用途に合わせて
カスタマイズできるエンジニアの需要が高い。
CADの形状は携帯端末型、腕輪型、指輪型、拳銃型など多様であるが、
大別して汎用型と特化型に分けられる。
汎用型CADは多くの起動式(魔法系統を問わず、
最大99種類)をインストール可能であり、
特化型CADは同一系統の魔法のみを最大9種類インストール可能で
魔法の発動速度に優れる。
特化型CADが拳銃形態の場合、
銃身にあたる部分には魔法式の照準補助システムが組み込まれており、
長い銃身であるほど機能が充実している。
特化型はその性質上、攻撃的な魔法がインストールされているものが多い。

武装一体型CAD
何らかの武器に特化型CADを接続し、
その武器本来の性能(貫通力、切断力など)を強化する魔法に
特化させたCAD全般がこう呼ばれる。
別称は「武装デバイス」。
作中では、千葉家の「秘剣・山津波」専用デバイス大蛇丸や
「迅雷斬鉄」専用デバイス雷丸(いかづちまる)などが代表的。
達也が設計した「小通連」もこれに属し、同名の魔法が組み込まれている。試作品はFLTの牛山が作成を担当。
形状は刀剣型で、刀身の半分以上から先を分離させ、
残った刀身との相対位置を硬化魔法で固定し、
遠隔攻撃を可能にするという仕組み。
見えない力場で刀身を延長するのと同じ効果がある。

シルバー・ホーン
達也が所有する、拳銃型特化型CADのモデル名。
「シルバーモデル」の俗称でも呼ばれている。

魔法力
魔法師の持つ才能である、魔法の「処理速度」
「演算規模(キャパシティ)」「干渉強度」の3種を総合して
評価したものが「魔法力」である。
魔法師にとって国際的な評価基準となる。
A級からE級のライセンス査定に用いられるだけでなく、
達也を始めとする二科生(ウィード)を
一科生(ブルーム)と分け隔てる物差しにもなっている。

魔法技能師
略称は「魔法師」。
魔法が実用レベルで使用できる人間を指す。
多くの国で魔法師はライセンス制によって管理されているが、
古式魔法の伝承者達の中には、自らを「魔法師」と称するのは避け、
「忍術使い」といった独自の呼び方を好むケースもある。
日本国内では、実用レベルの魔法を使用できる中高生は
年齢別の人口比でおよそ0.1%で、成人後も実用レベルを維持している者は
更にその10%以下(年齢別で10,000人につき1人以下)とごく僅かである。
中でも「実戦」レベルの魔法力を持っている者は更に少ない。
そのため、ライセンスを持った魔法師は
社会的ステータスが高いエリートとされる。
なお、日本で魔法を学んでいる高校生・大学生と
魔法を職業にした成人の合計数は現在30,000人程度と言われている。

魔法工学技師
魔法師の中でも、魔法機具の作成や調整等を行う技術者を特にそう呼ぶ。
略称は「魔工師」または「魔工技師」。
魔法技能師に比べて社会的なステータスは低いものの、
CADの調整一つ取っても魔工師の存在は不可欠であり、
一流の魔工師の収入は一流の魔法師をも凌ぐほどである。

剣術
日本の刀剣術と魔法を組み合わせた魔法戦闘技術。
特に、「剣の魔法師」と呼ばれる千葉家が体系化した技術を指す。
日本陸軍の歩兵部隊や、警察の機動隊に所属する魔法師の多くが
千葉一門の剣術を学んでいる。
魔法師の世界では「剣術」と「剣道」が区別されており、
魔法を併用するものを剣術と呼ぶ。
そのため、第一高校には「剣術部」と「剣道部」が別々に存在している。

一科生と二科生
魔法科高校は国から予算が交付されている国策学校であり、
一定の成果を求められている。
しかし魔法の才能は心理的な理由によって容易に失われてしまい、
思春期では特にその傾向が顕著である。
毎年それが原因で少なくない魔法科高校の生徒が
魔法力を失い退学してゆく。
そのための彼らの補欠要員が二科生であるとされている。
二科生は一科生とは違い、教師から魔法実技の個別指導を受けられない。
一科生は二科生よりも、平均的に見れば魔法の成績が優秀であり、
このような制度も相まって、一科生は二科生に対して
差別を行うケースがある(一科生全てがそうではなく、中には真由美や摩利、ほのかや雫のような例がある)。
ただし、一科生と二科生の区別はあくまでも実技の授業の都合上、
成績で分けているだけである。
その二科生制度自体も、実際は初期の魔法科高校において、
年度途中に追加募集された生徒を指導するための
十分な数の教師を確保できなかったことから、
苦肉の策として進級するまでは集中的に理論を教え、
実技を二年生以降から教えるという枠組だった筈が、
「補欠」だと誤解されたままになっているだけなのだが、
この事実を知る人間は極めて少ない。

ウィード
第一高校内での二科生への蔑称。
一科生の制服の胸と肩には八枚花弁のエンブレムがあるが、
二科生の制服は無地であるため、
一科生は自らを花の形から「ブルーム」と呼び、
二科生を花の開かない雑草と揶揄して「ウィード」と呼ぶ。
二科生に対する差別発言として、風紀委員の摘発対象である。
また「紋無し」という異称もあり、
こちらも禁止用語に抵触する可能性がある。
なお、この蔑称の由来となっているエンブレムが二科生の制服に無いのは、
年度途中から募集をかけて集められた追加の生徒用の制服が、
発注ミスによりエンブレムが無地の状態で用意されてしまったため。
これも知る者の少ない真相である。

数字付き(ナンバーズ)
日本では、優れた魔法的素質を持つ魔法師の家系は
慣例的に数字を含む名字を持っている。
そのため、数字を冠した姓を持った後述の「十師族」および
「師補十八家」、並びに「百家」の本流は総称して
「数字付き」の隠語で呼ばれている。
数字の大小が実力に直結する訳ではないが、
家名に数字が入るかどうかは、
血筋が大きくものを言う魔法師にとって
力量をある程度推測する目安となる。
ただし、数字付きの慣例とは無関係に、
偶然数字の入った名字を持つ魔法師の家も存在している。

十師族(じゅっしぞく)
日本で最強の魔法師集団。表立った権力を放棄する代わりに、
国家の裏で不可侵に等しい権力を手にしている。

{/netabare}

と今の所でも説明がこれだけあります
これからも多分増えると思います

投稿 : 2024/07/06
♥ : 69
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

第16話でようやく面白さ爆発!!【東アジア・タブーをブッ飛ばす快作】

こういう能力バトルものは敵方が強くないと全然面白くない、ということが本作を見ていてよく分かりました。
とにかく、第1話からずっと肩透かしの連続で、なかなか面白くならなかったのだけど、第16話でとうとう・・・・
これが「さすおに」の魅力だったんですね。本当に待たせやがって。

去年(※2014年)の放送時は九校戦の手前で視聴を断念してしまったのですが、本作の人気の高さはずっと気になっていて、きっとどこかに私の見落している魅力があるのだろうと考えて、再挑戦してみました。

その結果、第16話まで観て、ようやく「おお!」と叫び声を挙げたくなるような展開、そして続く第17話で初めて、「さすがお兄様!」という有名な決まり文句の本当の意味を知りました笑。

本作は、お兄様の格好良さにとことん痺れるのが、正しい鑑賞の仕方だったんですね笑。

そして第三部(横浜騒乱編)は、第1話冒頭ともつながる波乱の展開。
細かく考察すれば突っ込みどころは山ほどありますが、そんなの関係ない、まさに「さすがお兄様!!」の鬼神ぶりでした。

再挑戦して本当に良かった作品!続編を早く!!!!

※2018.10.2.追記
『劇場版 魔法科高校の劣等生-星を呼ぶ少女-』(2017年6月)は残念ながらイマイチの出来でした。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       佐島勤(『電撃文庫』2008年10月-刊行中)
監督           小野学
キャラクターデザイン 石田可奈
メカニックデザイン   ジミー・ストーン、出雲重機
音楽           岩崎琢
アニメーション制作  マッドハウス{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得のいかなかった疑問回

================= 魔法科高校の劣等生 (2014年1-3月) ==============

 - - - - - - - - - - - - - - - 入学編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
  ~~~~~~~~~~ OP「Rising Hope」、ED「ミレナリオ」 ~~~~~~~~~~
第1話 入学編Ⅰ ★ 司波兄妹の第一高校入学、学内差別 ※冒頭に沖縄防衛戦
第2話 入学編Ⅱ ★ 生徒会からの誘い、模擬戦(達也vs.服部副会長)
第3話 入学編Ⅲ ☆ 達也の自己修復魔法、風紀委員の任務
第4話 入学編IV ★ 壬生先輩の不満、反魔法結社ブランシェの校内暗躍
第5話 入学編V ☆ 二科生(ウィード)の校内反乱、公開討論(生徒会長の決意表明)、テロリストの高校襲撃
第6話 入学編VI ★ 続き(美雪の冷却魔法&千葉エリカの剣術魔法発動回) ※ウィード自身の自己否定の問題を指摘したのは◎
第7話 入学編VII ☆ ブランシェ日本支部への極秘襲撃、十師族「四葉家」当主(真夜)登場{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - - 九高戦編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第8話 九校戦編Ⅰ ☆ 美雪の九校戦出場、達也のエンジニア着任、独立魔装大隊・風間少佐からの連絡
第9話 九校戦編II ★ お兄様の真の立場(トーラス・シルバーのリーダー、美雪のボディガード)、精霊魔法の使い手(吉田)、バス移動中の不審事故
第10話 九校戦編III ☆ 続き(市原の原則魔法・深雪の冷却魔法・十文字のファランクス・達也の術式解体)、九校戦懇親会 ※変なサウナ・シーンあり
第11話 九校戦編Ⅳ ☆ 九校戦開幕 ※達也モテモテ・・・
第12話 九校戦編V ☆ 大会中の不審事件(渡辺先輩の怪我、CADへの細工、深雪のMB代役出場)
第13話 九校戦編VI ★ エンジニア達也の実力、司波兄妹の目的(四葉の事情)、深雪のMB初戦

  ~~~~~~~~~~~~~~~ OP「grilletto」、ED「Mirror」 ~~~~~~~~~~~~~~

第14話 九校戦編VII ★ 三校(一条将輝&吉祥寺真紅郎)の挑発、深雪vs.北山雫(アイス・ピラーズ・ブレイク新人戦決勝)、モノリス新人戦選手の負傷、達也への出場依頼、達也の人選
第15話 九校戦編VIII ☆ 西条レオンハルト&吉田幹比古モノリス参戦
第16話 九校戦編IX ★★★ 対第三高校戦(草原ステージ、達也の自己修復術式発動)
第17話 九校戦編X ★★ ノーヘッドドラゴンの露骨な干渉、深雪装着用CADへの細工発覚、深雪の飛行魔法・MB優勝、ジェネレーター襲撃未遂事件
第18話 九校戦編XI ★ 戦略兵器・司波達也、ノーヘッドドラゴン東日本支部壊滅、大会終了(十師族の懸念){/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - 横浜騒乱編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第19話 横浜騒乱編I ★ 10月新生徒会発足、論文コンペ、司波小百合(義母)来宅、大亜連合のレリック略奪計画
第20話 横浜騒乱編II ☆ 大亜連合特殊部隊エース・呂剛虎(リュウ・カンフウ)
第21話 横浜騒乱編III ☆ 論文コンペのスパイ事件、狙われた達也
第22話 横浜騒乱編IV ★ 続き(ロボ研への侵入者、千葉兄vs.呂)
第23話 横浜騒乱編V ★ 呂再来襲・撃破、論文コンペ開会、敵襲・横浜騒乱開始 ※深雪が実は義妹(従妹)と知らないと微妙な展開だと思う・・・
第24話 横浜騒乱編VI ★★ 続き(軍人・達也の能力全開モードへ) ※「お兄様、ご存分に」「行ってくる」
第25話 横浜騒乱編VII ★ 敵の正体は大亜連合(*)特殊部隊、ラストの復元魔法は・・・どうみても反則でしょ笑
第26話 横浜騒乱編VIII ★ 対馬防衛作戦~鎮海軍港(**)の敵艦隊殲滅{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)13、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


◆以下、注釈メモ。

(*)大亜連合(The Great Union of Asia)は第1話冒頭シーンに登場する地図によれば、現在の中国・北朝鮮・韓国を併せた領域を持つ国家。

→同地図により、本作の世界には、大亜連合の他に、①Japan(日本)、②United States of North American Continent(北米大陸合衆国)、③The League of South-East Asian Nations(東南アジア諸国同盟)、④The Federation of India and PerSIA(インド・ペルシャ連邦)、⑤The League of Arabian Nations(アラブ諸国同盟)、⑥The Federal Republics of Soviet(ソヴィエト共和国連邦)、⑨East EU(東EU)、⑩West EU(西EU)などの国家が設定されている。

(**)鎮海軍港は、かって日本海海戦(1905年)当時、日本艦隊の出撃地となった朝鮮半島南部にある軍港で、現在も韓国海軍最大の軍港として使用されている。

→このように本作は、つい5-10年ほど前までは人気マンガやテレビアニメ等でも顕著だった「東アジア・タブー」(アメリカやロシアを連想させる国々を日本の敵国として描いても特に問題とされないが、東アジア諸国を連想させる国々をあからさまな敵国として描くことは忌避ないし抑圧された傾向のこと)を明確に突破し、なおかつ大人気を得た作品として注目できると考えます。

→逆にいうと、特に明確な理由もなく(例えば『コードギアス』は高評価しているのに)本作を著しく低く評価している方は、いまだに「東アジア・タブー」(そしてその根底にある“自虐史観”(戦前の日本は東アジアを侵略した悪の国である、とする戦後にマスコミ・日教組等が流布させた虚偽の疑いの濃い歴史の見方))に囚われている人である可能性が高いと思います。

→いずれにせよ、私個人としては、本作は、『攻殻機動隊』とか『残響のテロル』みたいな、シナリオ書いた人が如何にも70年代の全共闘世代(よど号ハイジャック事件起こして北朝鮮に逃亡したり日本赤軍を名乗って色々と世間様に迷惑をかけたヒトが多数輩出された世代)の捻じ曲がった思考を引き摺っているような作品よりも、ずっと面白いし評価されてしかるべきだ、と思っています。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 76

85.5 12 学園で生徒会長なアニメランキング12位
会長はメイド様!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2440)
12635人が棚に入れました
元男子校だった星華高校は未だに男子の数が多く、女子は肩身の狭い思いをしていた。そんな中、初の女性生徒会長になった鮎沢美咲は男子の横暴から女子を守るため日夜戦っていた。男勝りな美咲は男子を圧倒するが、実は彼女には秘密があった。苦しい家計を助けるため、メイド喫茶でアルバイトをしていたのだ。しかしある日、その秘密を学校一のモテ男にして変人・碓氷拓海に知られてしまい…。

声優・キャラクター
藤村歩、岡本信彦、椎橋和義、花澤香菜、小林ゆう、市来光弘、寺島拓篤、細谷佳正、鈴村健一、五十嵐裕美、豊崎愛生、植田佳奈、阿澄佳奈、伊瀬茉莉也、鳥海浩輔、阿部敦
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「好き」の形は色々。だけど一番は・・・【4.0】

物語:3.8 作画:4.0 声優:4.8 音楽:3.5 キャラ:4.0 【平均:4.0】                          (63.1)

ジャンル        :少女漫画
話数          :26話
原作          :藤原ヒロ(漫画)
アニメーション製作 :J.C.STAFF
監督          :桜井弘明
シリーズ構成     :池田眞美子
キャラデザイン    :井本由紀
音楽          :前口渉
主人公声優      :藤村歩
OP           :「My Secret」作詞 - 春和文 / 作曲 - 山元祐介 / 編曲 - 前口渉 / 歌 - 水野佐彩
ED           :「予感」作詞 - 義彦、ナオ / 作曲 - ナオ / 編曲・歌 - heidi.
             :「∞ループ」作詞・作曲 - ナオ / 編曲・歌 - heidi.

参照元        :Wikipedia「会長はメイド様!」

【あらすじ】
 かつては男子校で、現在は共学校の星華高校は未だに男子の数が多く、女子は肩身の狭い思いをしていた。そんな中、初の女生徒会長になった男勝りな女子高生鮎沢美咲は男子の横暴から女子を守るため日夜戦っていた。屈強かつ強い美咲は男子を圧倒するが、彼女には学校では決して見せない一面があった。それは、苦しい家計を助けるため「メイド喫茶」でアルバイトをしていること。ある日、その秘密を学校一のモテ男にして変人・碓氷拓海に知られてしまう。

【特徴】
①学園ラブコメ
②メインとなるイケメンが居る
③色々なタイプのイケメンが登場
④女性キャラも多数登場(逆ハーレムではない)
⑤コメディー色強め

【長所】
①女性が理想とする恋愛シチュエーションが多数描かれている
②クセの少ないキャラクターデザイン

【短所】
①一部のキャラクターに関するエピソードが消化不良に感じる

【短評】
{netabare} 明るい内容の作品でした。特徴で想像出来るかもしれませんが、学園恋愛物の王道的少女漫画作品でした。

 始めに長所①です。基本的にメインのイケメン碓氷との恋愛が物語の主軸となる訳ですが、次々に主人公の美咲にすり寄ったり妨害したりする男子が現れ、ピンチの美咲を碓氷が救うという展開になります。その為、碓氷以外の男子との恋愛に発展するという事はありません。しかし、助けた後は必ずと言って良いほど碓氷からのアプローチが待っているので、視聴者はどの様なアプローチをするのか期待が持てる作りでした。因みに敵役男子も女性が好きそうなタイプの男子でした。どの様なタイプの男子が登場するかは観てのお楽しみという事にします。
 続いて②です。クセの少ないキャラクターデザインとは、顎がやたらと尖っている、肩幅が広すぎる、頭が小さすぎる、手足が長すぎるというようなデザインでは無いという事です。若干足は長めでしたが気になる程ではありませんでした。以上のことから、万人に受け入れられ易いという意味で長所だと思いました。

 次に短所です。一部諦めのつかない様子で美咲から離れるキャラが居たのですが、その後登場しませんでした。また、後半EDにある碓氷の生い立ちらしき描写は本編で説明されません。{/netabare} 

【総括】
 少女漫画の学園恋愛物語の王道的作品だと思います。真面目で率直な性格の主人公が頬を赤らめる様子は可愛らしく見えますが、基本的に恋愛模様は女性向けに描かれています。しかし、コメディーは男性向けラブコメと変わりません。尚、僅かに伏線未回収と感じる部分もあるがメイン二人の恋愛関係の変遷はしっかり描かれています。また、作画、音楽、声優もコメディー作品にマッチした出来で良質に感じました。最期にお勧めの観賞方法ですが、照れる主人公を愛でる目的で観る事も悪く無いですが、やはりなんと言っても、女性が理想とする男子との恋愛シチュエーションとコメディーを楽しむ事に尽きると思います。



【思った事・蛇足】

観終えて
(美咲はズルイなぁ・・・。)と
そんな風に思いました。


私はもう少し美咲が碓氷の気持ちに応えてもいいんじゃないかなと思いました。
ですが
中々なびかない辺りが碓氷にとって非常に魅力的だったのでしょう。



●鮎沢 美咲(主人公)
星華高校初の女生徒会長
そして
メイド喫茶では「ミサ」

文武両道で世話焼き。
星華高校の女生徒が過ごし易い環境にすべく努力し
日々の生徒会活動に励む。
アルバイトのメイド喫茶は貧しい家計の為。
苦手なキャラ作りも勉強によって克服する。

色恋に関しては鈍感というより
頑なに恋の感情を認める事の出来ないというような
そんな感じ。

メインのイケメン碓氷 拓海のさり気ないようで大胆なアプローチに
始めの内は鬱陶しく感じているものの次第に心動かされてゆく。

人物像は
純粋で真っ直ぐな心を持った努力家。



●碓氷 拓海
美咲と同じ学校に通う容姿端麗で文武両道の男(金髪)。
一見完璧に見えるが美咲に対してだけセクハラをするので変態宇宙人と呼称される。

また、独占欲が強く、いつも美咲の事を陰から見守っている。
自称ストーカー。
更には少しS気があって美咲の事をからかっては彼女の反応を見るのが好き。

しかし、美咲のピンチを救い、害悪な男からも守る。
正に美咲のヒーロー。

人物像は
独占欲の強いだけの男という訳ではなく
一途な想いを寄せる少し不器用な男。



●成分タグ「逆ハーレム」について
美咲の友人やメイド喫茶の先輩達がかなりの回数登場します。
なので逆ハーレム物というよりは
女性向けに作られた女が主人公の学園ラブコメという感じです。



●男でも楽しめるかどうか
正直分かりません。


可愛いものを愛でる目線で観ると
様々なコスプレをする美咲をはじめ
メイド喫茶の先輩達もかなり可愛かったです。


感情移入に関しては全く出来ない訳では無かったのですが
美咲に関しては碓氷にからかわれて心を掻き乱されて
自分の気持ちが分からなくなるという部分は良く理解できました。
しかし、いつまで経っても突っぱねる辺りは高校生にしては少し幼いように見えました。
その突っぱね続ける心境に中々理解には及ばず感情移入が難しかったです。


碓氷に関しては自ら告白するのは性に合わないとの性格です。
相手の心境を変化させて告白させたいという恋愛スタンスだったので
視聴者はそれなりのS気が無いと感情移入が難しいと思いました。
美咲に好いて貰いたいという気持ちは理解出来ますが
キザなセリフが少し現実離れしてて感情移入し辛かったです。
しかし、美咲が照れている部分は毎度とても可愛かったので
私は第三者的立場で観る事が多かったです。


例えば、キザなセリフを言いそうな場面では
(さぁ!くさいセリフで美咲をデレさせるんだ!)
という感じで碓氷を応援しながら観てましたw


コメディーは微笑出来るか否かの微妙な面白さでした。



●どんな人にお勧め?
「観たい」と思った人にお勧めです。
これは男女問わずです。
内容は多くの学園物少女漫画と同じだと思うので
想像通りの展開になると思います。
よって期待を裏切らない物語展開になっていると思います。


作画もコメディー作品に合った作画で綺麗です。
声優は演技がとても良かったです。
キャラはクセが少なくて観易く
扱いも丁寧です。
音楽は効果音がコミカルです。


兎に角
「直感的」に気になったなら観て損は無い作品だと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 6

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

普段は気が強くて、生徒想いの生徒会長。そして放課後は、メイド様♪

少女漫画が原作のアニメ作品。

だけど、恋愛描写もさらっとしているし、
強い少女漫画っぽさを感じないので、

どちらかというと少女漫画が苦手な私もとても楽しめました^^

キャラがいいよ、キャラが♪

全26話+番外編1話です。


● ストーリー
元々男子校だった名残で、全校生徒の8割が男子。

そんな星華(せいか)高校で、
初めての女子生徒会長になった鮎沢美咲(あゆざわ みさき)は、
肩身の狭い思いをしている女子生徒を守るため奔走していた。

そして放課後は家庭の事情から
他の生徒には内緒で、メイド喫茶でアルバイト。

だけどそれが
学校一モテる男子生徒・碓氷拓海(うすい たくみ)にバレてしまう。


素行の悪い生徒に全力でぶつかっていく。

そんなかっこいい生徒会長である美咲が、
放課後はメイド喫茶でバイトしているというギャップに加え、

なんでも器用にできる碓氷にピンチを助けられ、
素直になれないながらも、仲を深めていく様子にはときめきが止まらない♪

学校や、バイト先である“メイド・ラテ”が絡んだエピソードを中心に、
1話完結の話が多いです。

美咲の周りでは次から次へと何かが起きて、
さらに碓氷との関係も気になるので、面白くてどんどん観れます^^


● キャラクター
メインキャラである、美咲と碓氷のキャラがいい!

美咲は無茶もしながら、
生徒のために奔走するかっこいい会長。

だけどその真面目さと正義感ゆえに危なっかしさもあって。

それを支えるのが、碓氷。

ストーカー並に美咲のそばにいて(笑)、
ピンチには必ず駆けつけて助けてくれる。

そんな碓氷にだけは敵わなくなって、
赤面しちゃう美咲もかわいいし、

クールな碓氷も美咲の事になると
なりふり構わず行動しちゃうところにきゅんとしちゃう♪

さりげなく力を貸してくれて、支えてくれる。
碓氷はそれを自然にやってしまう余裕っぷりが、イケメンなのよね。

美咲もかっこいい女の子だけど、
美咲を見守る碓氷がかっこよすぎ♪

最強で、いいコンビです^^

ちなみに、観始めた頃から美咲に親近感湧くなーと思ってたら、
中学生時代、思い立ったら即行動だった自分と重なるのだと思い当たりました。

校舎裏でタバコ吸ってる不良たちに対して、
霧吹きを片手に「消火活動ー!」と追い回していたあの頃…。笑

今となっては
当時の自分の怖いもの知らずな行動力は羨ましくもあります。笑


主役の二人がずば抜けて目立っていますが、
脇役もいいキャラがそろっていて、全体的にバランスいい♪

私のお気に入りベスト3は、

<3:副会長・幸村(ゆきむら)>

このかわいさは、反則だよ幸村!

男の子だけど、
もはや会長よりヒロイン役が似合うw

妹想いのお兄ちゃんなところもまたかわいくて魅力的♪


<2:兵藤葵(ひょうどう あおい)>

女装が好きな男子中学生。

周囲から理解されなくて傷ついた過去もあるけれど、
それでも自分の好きなものを曲げない強い心の持ち主です。

かわいいものが好きな男の子ってかわいい♪笑

でも個人的には女装AOIちゃんより、
素の葵くんのほうが好みなのだけどなー。笑


<1:深谷 陽向(しんたに ひなた)>

昔は冴えなかった男子が、かっこよくなって現れて、
しかも好意を寄せてくるなんて、
そのシチュエーションだけで萌えるー(*´Д`)ハァハァ

美咲と碓氷の関係で十分なのに、
ライバルの存在とか下手すれば邪魔になりかねないけど、

陽向の人当たりの良さと、
犬っころみたいなかわいさは、いいスパイスとなっていました(*´Д`)

転校生という設定を生かした方言が、またかわいいの!


男の子キャラばかり挙げてしまいました。さすが少女漫画。笑

他にも美咲の妹の紗奈(すずな)もかわいいし、
3バカなど、欠かせないキャラがたくさんですw


● 音楽
【 OP「My Secret」/ 水野佐彩 】

この曲好きです♪
まさに、ちょっと昔のアニソンという感じですw

歌詞が美咲の境遇にぴったりですね^^


【 ED「予感」「∞ループ」/ heidi. 】

2曲とも碓氷をイメージした曲なのかな?

でも個人的にはあまり好きになれませんでした^^;

というのも、本編のきゅんとする話の後に
この曲が流れると雰囲気が台無しな気分になって。

あまりこの作品のEDとしては合ってないのではないかなーと思いました。


● まとめ
美咲と拓海の関係ににやにやきゅんきゅんしながら、
美咲の身の回りに起こる出来事を楽しむストーリーでした。

見やすいし、ストーリーの面白さも安定しているし、
良作だったと思います♪

27話も、そんなに長いと感じませんでした。
美咲と碓氷のその後のエピソードをもっと見たかったなー。

男性にも女性にもおすすめできる作品です^^

投稿 : 2024/07/06
♥ : 23
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

少女漫画感ON/OFFを巧みに使い分けたラブコメの良作

【レビューNo.76】(初回登録:2023/8/6)
コミック原作の2010年作品。全26話。
交流あるレビュアーさんのレビューで「少女漫画原作」だったことを初めて知
ったのですが、「あまり少女漫画っぽくないな」と思いつつも、言われてみれ
ば「なるほど!」という部分もあったので、レビューしてみようかとw

(ストーリ—)
かつては男子校で、現在は共学校の星華高校は未だに男子の数が8割と多く女
子は肩身の狭い思いをしていた。そんな中、初の女生徒会長になった男勝りな
女子高生鮎沢美咲は男子の横暴から女子を守るため日夜戦っていた。屈強かつ
強い美咲は男子を圧倒するが、彼女には学校では決して見せない一面があった。
それは、苦しい家計を助けるため「メイド喫茶」でアルバイトをしていること。
ある日、その秘密を学校一のモテ男にして変人・碓氷拓海に知られてしまう。
(wikiより)

(評 価)
・少女漫画OFF:時代を感じさせる勢いのあるラブコメ
 ・主人公美咲は美人ですが、
  ・男嫌いという性格
  ・この学校の女子を守り、その地位を向上させるという目標がある
  それゆえ、とにかく男子への当たりが強く、男勝りで可愛げがない描写が
  多いです。
  そういう意味では、あまり少女漫画らしくいない主人公ではあります。
  ただ本作はかなりコメディよりのラブコメで、ノリと勢いで押していく感
  じの2010年の空気感溢れる、「アニメが今より元気だった時代の象徴」と
  もいえる作品です。
  その辺りもあり、ドタバタ展開の中で主人公がアクティブに描かれている
  という感じですね。
 ・それに美咲はただの男勝りキャラだけでなく、
  {netabare}・基本、学校をよくするために奮闘しており、真面目で責任感も強い性格
   と周りも理解しているので、信頼厚く人気も高い。
  ・貧しいながらも、病弱な母とかわいい妹と楽しく暮らしている。
  ・家計のためにメイド喫茶でアルバイト。(柄ではないと思いつつも)頑
   張って「人気メイド」としてかわいく振舞っている。
  ・碓氷の優しさや思わせ振りな言動には、ドギマギしながら女の子の顔を
   みせる。{/netabare}
  きちんと魅力的なキャラとして描かれています。

・少女漫画ON:「碓氷拓海」という王子様
 ・とはいえやはり本質は少女漫画かなっと。その象徴的存在が「碓氷拓海」。
  {netabare}・イケメンで文武両道、そして普段はクール。
  ・美咲がピンチの時に、颯爽と現れ助けてくれる「白馬の王子様」演出。
  ・気の強い美咲に、Sッ気で調教めいたことを楽しむような俺様的要素。
  ・時折みせる気品ある振舞い。
   (上流家庭の育ちの良さを感じさせ、王子様キャラが絵になる){/netabare}
  かなり女性読者の理想を体現したキャラとなっています。
  とはいえ、コメディ色の強い作品なので、碓氷も「完璧な王子様」ではな
  くちゃんとコメディに参加してますし、美咲に「変態宇宙人」と呼ばれる
  位にセクハラ行為でちょっかいを出してみたり、美咲のことでイライラす
  る描写等もあり、意外と人間臭く、男性からみても嫌みなく受け入れられ
  るキャラ付けになっていると思います。
 ・あとバイト先のメイド喫茶のメイドたちも、いわゆる「男性ウケを狙った
  媚びたような描写」を感じないところも「少女漫画原作」なのかなって感
  じがしますね。
  
基本的には美咲と碓氷の恋模様を描いた作品で、学校・メイド喫茶等で巻き起
こるハプニングを2人で乗り越えて、心の距離を縮めていくという王道ラブコメ
になります。恋のライバルもしっかり登場しますし。
それに上述の通り、コメディ色が強くテンポもいいので、非常に視聴しやすく
全26話でしっかりとドラマをみせながら、ラストもこの作品らしい締めで終わ
らせてくれるので、その点もポイント高いですね。
(面白い作品を2クールでしっかり見せてくれるいい時代だったなと。)
そういう「時代を感じさせる勢いのあるラブコメ」として、オススメの良作。
 
あとサブキャラでは美咲の妹・紗奈(すずな)が好みだったかな。
・姉とは真逆の落ち着いた印象で、(このドタバタ感ある世界で)淡々とマイ
 ペースを貫く意外と強者?!(それに意外と毒舌w)
・中学で「懸賞部」を設立。懸賞にハガキを出しては高確率で商品をゲットし
 て、家計を助けている謎属性w
 (なんだかんだ貧しいながらも微笑ましい家族)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11

78.0 13 学園で生徒会長なアニメランキング13位
IS2 [インフィニットストラトス2](TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1781)
11760人が棚に入れました
女性にしか扱えない飛行パワードスーツ、「IS<インフィニット・ストラトス>」。日本で開発・発表されて以降、世界は女性優位の社会となった。IS操縦者を育成するための学校「IS学園」は、世界各国より集められた代表候補生の少女達が通う女子校である。ところが、主人公・織斑一夏は、男でありながら何故かISの起動が出来てしまった為、IS学園に強制入学させられてしまう。女の園に男がひとり、幼なじみの剣道少女・箒をはじめ、多国籍多種多様な少女たちが織りなす、疾風怒濤のアクションバトルと恋模様。突如襲い来る敵、ISに秘められた謎、そして一夏をめぐる少女達の恋の行方は!?
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

描写が変わりました 銀の福音を倒した後でも恋の掛け合い(修羅)は続きますwww 空戦はやっぱ楽しいねえ!!

一夏はホント恋に疎すぎるからなあ...
掛け合いが楽しみですw
後ゲーム化します。購入はしないと思います
ノベルゲーは「はがない」をやったから。それよりも18禁の方が面白いのかも?

無論戦闘も忘れてはいけません
なのはに負けず劣らずISを使っての空中機動ですから
OPは安定の栗林さんでした。またBEMANIに入ってくれないかな?
EDは相も変わらず走ってまーすwww時折服や配置が変わりまーす

1話 一瞬の夏の終わり 修羅は再開します
{netabare}夢...銀の福音倒したはずなのに?姉貴なのか?

おはよー
出落ちでスク水のラウラ(マーチさん)がwwww
ごめんね、祭りは一人じゃなくて皆でだwwwww(それでも一夏は皆をちゃんと思ってくれるんだよ)
ナイフ投擲しやがったwwwww

セシリアの声はどうもキュアホワイトさんよりもテレサさんみたいに聞こえるなあ
「ミックスベリーのクレープを一緒に食べると恋が叶うか...一夏に話したら喜びそうだな...」(龍が如く風に話してみました)
おっイメチェンですか?ラウラさん?
イメチェン結果
だから撮るなwwwwww記者会見じゃあるまいしwwwwww

執事服か
こういう方向性なのは致し方ないんだよ、シャルル(ぷるるん)
おっギャングが来たぜ...「とりあえず金よこせ!」「暇じゃないんだけど」
氷のレールガンだと!?ホントスペック抜群なコンビだ
ストロベリーとブルーベリーを両方頼めばいいだけのこと、知力も冴えてるな

こんなことだろうと思ったwwww皆誘ったんだからそうなるんだよ箒(グレモリーさん)wwwww
一瞬の夏の途中はOVAで

新参もやって来たか
ほむほむ(更織)に詠さん(エム)
修羅と空中機動は始まったばかりだ...{/netabare}

2話 積極的すぎるほむほむwww
{netabare}今日はぷるるん(シャルル)にお仕置きされてから始まるwww笑顔になったらもうドSですwww
そうか更織は生徒会長だったのか
で、学園祭の出し物なんだけど...却下!!
一瞬「けんぷファー」を思い出しちったwwwww
王様ゲームとかポッキーの食べ比べとかツイスターとかホストクラブとかwwww
でもラウラによってメイド喫茶にwwwこれでも「けんぷファー」でもやりましたからwww

んーやっぱ空戦楽しいねえ!
ちょちょちょ、特訓終わったらいきなり開幕で更織(忌夢)が水着エプロンでおるし!!wwwwwww
んで、弁当持ってやってきた箒(両備)、止めろ、修羅が来る...新生蛇女の内紛ですか?
それでも頑張る主人公です888{/netabare}

3話 修羅過ぎる学炎祭
{netabare}執事姿を見てるとハヤテ君を思い出すなあ
まーた新参も来とるし
連れてくんだったらジャンケンや⇒乗った!!www
勝者は...見てください
ほむほむ神出鬼没やしwwwwww普通に拉致しやがるwwww
シンデレラ?じゃねーよ、ただの修羅ですwww
そうか、同居を賭けているのかwwwww王冠取ったら電流だと!?ひでえwwwww
困ったときはポチッとなですwww
おい!増援(バイト・モブ)が来たぞ!!なんとかしろ!!www

と思ったが、まーた拉致されて...
今度はあの業者女と(やっと真面目な)バトルかよ!?急やな~~
キサン、百式が欲しいのかい?箒達はどうした!?{/netabare}

4話 第一次IS大戦 唐突なカチコミ
{netabare}ファントムタスク:今回襲い掛かる組、「とあるシリーズ」のアイテムの面々っぽくはなかった
機体名アラクネ=プリ5のアラクネアを思い出したwwそしてやっぱ糸を使ってきやがったww
BEMANIでは中毒性が高めの曲です

いくらマシンガンをバンバン撃ってても勝てへんぞ!
外からも来たぜ(あれはエム(詠)だった、予想どうりだ)
ファンネル使いのオールレンジだし、機体はオルコットさんのと同じだし

エム、貴女は千冬姉の復讐者なのか?近親者なのか?
当面の危機は去った...のか?
それでも奴らの再度のカチコミに備えないとな!{/netabare}

5話 今日も今日とて修羅wwwサービス回です
{netabare}よってらっしゃい見てらっしゃい!!今日は一夏を楽しませたもんが勝ちや!

最初はグレモリーさんのお・も・て・な・し
あれは狐耳かよwww抹茶たてるのかと思いきや普通に淹れてるしwww
お!ときめいてる!!これは効いたか!?と思ったけどタイムアーップwwww

次はテレサさんのターン
今度はビリヤードwww龍が如くでも難しいです(上級で勝たないとトロフィーへたどり着けない)俺はビリヤードよりもダーツです
ほーう、アピールとして突き出たお尻と胸か...まあ無難ちゃあ無難ではあるがな
ちょ当ってる当ってるwww

次はぷるるんのターン
ちょコスプレと言えども水着じゃんwwww
クッキーを焼いてきた模様
ポッキーと同じく口移しかよ!こりゃあ好感度上がるわ
と思いきや胸に...終わり終わり!!次!!

今度はマーチさんのターン
しかもダーツwwwだから龍が如くじゃないんだからこれ!!wwwww勝ったら空くじなしの景品か、胸BSCの子はこんな策じゃないとな
しかしほむほむがまたしても拉致wwwこの世界は拉致で構成されているのか!?
同時に亜美・真美(鳳)から服盗んだのかwww
何か吹き込もうとしたが、あーとーでー

最後は春花(千冬姉)のメイド姿www言ったら殺す!!www

あーそろそろネタバラシするか!
これは誕生日パーティでした
今日は誰が良かった?⇒姉貴⇒よーし、一夏を37564やwwww

帰り
Mが来た...彼女はまどか
自分が自分であるために一夏、貴方の命を貰いますわ!!(詠さん風に){/netabare}

6話 武器が無いと貴方は恐怖するか?
{netabare}弾はガードしたようだ
同時にラウラ推参!
奴は逃げたか...
あーあ、デレちゃったよwww
何時、アイツらが来るか分からんからなあ

百式が起動しなくなった。一時的に預けることに、これはシャルルだけにしか知っていない。他の子に伝えたらまーた騒ぎが起こるな...
なーにが縞パンやwwwwwwよく一夏の前でそんなことが言えるなあwwwwwww

あ...不味い...アレが消えてる...
シャルルよ貴女もアナスタシアさんと同じ道を辿るのか!?ホントハラハラするわwwww
もしバレたらのイメージ⇒いや、ならんならんwwwww
困ったときはブルマをはけ、それだけですwww{/netabare}

7話
{netabare}今日はグレモリーさんと一緒にディナー&雑誌の撮影に行く模様
同時に更織の妹である簪(凛)推参
(この世界にどんどんカグラ勢が増殖してるんですけどwww)
彼女はアニメ好きの模様(見ていたアニメに檜山兵がwwwww)一夏にとってヒーローはどうでもいいようだ。それでいいのです。どうせ答えは無いんだから
ん~やっぱニヤニヤが収まりませんwww下手したらキスだから///
M...貴女の記憶は完全に治ってはいない。例え妹であろうと無かろうと人間に変わりはないから
昼休み⇒恒例の修羅の時間でーすwww「私の飯食べて」と誘うシーンは確か前のカレンダーにあったな
で、簪と向き合う一夏であった。誰とコンビになるのだろうか{/netabare}

8話
{netabare}相も変わらず檜山兵がいるアニメを見ていた簪であったwwwww
コンビ争奪戦は加速する...
それとほむほむはグレモリーさんのどこを見たんだwwwwwwアカン...みーんな殺気立ってる...
困っていたら助ける。それが一夏のモットーです
ほら食えよ、あーん⇒うらやまし過ぎる!wwwwこりゃあ落ちるな...
しかし、姉貴といる所を見た。そして悲しみが降りかかった...{/netabare}

9話
{netabare}さあタッグマッチの開幕や、誰が先に散るのか...
の前に敵さんが来たぜ!ファントムタスクの差し金か?さっさと交戦しようぜ!
だがエムはいないようだ。それでも劣勢だ
愛する人を守りたいなら槍を持て!簪!!

食らえ!水の槍!!自らの装甲を犠牲にして大丈夫か!?姉貴!?
貴女が消えたら簪に何が残るんだ!?何もねーよ!
ヒーローはどこにもいない、いるのは人なんだ
弱くてもいいし卑怯者でもいい、それだけで生きているんだから。奴らは倒すことができた
でも彼は恋に関して疎いことはここで知ることになる...同時に候補が増えてしまった...{/netabare}

10話 神回だ、用心しな
{netabare}修羅はまた再開しますwww
それとラウラ、拷問か自白剤を投与したかったら夜空を呼んで来いwwwww

あそうだ今日は身体測定だ
でも一夏は測る人になって貰おうwwwどういうこっちゃあ?ほむほむの差し金ですwwwwww
困ったときは心眼だ!シュウみたいにできるか?
お前は何処を触っている!表でろやあ!!

オルコットさんは料理×だからなあ...あの袋には何が入っているのだろう...ああそうか、形から入るのかwwwwwww
それよりも料理知識を植えつけろ、これはコントじゃないからwwwwww&余計なものを添加すんじゃねーよwwwwww
ああ...テレサさんかほのかの知識があれば...(泣)
まずはグレモリーさんが犠牲...

次はぷるるんか...もうやめて...犠牲者を増やすなwww
流石に感づいたか。でも気づかなかった...
だから料理作ってる途中で離れたら...おしまいだあ...
おい、何を加えた?前と同じか?
止めろ!!食ったら死ぬぞ!!
また、夜中に目を覚ましたマーチさんも...二次災害だあああああ!!
これ以上犠牲者を増やすわけには...

とうとう亜美・真美にも手を出す...やっぱ情で攻められたら駄目か...またしても犠牲者が...今度はビーム撃っちゃいましたwwwwwだから1期OVAと同じことをするなって!!wwwwww

最後は一夏、彼も犠牲になるのか?

その頃、箒の姉貴(なのはさん)はファントムタスクの所にいた。
何故彼女はまどかのことを知っている!?{/netabare}

11話 京都へGO!! 予めロケハンは必須
{netabare}話はガラッと変わって修学旅行です
自分は沖縄が楽しかった。また行きたい
そしてほむほむ...アンタは魔術師かwwwwww
一夏よ...撮影ヘッタレ~~~wwwwwwよりもどこを撮影してるwwwwww
マーチさんは神社で衝撃発言してらあwwwwwww
そして一夏は「デートじゃない」って言ってらあwwwwwww追われる矢先凛とグレモリーさんにもばったり会うことに...
仕方なく京スイーツを奢らされることに

その後は嵐山の竹林へ、誰と行ったのかな?
ふう、やっと来たかファントムタスクめ...誘い出すには人がいない所が常套手段だからね
清水でついに訪れた、再会がな...さあ最後のパーリィをそろそろ始めようぜ...
まどか、アンタが求むのは姉貴のアサシンだ...{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 31
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

本編よりもSSの方がずっとずっと面白いわー

この作品はやっぱりもったいないです。
これだけ理不尽な設定の上でキャラたちが理不尽に動かされているのに、それでもなお魅力を魅せているんです。
それだけの力があるキャラがしっかりした物語の中で動けるとしたら、そんなことを考えて少しあるものを検索してみました。

みなさんSSって知ってますか?
SS(ショートショート)という、いわゆるネット小説みたいなやつです。
私はSSかなり好きで、特に咲SSをよく読んでたんですが、ISもあれだけ魅力的なキャラがいるんだし、面白いSSあるんじゃないかなーと興味本位で探してみました。
いやー、あるじゃないですか面白いやつ!
2期については特に見てないし、絶対こっちのほうが面白いと思うので、今回はいくつかSSの紹介を書きます。
タイトル見て気になった作品がありましたら、ネタバレ開いて見てみてください。


【IS】
○一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」 http://blog.livedoor.jp/h616r825/archives/30486401.html
{netabare}本作最大の魅力、それは織斑一夏であるとはっきり言える作品。
織斑千冬の弟として恥じない正義感の強さ、“強さ”を履き違えない強い信念と決意、鋭すぎると言えるほどの人間観察能力と嗅覚。
本編もこの一夏が主人公だったらなぁと心から思います。
一夏の性格改変と物語を際立たせるための追加設定はありますが、ヒロインと物語展開に関しては基本は原作準拠です。
それでありながら、原作ではあまり見られなかった一夏の行動、言葉に対するヒロインの成長、ヒロインの成長によるヒロイン同士の団結などが見られます。
原作は一夏に惚れさせるばかりで、成長させるということがあまりなかったと思います。
性描写に関しては同じく朴念仁ではあるものの、原作のように操られているような印象は受けません。
DBの孫悟空のような純粋さだと思ってください。
それと、作者が意識したことだと思うんですが、ビックリするほどエロシーンがありません。
あのシャルとの風呂場鉢合わせや男子大浴場シーンも容赦なくキンクリ。
決して安い物語ではない、むしろ細部まで考え込まれた超大作といってもいいです。
物語通して、そして後半特にご都合に感じられる場面は多いものの、それでもお釣りが来るほどの主人公描写と成長描写、主張の投げかけをみることが出来ます。
本編ISに不満を持っている方にぜひオススメしたい作品です。
私も不満を持っていましたが、この作品は面白いです。
ぜひ検索してみてください。{/netabare}


○一夏「ドゥフッw拙者織斑一夏でござるwwww」 http://2gigenchan.blog.fc2.com/blog-entry-2068.html
{netabare}タイトルで既にオチている作品ですが、侮ってはいけません。
蓋を開いてみればかなり完成度の高い作品です。
この作品の見所は一夏の清々しいほどのキモ豚オタクっぷりです(笑)
オタクだけあってアニメ、マンガのパロであるセリフが数多くありますが、チョイスセンスが本当に抜群!
IS使ってのガンダムごっこなんて誰か思いつきそうで中々思いつかない、すごくかゆいところに手が届くネタだと思います。
こんな一夏でも原作準拠のストーリーでしっかりハーレム?を作れてしまうんだから、やっぱワンサマーさんぱねぇっす!
ハーレムと言うよりは友人の輪とか、飼育者としての使命みたいな感じではありますが(笑)
恋愛が絡まないとこんな微笑ましい作品になるんだなーと感心した作品です。
この作品のメインヒロインは文句なしで鈴、準ヒロインは山田先生といったところでしょう。
あのシャルでさえ一番影が薄くなってしまうほど、原作で不憫な扱いを受けがちな各キャラが際立っています。
シリアスシーンも持ち前のキモオタっぷりでどんどんクラッシュしていき、オタク発言への鈴のツッコミがさらに笑いを大きくさせます。
一夏に終始全くブレがない!どんなに物理的にも精神的にダメージを受けても全くメゲません。
ある意味鋼の強心臓。
だからこそ、ヒロインが徐々に一夏を理解し変わっていく様子が際立ちます。
とても気になるタイトルだと思いますが、終始笑える内容だし、感心する面白さも味わえる作品です。
キモオタデブ一夏の生き様とくとご覧あれ。
それは~まぎれもなく~やーつさ~   コポォww{/netabare}


IS以外にも気に入っている作品がたくさんあります。
厳選するのでもう少し紹介させてください。
【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている×俺の妹がこんなに可愛いわけがない】
○八幡「俺の妹が小町じゃないだと?」 http://horahorazoon.blog134.fc2.com/blog-entry-4859.html
{netabare}俺ガイルと俺妹のクロス作品で、話の流れは俺妹、八幡が高坂家に住んで妹桐乃設定のSS。
この二人だと何もかも気が合わないと思いませんか?
いやいや、八幡にかかれば誰が来ようとお構いなしなんですよ。
もっと八幡に他作品に出張して問題解決するSS増えて欲しいです。
俺妹は原作の京介の無茶苦茶な解決法も結構好きです。
それが妹のための必死に悩んで考えた自分なりの答えっていう気持ちが伝わって来るから。
ですが、八幡はやはり別格です。
妹に頼られて嬉しい、なんでも任せろ状態の京介に対し、八幡は少しは頼らずに自分でなんとかしろという考え。
まぁ持ち前のひねくれだったり、めんどくさがりはあるんでしょうが。
しかし、これが作品の大きなスパイスとなっています。
このせいでマジもんの大問題が起きたり、八幡もその時は兄貴らしさを見せたり、桐乃が兄貴と打ち解ける、兄貴を理解する上で大きな役割を果たしています。
桐乃は明らかに兄貴への打ち解けが京介よりも早いし、京介以上に本心からの気持ちを八幡にぶつけれています。
そして、八幡にしか出来ないと言えるくらいの交渉術。
これには惚れます。マジで。
本当にすごいとしか言えないし、八幡という人間の再現度も素晴らしいし、俺妹という作品がさらに魅力を秘めていたものであったと思わせる1作です。
桐乃ってこんなに可愛かったんだな。{/netabare}


【咲SS】
○咲「塞さんってお姉さんみたい……」照「ふぇぇ」 http://sslog.ldblog.jp/archives/6461725.html
{netabare}私が咲で一番好きなキャラである塞さん。
この作品も私が塞さん好きだということの一部となっている作品です。
原作もこんな感じだとは思うんですが、やっぱり原作よりも塞さんカッコイイと思います。
これだけ責任感と甘えたくなる空気を兼ね揃えているキャラがいるだろうか。
塞さんの弟になりたい(笑)
「麻雀牌を握る前に………」
この言葉の続きはSSを読んでぜひ確認してもらいたいです。
言葉って凄いなぁ、力強いなぁと思います。
これは、先に紹介したIS、俺ガイル×俺妹にも言えることですが。
心に響く言葉だったり、キャラの気持ち、本気さが伝わって来る言葉や描写って本当に素晴らしいです。
こういうのはSSでもアニメでも同じ、出会えれば同じように感動します。{/netabare}


○洋榎「大阪デートや!」 初美「よろしくですよー」 http://blog.livedoor.jp/mode_ss/archives/51854519.html
{netabare}咲SSは(ガチ)百合カップリングや、マジキチSSが多い感じなんですけど、中にはこういう物語もあるから探し当てるとすごい満足感というか、優越感みたいなものを味わえます。
ただ、この作品についてはあまりにも有名だし、どう説明したところでネタバレしなければ魅力を伝えられないので、特には書きません。
素晴らしい作品です。
私が読み漁った数あるお気に入り咲SSから紹介を載せた、それを汲み取っていただければと。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

一期と同じく高評価。さらに進展があってキャラが最高に素敵!

ISの二期ですね。
一期同様にハーレム状態は変わりません。
もうね、これだけのハーレムを味わってみたい!
って心底思いますよ(笑)
それに、脇役であろうともキャラが劣化していない。
主要人物同様に可愛いところがなんとも素敵です。

二期に入ってからは敵が現れます。
正体不明ではなく、明らかな敵です。

でも、それを期待している人からすればそこが展開が遅いとかうっとうしいとか思われるんでしょうけど、ほとんどが学園ハーレム物語。
それを良しとする人からすれば観ていてほんとに飽きません。
それに戦いのシーンも素晴らしいと思います。
それほど戦闘に特化してはいませんし、シーン的にも短いですが、このスピード感なんかはかなり良くできていると思います。

そして、この二期ではヒロインがまた増えます。
それもとても強力なライバル、もしくはその上をいきますね。

一期のメンバーに関しては一期のレビューをお読みください。

まず、更識 楯無(さらしき たてなし)-斎藤千和さん
IS学園の生徒会長。
IS学園の生徒会長とはつまり、IS学園最強を指すもの。
その名の通り、自他共に認める最強のIS操縦者。
そして、天真爛漫でとても可愛くてセクシーな身体の魅力ある少女。
主人公に対してのアプローチはとても積極的で、一期から登場している主要なヒロインたちにさえ何も言わせないほどの存在感。
主人公の織斑 一夏(おりむら いちか)と同じ部屋で生活してしまうほどの積極度です。
そして、主人公にISの特別訓練を施すというまさに他のヒロインからすれば驚異的なライバル。
魅力も最強レベルです。
cvの斎藤千和さんは、ARIA、物語シリーズ、魔法少女まどか☆マギカなど多数で主役級を演じる大活躍者さんですね。

そして、更識 簪(さらしき かんざし)-三森すずこさん
生徒会長のたてなしの妹。
一年生で主人公の同級生。
性格はかんざしとは正反対の、とても控えめというか内向的で何事にも自信を持てない後ろ向きなところがある少女。
容姿は姉と同じく、とても可愛くて、めがねが似合います。
当初は主人公に嫌悪感を抱いていて、専用機乗りでもないのですが、やがて他のヒロインと同じく専用機乗りとして活躍するようになります。
やはり他のヒロインのライバル。
cvの三森すずこさんさんは、神様はじめました、てーきゅう、ゆるゆりなどで大活躍されています。

次に、一期のレビューでは書いていなかったメンバーを少し記載します。
なんせ、このアニメは出てくる女性が多すぎて、しかもそれぞれが本当に魅力満点なので、書ききれないところがあります。

まずはIS学園の教師二人を。

織斑 千冬(おりむら ちふゆ)- 豊口めぐみさん
主人公の姉であり、IS学園の教師であり寮長であり真の責任者。
その実力は、第1回IS世界大会(モンド・グロッソ)総合優勝および格闘部門優勝者。
という、世界最強のIS操縦者。
IS学園に入る誰もが憧れる存在。
そして、最強で明晰、美人。
性格は非常に厳しい性格で、実の弟である主人公に対しても、先生と呼ばせている。
でも実はとても優しい心の持ち主なんですね。
cvの豊口めぐみさんは、マリア様がみてる、Fate/Zero、さくら荘のペットな彼女など多数で大活躍されています。

次に、山田 真耶(やまだ まや)- 下屋則子さん
IS学園の教師であり、千冬の後輩。
性格はおっとりして、ドジで教師としてどうなのかと思わせるようなところがあるが、実はIS操縦者としては超一流で、ヒロイン二人が同時にかかっても歯が立たないほど。
めがねが似合う、おっとり美女。
ISの分析、戦いでの分析などもこなします。
cvの下屋則子さんは、ate/stay night、GOSICK -ゴシック-、ちび☆デビ!など多数で活躍されています。

そして、敵として登場しますが、
エム(M)/織斑マドカ-茅野愛衣さん
謎が多い人物で、登場した時もいきなり主人公を殺そうとします。
一応、悪のそしきの一員として存在していますが、その名の通り、主人公や千冬との関係が深いものと匂わせています。
戦闘能力は最強レベル。
cvの茅野愛衣さんは、大好きな声優さんの一人ですが、
この作品では他と違う表情を演じてくれています。
好き嫌いは分かれるかもしれませんね。
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。、ノーゲーム・ノーライフ、城下町のダンデライオンなど多数で大活躍。
トップクラスの人気を誇る人ですね。


一期と二期でかなりの登場人物を書きましたけど、まだ足りないというぐらいにキャラが多い作品で、そのどれもが魅力的とくればもう最高のシチュエーションで、超絶ハーレムです。
戦闘なんていらなくて、学園ハーレム物として扱うべきという声もありますが、これが2クール作品ならもっと深く描けていたことは違いありませんね。これが1クール作品というのが残念でなりません。
続きを観たいものです。

一期同様にお気に入りで、絶対にオススメできる作品だと思います。

エヴァと似たところがあるかもしれませんが、鬱要素がない分、こちらのほうがずっと楽しく観ることができますね。

楽しくて爽快な気持ちになりたい時にぜひ観てほしい作品です。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 12

82.9 14 学園で生徒会長なアニメランキング14位
そらのおとしもの(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1995)
11681人が棚に入れました
美しい自然に囲まれた小さな町、空美町。そこに住む桜井智樹は「平和が一番」をモットーにする普通の学生だった。
だが、ある日空から降ってきた少女 イカロスによって、平穏な日常がどんどん壊されていくことになる。
《愛玩用エンジェロイド》と名乗り、地上で最初に出会った智樹を《マスター》と呼ぶイカロスは、彼の願いを叶える不思議な力を持っていた!
個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる、楽しく笑え、ちょっぴりエッチで、そして心に染みるハートフル・コメディ。

声優・キャラクター
保志総一朗、早見沙織、美名、鈴木達央、高垣彩陽、野水伊織
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

主人公がセクハラ変態すぎて敷居が高いが、劇場版は意外にも感動できる良作

※TV版1-2期・劇場版1-2作、全て含めた感想・レビューです。

アニメ成分が「ラブコメ」(281人)、「おっぱい」(193人)、「ハーレム」(128人)、「パンツアニメ」(89人)、「学園」(85人)、「変態」(70人) となっている本作。
『これはゾンビですか?』のような「ハーレム」展開は割りと好きな私でも、流石に本作レベルの露骨な「おっぱい」「パンツ」「変態」推しは敷居が高くて、これまで数回挑戦しては序盤の数話で挫折しています。

しかし、あにこれでの本作の

(1) 第1期が、総合順位174位(総合得点80.5点)、総合満足度 3.8
(2) 第2期も、総合順位228位(総合得点78.0点)、総合満足度 3.9

という意外な評価の高さ、そして、その後に劇場版が2本作られていて、特に

(3) 劇場版第1作は、「おっぱい」と並んで「泣ける」「感動」という成分タグまで付いている

ことは気になっていて、きっとどこかに本作の人気の理由があるのだろう、その理由を何とか探り当てたいものだ、と考えて、頑張って完走してみました。


◆シリーズ別評価

(2009年・TV版1期)  そらのおとしもの    ☆ 並   3.6
(2010年・TV版2期)  そらのおとしものf   × 難有  3.2
(2011年・劇場版1)  時計じかけの哀女神   ★★ 優  4.5
(2014年・劇場版2)  永遠の私の鳥籠     ★ 良  4.0
------------------------------------------------------------------------
  総合                   ☆ 並   3.7

※なお、原作マンガ              ☆ 並   3.8

《ひとことアドバイス》
「TV版を見て飽きたら、打ち切って劇場版に進むべし」


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== そらのおとしもの (2009年10-12月) ==============

{netabare}第1話 全裸王(ユウシャ)世界に起つ! ★ スケベギャグアニメとして面白くないことはないが・・・
第2話 天翔ける虹色下着(ロマン) ★ 露骨なサービス回だが、何か違和感も・・・
第3話 エンジェロイド初体験(0シレイ) ☆ イカロスのスペックと目的
第4話 愛と三角地帯(トライアングル)ふたたび × パンツ回2、※ここらで断念する人が多そう笑
第5話 任侠(セレブ)と初夜(アツイヨル) ★ ギャグが割りと良い回 
第6話 水着軍団(ナミギワ)GO!GO!GO! ☆ ニンフ本格登場回
第7話 電脳少女(トキメキ)の転校生 ★ やっと話が少し動き出しそう?
第8話 血斗(マツリ)は誰がために ★
第9話 嘘から始まる妄想劇場(ストーリー) ☆
第10話 天使の旋律(コトバ)の向かう先 ☆
第11話 いざ征かん!我が銭湯領域(パラダイス) ☆
第12話 逃るること叶わぬ螺旋回廊(クサリ) ★★
第13話 空の女王(オトシモノ) ☆{/netabare}
---------------------------------------------------------------
内訳 ★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)5、☆(並回)6、×(疑問回)1


OP 「Ring My Bell」
ED ※毎回変わる(昭和popの名曲)



========== そらのおとしものf (フォルテ) (2010年10-12月) =========

{netabare}第1話 キミも脱げ!帰ってきた全裸王(ユウシャ) ☆ アストレア登場回
第2話 驚愕!天使は馬鹿(キョニュウ)だった!! × この手のギャクにはついて行けない
第3話 煩悩(プライド)ある戦い × 同上、見終わって時間の無駄だったと後悔した回
第4話 死闘!零下1.4度の温泉(カッセン) × 同上
第5話 天界から来た超兄弟(トモダチ) ★ 前半は面白いが、後半のパンツギャグは相変わらず寒い
第6話 決断せよ!!天国と地獄(アップダウン) × Cパートのみシリアス展開はズルい
第7話 智樹(トモキ) 喰います ☆ 第二世代アンドロイド・タイプε(イプシロン)
第8話 空に響く天使達(ウタヒメ)の声 ★ 鎖を切ると爆発するんじゃなかった?、愛って何?
第9話 激闘!夢の一本釣り(ジャンボカーニバル) ☆ プロポーズ?
第10話 節穴世界(ファンタジーフィールド)を覗け! ★ 動力炉の暴走
第11話 幻想哀歌(ムサベツ)の果て ★ 「魔法少女リリカルなのはA's」に比べるとかなり劣る
第12話 明日に羽飛く彼女達(フォルテ)  ☆ エンジェロイドとの結婚式?{/netabare}
---------------------------------------------------------------
内訳 ★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)4、☆(並回)4、×(疑問回)4


OP 「ハートの確率」
ED ※毎回変わる(昭和popの名曲)


==== 劇場版 そらのおとしもの 時計じかけの哀女神 (2011年6月)====

{netabare}全1話 ★★ 最初の30分はTV版の使い回しシーン多い。中盤以降の1時間は新規話

※前半は風音日和(かざね・ひより)目線から再構成したTV版の総集編
※後半は日和をヒロインとした新規ストーリー{/netabare}


======== そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠 (2014年4月)======

{netabare}全1話 ★ いきなりのセカイ系展開、原作マンガをかなり端折ってラスト手前までを描出{/netabare}


◆総評

TV版第1期は、やはり序盤の第2話・第4話(ともに有名な「空飛ぶパンツ回」)の敷居が高くて、ここらで本作の視聴を打ち切ってしまう人は多いと思います(←以前の自分)。
そして、何とか我慢して第1期を完走しても、今度は第2期の序盤の第2~4話で、第1期に輪をかけて酷い脚本を見せ付けられて、「もうこのアニメはいいや」となってしまう人も何人もいることでしょう。

私は今回、途中何度も視聴を打ち切りたいと思いつつ、それでも根性でようやくTV版を1-2期とも見終え、「やれやれ、久し振りに「難有り」(3.5未満)の点数を付ける作品に出遭ってしまったな」と思いながら、消化試合に臨む心境で劇場版に手を付けました。

ところが、これが・・・面白かった!!!

例えるなら、野球で2アウト・ランナーなしの状態で油断していたピッチャーが、次の打者にいきなり三塁打を食らったみたいな感じ(決してホームラン性の当たりではないけれど)。

そして、続く劇場版第2作も、「あれ?」っという感じで、まんまと1-2塁間を抜かれて1点もぎ取られてしまったような、納得はしないけれども、原作マンガの続きを読んでみたくなるくらいには印象に残る意外な出来映えと思ってしまいました(因みに原作マンガの方も特に終わりの方が意外でした)。

具体的に、私が劇場版のどこをどう意外に思い、そして感動までしまったのか?は劇場版の方のレビューに書きたいと思いますが、少しだけ書くと、

{netabare}(1) TV版でチラついていた地上の世界と天空の世界との繋がりが、劇場版第1作のほぼ新規投入ヒロイン(実はTV版でもチラチラ登場しています)の印象的なエピソードによって、ようやく少しずつ明らかになっていきます。
(2) 劇場版第2作は、いきなりセカイ系の展開になりますが、実は「イカロス」(ギリシャ神話に出てくる、天空を目指して翼を焼かれ墜落した創造物)というヒロインの名前自体にそうした展開が組み込まれていたことが分かってきます。 {/netabare}

とりあえず、完走後の本シリーズ全体の感想はここまで。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 39
ネタバレ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

(レビュー全面改訂です)本能に身を任せた結果・・・2巡目の視聴に至りました(//∇//)

先週の日曜日の事でした・・・知り合い2人と立ち寄ったとあるショップで、偶然ニンフのフィギュアを見つけました^^;
この「そらのおとしもの」は私のお気に入りの作品で、中でも私はニンフ推しだったので、色々と衝撃が走りました・・・
結局なびく髪や彼女のお気に入りだった羽根など全体的に結構良く出来ていたので、誘惑に勝てず買ってしまいましたが・・・(//∇//)

知り合いとアニメ談義で盛り上がって帰宅した後・・・今日買ったニンフが気になり箱を見ていると箱を開けたくなり・・・開けたら飾りたくなり・・・飾ったら眺めたくなり・・・眺めていたら、動いているニンフを見たくなって、今回の2巡目の視聴に至った、という訳です(//∇//)
振り返ってみると、本能・・・というより脊髄で動いているようで恥ずかしいのですが、まぁ事実なので仕方ありません^^;

すみません・・・前置きが長くなりました^^;


この物語の主人公は、中学2年生の桜井 智樹(さくらい ともき)・・・何事も起こらない「平穏」をこよなく愛する彼なのですが、ある日、突如空から降ってきた女の子を助ける事で、この物語が動いていきます^^

空から降ってきたのは、エンジェロイドのイカロスでした。
主人公がイカロスを助けた事で契約が成立し、イカロスはマスターである智樹の願いを叶えようとするのですが・・・智樹君は思春期ど真ん中である事も手伝ってなのか、女の子が大好きなので、時々とんでも無い破廉恥な事を策略するも、結局うまくいかず・・・を繰り返します^^;

そういうしているうちに、私が推しているニンフも登場し、物語の幅が広くなります・・・
そして、破廉恥な内容と並行して進んでいるシリアスな展開・・・このシリアスな部分がこの作品は抜群に良いのです^^;
きっとお互いのバランスが良いから・・・だと思います^^

このシリアスな場面での見どころは、エンジェロイドである彼女達の変化だと思います。
胸に秘めている事・・・今そこに存在する理由・・・伏線は色々あるのですが、何より智樹の優しさに触れ・・・そこで感じる彼女達の言動に成長が感じられた事が、私は特に良かったと思えた点でした^^

そして、智樹の優しさは彼女達に伝染します・・・
感情や思考がプロテクトされた彼女達ですが、彼女達の選択はどうだったのでしょうか・・・?
そして彼女達を取り巻く智樹や彼の仲間はどういう行動を取るのか・・・?

私にとってしっかり感動できる作品でした^^;
今回が2巡目の視聴でしたが、終盤の展開に私の涙腺は全然耐えられませんでした(//∇//)
やっぱりエンジェロイドもお互いが手を取り合う姿が見ていて微笑ましいです^^

1クール13話の作品ですが、ハマったら一気に視聴できる作品だと思います。
やはり続きも視聴したくなったので、2期も引き続き視聴したいと思いますが・・・時間取れるかな^^;?


因みに(その1)・・・
{netabare}
今回ゲットしたニンフは掲示板「720:あにめグッズ画像を貼るスレ」にアゲています(//∇//)
{/netabare}

因みに(その2)・・・前回のレビューですが、あまりにも拙いのと劇場版まで視聴したレビューになっているので、ネタバレタグを使用します^^;

{netabare}
タイトル:私は結構感動してしまいました(^^ゞ

劇場版まで含め観終えました。
エロ系については、受け止め方に個人差があるので、
見た人の主観そのままでお願いしたいと思います。

私は、この作品は面白かったと感じました。それは、シリアスな場面でしっかりとメッセージを感じたからです。
私の感じたメッセージは2つです。

①感覚的な気付きの真相(意味)を追求することの大切さ。
この作品では、「自分の大事な人を守る」という視点でこの主題に向き合っています。
 「知識」は、感覚や人から教えて貰って得ることができますが、自分を含め誰も知らない事は、
どうやって知れば良いのでしょう。
小さな気付きを大切に一生懸命考えながら納得する答えを探していくんでしょうね。
でも、これは身近にあることで、とても大切なことだと思います。

②自分で決めることの大切さ。
 流されたいときもあります…その方が楽な時もあるからです。
 自分で決めれば、行動や結果に納得することができ、後悔の矛先を他人に向けることもない。
 このように自分を律することは苦しい時もあると思います。
 だからこそ、困ったときには仲間が助けてくれるんですよね。
 
私は結構感動してしまいました。
少しクセのある作品ですが、エロ系を抵抗無く見れる方であれば、また一つ感動が得られるかもしれません。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 34
ネタバレ

天啓 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

煩悩と本能と優しさとエンジェロイド

面白かったので一期、二期連続視聴した上での感想になります


道徳観欠如した主人公と 空から落ちてきた エンジェロイド達の巻き起こす
ドタバタラブコメ

主人公 桜井智樹は 高校1年生
思春期真っ只中
エロ本大好き 頭の中は 女体の神秘であふれ返っている
どスケベ野郎 
男としては そこまでは判る ある意味正直者

しかし 普通はモラルという言葉を知っていて
自制心が働き 頭の中だけに留めるもの

この智樹君は そんなモラルのブレーキがぶっ壊れているらしい

ある日 そんな智樹君の上に 空から 羽の生えた少女が落ちてくる
ムッチリ巨乳のカワイイ少女
自分は愛玩用エンジェロイド タイプアルファ イカロスだと名乗る
智樹曰く 未確認生物
女の子の姿形なのに 人間では無いと認識した 智樹は
エロの対象にはみない
イカロスは智樹を 自分の所有者 マスターと認識し、なんなりとご命令をと告げる
これは エロ展開間違いなし! と思いきや・・・

そんなエンジェロイドイカロスと智樹との奇妙な同棲生活が始まる

智樹君 かわいい巨乳の幼馴染で隣に住む そはらちゃんもいるが
彼女の胸には興味はあるが いつも暴力振るわれるので 少し遠慮がち

その他の登場人物
高校の先輩 新大陸発見部の姿部長
生徒会長 五月種 美佳子(実は ヤクザの娘)

この生徒会長が色っぽい

そのほか 天空界(シナプス)より イカロスを連れ戻しにやって来た
エンジェロイド ニンフ(貧乳 幼児体系 ツンデレ少女 電子戦特化型)
同じく、アストレア(近接戦闘特化型) 超グラマス ボンキュボンのナイスバディだが オツムが弱い

エンジェロイド達は 様々なアイテムをもっており
何でも望みの叶うカードやら 量子変換器やらね
それを駆使して 智樹君は 色々(エロエロ)と悪巧みする

智樹の女性下着や覗きに対する情熱には頭が下がります。(笑)
しょっぱなからカードを使って 学校中の女の子のパンツを自分の物にして パンツに溺れる理想を掲げる
パンツが渡り鳥のように羽ばたいて 群れをなして空を飛ぶ姿はとても面白かった
また時には 量子変換機で{netabare} 女の子に変身し、女子更衣室や女性風呂にまで入り{/netabare}悪さする始末
すごくカワイイ女の子に変身できたんだから 自分の体を楽しむんじゃダメなんですか?智樹君?

道徳観の欠如した 主人公だけど ほんとはとっても彼女達に気を使う 心の優しい男
そこに いつも一緒にいる彼女達が惚れてしまい ハーレム形成
うらやましい限り

設定上良かったのは こんなど変態なんで 普通の女子には 女の敵と思われてて 凄く嫌われてるところ
だから、エンジェロイドやそはらちゃん達に囲まれてハーレム作ってもあまり 気にならなかった

ほぼコメディー回なのだが 間にシリアス回(イカロスを連れ戻しに来た、ニンフ、アストレアとのバトル等)
を挟んできて 視聴者を飽きさせない作りになっています




とても面白かったのですが 難点を一つ
これは他の作品のレビューでも以前言ったことなんですけどね

男がみんな巨乳や幼児体系の女子が好きだと思うなよ!!製作陣!!
それと 私の上にはエンジェロイドが落ちてこないこと!!

しかしこの作品 なんと言っても驚いたのは音楽
とくにED 第一話のEDはなんと 昭和の大ヒット曲 岬めぐり
ずっと続くのか?と思ったら 毎回違う 昭和のヒット曲を キャストに歌わせるという偉業
飛び出せ青春あり~のキャンディーズあり~の
とんでもない おっさんホイホイ

そして最大の見所は 文化祭での イカロス(CV:早見沙織)の歌唱シーン
曲はFALLING DOWN
素晴らしかったです
早見さんファンは必見

実はOPも 吉田仁美さんとユニゾンで早見さん歌ってますけど
吉田さんがメインボーカルなんで 早見さんの声は殆ど目立ちません
EDもたまに歌ってますので このあたりも早見さんファンは是非確認してください

投稿 : 2024/07/06
♥ : 15

80.1 15 学園で生徒会長なアニメランキング15位
恋と選挙とチョコレート(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1839)
10621人が棚に入れました
生徒数6000人を越えるメガ学園「私立高藤学園」に通う大島裕樹は、幼馴染の住吉千里とともに食品研究部(ショッケン)の部員だが、大した活動もせず堕落した日々を過ごしていた。そんな時、次期生徒会長有力候補の東雲皐月が「無実績部活の整理及び廃止」を提案し、ショッケンは廃部の危機に陥る。部員たちは知恵を出し合い、現生徒会長・毛利夜雲の助言を受け、裕樹を対立候補として立候補させようとする。裕樹も次々と浮き彫りになる学園の「問題点」を知り、出馬を決意。かくして裕樹は無謀な選挙戦を、そして学園に潜む陰謀と戦うこととなる。

声優・キャラクター
中村悠一、中村繪里子、門脇舞以、今井麻美、水橋かおり、浅川悠、儀武ゆう子、緒方恵美、いのくちゆか、藤村歩、石松千恵美、真田アサミ、榊原ゆい、遊佐浩二、水島大宙、鈴村健一
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

9話の感想追加

エロゲ原作らしく、女キャラですぎw
キャラはそれなりにいい感じかな。特殊な設定あり?
ストーリーは今後の展開が多少きになったので、1話見終わった後に始まり部分と議会部分を再度見直しました。
でもイマイチよく分からずw

OP「シグナルグラフ」 Annabel(5th Single)
ED「風のなかのプリムローズ」 Ceui(12th Single)

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ダイキ
最初、千里の兄弟かと思ったけど、大島の兄弟みたいなのね。
そして裕樹の事をダイキと言い間違えた事にも気づいてない千里。

治安部の来年を見据えての選挙活動。
与党として対決よりも対抗が与党でなければやりやすいだろうね。

総務部に強い味方…?
もしかして、治安部の片平派か?

大沢事件…
購買で経特が万引きするのを見たと匿名のタレコミ、
大沢治安部長が行き過ぎた取調べ、証拠不十分のまま被疑者名前公開。
その為、いじめがエスカレート、不登校に。
後日タレコミがガセだった事が発覚。大沢部長は謹慎処分。
治安部はこの件もあり、あまり積極的ではないと?

マニフェストに経済特待生への差別問題追加と。

新キャラがまさかの大沢部長とは…
それも片平派とはこりゃ荒れそうだ。

千里の選挙を勝つためのマニフェストってのは確かに正論。
大事の前の小事。中々難しいな。

大沢部長の話をきくかどうか?
大沢事件を考えると経特には否定的そうだ。

大島が引かれた…?!
{/netabare}
次回やっとチョコレートの謎が分かるのかな…?

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
「1つ、諦めて自主
 2つ、このままずっーと私と暮らす
 3つ、将棋を指しながらもう少し様子をみる」
2しかないだろ。いやむしろ2でお願いします><;

キス島くん<否定しないw

ペットボトルの蓋を口で開けてぺって・・・
結構歯が丈夫なんですね・・・w

森下さんの存在が不気味である

ばけるくん。→便器から足 すね毛ぇ・・・

千里は葉月先生の事をどう思っている?

大島>千里の事は大事だけどそれは恋じゃない。
本命がもう決まっているから?
どっちつかずの優柔不断よりも男前だけど、
大島と千里の過去が分からないと正直現状じゃ分からない事多いね。

「この案件は即答は難しいので持ち帰って検討してもいいですか」
こんな所に選挙っぽい返答は・・・失礼だろw
千里にははっきりいってこれはないな。
それにしても、千里なら諦めたけど、皐月とは。皐月だけ?それとも?

東雲姉妹の関係。
なかなか複雑な関係で・・・最終的に拗れは解かれたかもしれないけど
葉月先生の傷は簡単には埋められないだろうね。

それにしても将棋のレベル高すぎじゃね?
振り駒から始まって、途中から駒を使わずに進めるなんて。
二人とも何段だよと・・・w

他の敵、特に身近な敵、片平派の警戒。。。
予備選挙時「白河あやめ」を押したのが片平派。
内部告発を恐れるって事か。
もしかして、森下さんが・・・?
{/netabare}
東雲姉妹のお話、ちょっとうるっときた。

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ダイキ君・・・?写真・・・?チョコレート?

なるほど。選挙とはまたそういった見方もできるのか。

ダイキ君・・・弟・・・?

合宿所に露天風呂って・・・すげぇな。
これは、、うらやま・・けしからん。けしからんぞw

夢・・・夢・・・夢島・・・w

痴漢って・・・みんなどんだけ眠りが浅いんだよw

VIPROOM・・・何この格差社会。合宿所だろwww
東雲妹・・・知能犯だろこれ。自然にいろいろと計算されてる
{/netabare}

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
いいこけっぷりw

茂平冶・・・マニフェストどっかの党みたいな事いってるなー。皮肉ってるのかw
サクラまで仕込んでるしやりおる・・・w

どうみてもラブレターだろwてんぱってるなw

こけると思ったら本当にこけたw鼻血は予想外だけどwww

千里・・・逝ってしまったわ、円環の理に導かれて\(^o^)/
それにしても・・・
演説ノリノリだろ。予備選だからインパクト大事だろうけど・・・w

98.4%って投票率高すぎやで・・・
取材内容そのまま/(^o^)\

60回ってなげーなおいw

バンザイいいけど、ビール持ったままずっと中継されてると思うが大丈夫かw
{/netabare}
いがいと、、あっさりきまったなw

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
サマンサ タバサ 魔女の奥様と娘の名前
奥様は魔女か・・・古い海外ドラマだっけか。古過ぎるw

び~ふ~味~♪
こっちは流石に全く分からんw
調べてみたら明星の即席袋めんで、岸部シローが牛の着ぐるみで寝そべって
「ウシウシ」って言いながら片足を上げる
「い~まなんじ? ビーフあじ~」 このフレーズは当時の子供の間で大流行らしい。
調べても古過ぎて動画はない。コア過ぎるネタやで・・w

ASP記者登場の取材時の大島ロールの大きさ・・・w

予備選挙会場なんかおかしいだろw
なんで列が・・・コミケ・・・?w

コスプレイヤーに一口。300円
撮影付き500円。。ええ商売や。
しかし、もろまどマギコスかいなw
見えた?見えてねーよwww

まさかのほむほむが夢島だと・・・w

演説分。。予想通りのフラグ回収だなwww
{/netabare}

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
立候補者多すぎってレベルじゃねーぞw

変態ここに極まり・・・w
(岡崎サイコー!が脳裏に浮かぶw)

エアー相撲部って・・・いやもうクラブ自体もエアーでいいだろw

女の嫉妬っていうか・・・いじめ描写か。
まあ、この規模でないほうがおかしいわな。
マニフェスト追加か少し方向性変えてくるんかな。
{/netabare}
だんだん話題も増えてきて今後期待度が更に上がってきたなー。

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
THE☆無計画♪

6000人規模の学校・・・想像つかねー・・・。

なかなかリアルな選挙活動になりそうなのね。

夢島は最後までこのキャラ位置で通すのか。声も良すぎて許してもいい気がするw

会長、いろいろとすげーな。

森下さん実は何か・・・あるのか!?

東雲姉妹の過去にもなにかあるのかー。

自販機平面すぎで逆に目がいってしまったw

義理の母?先生?え?何この人。

{/netabare}
ただのハーレムアニメじゃなさそうだから今後も楽しめそうだ。

2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
主人公補正ほんとすごいなー。
うら・・けしからんw

また新キャラ登場か。さすが女ばっか増えていくねw
って、公式HPキャラ紹介見たら別ゲーのヒロインなのね。わかるかよw

財務部長良い人だ。ユーモアもあるし。

現会長はいったいどんだけ敵がいるんだ。警戒しすぎ。というか何故警戒の必要が?

最後にチョコレートをねだる。食べれないのに。これに何の意味があるのだろうか?
題名にもあるから重要なキーにもなっているんだろうね。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 8
ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

意外とエグいストーリー展開

「とある」の様に学生自治を重視する巨大校で、ダラダラ過ごす「食品研究部」が次期生徒会長候補の公約により廃部指定され、部の存続の為に部員の主人公が自ら生徒会長選に立候補する、と言うおはなし。
登場人物の過去やら家事情やら人間模様やら、対立派閥間の陰謀やらと日常ハーレム物かと思いきや意外と手が込んでドロドロしたストーリーが仕込んであります。
でもそれは1話の冒頭で示唆されますので、観進めて違和感、て事は無いです。
意外と言うのはあくまで観る前のイメージに対してと言う意味です。

先生姉妹家のドロドロ話など特に本筋と関係ありませんし、色んな要素を盛り過ぎてる感はありますが、ゲーム原作と聞いて納得です。
この種のゲームをやった事がありませんが、飽きさせないために色々とイベントが必要なんでしょう。

エロ要素ですが男の私からはそれ程でも無かった印象です。近頃はもっとエロいのがデフォですから麻痺しているのか…。
例えば「レールガン」よりはエロいですが「はがない」より全然エロくない程度です。

ただちょっとドロドロ過ぎて中盤ちょっぴり胸糞です。「どうでもい~わ~」です。そっちの方が気になります。

以下ネタバレ考察

・こんな生徒会は嫌だ
{netabare}こういう生徒会シミュレーションを観てみたいと思っていました。が、この生徒会はダメです。
生徒会は国家の統治よりも先進的でなければダメです。
だって未来を担う国民による自治なんですから。
いわんやこちらの生徒会は現代の日本の政治より遥かに時代遅れです。
行政機関である生徒会三部、総務部、治安部、財務部がそれぞれ派閥と化し政党と化しています。
この様な覇権争いは戦前の大日本帝国陸海軍、あるいはナチス親衛隊、突撃隊、更には新撰組、御陵衛士の抗争などを彷彿とします。
憲兵隊や秘密警察による証拠や裁判を伴わない拘禁、非公開の審問などの人権蹂躙、陰謀、粛清、闇討ち・・・
ハッキリ言って中世を脱しきれない未熟な統治機構です。

実際一学校の生徒会がこんな事をしていたら本物の治安機構(=警察)にガサ入れされ、解体されます。オ〇ムの様に。
現代よりも先進的な統治機構の生徒会をシミュレートして欲しいですが、そんな力量のある作家はそうそう存在しません。
{/netabare}

・経済特待生問題
{netabare}舞台となる高藤学園では経済特待生制度を設けています。
学費の全額(または一部)を免除する代わりに学校指定のアルバイトや学園用務をこなす事が義務付けられ、部活への参加も認められないという制度です。
特待生はいじめの対象となり、劇中でも結構エグいいじめの描写がされています。
食研部廃止を掲げた対立候補の東雲皐月は、特待生制度を通常の奨学制度へ移行する公約を掲げています。
そもそも成果の挙がらない部活の統合、廃止策はその財源確保の為でした。
主人公大島裕樹はその真意を知り、さあ葛藤からひと悶着あるぞ、と匂わせといてこの問題は伏線のエグさに比べるとあっさりスルーでした。
最後までうやむやで最後は「皆大好き!」で終了です。
この辺もちゃんと描き切ったら凄いですけどね。
{/netabare}

・大島裕樹と東雲葉月(顧問)の関係
{netabare}食研部顧問のデカぱい先生東雲葉月。
そのクズっぷりは男の私でさえ苛々させられました。
大島裕樹との並々ならぬ関係が描かれています。
ここは後ほど語られる(ちょいちょいチラ見せされていますが)大島裕樹にかかる精神的負担を考慮すれば一応の合点はいきます。
年上であり教師である葉月に支えを求めたのでしょう。
一方葉月の側はベースとしてやや自棄気味であって、頼ってくる大島を可愛く思い、依存される事に依存する共依存の関係が伺えます。
もっともエロゲ原作ですからネンゴロありきな訳ですが。
{/netabare}

・東雲葉月と東雲皐月の関係
{netabare} 姉妹である葉月と皐月は反目し合っています。
そのお家事情がもう、本筋と関係ない上ドロドロで笑えないなんですが、最終的に葉月が家を出た理由を皐月に語る事で二人は和解します。
しかし…単純な疑問として、葉月が皐月に語ることに何を今まで躊躇ってたのでしょう?
聡明な皐月ですからもっと早く打ち明ければ二人がいがみ合う理由は無いのです。
二人が反目する理由としてはちょっと甘いです。
{/netabare}

・扇橋香奈を探す森下未散
{netabare}治安部特務機関のエージェントにして食研部員の森下未散は、同じくエージェントで行方不明の扇橋香奈を探しに学園へやってきたと言う事ですが・・・
扇橋香奈とは冒頭車に跳ねられる彼女であり、存在自体が極秘のエージェントである彼女はシャバの病院には入れられず、機関のOBが経営する病院に入院させられています。
しかし未散もエージェントなら言われなくてもまずその病院を疑うはずじゃないでしょうか。
大体未散が騒ぐ前に親族は騒がないのが不思議ですが。
{/netabare}

・最終回の選挙
{netabare}大島の選挙妨害をして治安部のガサが入って連行された対立派閥の大沢ゆいなの捨て台詞、
「もう大島候補に当選の見込みはないわ(フッ」
・・・ってガサが入った時点でこんな選挙無効に決まってるだろ!
と、最後の最後にイチバンのツッコミをしたであります。
{/netabare}

・捨てられた伏線
{netabare}木場美冬の大した事ない腹の傷エピソード。
大島の幻覚はまあ大島の主観を視聴者も共有しているってだけの事で大した意味は無いんじゃないでしょうかあ。モブの特徴づけがめんどくさかったんでしょ。
{/netabare}

総評として
選挙年齢が18歳に引き下げられて選挙資金(作中で政治資金と誤用されています)や「選挙は勝つ事が大事」など、選挙の成り立ちを周知する作品として価値があるんじゃないでしょうか。
ただやっぱり生徒会の出来事としてはかなり無理があります。
いっそのこと本当に知事選なりにしちゃったらどうでしょう。
もっとも啓蒙の為に作られた作品では断じてありませんが。

主人公の声優さん、「大振り」のキャッチャー阿部くんですね。
高校生はやっぱ生徒会より野球にでも打ち込んで欲しいものです(笑)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

恋チョコという略称は一番重要な「選挙」という項目が含まれていないのでは・・・

本作はspriteの18禁恋愛アドベンチャーゲーム「恋と選挙とチョコレート」を原作に製作された。
美しいOP,EDと綺麗な作画が印象的な本作は6000人以上の生徒数を誇り、生徒が自治で学校運営行うマンモス学校「私立高藤学園」を舞台に、主人公大島裕樹が所属する食品研究部の廃部を阻止すべく、生徒会長選挙に出馬する。

あらすじ
{netabare}
生徒数6000人を越えるメガ学園「私立高藤学園」に通う大島裕樹は、幼馴染の住吉千里とともに食品研究部(ショッケン)の部員だが、大した活動もせず堕落した日々を過ごしていた。そんな時、次期生徒会長最有力候補の東雲皐月が「無実績部活の整理および廃止」を提案し、ショッケンは廃部の危機に陥る。部員たちは知恵を出し合い、現生徒会長・毛利夜雲の助言を受け、裕樹を対立候補として立候補させようとする。裕樹も次々と浮き彫りになる学園の「問題点」を知り、出馬を決意。かくして裕樹は無謀な選挙戦を、そして学園に潜む陰謀と戦うこととなる。
{/netabare}

本作はキャラクターデザインが秀逸で、特にアイキャッチは魅力的だった。しかし、後述する感想の通り作品設定が破綻しており、真面目に視聴すると面喰う展開がしばしば見受けられた。だが、本作の出来映えはそのストーリーの構成から続きが気になり、一晩で視聴してしまうほど良かった。
ただ、ゲーム原作である以上、全ルート摘み食い展開がある。また、チョコレートの要素は取って付けた程度であまり重要では無かった。メインは生徒会長選挙である。

感想
{netabare}
ここでは思ったことを書きまくるので批判だらけなのはあしからず。

一、主人公の立候補の動機が不純過ぎる。経費で菓子を食べるだけの部活に存在意義は無く、立候補して存続させるより、有意義な活動に転換して存続を図るべきではないのか。

二、私立高藤学園は犯罪の温床と言わざるをえず、刑事事件である殺人未遂事件を治安部の権力により揉み消したり、経済特待生を労働基準法に違反して酷使したり、経済特待生に対するいじめを回避出来ない等、権限を生徒に委譲し過ぎではないかと批判せざるを得ない。
検察庁特捜部が出てきてもおかしくないレベル。拉致監禁・恐喝・脅迫などの人権侵害行為を組織ぐるみで行っている描写が多々ある。学校とは思えない。

三、キャラ萌えアニメであるのに全然キャラに感情移入出来ず、逆に苛立ちを覚えるキャラ(後述する)さえ居た。食品研究部の部員ももっと活躍させられたのではないか。唯一の経特生である衣更も使い道が無く、影の薄い登場人物に成り下がってしまった。

四、主人公にしか見えていない辰巳茂平治のマスクや、ガレージのプロペラといった伏線は謎のままで意味不明だった。

五、住吉千里は幼なじみという設定だけが取り柄で、他のヒロインに勝る点が微塵も見られない。主人公に好意を寄せる素振りは見せるが、実態は亡くなった弟に主人公を重ねているだけであり、罪悪感から主人公にチョコレートを食べさせるという自己中心的な罪滅ぼし行為に十年以上主人公を巻き込み、あまつさえ選挙期間中に自暴自棄になる始末。

六、東雲皐月は成人であるのに社会的モラルに著しく欠ける教師であり、職務中に飲酒を行い(しかも部室にビールサーバーを常備。生徒が飲むかもしれないとか考えないのか)、
特定の生徒と緊密な関係を持ち、あまつさえ淫らな行為に走ろうとしている。家の問題もわざわざ無関係で部外者な主人公の居る目の前で妹に真実を打ち明けるなど理解できない描写が多々見受けられる。妹への態度ももう少しなんとか出来たはずだ。悪い人ではないのだろうけど、社会人失格な要素があり過ぎた。

七、選挙にもっと重点が置かれるべきだった。本作のピークは予備選挙であるといっても過言ではないくらい終盤は選挙に関するエピソードが無く、ひたすら主人公の周りで起こる事件に纏わる話で終わった。東雲さんとの熱い選挙戦を繰り広げるなどフェアで燃える展開が欲しいところであった。
なぜ最後の演説で東雲候補に勝てたのかは謎。演説に遅れた理由などが不明な状況でマニフェストもいい加減なまま、東雲候補以上に得票できたのは何故であろうか。
また、万歳をするときは掌を前面に挙げてはいけない。あれでは降参の意である。本来の万歳は掌を内側に挙げなければならない。まぁこれは一部の国会議員(菅直人など)も出来ていないが。
{/netabare}

総評

本作の設定は荒唐無稽な要素が多々あり、教養のある方は突っ込みを入れたくなる点が沢山あることだろう。逆に薄い作品だったからこそ、あまり頭を使わずに見れた感はある。
恋に選挙に、登場人物のシリアスな過去に、冒頭の事件の真相にと色々と要素を詰め込み過ぎ、登場人物も上手く使いこなせずにいた。
しかし、批判は沢山したが、純粋に楽しめた点もおおいに評価したい。
甘い展開とシリアスな展開を上手く構成し、視聴者の継続視聴意欲を駆り立てた点には素晴らしいものがあった。
学園ハーレム作品が好きな人にはお勧めの作品だ。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 22

82.2 16 学園で生徒会長なアニメランキング16位
ディーふらぐ!(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1888)
10536人が棚に入れました
ある日偶然「ゲーム製作部」に足を踏み入れた校内でも有名な不良の風間堅次は、そこで部長の柴崎芦花を始めとする部員たちの属性攻撃を受け、なかば強引に入部させられてしまう。

気付けば…高尾部長率いる「本物のゲーム製作部」が現れたり、魔の十四楽団に勝負を挑んだり、"袋"をめぐって生徒を巻き込みバトルが勃発しちゃったり!?

風間堅次よ、お前の明日はどっちだ!!?

声優・キャラクター
小西克幸、花澤香菜、伊藤静、斎藤千和、高橋美佳子、小清水亜美、福山潤、豊崎愛生、加藤英美里
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハイテンション不条理ギャグコメディ

ハチャメチャな内容とキャラの多さで突っ走る。くだらなくも面白いギャグアニメです。

個人的お気に入りキャラは船堀さん。

以下各話感想

1話目感想
{netabare}あまり期待してなかったけど案外面白かった。

ちょっと詰め込みすぎな感じもしたけれどギャグ物はこれくらいのテンポの方が良いのかもね。

勢いで女子更衣室に入って停学くらったシーンには思わず笑ってしまいました(笑)

ハイテンションなノリについて行けるかどうかでかなり評価が分かれそうな作品な気がします。

自分はこの手のギャグアニメが割と好きなタイプなので結構楽しめました。

作画も声優も良い感じで今後に期待出来そうな感じです。

ただED曲は微妙な感じだったかも。そこは少し残念に思えてしまいました。{/netabare}

2話目感想
{netabare}
あの部ってニセの部だったのか(笑)どうりでゲーム制作してないわけだ。

本物のゲーム制作部との文化祭対決で負けたらニセ部を吸収されることになってしまいましたがそうなった方がにぎやかになって楽しそうな気も。

てか一人警察に連行されたけどあの人は大丈夫なのだろうか(笑)

ニセ部はもちろん本物のゲーム制作部にも変な人多かったし、今のところちゃんとしているキャラが風間くらいしかいない気が(笑)


ギャグものですがストーリーも一応あるので結構続きが気になります。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
「この人達はモブです」のしつこさには笑いました(笑)

あの親子、良いキャラだったしまた出てきてもらいたいなぁ(笑)

そして高尾部長は泣き虫すぎる。まぁそれが良いのだけれど(笑)

良い話路線も狙っているのか、ところどころしんみりしたシー
ンもありました。

今の芦花はニセ部の部長。だから芦花の居場所はニセ部にある。うん、割と普通に良い話。

手段はともあれニセ部は存続。よかったよかった。

ただ少し気になったのは山田とか桜ヶ丘みたいなサブキャラに個性が出てる一方で、メインであるニセ部に所属している桜が若干空気気味になっていること。

今後活躍の場面はあるのかね。{/netabare}

4話目感想
{netabare}
風間一派の2人再登場!やっぱこいつらは必要だね。

魔の十四楽団(数人欠席)こいつらも良いキャラしてるなぁ(笑)

このアニメはモブもキャラが立っていて観ていて楽しいです

ハゲ達は何故あんな写真を持ってるんだ?(笑)船堀さんは近々登場するキャラなのかな?

京王線のモバイルラリーにも居るし結構出番あるのかも。

風間の鞄に入っていた芦花のゲームは壊されちゃったけど十四楽団には大盛況だった模様。

桜「気に入った人以外にはじかに触れたくないんだよね♪」

さり気心にくるセリフを言ったなこの子(笑)
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
エロ本を題材にしたゲームをやる女子高生とは一体・・・(笑)

クラス内で昔の思い出話をし始める風間。

途中のゴクリンコ4連続が妙にツボってしまった(笑)

船堀さんはこの作品にしては珍しくいい子で普通の女の子っぽい。

そして何よりショーン・コネコネ先生、渋い!


だんだんとキャラが増えてきて回を重ねる度に面白くなってきている気がします。

今後登場するであろう子王八や風間の妹にも期待。{/netabare}

6話目感想
{netabare}
子王八登場!芦花大好きな変な人でした(笑)いや、たしかに芦花は可愛いけどさぁ・・・(笑)

子王の声優は弱虫ペダルの経験者の人かな?まさか連チャンでこの声を聞くことになるとは。

風間がツッコまない時は代わりに船堀さんがツッコミに回るんですね。

まぁこの子くらいしか他にちゃんとしてるのがいないからそりゃそうか(笑)

そして芦花の袋を巡る大会が開催されることに。

その大会でここぞとばかりにモブ大量投入!

この学校変な奴多過ぎる(笑)24禿夜行とかまだ高校生なのに(笑)

そして何かこのアニメ、モブが目立ってるほうが面白い気が・・・(笑)

中でもテキサスチャーシュー室見が良いキャラしてました。

「チャーシュー薄く切るぞ!(半ギレ」この発言が妙にツボった(笑)


子王の登場やモブ大量投入で一気にハチャメチャ度が増して、終始勢い任せな感じだったけど今まで以上に面白いと思えた回でした。{/netabare}

7話目感想
{netabare}
船堀さんのコスプレ?が可愛かったです(笑)

そして相変わらずモブが濃いなぁ(笑)

モブ親子もまさかの再登場(笑)この2人は出てくるだけで面白い(笑)

袋争奪戦大会は風間と芦花の汚い者同士の闘いとなり、風間の勝利で幕を閉じました。

ただあの勝負、王様ゲームである意味はなかった(笑)
{/netabare}

8話目感想
{netabare}
今週は高尾部長メインの話。

先々週の高尾部長のチャックボーンが学校で問題となってたらしい(笑)

チャックボーンをマネする男子生徒、見栄を張って登校拒否になる生徒など・・・ほんとにロクな生徒がいない(笑)

登戸と戸塚を間違える先生・・・いやそこは間違っちゃダメなところでしょ(笑)

ゲームの列に並んでたモブの人達皆良い人だった(笑)ここまでモブキャラが元気な作品って珍しい気がします。


芦花は地味だったし、船堀さんの出番がなかったのは残念でしたが、その分高尾部長が面白可愛いかったので十分満足できる回でした。{/netabare}

9話目感想
{netabare}
船堀さんは結構天然入ってるのかな。自らギチギチチャンピオンへ(笑)

風間の妹もここで初登場。

風間の髪の硬さとツッコミ気質は遺伝してるのか(笑)之江ちゃんも大変だな(笑)

風間のツッコミもいいけどこの子のツッコミも良かったです(笑)

そして桜の髪が寝癖だったことに驚き。

高尾部長の胸は相変わらず凄かった(笑)弁当箱をあんなにふっ飛ばすなんて(笑)


そして今週最も印象に残ったセリフ

モブ「風間くん!家ではお姉ちゃんだったのか!?」
{/netabare}

10話目感想
{netabare}
ゲロ子先輩・・・これはまた凄いキャラが出てきた・・・。リバースするのがメインのキャラってインパクトありすぎる(笑)

お年玉のタマちゃんって風間達の先輩だったのか・・・。

他にも数人ほどキャラが増えていたりしてましたが、話やギャグの面白さは今までの回と比べると少し劣っていた印象。先週、先々週がとても笑える回だったから余計に・・・。

終盤の無声シーンには思わず笑ってしまいましたが(笑){/netabare}

11話目感想
{netabare}
フィフティフィフティ、十四楽団、ゲーム制作部、風間一派など今まで出てきたキャラが勢ぞろいな回。

ただ前回ものすごいインパクトを残した神泉先輩(ゲロ子)はほぼ出番なし。

長沼先輩は一見地味に思えて実は凄いキャラの濃い人。深夜アニメ全てリアタイで観るのは凄いなぁ(笑)

風間の秘技はまさかの垂直跳び(笑)いや、確かに凄かったけど・・・。

今回は正直笑える部分が少なかったけれどキャラの多さで観れたかな。

バトルだから仕方ないけどもっとくだらないギャグがあった方が個人的には好きだなぁ。

7話目の後半もそうだったけれど風間が真面目モードになると微妙な感じになる気がする。

でも今まで地味だった桜が活躍してたのは嬉しかったです。{/netabare}

12話目(最終話)感想
{netabare}
最終話とは思えない程いつも通りな回。そしてタマ先輩との最終決戦。

バトルシーンもちびキャラを使っていたりとギャグよりで先週よりは面白かったかな。

勝負はゲーム制作部(仮)の勝利で幕を閉じたものの最後は皆が自宅謹慎になる始末(笑)

風間の停学で始まり全員の自宅謹慎で終わる・・・。なんだかんだ上手くまとまってたのかな?
{/netabare}


全話見終えて

2話~9話の間はとても楽しめていたのですが10話からのバトル回になってからは少々微妙な感じでした。

それでも全体通せば十分な程笑わせてもらえたので高評価。

これからは原作を追いかける予定ですがアニメも続編があるならぜひ見てみたいです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 23
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

水属性にもっと出番をおねがいします!!

自称不良の"風間賢次"はひょんなことからゲーム制作部(仮)に入部することになる
これを機に風間賢次は一癖も二癖もある面々との騒がしい日常を過ごすことになってしまう・・・
主人公なだけあってラブコメ体質も持ってます
羨ましい限りですね( ゚曲゚)キィィィィィ

この作品はとにかくハイテンションです
主要キャラからモブキャラまで皆アホ
可愛い女の子たちも皆アホです
でも女の子のほうが戦闘力は高め
シリアスな場面でもすぐにふざけ出してしまう始末
ボケが多すぎてツッコミが間に合ってないレベル
こんな学校あったらすごい楽しそうだけどねヽ(*´∀`)ノ

このアニメですごいなと思ったところはキャラの濃さ
主要キャラの女の子たちはもちろんのこと
モブキャラまでもが非常に濃いです
いっぱい出てくるから1キャラあたりの出番少ないけども、みんないい味出してます
ショーン・コネコネ先生は圧倒的にかっこいい!

何も考えず楽しめるアニメなのでオススメです

好きなキャラは水上 桜ちゃん
あんなに可愛いのになぜ出番が少ないのか?
ああいう妹が欲しいですね
2期があったらもっと活躍して欲しい!!

以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}風間一派だ!
風間一派と聞くとみなとそ●とゲームが出てくるのだが・・・
とある部屋で火事が!?
ケンちゃんただのいい奴じゃねえか

電気属性のあいつは先生かよ!?
みんなの属性へのこだわり強すぎいいいい
土女って生徒会長なのね
更衣室の件が最高に面白かった!
登場キャラの頭のネジが外れまくってやがる
これは視聴確定ですな{/netabare}

第2話
{netabare}停学明けるの早っ
部長おバカちゃんすぎるな
ケンちゃんが入った方はニセのゲーム制作部だったのか
山田あああああああああ

すぐに文化祭があるのか
やられて泣かされちゃう高尾部長さん可愛い
結局もう一回芦花ちゃんと一緒に部活をしたかっただけなのね
そんなこんなで文化祭で勝負することに
いったい何するの??{/netabare}

第3話
{netabare}正攻法で勝てない→妨害しよう
主人公サイドの考え方じゃねえだろヽ(`Д´)ノ
どっちが多くの客を呼べたかで勝負するらしい

フフ祭開始!
モブが個性的で面白いぞう
制作部(仮)の作戦は読めたぜ(*^^)v
今回の高尾さんが可愛すぎてたまらない
泣き虫属性バンザイ\(^o^)/
あとはもう少しだけ桜ちゃんの出番があればいいなあ・・・{/netabare}

第4話
{netabare}正式名称は「ゲーム制作部(仮)」なのか
魔の十四楽団登場!
二人欠席ですけどね
でも風間くんは捕まってしまったみたい
ゲーム制作部(仮)の面々が助けに・・・行ったのか?

風間くんのカバンに入ってたエロ本ゲームをやろうとする楽団の男たち
リーダーの小田原がハブられたあああああ
船堀さん?誰??可愛いけど!!
そんなところに助けに来てくれた製作部のみんな+高尾さん
ブチギレた芦花ちゃん怖いよおおお・゜・(ノД`)・゜・
しかも裏ボスなのかよ( ゚Д゚) ス、スゲー!{/netabare}

第5話
{netabare}高尾さんこりゃあどう見ても惚れてますわ
エロ本争奪ゲームの進化が早い!
まあ結局開催されないから無駄なんですけどね┐(´д`)┌

風間よ
妹に弁当を作ってもらうとか羨ましすぎるぞ( ゚Д゚)ドルァ!!
少年期からMに目覚めつつある副会長
もうドン引きですわwww
船堀さんが天使過ぎる
ラブコメ展開の開始ですかあ?
そしてショーン・コネコネ先生イケメンすぎいいいいいいい{/netabare}

第6話
{netabare}芦花が大好きな残念イケメン"子王 八"くん登場
反対から読んだら"八王子"ですねえ
勝手に恋の三角関係状態に・・・
そして子王くんはゲーム制作部(仮)の所属なんだね
なぜかわからんが芦花の袋をかけたゲーム勝負が開催されることに
どうしてこうなった・・・

船堀さん人気がすげえ
まあ可愛いもんね
そして高尾部長の高尾山が大変なことにいいいいいい
変なモブキャラが大量に登場www
テキサスチャーシュー室見ってなんだよwwwwww
今回は一段とツッコミに力が入っていましたね{/netabare}

第7話
{netabare}船堀さんが天使のようだ、いや、天使になってる!?
モブキャラの無駄遣いが半端ないですねこの作品www
汚い手、、、じゃなくてルールに則った勝利で、芦花ちゃんと風間が決勝に進出
そして決勝は王様ゲーム
ん?2人で??

2人だからただの運ゲーになってしまった王様ゲーム
すんごい無駄な運のいいアピール
銀のエンゼルとかお金拾ったとかどうでもいいです
結局運とか関係ない勝負に持っていき、大会は風間の勝利で幕を閉じました
袋なんかいらないくせに┐(´д`)┌{/netabare}

第8話
{netabare}風間と高尾部長が呼ばれた理由は、、、チャックボーン事件
チャックボーンが流行りだし、ジャージの耐久性が問題に上がってるみたいです
名前間違えるなよ大沢先生www
週末に奢ってもらう(デートの約束)だと!?

デート当日が大好きなゲームの発売日と被ったああああ
高尾部長ダメダメですね
となりのコスプレおっさんのノリが良すぎる
高尾山であんなことされたら平静を保っていられる自信はないです( ー`дー´)キリッ
高尾母がけっこう面白いぞ{/netabare}

第9話
{netabare}風間のカバンに頭を突っ込みたがる八と中
なんかギッチギチだからいいらしいです、ただのアホです
しかし船堀さんがナイスプレー( ̄ー ̄)bグッ!

風間の妹・之江ちゃん登場!
髪のツンツンは遺伝しちゃってるみたい
ゲーム制作部(仮)のすごいメンツに圧倒されてしまう之江ちゃん
さらにすんごい高尾山に怯えてしまい泣き出す始末
普段は「兄貴」と呼んでるくせに泣くと「お兄ちゃん」と呼んじゃうところとか可愛すぎますね
ラストに風間を狙う怪しい影が!?{/netabare}

第10話
{netabare}山札が多いってレベルじゃねえだろあのポーカー
パシられた風間がまたもや拉致られた!?
どうやら犯人は3年の元生徒会の面々
ゲロ子先輩が強烈すぎて話が入ってこない
なぜわざわざ密閉空間に入るんだろ・・・
案の定リバースするしwww

お年玉のタマちゃんがまさかの元生徒会長
しかも戦闘能力高めなのか!?
またもやゲーム制作部が廃部のピンチに!
廃部を阻止するべくゲームで勝負だ!!
一体何やるんだろ?{/netabare}

第11話
{netabare}審判に50/50が登場
勝負内容は携ドロ←ゲーム詳細は省くぜ
復活の魔の十四楽団VS風間一派
全然名前がわかりません(^_^;)
まさかのバトル展開に驚きを隠せない!

前副会長のオタクレベルがガチ過ぎてワロタwww
秘技"垂直跳び"
これを秘技と言っていいのか!?
あれ、ゲロ子ちゃんの出番はないの?{/netabare}

第12話
{netabare}職員同士のすごいどうでもいい賭けが始まった!?
まさか芦花・千歳・多摩ちゃんの3人の過去にそんな因縁があったとは・・・
これもすごくどうでもいいですね
そして千歳会長の普段とのギャップにドキッとしたのは私です
なんだか話が進まないままAパートが終わってしまったぞww

中シールドが壊された!?
普通に喋ってるけどね
風間が多摩ちゃんにフラグ建てやがったぞヽ(`Д´)ノ
ゲロ子の出番これだけかよ(´;ω;`)
まさかの自宅謹慎オチ
ラストの東京ナナナwwwwww{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 26
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

隙間なく埋め尽くされた最高品質の無駄

ちょ~~~おもしれーーーーーwwwww
主役・準主役以外もこんなにおもしろい作品は、なかなかない。
OPからEDカードまで本気で遊ぼうとする熱意を感じた。

◇漫画原作、全12話

ゲーム?制作部の学園生活。多分、ストーリーのあるギャグコメディ。
主役は風間ケンジ、ロカ、もしかしたらタカオさんも含まれる。

ケンジ、ツッコミ担当、性格の面で器用貧乏な不良オレンジ。
ロカ、部長、ちびっ子パツキン美少女?ちょっとズレてる。
タカオさん、爆乳三つ編み茶髪美女、感情的で無鉄砲だけど情に厚いと思われる。

準主役にあたる(かも知れない)のが、
ちとせ、生徒会長、権力と暴力に溢れた紫ロンゲ、
サクラ、いつもニコニコなピンクショート、頭良さそう、
みなみ先生、顧問で部室に寝に来てる黒ポニテ、
船堀さん、家庭的な黒ミディアムおさげツインテール、
アタル、生徒会副会長、金髪ドM男、
ついでに言えば、ケンジとつるんでるメタボ横島とビッグ長山。

ロカ、ちとせ、サクラ、一応みなみ先生がゲーム?制作部のメンバー。
ケンジがロカに部活の勧誘されて、色々あってタカオさんがちょっかい出してくる。


この作品の良いところは、手抜きなく丁寧に作られていることと、
ところどころ発想がイイ。
ギャグも心温まりそうなエピソードも、心地よいテンポでサクサク進む。
それぞれが面白い。
{netabare}「教師の曇った鏡」「~威嚇」「~リンコ」キャラクター名、技の中身や名前とか。
ちょっと気に入ってるのは、緑色の缶ジュースが山か命か、赤がドクペかどっかで見たことあるヤツ。{/netabare}
あの有名なシーンとかww

けど、一番注目すべきは脇役だ。
キャラに合っているような合ってないようなキャラデザや、ギャップ?wwwww

最初に絡む不良は「魔の十四楽団」ってやつらなんだけど、
14人全員顔が違う。違い過ぎるwwキャラもある程度違う。

普通、こういう作品って脇役やモブって適当に作るのが多いんだろうけど、
逆で一度見たら忘れられないようなインパクトがある。
出番の多さ少なさを問わず。脇役が引き立てるというか盛り上げる。
{netabare}って言うかあの親子はモブとは言えないwww{/netabare}


ラブコメもちょこっとある。
まあ主人公が男だから対象がケンジになってしまいがちなんだけど、
数あるラブコメ(もある)作品と違って男がたくさん出ている上でのモテモテだし、納得の理由がある。
{netabare}ケンジ以外まともな男がいないからwwwww

主人公ってこともありイケメンなのは仕方ないが、
別に最強の戦士じゃない。学問の天才でもないし、何かに長けているわけでもない。
ちょっと授業をサボるし、若干無礼なところがあるが、それでも一番まともな人間である。
男に対して容赦なく殴ることは悪いけど、女は殴らんし、チョイ悪なんて逆に好感度UPじゃん?
困った人は助けるし、基本的に周りの迷惑になりそうなことはしない。
割とイイヤツでイケメンならねえ、モテるでしょ。

けど、この作品は性別すら特徴の一つ、ネタの一つみたいなノリがあって、恋心すらそんな感じ。
そのことと男がたくさん出てることもあって、ハーレム(要素を持つ)アニメとは違う。{/netabare}

音楽も作画もいい。
なんとなくファミコンっぽいメロディもあったり、
OPもEDもアニメ専用で、始まりから終わりまで大体テンション高いように保たれている。
作画は背景とか割と丁寧に作られているし、動きもスムーズ。
デフォルメされたキャラもかわええ。
ちょっと昔っぽい漫画みたいなキャラデザも、とても親しみやすい。
ドット絵の文字やらゲームやらもステキ♪
{netabare}スーパーマリリンとかw 魔導村とかww{/netabare}


男もたくさん出てくるし、萌え萌えしてないし、パンチラもない。{netabare}写真であったかな。{/netabare}
安心して爆笑できる素晴らしい作品。
・・・女の子かわええけどね♯

女→男への暴力は、もう常識的に許されている感があるのはともかく、
ネタを1つに絞らない、何でも盛り上がる感じのギャグコメ。
女よりも面白さを重視して見る人にオススメ。
というか、オレにツボってるので誰々向きとか上手く言えないっす♪


ただし弱点もある。
1話完結は痛快だが、連続ものが弱い。
{netabare}船堀さん直々アイロンをかけた袋が景品大会の2話目の後半、
タマちゃん先輩との因縁ラストバトルの1・2話目がテンション低め。{/netabare}


ちなみに一番好きなキャラはアタル、あの真っ直ぐな笑顔がステキw☆☆☆☆☆{netabare}
ついでに生徒会繋がりでちーちゃんについてだが、あいつ結構ええヤツだぞ、人気なさそうだけど。
ロカに頭突きしたタカオさん(椅子に縛り付けられている)を起こしてあげたしな。
・・・ロカが下敷きになってただけかも知れんが。ケンジの弁当食べてないし。
ところどころ仕草とかかわええしw{/netabare}
もっとサクラの出番見たかったなぁ。ツボっぽいキャラなのに。2期があれば主役回あるのかなぁ~

EDアニメーションはときどき変わる。
変化に気付いたとき、お菓子の当たりを引いたようなちょっとしたお得感、幸福感がある☆

それにしても最近の漫画やラノベやアニメって昭和生まれ対象のが多いんじゃね?
同じ作品を観ても、平成生まれの人との感動・感激のツボが違いそう。

最後に、近年の作品にないことをワタル口調で褒めて〆ます。
{netabare}「レギュラーより準レギュラーやゲストの女子の方がかわいいなんて、な、なんてことだ・・・
さ、さ、さいこぅおぉ~~~じゃないかぁ~~~嗚呼、
はぁ、はぁ、はぁ~~~ぁあ、もっと、もっと、もっとぉ~~~~~~~~~~ぉお♡♡♡♡♡」{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24

77.9 17 学園で生徒会長なアニメランキング17位
いちばんうしろの大魔王(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1648)
10382人が棚に入れました
『いちばんうしろの大魔王』(いちばんうしろのだいまおう)は、水城正太郎による日本のライトノベル。イラストは伊藤宗一が担当。『チャンピオンRED』(秋田書店)2008年より漫画作品が連載、2010年TVアニメ化。

真面目で善良なはずなのに「将来、魔王になる」と予言されてしまった紗伊阿九斗(さい あくと)は、それ以来クラス委員長に恨まれたり、不思議少女に懐かれたり、帝国から派遣されてきた人造人間に見張られたりと散々な目に遭うことに…。それでも理想と信念のために発言するが、誤解はどんどん深まっていき事態は悪化の一途を辿るばかり。果たして阿九斗に真っ当な学園生活を送れる日はやってくるのか?


声優・キャラクター
近藤隆、豊崎愛生、日笠陽子、悠木碧、代永翼、伊藤静、広橋涼、たかはし智秋
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑っちゃう!ハーレムファンタジー!!

全12話

将来、大司祭になるために大きな希望を持ち魔術学院に入学した
主人公の紗伊 阿九斗(さい あくと)
しかし学院で初めに行われた将来の職業調査でなんと世界を脅かす
存在「魔王」になると予言されてしまう。物語序盤から一気に
波瀾万丈のストーリーへと。



あにこれレビュアーさんのレビューのみの知識で見始めたので作品の
ストーリー、ジャンルを詳しく知らずに視聴を開始するも。。



視聴してからようやく気づく(笑)ちょとエッチな要素があるという
ジャンルなのですね(笑)
私、このちょっとエッチなジャンルの視聴は初めてな気が、、
棚を見てみたけど(笑)やっぱり、初めてでありますw



阿九斗を取り巻くヒロイン達との色んな絡みを楽しむ、ちょっとエッチで
可愛いハーレムファンタジーです♪
この作品、私にとってストーリー云々ではありません。
キャラクターの魅力と勢いで最後まで押しきっています!個性ある愛すべき
キャラクターのやりとりが一番の見所。また絶妙なんですよ。絡み♪



日常のやりとりですが、ほぼ全ての出来事がなぜかエロてぃっくな
お話へお話へと誘う。なにかを連想させていってしまうのです。
くだらな~い?いえ、笑っちゃいますよ~♪♪


キャラクター力が抜群です。
「ころね」
ころね嬢。この子がとてつもなくお気に入り!冷めた瞳をしているのですが
人造人間だからです。

からかっていて楽しんでるころね。
たまに挑発的な目線で誘うころね。
淡々と話した...途端に妹キャラ豹変?
寝床の押し入れからじっと覗く
阿九斗に揺さぶりをかけてその反応
を楽しんでいるころね可愛い
声色のかわり具合。音域広っ。です。
拗ねるころねも、なんだか全部可愛い


「紗伊 阿九斗」
ハーレムアニメはやっぱり主人公が抜群にかっこいいのですよ。
勿論お気に入り決定。
顔もかっこいいしワイルドです。阿九斗って孤児院で育ったのですが
昔から意志が強くて信念を曲げないのです。いざとなると正義感が強く
人を惹きつけ引っ張っていく存在。あれはずるいです、好きになって
しまいますね。阿九斗がかっこいいことを言うシーンありますが、
流石、将来は魔王の男です。


~かっこいいだけじゃない。お約束の鈍感要素~
{netabare}
絢子が決意をして夜、阿九斗の部屋を訪れる
阿九斗「どなた?どうしたの?こんな時間に」
絢子が部屋に入り、好きな人を見つめる瞳をしている。。うるうる
阿九斗「もう、遅いし、話しなら明日にでも、、」
絢子「明日になったら人が来ちゃうでしょ」
と、脱ごうとするのですが、絢子を止める。
阿九斗「もしかして家のために無理してるとか、ない?」

いやいや、こんな空気読めないって(笑)?唖然ですw

阿九斗はとことん鈍感で天然ですね。凄まじく傷つけていますよ
同性として絢子ちゃんに同情しちゃいます~。
{/netabare}
でも天然ってやっぱり女の子を熱くさせちゃうんだよ。


それと臨海学校で訪れるヒロシの故郷の島は江ノ島(神奈川)ですね。
なぜこの世界に急に江ノ島か?よくわかりませんが。
江の島展望灯台の形は特徴あります。江島神社もありました。
江ノ島はそんなに遠くないので、たまに海沿いのカフェにドライブです♪
江ノ島にあるフレンチトースト専門店LONCAFEお気に入りです。
来週辺り行きついでに巡礼みたいな♪あにこれ写真投稿できたら楽しいのに。


♪要求は無限大~♪
だって正直な本能~
動き出す~まで~受け身とかダメでしょ
自分、ホンキ宣言~
後はまかせて~みてよ~♪

OPが癖になってます(笑)


ストーリーは序盤のつかみの面白さから、一気に観てしまいました。
テンポが良いと言えば長所になりますが基本、超展開です!
キャラクターの魅力や絶妙な絡みで終始笑っていた気がします。
くだらな面白アニメ発見!
おかげで終始笑うことに、なんか幸せだよ。アニメって楽しいです!!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 37

Comprends さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

さらっと観れて楽しかったんですが

どのジャンルの作品とみるかによって、評価が変わる作品だと思います。
原作を読んでいないので、純粋にアニメを鑑賞して受けた印象からの感想です。

ラブコメとかハーレムとか、そういう見方をすればとても良い作品だと思います。

その世界観の中に、未来的なもの、過去的なもの、現代的なものが入り混じっていて設定が非常に粗く感じますが、その点をあまり深く考えなければ粗さを吹き飛ばすくらい、テンポよく物語が進みます。
(OPからしてリズム感がいいですよね)
そういう意味で鑑賞しやすいですね。

登場人物の言動も、一部自然ではない部分もありましたが、一応辻褄合わせは出来ていると思います。

エッチな部分も、不必要なまでに多発するように見えますが、これはテーマ性とも関係があるように思います……考え過ぎかも知れませんが。

そのテーマ性ですが、しっかりしていて分かり易いのが何よりいいですね。
それゆえ「エッチな部分とどういう関係があるのか」と思われる方が多いと思いますが、それはこのテーマを『人間とはなんだろう』とか、そういうところまで掘り下げると関係あると思います。

そんな感じでお薦め作品だと思いますよ。

一方で……

※このあと、ネタバレ的な感想となりますので、ご注意ください。



テーマ性もありますし、シリアスな側面もありますので、この作品をファンタジー作品としてみる場合の話ですけど。

最後がいわゆる『夢オチ』のような手法になっていて、前述の良さを合わせ含めても平凡な作品という評価になってしまうと思います。

神様とか、魔法とか、その手のファンタジー作品の良し悪しを決定づけるのはこの部分ですよね。

つまり、作者にとって都合よく、神様が現れたり魔法が発揮されたりする……これは話の途中においてはあってもよいかもしれませんが、多発させたりオチの部分に使ってしまっては良くないと思ってます。

なぜならそれは非常に安易な手法だからです。

神様の助けや、魔法でもなければ、収拾がつかないような状況に主人公を追い込み、主人公はそれをどう打開するのか、それを考えるのが作家さんのお仕事ですよね。

そこを簡単に片付けると、手抜き工事したり、お仕事を放棄したり、と同じことになりますよね。

夢や魔法の世界であればこそ、安易に神様に頼ったり、魔法を使ってしまってはいけないと思いますよ。

そんなことを考えました。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 4
ネタバレ

えみゅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

結構おもしろい

ゲーム原作だと思ってましたがラノベでした。
美少女沢山、お色気も沢山。。

そして、軽快な会話、っていうかメッチャ喋る。それがまたうまい言い回しだったり、ボケと突込みだったり☆
いずれもとてもテンポよく進むので観ていて小気味よいです。

6話までレビュー。
このあたりで主要なキャラたちは出ていて、メインヒロインは”絢子”か”けーな”か。て感じです。
でもゲーム原作と思った原因、それぞれのヒロインにスポットが当たるのでまだわからない。

ただ・・展開がというか進み方が急すぎで前後につながりが感じないところもちらほら・・
なんで急にデレなんだ?!とか。眠った力を使えんだ?!とか。

1クールで詰め込んだ感はあるものの何とかついていってます。

◆3/20追記
観終わった。物語自体は好きなタイプですっ。ただ、いろいろ急展開過ぎてついてくだけで精一杯(>_<)


もっと丁寧に描いてほしいとかいろいろ伏線ほったらかしてない?!とか。{netabare}初期に影の暗躍者的でかなり強い大和望一郎があんなあっさりと{/netabare}
でも終わりよければって感じですね。

なぜ善人な主人公が魔王なのか。そこだけはちゃんと解明してくれます。

{netabare}自分の仲間たち、好きな人たちが窮地に陥る、命を狙われる・・それがこの世界の神様の指令だとしたら、それに逆らえば反逆者・・
ならいっそ神を殺してやる!ラストらへんはすごい戦いだった。世の中、世論を敵にしても守るべきものがある。本当に正しいことをしようとする。{/netabare}

それはそうと譲治さんまじかっこいい\(~o~)/ほんといぶし銀です(>_<)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 3

84.9 18 学園で生徒会長なアニメランキング18位
ラブライブ! School idol project(第2期)(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1968)
9503人が棚に入れました
廃校を免れた音ノ木坂学院で、相変わらずの日々を過ごすμ’sのメンバー。
そんな彼女たちのもとに、「ラブライブ!」が再び開催されるというニュースが
舞い込む。今回は地区予選を勝ち進んだチームが本選に進めるシステムだ。
強豪チーム「A-RISE」と地区予選でぶつかることに弱音を吐くも、
諦めるのはまだ早いと意気込むメンバーたち。
そんな中、穂乃果が「出場しなくてもいいと思う」と言い出して――!?

声優・キャラクター
新田恵海、南條愛乃、内田彩、三森すずこ、飯田里穂、Pile、楠田亜衣奈、久保ユリカ、徳井青空
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

Rの法則生出演!

NHKEテレにてRの法則生出演
事前に決まっていたスノハレに加え
視聴者リクエストで
スアダとそれ僕が披露されました
万全ではないメンバーも多かったはずですが
それを感じさせないくらいエネルギーに溢れる30分でした
でもやっぱりそれ僕の謳い出しとか
注意して聞いているとあぶなっかしいところもありました
無理せずしっかり休養してほしいものですね・・・

あといつも以上に元気いっぱいなりっぴーが気になりましたw
彼女にすればNHK教育は天才テレビくん時代の古巣なわけで
やっぱり居心地良かったんでしょうかねw?

-・-・-・-・-・-・-・-えみつん休業-・-・-・-・-・-・-・-

穂乃果役の新田恵美さんが
声帯結節のため2・3月のイベント等を出演見送り・延期する
との発表がありました

声帯結節について調べてみましたが
声帯を酷使し過ぎてペンダコのようなものができてしまうものだそうです

ラブライブ以外の仕事も増え
声優としても歌手としてもさぁここからという時に
いや・・・そんな時だからこそなってしまったのでしょう
治療しながらお仕事を続けていたみたいですが
ドクターストップがかかったようです

つまりは週末のライブの時点で症状は決していい状態ではなかったわけですね
ライブに向けた練習なども相当しんどかったことでしょう
ライブを心待ちにしていた我々のために
声優生命を賭して声を振り絞っていたのだと思うと胸が熱くなります

どうか無理せずゆっくり休養して
感知したらまた元気な声を聞かせてほしいものです(-人-

(5thライブのレポートはアニメと関連性が低めなので
ネタバレタグで畳んでおきます)
-・-・-・-・-・-・-・-5th二日目-・-・-・-・-・-・-・-
{netabare}昨日これをアップした後すぐ仮眠をとり
朝5時過ぎに出発して物販へ
7時ごろには並んだんですが
それでもトートバッグやリングライトの一部が売り切れ
それでも一番欲しかったパンフ
あわよくばと狙っていた2本目のブレード
初日に振り回せず歯がゆい思いをしたタオル
それと友人への贈り物
トートバックも実物を見て内側にチャックがついていることを知って
イベント用にそこそこ実用性があるならと少し欲しかったんですが
必要なものは確保できたので良しとしましょう
(事後物販でトートバッグも確保できました)

SSAへの入場時には当たり前ですが全員チケットの提示を求められます
そこからアリーナ席に入る時にもう一度チケットの提示を求められます
特等席のB3B4エリアに入るにはさらなるチケットの提示が求められます
運よくチケットを入手でき会場に集まった数万のラブライバーの中でも
特に幸運な数百人だけが入れる特別なエリアです
私の席はB3エリアの13列目
B3自体それ程列が多くないのでB3のなかでは後ろの方のようですね
まぁそれでも本当に幸運なことです
届いたチケットを開けてアリーナB3という文字を見たときは
これは結構いい席っぽい?くらいに思っていましたが
今回のステージの形は一期OPあるいは2期12話のものをそのまま再現しています
その中央の円形ステージのすぐ前にあるのがB3B4エリア
たとえその中では後ろの方であっても本当にすごい席を引き当てました
チケットを見せるとスタッフに「一番前の列にお入りください」と声をかけられます

後ろの方だとは思っていましたが一番後ろですか(苦笑)

……
………ん?
今、一番前って言わなかった?(・x・;
中に入ってみて分かりました
B3はB1B2などと違って中央のステージが張り出している分座席が少なく
横のB1B2のラインに合わせて番号が振ってあるので
中央部では1~12列目には席が無く脇のほうでも9列目くらいまで席がありません
私の席は12列目にも席が並ぶぎりぎりのあたり
前のステージを見るには2列目(といっても大きなステージを挟んでですが)
中央のステージを見るには先頭と言って差し支えない席です
( д) ゚ ゚
ななななんだこの席は!?
寝不足がたたって夢でも見てるんじゃなかろうか???
戸思っているところに同伴者も到着
どうやら夢ではないようです
( ゚д゚)<・・・
これは数百人どころじゃないよ
数万人の中で20人か30人みたいなとんでもない神席だよ?
これはもう一生分の運を使い果たしたかもしれないw

予想通りに今日はBD曲
同伴した友人の期待していたにこまきは
まさかの後部ステージで神席どころかむしろ全然見れない感じ
私の期待していたことぱなも前方ステージだったので
すごく見やすい席ではあったものの
結構距離はあるので神席ってほどではない感じ
やっぱりいろんな席の人が楽しめるようにプログラムに配慮しているんですね~w

ユニット曲の中ではうみえりのstorm in loverが中央ステージ
いやこれはすごい
こういう箱物ライブはその場に参加して雰囲気を共有するものであって
内容をじっくり堪能するにはLVやDvDのほうが良いのが当たり前です
まさか大型モニターより目視のほうが
より細かく演者のしぐさや表情がわかる席があるなんて・・・

ユニット曲が終わったあたりからは
中央ステージが激熱でした!
まずはLove wing bell
中央の道をヴァージンロードに見立てて
ウェディングドレスなりっぴーが
男装した鹿ちゃんたちにエスコートされて進んでいきます
ロングだったころのりっぴーも十分魅力的だったと思うのですが
アニメのシーンとのシンクロ率を考えると
ショートのほうが破壊力抜群ですね
ウエディングなりんちゃんがもうとにかくかわいい!
再放送したばかりの1期「まきりんぱな」や2期の「新しいわたしは」
かよちんファンとしてもかなり思い入れの深いりんぱな回です
ステージのりっぴーを見ていると
凜ちゃんがあれを着るに至るまでの経緯が全部フラッシュバックしてきてやばかった;;
あと、男装した1、3年生組もなかなかキマってましたw

そのあとのDancing stars on meも中央
μ’sの衣装はどの衣装も本当にかわいいですが
この曲の衣装は他の衣装とは別種の魅力がありますね
他の楽曲の衣装は色だけ違う統一感のある衣装に
少しずつ違いを出して個性を演出しているのに対し
こちらは一見ばらばらの個性的な衣装でありながら
ハロウィン仮装という大きなくくりで統一感を演出している感じ
ちなみにこの曲の衣装は
2期アニメ内で衣装の方向性で迷走しまくって
イベント用衣装を新規作成する時間が無くなったため
1期のNo brand girlsの衣装を改造したという設定です
そこに気を付けて衣装を見直してみると新たな発見があるかもしれません

この曲が終わったところでサプライズイベント発生!
本日誕生日のくっすん
曲が終わって振り向くとそこには
いつの間にか下からせりあがっていたバースデイケーキが!
そして会場一体となってhappy birthdayくっすんの合唱
くっすんの誕生日のお祝いをまさかこんな近くでできるなんて><

そのあと次の曲に移る際に感極まったくっすんに近寄り
そっと涙を拭いてあげる鹿ちゃんにキュンキュンきました
幕間の薄暗い中でのちょっとした動作だったので
もしかしたらスクリーンやLVでは見れなかったかも?
だとしたらものすごい貴重なものを観てしまったのかもしれない・・・
同伴者は終焉後に「新たなカップリングの予感」なんて言ってました
たしかに「のぞぱな」はあんまり見たことないですねw

その後も中央と前方のステージは半々くらいの使われ方で
いくつかの曲は本当に目の前で踊ってくれました
しかしみんな年々ダンスのクオリティが上昇してますね
難しいナンバーをきれいに踊りきるというだけでなく
それ+αの表現力が確実に向上していると思います
ダンスが苦手だったそらまるの踊りも
らぐまるなんて馬鹿にされてた頃からは想像できないくらい上手くなりました

しかし何というか中央ステージは観客席から2Mくらい高いところにあるおかげで
彼女たちの足元と観客の目が大体同じくらいにある状態になります
中央ステージがせりあがったりするともっと彼女たちが上になります
そうすると前の方の席は必然的にかなり角度がついて
ぐっと見上げるような感じになるわけですね
その角度はまるでレイヤーの周りに這いつくばるローアングラーの如し(汗
しかも曲によってはその状態で激しく踊るわけで
脇とかhtmmとかが実にけしからん具合に視界に飛び込んできて
たいへん目のやり場に困ります!(ガン見)

さて、私はレビューの方針として
どんなものも長所と短所をしっかり挙げて
一方に偏り過ぎないよう心掛けるようにしています
ですからこの席の問題点も上げておきましょう

あれは「そして最後のページには」のときだったかな?
中央ステージで火薬を使ってキラキラしたテープを射出したんです
その時に何かテープではない堅いものが高速で飛来し顔面直撃!
暗かったので結局なんだったかわかりませんが空薬莢的なものでしょうかね?
結構痛かったです(×_×;

あと強いてもう一つ上げるならsnow halation
あの曲で一番盛り上がるのは
何と言っても穂乃果ソロのタイミングでの色彩変化
会場全体が雪をイメージした白色灯から
穂乃果のイメージカラーでもある温かみのあるウルトラオレンジへと
一斉に変化する様は壮観です
2期9話でもそれを意識した演出がありましたね
1日目は会場全体の見渡しやすい200LVだったので
あの感動的なシーンを十分堪能できたのですが
今日の席には視界内にサイリウムがほとんどないんですよ(笑)
視野の両脇にちょっと入ってくるのと
正面のモニターに映る会場の様子がわかるくらい
だからたぶんスノハレだけに限って言えば
500Lvとかの肉眼じゃ観客しか見えないような所がむしろ良席
今後イベントで後方の席に配置された場合は
ここはスノハレを楽しむための特等席だ!
と自分に言い聞かせることにしようと思いますw

今日は本当にすごい席で楽しむことができました
もうこれで一生分の運を使い果たしていたとしても
それでも構わないと思えるくらいに最高のライブでした

最後に昨日の予想通り次のライブの発表がありましたが
場所も日程も未定で「冬」「今以上にパワーアップ」
という何だか曖昧な告知でした
去年はばSSAのスタジアムで2daysとしっかり発表があったのに
この差はいったいなんでしょうか?

おそらくTVアニメが終わってしまった今
今後のラブライブコンテンツの方向性を
ちょうど模索しているところなんじゃないかという気がします
さらに大きな箱を用意して大々的にやろうとしても
TV2期があった去年と違いファンミーティングと映画だけで
一年間ファンを繋ぎ止めていられるかわからない
大盛況のスクフェスも楽曲のストックが尽きかけで
一年後となるとやっぱり不透明
ラブライブでまだまだ稼げそうだし稼ぎたいが
欲をかきすぎて火傷はしたくない
この発表はそんな弱気な下心の表れなんじゃないかと
勝手に予想しています
NextLiveについてはきっとファンミーティングのどこかで全容が発表されることでしょう
もしかしたら劇場版の興行の成否が今後のラブライブの命運を握っているのかもしれません
そう考えるとこれはもう毎週観に行くしかないね!
{/netabare}
-・-・-・-・-・-・-・-5th初日-・-・-・-・-・-・-・-
{netabare}
5th初日行ってまいりました
スクフェスの花陽イベント最終日とかぶったので
物販に5時間並んで花陽SRをあきらめるか
物販をあきらめる(あるいは二日目に賭ける)か
という究極の二択でしたが泣く泣く花陽を選びました

今日は200LVでしたが
4th初日同様中央ステージの真横だったので
アリーナの後ろの方よりよっぽどいい感じでした
そして明日の場所を大まかに確認したのですが
アリーナB3
・・・!?(・x・;
なんか中央ステージの目の前のような気がする(@@;
イベント次第じゃ来賓用のVIP席とかがありそうなあたりです
(このライブにそんなものないですが)
まぁしっかり確認してないのでぬか喜びかもですがw

4thとは逆で初日にユニット曲が来たので
かわりに明日BD曲ですね
今日やらなくて明日やりそうな曲は
ノーチェン・豆フェス1・ラブレス・るてしきす
あたりかな?自信を持ってやってないと言えるものだけなので多分抜けありそう

恒例ののんたん占いは
映画の公開日決定&前売り発売と
ベストアルバム2の発売の二つ
4thのときも2日目だけ5thの告知が追加されてたので
明日は6thの告知が加わる・・・はず!
はずだよね!信じてるよ!

5thライブがらみはまたあとでまとめ直します
明日もあるので今日は取り急ぎこの辺で・x・)ノシ
{/netabare}
-・-・-・-・-・-・-・-ちゃんとしたの-・-・-・-・-・-・-・-

1期終了から約一年
ラブライバー待望のアニメ2期です
1期の終盤の展開はかなり批判も多く
2期の失速が危ぶまれましたが
1期終了直後に始まったスマホアプリ「スクールアイドルフェスティバル」が大ヒット
つい先日400万ダウンロード達成で
実際のプレイ人口も100万人以上いる模様
スクフェスのおかげで全国でラブライバーが大発生し
1期が始まった頃からは考えられない
空前のラブライブブームの追い風の中で
ついにアニメ2期が始まりました
1期は目を引くところも多かったものの
同じくらいに課題も多かったアニメでしたが
今回はどうなったでしょうか?

☆キャラクター・声優について☆
(注:アニメ以外にもスクフェスやSIDのネタバレあり)

高坂 穂乃果(新田恵海)
{netabare}
2期はじまってまずびっくりしたのは
穂乃果の生徒会長就任
生徒会の仕事の9割は表からは見えない地味なデスクワーク
いや・・・どう考えても向いてないよあの子
ことり&海未にヒフミ3人衆と補佐官には恵まれているのでいいのかもしれませんがね
芸能活動で知名度上げて前会長の支援を取りつけて当選!
って選挙カーに元総理とか乗っけて当選する
現実のタレント議員とやってること一緒だよねーとか思ったり

えみつんは最近急に頭角を現してきた感じですね
個人名義で出したCDも売れ行き好調だし
某エロゲとラブライブだけの人というイメージは払拭できそうで何より
{/netabare}
絢瀬 絵里(南條愛乃)
{netabare}
1期ではクールで真面目な生徒会長として
凛々しい面ばかりが強調されていた気がしますが
一見メンバーの中でも大人びて完璧に見える中
時折見せる隙だらけの姿とのギャップこそが彼女の魅力だと思うのです
お化けが苦手だったりK.K.Eとか「エリチカ、おうちに帰る!!!」とか
あれ?時折っていうか結構隙だらけじゃね?

ナンジョルノはfripSideの2代目ボーカリストとしてブレイク
過疎週だったとはいえsister’s noiseではオリコン1位獲得
人気アニソン歌手として頭角を現しています
しかしその結果ラブライブ関連のイベントの欠席が目立つようになりました
ラブライブのライブイベントが1st,NY,3rd,4th,5thと
2ndライブが欠番となっているのも
彼女が出られなかったことに起因します
ファンとしてはfripSideでの活躍を応援したい気持ちと
μ'sの活動を優先してほしい気持ちが混ざって複雑な心境です
{/netabare}
南 ことり(内田 彩)
{netabare}
1期終盤で大暴落したことり株
今期もトラブルの引き金になったようですが
今度は事なきを得たようで何より
アニメとは関係ありませんが
スクフェスの鍋パーティの話が
ことりちゃんを象徴するエピソードだと思います
好きなものを持ち寄るようにいわれて
勘違いしてチーズケーキを持参(←まぁわかる)
みんなで作ってる鍋に謝りながら投入(←ちょっと意味が分からない)
このどこかずれてるところが彼女の魅力なんでしょうかね?
少し前にはやったツイッターアイコンによる性格診断で
ラブライブという括りが有害度(小)キチガイ度(中)くらいに分類されているなか
なぜか南ことりだけが別枠扱いでキチガイ度MAXのところに配置されていました
まぁ何となくわからんでもないw

うっちーは最近はちょくちょく主役級が回ってきたりと
声優としてそれなりのキャリアを築いているようです
でもあいまいみーのおかげで
「あびゃー」な腹黒いことりちゃんコラがちょいちょい作られるのは
どうしようもないのかなw
{/netabare}
園田 海未(三森すずこ)
{netabare}
2期のうみちゃんは完全にネタキャラ扱いでした
山頂アタックです!にはじまり神経衰弱の顔芸
穂乃果以外の2年生二人は
1期と比べると相対的に活躍の場が減っている気がします
ことりはまだ1期に個別回をもらっているからまだいいものの・・・

人気声優としての地位を確立したみもりんですが
声優としても歌手としてとにかく大忙しな様子
四捨五入が嫌いなことで有名な彼女
ライブでもくっすんに四捨五入しちゃダメっ!と注意していましたが
このままラブライブが続いていけば
四捨五入好きに転向する日もそう遠くないですね
{/netabare}
星空 凛(飯田里穂)
{netabare}
凛ちゃんは2期でかなり優遇されたキャラの1人
個別回をもらって新曲のセンターに抜擢
ウェディングドレス姿もとってもキュートでした
普段の活発な凛ちゃんとのギャップが良かったですね
しかし、なんで凛ちゃんは毎回EDでマラカス振ってるんでしょうw?

りっぴーはpile様と一緒にCD出してましたが苦戦している模様
っていうかあの路線はどうなんだろうね?
りっぴーには天才テレビくんで子役やってた頃からの
息の長い固定のファン層がいるわけだから
今まで積み上げてきたイメージを大事にした方がいいんじゃないかな?
という気もするんですが既にじり貧だしまだ若いんだから
いろいろ挑戦してみるのもいいのかな?
{/netabare}
西木野 真姫
{netabare}
仲のいい2年生3人組
3年生の生徒会コンビ
1年生の幼馴染ペア
残ってしまった余りもののぼっち二人
そうしてできた即席カップリングがにこまき
それがいつの間にかラブライブ内でトップクラスの人気カップリングになっています
1期はどちらかというと1年トリオやにこりんぱなが多かったのに対し
今期はさりげなくにこまきの二人を絡ませるシーンが多くありました
ファンにはたまらないサービスですね

Pile様の棒演技は相変わらず
まるで成長していない・・・
でもなんかあの棒具合が病み付きになるようで
中毒患者が多数発症している模様
うん・・・もうあれはあれでいいのかもね(投げやり)
{/netabare}
東條 希(楠田亜衣奈)
{netabare}
のんたんも個別回をもらった勝ち組
ストーリー的にも最高潮の部分で
なかなか美味しい役回りだったと思います
尚ニコ生では相変わらず・・・

くっすんはこの一年で一番成長したと思います
名演と言えるレベルにはまだまだ程遠いけれど
もう十分に違和感なく観れるレベルです
棒演技と馬鹿にされていた1期の頃からは考えられません
スクフェスをやっていると新旧入り混じって
いろんなセリフが聞けるわけですが
古い声は強弱のつけ方がおかしいんですよね
一つ一つの単語のアクセントがおかしいというか
どの単語を強く発声すべきかわかっていないので
どうもちぐはぐな印象を受けるんですよねー
{/netabare}
小泉 花陽(久保ユリカ)
{netabare}
アニメオンリーなかよちん派の同志に
2期のかよちんはなんであんなネタキャラになってしまったんだ!
って言われましたが
きっと1期まきりんぱなまでの印象が強いんでしょうね
いやいや、かよちんといえば白米、白米といえばかよちんです
ゴハンタケタヨー!
花陽の魅力が最大限発揮されるのは
ユニット曲やソロ曲で切ない慕情を情感こめて歌い上げる時
スポ根路線のアニメラブライブで花陽の魅力を伝えるのは
はっきり言って無理なので最初からあきらめてます
むしろ説明担当の解説キャラとして使われて
2期はだいぶ優遇されてるなーとか思っていたくらい

シカコはμ'sの芸人枠として活躍中!
ときおり他作品でも見かけるようになりましたが
久保ゆかりと間違ってクレジットされたり
謎の外人役(ぺぺろんぽっぷぽぽんちゅみどりかわ?)だったり
笑いのネタに尽きない感じですね
まさにμ'sのお笑い担当!
元グラドルのビジュアルとのギャップがまた何ともw
{/netabare}
矢澤 にこ(徳井青空)
{netabare}
にこにーは本当に優遇されてます
前回に引き続き個別回をもらっており
今回は家族との触れ合いが描かれました
ちなみに雪穂や亜里沙と違いにこの兄弟は全員CVそらまるです
最終回には母親も登場
こちらはなんとCV三石琴乃
ママライブがどんどん豪華になっていく・・・

そらまるは・・・いろいろありましたね
えっ?詳しく聞きたい!?
(∩゚д゚)アーアーキコエナーイ
{/netabare}

☆楽曲について☆

1期と比べるると全体的に新曲に勢いが無かった印象
一日中聴いていても飽きないような曲が
1期はいくつもあったのですが
今回はそれと比べると今一つインパクトに欠けるというか・・・

(5th終わって追記
5thで重点的に2期楽曲をやったこともあって
私の中での2期楽曲の地位は大きく向上しています
でもまぁここはあにこれですしアニメ内の使い方に限定して考えたら
当時の感覚を残しておきたいのでそのままにしておきます
特にどんなときもずっとはTVサイズだと魅力半減
フルで聴いてこその良曲だと思うんですよね
5th二日目で9人で羽を持って並んだときは感涙モノでした)

ただしOPの「それは僕たちの奇跡」だけは別格
1期BDのジャケ絵に動きがついたOPムービー含め
文句なしの出来栄えだったと思います
前期のOP/ED挿入歌が軒並み3万枚程度の売れ行きだったのに対し
今期のED/挿入歌は6万枚強の売り上げ
これは単純にラブライバー総数の増加が原因だと思います
私のように新曲が発表されたら聞いてもいないうちに思考停止して予約し
発売前日に全力でフラゲしに行くような層が増えたんでしょう
でもそれだけでは説明がつかないのが「それ僕」の10万枚
少なく見積もっても3万人以上の人が
この曲を他の曲よりも高く評価していることがわかります

しかし去年発売されたCDの売り上げが
ゲームともアニメとも無関係な「Mスタ」で6万枚
スクフェスメインテーマ「タカラモノズ」9万枚
というあたりを考えるとアニメEDや挿入歌で6万枚というのは
やっぱりだいぶおとなしい数字だったように思います

ただし今回は新曲以外の曲に収穫が
個別にいろいろ書いたので詳細は省くとして
やはり「スノハレ」をやれたのは大きいですね
1期のレビューで指摘した
男キャラを徹底排除しスポ根路線でストーリーを作っているおかげで
ラブソングを一切使えないという
アイドルとして致命的な欠点を
かなり強引ながらも解消し
スポ根路線を貫いたままラブソングを使える体制を作った
というところは評価していいと思います

最終話の「愛ばんピアノver」や「ラブピ」も
歌詞だけ見たら完全にラブソングなんですが
うまく卒業と絡めることでそういう臭いをきれいに消して使っていました
ただこれに関してはラブソングはラブソングとして歌ってこそ
という気もするのであの使い方が良かったかどうかは判断の難しいところです
まぁそりゃあのアニメ内容なんだし使える曲には限界がありますよね
でも、そんなにラブソングが欲しいならアニメ内容を変えて「LOVELESS WORLD」で締めましょうか?
と言われたら1期終盤以上に阿鼻叫喚になりそうですし
丁重にお断りしたいところです
まぁ1期で封印したラブソングへの軟着陸としては
まぁ十分妥協できるレベルだったように思います

☆ストーリーと演出について☆
もう今から20年近く前になると思います
当時人気絶頂期にあったあかほりさとるが
自分の一番弟子がデビューすることになり
様々なメディアで猛プッシュしていました
そのデビュー作を読みましたがまぁ酷い
もはやどう酷かったのかも覚えていませんが
即座に2度と買わない作家リストに入りました
そして案の定ほどなくして彼はラノベ界からは姿を消しました

最近になって作家デビューに失敗した彼が
アニメ業界で幅を利かせていることを知りました
そう、花田先生こと花田十輝です
最近は彼の手がけた他の原作付アニメなんかもいくつか見ましたが
うまくいっているときといっていないときで落差が激しいですね
原作無しのオリジナルを彼に投げるっていうのは
相当な博打だったんじゃないかと思います
実際1期前半はかなり評価が高かったものの
終盤はまとめきれずに終わった感じ

だからはっきり言って2期のストーリーには一切期待しないようにしていました
無難に60点くらいにまとめてくれればそれでいいかなと
出来上がったものを見てもまぁそのくらいですね
細かい部分では評価できる点も多いですが
何カ所か大きく減点せざるを得ないというか・・・

例えば天候の描写について
古来より天候は登場人物の心情の暗喩として使われてきましたが
それはあくまでさりげなくやることで
物語の盛りあがりをサポートべきもので
1話や9話のように露骨にやってしまうと
逆にわざとらしすぎて興ざめなんですね

他にもA-RISEの扱いとか本選とか不満点はいろいろ

なお某掲示板でアニメ2期のストーリーをdisると
「脚本がクソなのは1期でわかりきってるだろ!ニワカ乙www」
と返ってきます
いや全くその通りだけど、お前ら訓練され過ぎだろw

☆総評☆
ストーリーはところどころ面白かったけど
不満点も結構多かったですね
完全に固定層のコアなラブライブファン向けとしては
見どころも多かったのだけど
新規開拓のためのラブライブの布教用としては役に立たない感じ
多分アニメ見せるよりスクフェスやらせた方が
布教成功率高いと思います

この次は5thライブの後劇場版が予定されています
劇場版ではこれまでアニメラブライブを支えてきた
AS姉こと西田亜沙子さんの離脱が発表されています
室田絵に一切不満はないですがやっぱりちょっと不安ですね・・・
劇場版の情報が出てきたらまたそちらの方に視聴前レビューでも書こうと思います

旧レビュー
{netabare}最終話視聴から一週間たちました
断片化している旧レビューとミックスして書き直そうと思ったのですが
中々完成しないので暫定的に最終話のみレビュー
あとでまとめて書き直します

最速を放棄したおかげで最終話視聴前に映画化の話は知っていました
しかし劇場版につなげる引きで終わるとは思いませんでした

一期は持ち上げては落としてを繰り返しあげく
ほのかダウンや留学騒動でμ’s崩壊の危機まで徹底的に落として
そこから最後にうまく持ち上げ損なったままゴールした感じでした

今回はそれらのトラブルに代わる不安要素として使われているのが
3年生卒業によるμ’sの終焉
たしかに物語が終わってしまうのは寂しくもありますが
スクールアイドルである以上引き伸ばしようのないタイムリミットがあるわけで
その刹那の輝きを切り取るからこそ美しいんだと思います

だから卒業という形できれいに有終の美を飾ってくれるならば何も文句はありません
アニメの終わりがラブライブというコンテンツの終わりではないですし
TVアニメとしては卒業できれいに終わった上で
本選がらみの話とか尺をあまり取れなかった部分を膨らませるなりして
劇場版としてブラッシュアップしてほしかったかな

それなのに終わりをちらつかせて不安を煽ったあげく
最後にやっぱり終わりません!
って〆るんじゃ散々叩かれた一期とやってること何も変わんないよね

1期と2期の間に出したシングルMusic S.T.A.R.T!!のサビは
「だってパーティー終わらない
だってパーティー終わらない
まだまだみんなで 思い切り歌うよ」

今年2月の4thライブのサブタイトルおよび入場者特典曲は
ENDLESS PARADE

そもそも本当にラブライブの終わりが怖くて仕方ないのは
視聴者じゃなくて制作サイドなんじゃないのかな
終わってしばらくは視聴者から惜しむ声も出るでしょうが
やがてはそれぞれが別の熱中できるものを見つけていく
でも記録的ヒットとなったラブライブの代わりになれる商品は
そう次々簡単に作れるものじゃないし
次に視聴者が飛びつくものはライバル会社の作品かもしれない
だから何とかこのまま売り続けたいという制作側の願望は理解できます
でもそれはお客さんに見えないようにするのがプロの商売人なんじゃないですかねぇ

ラブライバーとしてアニメはラブライブのコンテンツのほんの一部と考えれば
とても収穫の多い2期で見どころが沢山ありました
しかし純粋にオリジナルアニメとして考えた場合は
一期同様脚本に不満点がたくさん残る作品でした

-・-・-・-・-・-・-・-ひとつ前の-・-・-・-・-・-・-・-

ゲマ・ソフマップ・メイトと梯子してBD1巻フラゲしてきました
5thライブの最速申込みチケットを確保したかったのもありますが
それ以上の複数購入動機がありまして
全巻購入でユニット曲の録りおろし新曲がつくんですよね・・・
しかも店舗特典っていういやらしさ
前回の特典曲「ぷわぷわ~お!」はゲマオンリーだったので
何も悩まずにゲーマーズで購入するだけで済んだのですが
今回はゲマ・メイト・ソフマップそれぞれ別ユニットの未発表曲がつきます
全部揃えようとするとBD7巻×3セット買わなきゃいけない鬼畜設定;;
ダレカタスケテー

-・-・-・-・-・-・-・-9話の-・-・-・-・-・-・-・-

スノハレ回観ました!!!
スノハレが来るのは先週のラストでわかっていたのですが
それでもやっぱり感無量でした

途中の吹雪で動けなくなる演出は4thライブ初日の
雪で帰りの電車が動かず凍死しかけた思い出とダブりました
テロップを流しきり満を持してイントロに入るSnow halation
旧PVの焼き直しと言ってしまえばそれまでなんだけど
それでも旧盤とは比較にならないクオリティ
そしてあの穂乃果ソロのウルトラオレンジ・・・
そう、これだよ・・・スノハレと言えばやっぱりこれだよ!
あのUOは「みんなで叶える物語」というキャッチフレーズの象徴でもあると思うんだ
それをアニメであのように表現してくれたスタッフに拍手です

・・・ただ気になるのは、おそらくここが2期のクライマックスだと思うけど
今回の演出もこのレビューもアニメしか見てない人や2期からのお客さんには
何がなんだかさっぱりわからないんじゃないかなぁ?という懸念が(・x・;

-・-・-・-・-・-・-・-古いの-・-・-・-・-・-・-・-

ついに放送がはじまりました
日曜夜にTOKYOMXの最速放送と火曜夜のBS11を視聴&録画
視聴はともかく2回も録画する羽目になったのは理由があります
最初に見たMXがはっきりわかるレベルで画質が悪く
ネット上でもかなり話題に上がっていたからです
MXで蟲師やジョジョを見たときはそこまで気にならなかったんですが
動きの多いラブライブのOPシーンは特に画質の違いがはっきり出ていました

もともとBS放送のほうが地上波の5割増しくらいの実効ビットレートなのですが
MXは4月から24時間マルチチャンネル化
つまりは割り当てられている帯域を分割し二つの放送を同時に行っているのです
分割といっても単純にに半分の帯域しか使えないわけではなく
サービス1とサービス2を1:1や3;1などと切り替えられるようになっているようで
ラブライブ放送時は全体の4分の3を使って放送している模様
しかしそれでももともと高レートのBS11と比べると
約半分のビットレートしかありません
その結果OPのような動きの多いシーンではブロックノイズが目立つようになりました

激しい動きに弱いとなると影響が懸念されるのはライブシーンでのちらつき
やっぱりアイドルアニメで画質悪いのは致命的だと思うので
来週から最速はあきらめてBS11にしようと思います

-・-・-・-・-・-・-・-もっと古いの-・-・-・-・-・-・-・-・-

期放送開始前特番「春もえがおで1,2,Jump!」が放送されます
ちょっと遅れてニコ生とバンダイチャンネルでも観れるみたい?
番組タイトルはμ’s楽曲「夏色えがおで1,2,Jump!」」とかけてある感じですね
えみつんのナレーションで送られるこの番組では4thライブの映像やなんかも流れるそうです
そういえばライブのとき上のほうをカメラが飛び回ってました(’’
とにかくこれはラブライバー必見ですね!

-・-・-・-・-・-・-・-さらに古いの-・-・-・-・-・-・-・-

2期を目前にしてニコ生で1期を一挙放送するようです

何度でも見たいというコアなラブライバーの方はもちろん
2期やるみたいだけど一期観てないなぁという人はこの機会にぜひ!

ちなみに私は仕事で前半分見れません・・・
円盤は揃ってるので見たければいつでもニコ生より高画質で見れるのですが
やっぱりニコ生の一挙放送でリアルタイムにライブ感を共有しながらみるのは
また一味違う楽しさがあると思うんですよね

ああでもコメで凛ちゃんのことアザゼルさん呼ばわりした奴はあとで校舎裏な(☄◣д◢)☄{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 54
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最終回まで鑑賞済み。楽曲について追記しました(専門知識無しですが)。

アニメ1期視聴済み。
他の媒体については触れていません。
スクフェスはプレイしてみました。

楽曲について(7/25)-----
2期を観て愛着が湧いたこと。
スクフェスもプレイしていること(Rank77とまだまだですが)。
諸々含めて、結構真面目に楽曲を聴いてみて。
特典系の特殊な物は除き、普通に触れられる物については網羅できてると思います。
2期を中心に、1期とその他からもタイトルを挙げさせて頂きました。
{netabare}
・Happy Maker
個人的には『KiRa-KiRa Sensation!』よりもこっちの曲のが好みです。使い処としては何ですが、13話Cパート前で使われてなければ、もっと好きになれてると思います。

・KiRa-KiRa Sensation!
如何せん、アンコール曲に心を持っていかれてしまい、印象は薄め。『僕らは今の~』に寄せて作られていたのは印象的でした。若干平坦な感じもします。衣装や振り付けにも意図的な要素があるようですが・・・悪く言えば使い回しとも言えるわけで。

・Love wing bell
凛ちゃん回のステージ曲。『Dancing stars~』より好みかもしれない。もっと歌ってるシーンがあれば、もっと評価が上がりそうな気がします。

・僕らは今のなかで
1期OP曲。2期12話アンコール曲。
アニメで初めて『ラブライブ』という物に触れた為、序盤から聴く回数が一番多かった曲です。ので一番のお気に入りはこの曲(スクフェスの第一目標はコレw)。OPにおいてパート分けが基本学年別だった分、視覚的にも受け入れるのが早かったのだと思います。
この曲でラブライブの舞台にに立ってくれるを1期では期待し、2期ラストステージでその願いを叶えて頂けたことには感謝しております。

・Snow halation
2期9話のステージを観て、初めて良さを知りました。一応曲としては聴いていたのですが。
2ndSCDのPVと比較して、演出面で盛られてる分はあれど、2期アニメverのが好みですね。何より海未と希が可愛いw

・きっと青春がきこえる
・どんなときもずっと
1期&2期のED曲なわけですが・・・『毎回変わるボーカル』と『(1期を意識された)9人並んだカット』がポイントかと。どちらが?と訊かれれば、2期EDのが好みです。

・それは僕たちの奇跡
2期OP。やはりOP・ED曲というのは慣れ親しみやすいです。
1期円盤ジャケットが由来と思われる各キャラのカットが印象的でした(気付いたのは途中からでしたがw)。

・ユメノトビラ
2期3話にて。2期専用挿入歌と限定するならば、この曲が一番かな?と思います。2話での合宿からの流れや、A-RISEと同じステージという背景もあり、思い入れはあると思います。
μ’sの躍進が再開された曲でもあるわけですし。

・START:DASH!!
1期から挙げるとすれば、この曲を。
3人verと9人ver。同じ曲なのに、映像や物語を込みにして聴いてみると、相当印象が異なると思います。
曲だけなら3人ver。必死さと切実さが心に刺さります。
画的には9人ver。間奏入りでの穂乃果の笑顔が可愛いですね。

・ススメ→トゥモロゥ
1期からもう1曲。
1期1話で使われた曲なので、僕的には初めて観た(聴いた)曲になります。演出方法を目にしたのも初めての曲になります。

・夏色えがおで1,2,JUMP!
・Wonderful Rush
・Mermaid festa vol.2 ~passionate~
・COLORFUL VOICE
SCDのPVを観たり、スクフェスをプレイしてみて気に入った曲たちです。

楽曲のレビューをしてみたつもりですが・・・随分映像に引っ張られた感想・評価になっている自覚はあります。元々は『School idol project』というプロジェクトなわけですが、僕としてはアニメが切っ掛けになるわけですから・・・視覚的な要素が捨て切れないのも仕方がないかとw

13話のレビューにも書きましたが、願わくば可能な限り曲のPVが観たいです。キャストさまのライブではなく、アニメーションverで。
{/netabare}

採点と総評らしきもの-----
2期を観て、この作品に対するスタンスはかなり変わったとは思います。
1期に比べて思い入れができましたし、『スノハレ』聴くと泣けたりするようになりましたw

●物語●
{netabare}
1期が「9人揃えることメイン」「ラブライブに出ていない」という内容だった分、キャラ面の掘り下げや「今度こそラブライブ」という期待で観ておりました。そういう意味ではとても満足できるシーズンになっていたと思います。

唯一、13話の締め方だけが評価できません。
商売抜きで作れる物ではないですが、露骨に商売気がでてしまった本編ラストは、台無しと言いますか余韻も何もあったもんじゃないと言いますか。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
「慣れ」という部分はありましょうが、大きな不満もありませんでした。
むしろ僅かながらでも成長の跡は感じられたような気がします。
何話かでの『キャラ入れ替え』は結構秀逸だったように思います。
メイン9人より、脇を固めるキャラのが豪華でしたw
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
基本アニメになった部分しか知らない為でしょうが、9人の性格や私生活・家族構成などが描かれていて新鮮で楽しかったです。

お気に入りは
『海未』・・・生真面目な部分が目立つかと思いきや、その辺りからは感じられない、意外とギャグ要員というギャップ。『山ガール』ぷりや、修学旅行先でのババ抜きシーンとか、大好きですw
生徒会副会長としましては、穂乃果のサポートお疲れさまでしたw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
ライブシーンでの2Dと3Dの演出は、凄いな~と。
13話通して大荒れすることもなく、安定して観られたと思います。
ライブパートと通常パートで結構力の入り方が違ったように思います(悪い意味ではなく)。通常パートでも要所では気合入ってるのは伝わりました。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
OPEDどちらも良かったと思います。
それでもあえて優劣つけるなら、OPは1期、EDは2期の方が気に入っております。

個人的に、アニメで使われた楽曲に対しては『映像があってこそ印象的になる』と思っています。そういう意味で『snow halation』はかなり評価が変わりました。一応ベストは聴いていたのですが、そこまで記憶に残ってる曲ではなかったもので。
新曲については『ユメノトビラ』が気に入ってます。『Love wing bell』『Dancing stars on me』も悪くないです。
他の曲については『楽曲について』にて。
{/netabare}

 13話-----
{netabare}
何は無くとも最終回。
結論から書いておきますと『最後までやりきってくれれば、もっと高評価だったのに』ということでしょうか。


残すは卒業式以降というのは予想していたので、Bパートまでの展開はかなり良い印象でした。特に穂乃果の回想は涙無しには観られない、とても感動できる演出だったと思います。屋上に水で描いた『μ’s』と共にインパクトがあったと思います。

意外性でもポイントが多く
・にこっち母が可愛い、ソックリ、三石さんw
・アルパカの性別が実は・・・w
・花陽が新部長に(これはまぁ予想の範囲内とも言えますが)
・希の髪型(スノハレと同じでいいんですかね?) etc
と驚かされたり、笑わせて頂けたりもしました。


結論で先に触れた部分について。
『劇場版』というコンテンツ展開そのものを否定する気はありません。
只、卒業式~式後(~その後)を描き切ってからの告知にして欲しかった。
わざわざ校門前のシーンで、花陽のスマホ(でしたよね?)をダシにしてまで引っ張る必要は無かったと。
何と言いますか、とても中途半端。スッキリ終われていない。かなりの消化不良感がありました。AパートとBパートで良かった部分が、かなり台無しにされたように感じます。余韻も何もあった物じゃない。

嫌な書き方をすれば・・・。
一度物語を締めてから告知をすれば無くなる物でもありませんが、商売気があからさまに感じられて、そういう意味でも認めたく無い流れだったと思います。
最終話にして新曲をねじ込んできたのも、同様。
出来が悪くなかっただけに、尚更残念(では何処で使うのか?と聞かれても答えられません)。


とても個人的な要望、といいますか期待。
アニメ化以降の曲のPVを、フルverで作って欲しいです。
もし既に存在するのならば、製品化して頂きたい。
ライブDVD観ればと言われそうですが、正直アニメーションでのメンバーが観たいので、こんな希望をするわけですが・・・。


13話・・・ラストさえ受け入れられれば、満点だったと思います。
総評はまとまり次第にしたいと思います。
{/netabare}
 12話-----
{netabare}
ということで、いよいよ本戦直前。
パフォーマンス順抽選会からスタート。
何組出場してるかわかりませんが、ラストというのはどうなのでしょう?
最後な分だけ印象には残りやすいとは思います。
果たして観客・審査員(?)の集中力はどうでしょう?
おそらくμ’sにとって、A-RISEを負かしているというアドバンテージは大きかったのだろうと思います。

後でも触れますが・・・ようやく彼女らが『ラブライブ』のステージに立つ姿が見られるんだな~と。続けて今期を観て良かったな~と思えました。

いつも通りの皆で本戦を迎えたい。そう思えば思うほど、隠そうとしている気持ちも浮き彫りになってしまうのですよね。Aパートから本戦直前まで、いろんな彼女達の思いが痛いほど伝わってきたと思います。ごまかしてみたり、強がってみたり、それでもやっぱり本音がもれてみたり。

そんな結果の、プチ合宿へ。
にこっちが何気に女子力アピール(というのは失礼ですが)。
やっぱり髪下ろしてると雰囲気変わりますね~。
春も目前ということですが、夜に窓開けっ放しとか屋上に出るとか、いろいろ心配になるからヤメて~w 場合によっては風邪ひきフラグ・・・w
絵里が暗闇苦手ネタがこんなところでもw 凛「肝試しするにゃ~」→希「特にエリチは大好きだもんね~」→真姫「照明OFF」とか連携良すぎw

Bパートから本戦当日。
ここからステージが徐々に明らかになっていくわけですが・・・今思えば、この辺りから何か予感みたいな物はあったのかもしれません。特にステージ奥のスクリーン。過去に見たことのある物だったので。

「ヒフミ」の3人にキッチリ出番があったのも印象的でした。応援に訪れるシーンと・・・。彼女達がμ’sの縁の下、最大の理解者だったように思います。

ラストライブについては後で触れるとしまして。
パフォーマンス後ひとりひとり名乗っていく辺りから、正直冷静には観てられなかったです。ここまできたな~という感慨と、これがこの9人の最後の舞台なんだな~という寂しさと。

ED曲無しからのエンドロール。そしてその後の挿入歌2への演出は良かったですし、テロップのタイミングは絶妙でした。
アンコールの掛け声(有り得るかどうかはスルー)、メンバー達の表情、応援してくれた人達の姿、穂乃果のモノローグ(というより昔のセリフかな?)。
そして『僕らは今のなかで』のテロップの絶妙なタイミング。

本戦用楽曲については、ここで。
今のところ、良し悪しはまだ何とも。フルバージョンを繰り返して聞いてみての判断になると思います。流れた分での印象は・・・『僕らは今のなかで』を意識して作られていたな~と。
ただ・・・その後に流れる『僕らは~』のインパクトが強すぎて、霞んでしまっている気がします。

『僕らは~』は、僕が「ラブライブ」という作品に触れて初めて気に入った曲だったということもあり、1期で彼女らがその舞台に立つことがなかったという不満もあり、今回最後にこの曲が使われてとても満足しております。
この歌で彼女達の「ラブライブ」が観たかったという願いが、物語の中で叶えられたのですから。

正直、この作品でここまでレビューを書くことになるとは思っていませんでした。要所要所で書ければいいかな~?位に思っていたのですが・・・。

さぁ泣いても笑っても、あと1話。
楽しみにしております。
{/netabare}
 11話-----
{netabare}
音ノ木坂の合格発表からスタート。
雪穂も亜里沙も無事合格できたようで何よりでした。

結局「μ’sをどうするのか?」という問題は、どんな形にしても答えを求めてくるんですよね。本戦が終わるまでは保留としてましたが、そんな心が揺れた状態でベストなパフォーマンスができるのか?という不安も確かなわけで。
メンバー達の問題であるとはいえ、やはり亜里沙のような思いを抱く子もいるわけでして。
雪穂は、μ’sの発端である穂乃果の姿を近くで見ていたからか、何となく状況に気がついていたようですが・・・。

ということで、休日にメンバー全員で遊ぼうという展開に。
今や地区を代表する9人が、ショップを訪れるというのは・・・実際どんな状況、心境なのでしょうね? 自分たちのアイテムが並べられている様はどんな風に映るのでしょう? それを目にする一般人、店員はどんな気持ちなのでしょう?

在校生6人が一致で出した結論は・・・「大会が終わったらμ’sはお終い」というものでした。心情的にも物語的にも、この答えは必然だと思います。
現実のアイドルグループにおいては、メンバーが入れ替わっても名前が存続することが多いように思います。が・・・やはりスクールアイドル。各人制限時間は3年間。どんな形・機会にせよ、区切りを付けざるをえないとも思います。
リアルな方向では、今後このコンテンツをどう展開したいのかは気になります。作品・プロジェクトのタイトルは『ラブライブ』なわけで、「μ’s」に固執しなければならないわけでもないですが・・・にわかとはいえ、一ファンとしてはそれはそれでやり切れない思いはします。

証明写真に9人は・・・無理でしょw 物理的にw
{/netabare}
 10話-----
{netabare}
最終予選の結果を伏せたまま、年末年始へ。
初詣でのA-RISEとの会話で、μ’sの本選出場が判明するわけですが・・・そうなるとやはり気ににってしまうのは、『μ’s』の今後(11話は観たので、結論は知っていますが)。

μ’sに入りたいと無邪気に言う亜里沙に対して、複雑な表情を見せる絵里。
本選が終わるまでは触れまいとする在校生6人も卒業していくことになる3人も、皆がお互いのことを想っているのでしょうが・・・結論はやはり。

ここまで観て、初めてこの作品のキャッチフレーズを知りました。
{/netabare}
 9話-----
{netabare}
スノハレ回。
最終予選当日。学校説明会当日。
こんな日に大雪とは・・・運が良いのか悪いのかw

こんな書き方は何ですが、この期に及んで2年生sが間に合わない展開は有り得ないとは思いましたが。

観客0人の時から支えてくれる、3人の友人達を始め、会場までの道程をサポートした生徒達。この辺が穂乃果の、もしくはμ’sの力なのでしょうか?

いつものEDは無しでスタッフロール。
からの、恐らく最大の見せ場になるであろう『snow halation』。

一応ベスト版は聴いてましたので、知っている曲ではりましたが・・・映像が有ると無いとでは全く印象が違いました。どちらかといえば明るい、如何にもなアイドルソングが好みなのですが・・・うん、この曲も悪くない。
元々のPVとの比較も観ましたが、カット・表情・演出のどれも良くなっていたと思います。個人的には髪を1つにして下ろしてた希のビジュアルが印象的でした。
あとは『間奏終盤~明け直後の穂乃果のソロ』でしょうか。あの表情は良かったです。
{/netabare}
 8話-----
{netabare}
いよいよ近づく最終予選。
普段はメンバーを見守り、誰かを弄っている印象の強い、希の回ですね。

ここまで1期から通してアニメで約20話。確かに希のプライベートって謎だらけでした。見えていたのは、元副会長で、神社で巫女さんやってたこと位でしょうか。

ラブソング。珍しく希が口にした提案・希望ですが。
曲調はともかく、確かにそれらしい歌が歌われた記憶は無いように思います(あくまでアニメの範囲内で)。
主な理由の1つに、作詞担当の海未にその経験が無いから、という物がありますが・・・本当に2期は彼女に厳しいw 弄られ担当といいますか、コメディ担当といいますかw まぁ、これはこれで可愛かったので有だと思いますがw

皆さん恋愛経験無しということで、カメラに向かって小芝居を打つことになるわけですが・・・。何より真姫さんのテンプレツンデレっぷりが素晴らしいw
にこっちの演技は、元のキャラと相まってあざといですw
いや~某CDのジャケットの、髪を下ろして後ろで2つに分けてるのを初めて見た時は、かなりの衝撃を受けたものです。アレはクラクラしましたw

珍しかったのは絵里の、「ラブソング推し」もですね。
普段は・・・有無を言わせず、正論で、何度も主張しない、そんな立ち位置だったように思います。一視聴者ですら違和感を覚えるわけですから、メンバーなら尚更でしょう。

いざ曲作りということで、参考資料は恋愛映画。
各人の反応が軒並み予想通りすぎて面白いw
唯一海未の反応が予想外・・・と言うか、また海未かw それはホラー映画見てるときの反応でしょうw 行動と表情と発言が一致してませんがw

希さん、まさかの独り暮らし。
親の仕事柄、基本独りで学校生活を送っていた彼女にとって、μ’sの9人というのはとても大切な居場所だったわけですね。だからこそ皆で一緒に何かを形にしたいと。
しかし・・・この回想の中の絵里は結構キツそうな印象なのですが、どうやって距離を縮めたんでしょう? その辺見てみたいですね。

見直してみると・・・次の曲が何なのか、大体予想できますね~。
{/netabare}
 7話-----
{netabare}
6話ラストで雪穂が見つけた書類の正体が明らかに。
正直・・・ラブライブや学校行事関連で、穂乃果が何かやらかしたのか?と、一週間、気が気じゃなかったですよw そこまでの重要書類じゃなくて一安心しましたが・・・。

花陽さん、お米好きという設定があったんですね~。
にしても・・・大きさが普通じゃないし、ダイエット中の穂乃果の目の前で食べるとか、鬼かとw

ダイエットの為のランニング中に間食とかw
それを見逃さない辺り、さすがは海未さんw
といいますか・・・(ライブシーンを除いて)海未がいい笑顔を見せると大抵ロクなことになってないw
そして穂乃果の行動は、予想以上に海未に筒抜けという事実w

部活動の予算の件については・・・ツッコミ処満載でしたが。
重要だったのは『にこっちがいてくれたこと』と『この事件そのもの』かと。
{/netabare}
 6話-----
{netabare}
μ’sの個性が何なのか?というお話。
地区予選の前哨戦に向けて、A-RISEへの対抗策は?という試行錯誤を描いたわけですが・・・個人的に2期で一番お気に入りの回です。シリアスなお話も悪くないですが。

A-RISEの強さの影には、資金力がありそうな感じはしますね。
もっとも、強いからスポンサーがいるのか、スポンサーがいるから強いのか、どちらなのかはわかりませんが。

インパクトを残す為に目新しさを・・・という方向性は正しいと思いますが、「らしさ」が消えてしまってはw 楽しませてもらいましたがw
メンバーが他のメンバーの真似をするのは、相当笑わせて頂きました。
穂乃果や真姫は結構ショックだったようですが、結構クオリティ高かったと思いますよw
{/netabare}
 5話-----
{netabare}
凛ちゃん回。2年生は修学旅行ということで不在。
旅行明けにイベント有りなのに、帰還不能でどう乗り切るのか?という流れでした。
1話も雨のシーン有。今回は台風。最終予選では大雪。
2年生の中に雨女が?w

旅行先、雨の為に宿でババ抜きする3人ですが・・・。
ポーカーフェイスが出来ずに負け続ける海未さん。そこまで顔に出たら、勝てませんw
2期に入ってから、彼女こんな立ち位置ばかりですねw
元々海未はお気に入りなキャラなので、こんなギャップ見せられると評価が上がっていくだけなのですがw

2年生が帰ってこれずセンターに抜擢される凛ですが、専用の衣装を前に・・・喜んでいるのか、照れているのか、困惑しているのか。彼女の幼い頃の経験・記憶と仮とはいえリーダーの重責と。その辺考えると、複雑な反応になりますよね。

個人的な印象ですが。
凛の場合、持ち前の活発さが「女の子」という面(表面)を薄くしてるとは思いますが、「女の子(と書くと語弊があるかもですが)っぽく無いか?」というと、そうでもないと思うのです。決して男の子では無く。髪の毛の長さで性別が決まるわけでも無いですし。
とはいえ、彼女のなりの経験もありましょうし、憧れや理想みたいな物もあるんですよね。難しいですよね。

結果的に荒療治的な展開になってしまいましたが、花陽の凛への想いが形になって良かったな~とも思います。

何気に絵里はモデルにスカウト(?)されてましたねw
{/netabare}
 4話-----
{netabare}
夢オチスタートw 結果はともかく、良く出来たシミュレーションでしたw

そしてにこっち回。彼女に限らずですが、1期だけでは私生活などの謎が多かったので、とても楽しめたと思います。

車の隙間をすり抜けるにこっちを捕まえる為に、選ばれたのは凜。明らかに首から下を見て選んでる辺り、希の人の悪さが見えてますw そりゃ不本意だw

妹弟達に何を吹き込んでるんだ?とか思いましたが・・・彼女は彼女なりに苦労してきてるんですよね。「μ’s」で括ってしまいますが、元々にこっちはアイドル研究部だったわけで。
「プライド」と言っても、持つべき物と持つ必要の無い物とあるように思うわけですが、彼女のそれは前者なのだと思います。
{/netabare}
 3話-----
{netabare}
予選開始。

1期では名前は出てもあまり出番の無かったA-RISEですが、2期に入って早くも物語に絡んできました。直に接触してきたり、予選の舞台を提供したり。
意外とμ’sを高く買っていたようで、素直に負けたくないと口にしてました。もっと「上から」来るかな?思っていましたが、油断や慢心は感じられませんでした。彼女らの存在も、この作品の一種のアクセントになっていたのかな?と思います。

舞台提供の申し出に、即決で乗っかる穂乃果の決断力は大したものかと。
「A-RISEと同じ舞台」というのは、考えようによっては、かなりのインパクトになるわけで。普通どっちかが嫌がると思いますし。
{/netabare}
 2話-----
{netabare}
合宿回、再びw 1期は海でしたが、今期は山。

まさかの海未の本気っぷりに笑わせて頂きましたw
彼女の生真面目さが変な方向に行く話、好きです。

宿を提供することになる真姫ですが、1期での印象と比べると(性格が)丸くなった気がします。 別荘の煙突のエピソードは大変楽しませて頂きましたw 意外なピュアさに心が揺れました。

「3年生の為に」と口にした真姫に対して、「歌は全員の為の物」と諭すにこっちですが・・・普段の言動が。 とても良いこと言ってるのに・・・w

実は暗いところが苦手な絵里。またかなり心を揺さぶられたのですが、彼女に限らず意外性が見えて、個人的に満足な回だったと思います。

初お目見えだったEDですが、1期を彷彿とさせる作りだったと思います。9人並んで歌ってるカットとか。曲としては1期より好みです。
{/netabare}
 1話-----
{netabare}
まさかの生徒会長でビックリしました。μ’sで生徒を集め学校存続の立役者でもありますし、校内では有名人なわけで。人選としてはアリだと思いますが・・・推薦人になった絵里も思い切ったものですね~w
海未とことりが脇を固めてますので不安は幾分和らぎますが・・・実務型の会長ではないですよね。 カリスマ性というか人徳というか、人を動かしていくタイプでしょう。

そして・・・やはり開催される第2回ラブライブ。年度末が本選ということで、必然的に3年生にとってはラストチャンス。
まさかの穂乃果の「出なくてもいいんじゃない?」発言でしたが、前回の自身の失敗と現生徒会長という重責、彼女なりに思うところはあったわけですよね。皆は気にしてなくても、本人は結構応えていたのでしょう。

第2回ラブライブは基本実力勝負&一発勝負ということになったわけですが・・・実際こんな大会開くとなると、判定やらシステム的な部分は一体どんな物になることやらw

地区予選からということは、必然的にA-RISEと同じグループということに。
つまりは、ある意味本選並みとも言えるわけで。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 32

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「本人関係ないじゃん!」 声優・三森すずこを「ぶち殺す」と脅迫した男逮捕で、問われるファンの“民度”

『ラブライブ!』の園田海未役などでお馴染みの声優・三森すずこに対し、インターネット掲示板に「事務所押し入ってぶち殺す」と書き込んだ男が、威力業務妨害の疑いで逮捕された。このニュースを受け、同事件の男の犯行動機を巡り、色々と意見が飛び交っている。

“黒川鈴子”名義で舞台を中心に活動した後、芸能事務所・響へ移籍し、声優として活動を開始した三森。数多くの作品に出演し、最近は『てーきゅう』(TOKYO MX系)新庄かなえ役や、『電波教師』(読売テレビ系)柊暦役などで活躍中だ。また、徳井青空らと共に声優ユニット・ミルキィホームズとしても活動し、多くのファンに支持されている。

ただファンの中には、熱心を履き違えたファンもいるようで、三森が表紙を務めた雑誌に射精し、その画像を三森に送りつけるなど問題も起きている。

今回逮捕された22歳専門学生の男は、「自分が好きな声優を三森さんのファンがけなしたので腹が立った」と供述し、容疑を認めている。しかし、その犯行動機に関し、「頭おかしいな」「本人関係ないじゃん!」「三森、かわいそうだな」といった声が多く上がっている。また同時に、「けなしたファンにまず問題あるだろ」「声優ファン同士で抗争してろ」など、ファンの“民度”を問うかのような意見も多い。

7月には、『けいおん!』などで知られる声優・佐藤聡美に対し、Twitterで「ライブであなたに危害を加えます」と投稿した39歳の男が逮捕される事件が起きた。この男は、佐藤に「無視されている」と思い込み、脅迫に及んだようだが、佐藤にしたら堪ったものではない。

今回の三森の件にしてもそうだが、一部のファンにより、すべてのファンがひと括りにされてしまうことは多々ある。どうか「ONE FOR ALL」の精神を忘れずに、ファンには応援を続けてほしい。

μ'sはAKB48を超えたのか!?無劣化の二次元嫁はアイドルの完成形!?
ここ最近、「ラブライブ!」の話題に事欠かない。ほぼ毎日と言って良い程、ありとあらゆるメディアに「ラブライブ!」関連の記事が上がり続けている様子はまさに社会現象である。ここまでくると、ラブライブに登場する「μ's」は、既に国民的アイドルと言えるのかもしれない。

つい数年前に同じような状況をAKB48が作り出していたことは記憶に新しいと思う。最近こそ主要人気メンバーの相次ぐ卒業により、最盛期の勢いは・・・なんて声も散見されるものの、やはりその人気は高く今もなお超人気アイドルである事は間違いない。とはいえ、一時代を気付いた主要人気メンバーからの世代交代がしっかり進むかと言えば、それもまた簡単にはいかない事も、このような人気アイドルグループの宿命なのかもしれない。

しかし、μ'sをはじめ、アニメに出てくるアイドルグループは、そう描かなければ絶対に経年劣化をする事はなく卒業もしない。勿論、新しいメンバーが追加される事はあっても、オリジナルメンバーはいつまでもそのままの姿でファン達を魅了する事が出来る。そう言った意味でμ'sは、世の中のファン達の手を離れ、一般的なアイドルグループの進化形の域まで達してしまったのではないか。ある意味でいえば、それこそAKB48という超人気アイドルグループを超える、アイドル史を塗り替える新たな存在と言えるのではないだろうか。

「ラブライブ!The School Idol Movie」公開2日で興収4億円突破!25万人動員に
人気アニメ『ラブライブ!』の劇場版作品『ラブライブ!The School Idol Movie』(監督:京極尚彦/配給:松竹)の公開2日あいだの興行収入が4億円を突破し6月13~14日の興行収入ランキングで1位を獲得したことが15日、発表された。

2013年1月よりTVアニメ1期、2014年4月よりTVアニメ2期を放送し、最終話放送終了後に完全新作劇場版である本作の制作を発表し、ファンには待ちに待った公開を今月13日に迎えていた。

公開館数は121館で、動員は25万1811人、興行収入 4億23万5800円となり、同日公開の公開館数323館で、女優・綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず有名女優ら4人が出演する『海街 diary』(配給:東宝)を押さえる形となった。

ラブライブ!、μ’sのベストアルバム第2弾は初週8.5万枚でオリコン総合首位! 「けいおん!」以来の快挙
5月27日発売のμ’s「μ’s Best Album Best Live! Collection II」が、6月8日付オリコン週間アルバムランキングで総合首位にランクインすることが明らかになった。

発売初週の売り上げ枚数は、8.5万枚。1970年1月のアルバムランキング発表開始以来、アニメのキャラクターによる首位は、TVアニメ「けいおん!」シリーズの劇中バンド・放課後ティータイムが「放課後ティータイム」(2009年7月発売)と「放課後ティータイムII」(2010年10月発売)で獲得して以来4年7ヶ月ぶり。史上2組目の快挙。ちなみに、μ’sのオリコン最高位は、アルバムが「ラブライブ! Solo Live! collection Memorial BOX II」(2014年4月発売)での8位、シングルが「どんなときもずっと」(2014年5月発売)での2位。

なお、本作は、TVアニメ「ラブライブ!」の第1期オープニング主題歌「僕らは今のなかで」(2013年1月発売)からBiBi「冬がくれた予感」(2014年12月発売)までにリリースされた楽曲全38曲に、ボーナストラックとしてPS VITA専用ソフト「ラブライブ! School idol paradise」用のリミックス8曲を収録した3枚組ベストアルバムとなっている。

芸能界にファン多数、“聖地”神田明神は初詣客殺到 今さら聞けない『ラブライブ!』入門
最近、テレビ番組やネットのニュースなどで頻繁に見かける『ラブライブ!』。2015年の正月には作中に出てくる“聖地”、神田明神で初詣するファンやコラボグッズを買い求めるファンも話題を集めた。アニメファンにとっては言わずと知れた超人気コンテンツで、芸能界でもKis-My-Ft2の宮田俊哉やモデルの市川紗椰、フリーアナウンサー・松澤千晶ら多くの著名人がテレビなどで“ラブライバー”(『ラブライブ!』ファンの総称)を公表しているが、「すごく人気があるのは知ってるけど、アニメなのかゲームなのか、よくわからない……」という人も多いのではないだろうか? そこで今回は“今さら聞けない『ラブライブ!』”として、初心者にもわかりやすい『ラブライブ!』入門編をお届けする。

■スタートはアニメでもゲームでもない雑誌&CD
『ラブライブ!』は2010年、雑誌『電撃G’s magazine』(KADOKAWA)、ランティス、サンライズによるユーザー参加型の“スクールアイドルプロジェクト”として始まった。少女たちが廃校の危機が迫った学校を救うべく、アイドルを目指して奮闘するという内容で、開始当初はアニメやゲームではなく、『電撃G’s magazine』誌面でのショートストーリーなどをメインに展開。並行して、同年8月の「僕らのLIVE 君とのLIFE」より、登場キャラクター(声優)たちによるアイドルユニットが三次元に飛び出しCDのリリースをスタートした。

画期的だったのが、当初より雑誌をファンとの“コミュニケーションの場”として活用していた点だ。グループ名や選抜ユニットの公募、楽曲のメンバーを決定する“総選挙”などが誌面上で実施され、それが実際の活動にも反映されていく。ファンはプロデューサー的な立ち位置で『ラブライブ!』に参加し、ともにひとつのコンテンツとして大事に育てていった。この“参加する”“育てる”という行為は、現実のアイドルファンにも通じる部分がある。また、登場するキャラクターたちによるアイドルユニット、μ’s(ミューズ)が“声優アイドルユニット”として現実でも精力的な活動を展開したことも大きかった。コンテンツや声優たちを“自分たちの手で育ててきた”という感情を呼び起こすことで、濃いファンを増やしていったのだ。

それはCDセールスにも顕著に表れている。ラブライブ!名義で発売した「僕らのLIVE 君とのLIFE」は、夏の「コミックマーケット 78」で先行発売され、約2週間後に全国発売されたが、最高位は167位。しかし、ユニット名が“μ’s”と決まった後に発売された続く2ndシングル「Snow halation」では一気に最高74位へと順位を上げた。その後もリリースごとに売上・順位を伸ばし、アニメ化発表後の2012年9月のシングル「Wonderful Rush」ではついにTOP30入り。メンバーから選抜して結成されたユニットのCDも、好セールスを記録した。

■アニメ放送&スマホ向け音ゲーで人気が拡大
そして2013年1月、TOKYO MXほかでTVアニメがスタートすると、「ガンダム」シリーズ等を手掛けるアニメーション制作会社・サンライズによる安定した作画クオリティ、作詞家・畑亜貴らアニメソング界のヒットメーカーが集結した楽曲で、瞬く間にアニメファンを惹き付けることとなった。また、女性アイドルを題材としたアニメでありながら、学園を舞台にスポ根的な要素も内包した“青春もの”が軸となっていたため、女性視聴者も比較的取っ付きやすかったようだ。アイドル活動のなかでぶつかる様々な壁を乗り越え、絆を深めていく彼女たちの“成長物語”は、多くの女性ファンの共感を呼んだ。以前担当者に話を聞いたところ、ファン層はやはり10~30代の男性がメインだが、ほぼ女性キャラクターのみが登場する作品としては「女性ファンの比率が高い印象がある」という。

過去に音楽チームの担当者に話を聞いたとき、楽曲に関しては「歌謡曲を意識している」と話していた。どこか懐かしく耳なじみの良いメロディでありながら、新しさも感じられるサウンドは、アニメファンに限らず、幅広い層に訴求するポテンシャルを持ち合わせている。そしてその魅力を存分に発揮する場となったのが、2013年4月より配信を開始したスマートフォンゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(『スクフェス』)だ。プレイヤーはμ’sと同じ音ノ木坂学院の生徒となり、リズムアクションによる「ライブ」を成功させることで学校を盛り上げていくという、いわゆる“音ゲー”。ゲームに登場するのはもちろん、『ラブライブ!』の人気楽曲だ。テレビ番組で紹介されたことや音ゲーとしての面白さもあって、『ラブライブ!』を知らない層も取り込むことに成功し、ファン層拡大へとつながった。

■2015年は5周年企画が目白押し
その勢いは2014年に入ってからも衰えるところを知らず、2月にはさいたまスーパーアリーナで2日間にわたってライブイベントを開催。4月よりスタートしたアニメ第2期はOPテーマ「それは僕たちの奇跡」(最高3位)が累積10万枚以上を超えるセールスとなったほか、BD第1巻『ラブライブ! 2nd season 1【特装限定版】』も累積11.7万枚を売り上げるなど、音楽、映像商品が軒並みヒットした。また、内田彩や新田恵海、Pileらμ’sのメンバーとしてブレイクした声優のソロデビューも相次いでおり、今後、ソロアーティストとしても音楽シーンを盛り上げてくれそうな気配だ。

2015年はプロジェクト開始から5周年。1月31日、2月1日にはさいたまスーパーアリーナ(3万人以上を収容できるスタジアムモード)での2daysライブが予定されているほか、劇場版の公開も控える。また、5月からはファン投票をもとに開催地を決定した全国ツアーを開催するなど、記念企画が目白押しだ。2015年1月からはTOKYO MXほかで1期・2期の再放送も実施されている。乗り遅れた人も、この機会に『ラブライブ!』の世界に入り込んでみてはいかがだろうか。

2013年6月16日にパシフィコ横浜国立大ホールで開催された「μ's 3rd Anniiversary LoveLive!」にて制作が発表された。その後、2014年2月8日、2月9日にさいたまスーパーアリーナで開催された「μ's→NEXT LoveLive! 2014〜ENDLESS PARADE〜」にて2014年4月から放送を開始することが正式に発表された。
直前特番として、「春もえがおで1,2,Jump!」が放送・配信された。

プロデュース面では原作のプロジェクトを支える3社に加え、バンダイビジュアルとブシロードが製作に参加している。また、読売テレビの子会社である読売テレビエンタープライズも協力に参加している。シナリオ面では原作の公野櫻子やそれまでのCDでボイスドラマシナリオを担当した子安秀明に代わり、花田十輝がシリーズ構成に参加している。ビジュアル面では原作の室田雄平に加え、西田亜沙子がキャラクターデザインとアニメーションディレクターに、愛敬由紀子がデザインワークスにそれぞれ参加しており、アニメーション制作も彼女らが多く関わってきたサンライズ第8スタジオが担当している。

当初、花田十輝は『けいおん!』の経験から日常系のゆるやかな作品を構想していたが、京極尚彦監督の「女の子の成長ドラマをきちんと描きたい」という意向を受けて構成を改めた。このテーマを活かすため、メンバー内での先輩になる3年生キャラクターの性格は再検討が行われ、絵里が父親役で希が母親役、にこはアイドルとしての自分を作っているという役回りになった。さらに成長ストーリーとして徹底するため、劇中での目標だったアイドル大会出場は断念し、逆境での心境を描く展開となった。ファンからは「μ'sが大会に出場するところも見たかった」という声も寄せられたが、仮に出場するところを描いたとすると第8話以前の内容を削る必要があり、京極は「あれ以上駆け足で描きたくはなかった」と語っている。

地上波・BS放送での提供クレジットは、μ'sのメンバーが担当している。ただし、メンバーの違いによる読みの変化はなく、「この番組は、ご覧のスポンサーの提供でお送りします」という標準の言い回しで統一。

オープニングテーマ
「それは僕たちの奇跡」(第1話 - 第12話)

エンディングテーマ
「どんなときもずっと」(第2話 - 第8話、第10話 - 第11話)
エンディングの最後に登場するキャラクターは週によって異なる。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 30

80.0 19 学園で生徒会長なアニメランキング19位
生徒会役員共*(第2期)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1498)
9424人が棚に入れました
少子化の影響で女子校から共学となった私立桜才学園高等部の学生・タカトシは、ひょんなことから生徒会副会長に就任する。しかし生徒会のメンバーは変人ばかりで…。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、日笠陽子、佐藤聡美、矢作紗友里、下田麻美、小林ゆう、小見川千明、新井里美、加藤英美里、田村睦心、椎名へきる、斎藤千和、日野未歩、平野文
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あなたのエロ知識が今試される!

約3年の時を経て。生徒会役員共が再びアニメとして帰ってきた!
あ、そういえば1期は途中までしか観てないや(´Д`;)
原作はほんのり下ネタまじりの4コマギャグ漫画
"ほんのり"なんて大嘘ですけどねww

あらすじやらなんやらは1期のレビューに書くとして(いつになるか分からないけど・・・)今回は適当に思ったことでも
まず何よりも下ネタ
ピー音が多くけっこうコア(?)な下ネタを大量に言ってくるので、ついていけなかった人もいるのではないでしょうか
日常系だけど意外と視聴者を選ぶ作品だと思います
私も下ネタの知識には自信があった方ですが、いくつかわからない用語も出てきました
私もまだまだですね、精進します(^人^)
よくよく考えたらエロボケに対して毎回ツッコミを入れてるタカトシ君もなかなかの変態ですよね
まあ彼のツッコミがなかったらこの作品は面白くなくなってしまうでしょうけど

そして下ネタに比べたら半分以下となってしまいますが、ラブコメ要素もあったりなんかします
主要男キャラがタカトシしかいないから、必然的に彼がモテまくりますね
羨ましいかぎりですヽ(`Д´)ノ
可愛い女の子の手料理が食べたい!
でも無理かあ(´・ω・`)

下ネタがわかる人には超オススメしたい作品です


好きなキャラは萩村 スズちゃん
ツンデレ最強説が再び俺の中で浮上!
それぐらい彼女はカワイイですね
彼女のツッコミとスズヘッド、とてもよかったです(*≧∀≦*)


以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}知らないキャラがちらほらいるなあ
やっぱり1期ちゃんと観ないとな
開幕から下ネタだらけ
スズヘッドも健在!
無駄に熱い試合もやって盛り沢山な第1話でした
{/netabare}

第2話
{netabare}ギャルゲ風キャラ紹介ありがとございます
石膏像見て「立派だなあ」とかダメだろ
降ろしてスズちゃん可愛い
差し入れ→刺し挿れの誤変換は神レベルだなww

フラグクラッシャータカトシ
遠近法じゃねえよ!
生徒会長同士の会話がひどすぎる

エロの瞬発力が試されるいいアニメですねwww{/netabare}

第3話
{netabare}2年生が襲学旅行へ出発
コトミちゃんが一番下ネタ好きなのではなかろうか?
てか一番行動的なのかww
ツッコミ不在の桜才学園はひどいな
スズが迷子に・・・

ちんこすうが売ってる店で無事に合流を果たしたスズ
この学園でしかこの方法で合流できないだろ
地元の皆さんごめんなさいm(_ _)m
オチがひでえwww{/netabare}

第4話
{netabare}ウオミー会長再来!
相変わらずひどい人です
あ・へ・が・お・だ・ぶ・る・ぴ・い・す
予測変換&そんな顔文字ある訳無いだろ( ゚Д゚)ドルァ!!

くるとは思ったけどあの椅子はヤバイだろ
実際このメンツで勉強会とか羨ましいよな
タカトシ俺と代われ!

七条グループが経営する遊園地へ
いや、だから俺と代われよタカトシいいいいいいいい
うつ伏せで滑るのはキツいかな'`,、('∀`) '`,、
{/netabare}

第5話
{netabare}人という感じのイメージが崩れまくりだよ
いんしゅいんしゅいんしゅいんしゅいんしゅいんしゅ
はいアウトー(´▽`)

パッドは偽物だとバレたら駄目なんだヽ(`Д´)ノ
熱いツッコミですね
もっこりへの執着心は一体?

アリア先輩が一番ぶっ壊れてると思うのは俺だけでしょうか
みなさん今回も絶好調でしたねwww{/netabare}

第6話
{netabare}隠し事が顔に出るとかそういうレベルじゃないよ生徒会長
結局夢オチでした
すぐにわかりましたけどねww

これ言われたら露出狂も一発KOだな
三日坊主には宣言通りならなかったな
1日でダメなんだもの┐(´д`)┌
「おさない、かけない、しゃぶらない」のポスターに吹いてしまった・・・
スルタカが大変なことに!{/netabare}

第7話
{netabare}"ビーチクルーザー"←区切る場所によってはひどいことになるんですね・・・
スズちゃん、あの散歩道はやめた方がいいぞ
変態が多すぎる(>_<)
○○○の全体図←一体なんの全体図なのか誰か教えて!

タカトシのツッコミがひどくなってる気がします
いや、クールになってるというべきかな
「20代、30代、40代、たか兄」のネタが被るという事案が発生
強がっちゃうスズちゃんカワユス

水着回でサービス回!!
つまりことみは家の庭で全裸になっているということか
アホすぎる・・・
そして会長のノーパンが確定しました{/netabare}

第8話
{netabare}また水着回だと!?
サービス精神旺盛ですなあ、あのポーズはあかんけど
でたなビーチクルーザー!
肝試しの下見で怖がってるスズたんかわゆすなあ
うっでる→いっぱいでたねのコンビネーションはアウトー

下半身裸エプロンなんてただのアホですね
スルタカ絶体絶命www
先が気になってしょうがないよ
二学期ももっこりヽ(´▽`)/{/netabare}

第9話
{netabare}きゅうりは上の口とか開幕からトバシてますね
畑さんは瞬間移動できるのですか!?
先生が結婚するなんて聞いてないぞ、どうでもいいけど

先代の会長"古谷"さん登場
言動が古すぎるぞ先輩
先輩に誘われて大学祭へ
うちの大学もあれくらい豪勢にできればなあ
俺も親戚のおばさんかと思いましたwww

タカトシの親戚とウオミーの親戚が結婚→タカトシとウオミーも親戚に!?
ここからラブコメ展開!
となるわけないよね、この下ネタアニメじゃ・・・{/netabare}

第10話
{netabare}あれはたしかに萌えるゴミですね
森に山菜採りへ行くことに
きのこネタは想定内ですねハイ
やっぱり山菜は天ぷらが一番!

ハロウィンパーティーがあるとか楽しい学校だな
タカトシのツッコミ放棄が目立った今回
その気持ちはわかるよ、、、
顔を赤らめちゃうスズちゃんが可愛くてしょうがないです{/netabare}

第11話
{netabare}着てる枚数が増えれば脱がす回数も増える←これは深いですねwww
たしかに五十嵐さんの反応は勘違いしてしまいそうですね
いや、確実に勘違いする!

会長は成長してるみたいです
何がとは言いませんが、、、
うおみーお姉ちゃんがより可愛く見えてキタ━(゚∀゚)━!!

やっぱり冬はお鍋だよね
闇鍋は俺もやりたいなあ
出島さん本当にどうしようもねえな┐(´д`)┌ヤレヤレ{/netabare}

第12話
{netabare}新年からツッコミのテンションが低いですぞタカトシ!
新年の抱負を聞いて回る畑さん
みんなひどいな(^_^;)
ただのスライムでよかったよ、、、

三本の矢の新しい使い方を見たぞ俺は
結局体育会系はゴリ押しなんですよ
ホワイトデーのお返し
こんなので悩んだことはないな'`,、('∀`) '`,、
なんだか悲しくなってきたぞ・・・
まっぱこんな終わり方かよwww

シノ会長にお弁当作ってもらうとか羨ましいなコノヤロー
タカトシの天然炸裂!
グミかよ、、、
来週修羅場!?そんなことねーだろ┐(´ー`)┌{/netabare}

第13話
{netabare}うおみーお姉ちゃんが夕食を作りに来てくれたぞ
そして会長も来てくれたぞ
なぜか2人ともお泊りすることになったぞおおおおおお
翌日には七条先輩とスズちゃんも来たぞおおおおおおおおおおお
これはモテモテすぎて壁殴るレベルですね

三葉さん可愛いですなあ
ネネの下ネタは絶好調です(^_^;)
会長と七条先輩が卒業!?
なんてことはあるわけももなく、見事に下ネタで締めくくってくれました{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 27

そふぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「豊かな教養・高貴・清純!」

本作品は生徒会役員共の2期です。
TVアニメは2年前だが、コミック付属のOADとOVAで7話近く追加の話が続いていました。
ちなみにタイトルにある*に読み方や深い意味は無く、意味などを勝手に察してはいけませんよ(笑)

観てすぐ、びっくりしました。
「コレは生徒会役員共なのか?アニメ間違えた?」と一瞬勘違いする
謎の飛行機内の機長、スチュワーデス、客のセクハラ会話からスタートします(笑)
どこいった生徒会役員共と思わず突っ込みたくなるシーンから始まります。
もはや突込みどころが多すぎて突込みが間に合いません。

1期の序盤はテンポやツッコミが弱く、更にこの作品特有のシモネタのお陰で微妙な感じだったのは否めませんでした。
2期でももちろん人選びやすい下ネタではあるものの、流石に1期とOVAとOADをあわせて21話もやっていると制作側が明らかに慣れており、演出、テンポ、アニメーションと全てがこの作品のために洗練されていました!

もはや熟練の技のように1話から怒涛の下ネタとツッコミ所、更に声優さんたちのハイテンションかつ的確なボケ演技と鋭いツッコミが入ることでこの作品の「面白さ」を全開に味わうことが出来るようになっているます。簡易的なものではあるがそれぞれのキャラクターにふさわしいネタと共に「OVA」でしか出なかったキャラクターの紹介もさらりと入っています。

おそらく二期から見ても大きな問題はありません。

この作品ではお馴染みの低身長設定のスズが画面に映らない際の「スズヘッド」「この辺にスズ」の演出も豪華になっており、毎話のようにスズヘッドの演出が違い、見ているだけで面白かったです(笑)
スズヘッド、スズパンプキン、スズつむじなどのバラティ豊かなスズヘッドの数々は毎話の楽しみの一つでもあります!

その他の作画や演出のレベルも1期に比べて明らかに上がっています。
大胆なカメラアングルや質の上がったキャラクターの作画、
質だけではなく細かいキャラクターの動きも自然にきちんと描き、
本来動きの少ない4コマという漫画の欠点を上手いこと隠している。

しかしながら規制がやはりキツイです。
本作品の下ネタは過激かつストレートな表現が多いため1期でも「ピー音」でセリフが消されシモネタがストレートに見ている側に伝わりづらいことも多かったです。
2期でもセリフの規制はありますが、1期以上にセリフの規制がきついように感じ、かき消された部分を察っしないといけないためストレートに笑いづらい部分があるのは欠点でした、、、

良い点といえば洗練されたツッコミ。
1期の序盤はツッコミの弱さもこの作品の欠点でした。
しかしながら2期になってツッコミがかなり強烈になっており、様々なパターンで突っ込みます。
ハイテンションなツッコミ、ノリツッコミなどの基本的なツッコミはもちろん
あえて「スルー」するツッコミ、「適当」なツッコミなど
バリエーション豊かな突っ込みがあることでギャグがワンパターンになってませんでした。
下ネタであることは変わりないですけどね(笑)

とても面白いのですがやはり決定的に「好き嫌い」の別れる作品です。
エスカレートしたネタの数々は1期以上に嫌悪感を懐きやすい人にとっては受け入れがたいです
いい意味でも悪い意味でも「下品」なネタであることは変わらず、
ラブコメネタやそれ以外のネタはあるものの基本は下ネタなので
そういった意味での「好き嫌い」が別れてしまいます。
好みに合えばがっつりと気に入ることの出来る作品だが、好みに合わなければつまらないと思いました。
二期では1期以上にネタが過激になったことで更に好き嫌いがはっきりと別れる作品になってしまったのではないでしょうか?

キャラとしては個人的にはウオミーが本当に可愛かった。
斎藤千和さんが演ずる彼女の「積極的」なのか「消極的」なのか
よくわからないキャラクターは個人的に物凄いツボでした。
「てへっ!」「きちゃった!」などの可愛らしいセリフを斎藤千和さんが演じられることで
よりキャラクターの魅力が深まり可愛らしくなっていました。

ただ、やはりこの作品の本編はブルーレイですね!
規制が全て外されたセリフの数々を100%味わうためにはブルーレイしかありません。
もちろん規制されていたほうが笑えるネタもありますが、
そういった意味でTV版とBD版での違いを楽しめる一粒で2度美味しい作品です!

人には進めにくい作品であり好みは分かれる作品ですが
キャラ可愛さ、貫いた下ネタの数々、少し独特な演出の数々は
他の作品では味わえない面白さのある作品です!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 20

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

シモネタ4コマギャグマンガの思わぬ大作化 エロトークに萌える日常作品

2014年放送のテレビアニメ 生徒会役員共第2期 全13話

原作 氏家卜全 監督構成 金澤洪充 キャラデザ 古田誠
制作 GoHands 

第1期から4年空いての2期ですが、その間にOAD、OVAが発表されていたらしく、
残念ながら未見でした。
1期テレビ放送版は13話ですが、後続の作品を含めると全21話になるそうで、
気軽に観れるものなのかどうかは調査中です。
さらに2期放送後にも、OAD、OVA、劇場版が制作され、2期は22話になっています。

2期最終話では一瞬卒業かと思わせるシーンもありましたが、
完全無視で2017年夏までは継続中、まだまだ終わらないよ、っぽいです。
2010年の1期から、少なくとも2017年まで途切れることなく続いているシリーズになりました。

テレビ放送版しか観ていないのですが、1期から4年空いて相当の作画レベルアップ、
予算もかなり増えているように見えます。

津田タカトシ CV浅沼晋太郎 生徒会副会長 メインキャラで唯一の男子生徒
天草シノ CV日笠陽子 桜才学園生徒会長
七条アリア CV佐藤聡美 生徒会書記 お嬢様でHカップ
萩村スズ CV矢作紗友里 生徒会会計 身長140cm
横島ナルコ CV小林ゆう 生徒会顧問

以上が桜才学園生徒会の役員共

畑ランコ CV新井里美 新聞部部長
三葉ムツミ CV小見川千明 柔道部部長
五十嵐カエデ CV加藤英美里 風紀委員長 男性恐怖症
出島サヤカ CV田村睦心 七条家のメイド

など一期のメンバーに加えて

魚見チヒロ CV斎藤千和 英稜高校生徒会長
が登場。一発キャラと思いしや、重要メンバーとなります。

桜才高校は圧倒的に女性が多いとはいえ多少は男子生徒もいますが、
主要キャラは津田タカトシのみです。
女性キャラがエロネタ連発の割に色気とは無縁の設定なので、
ハーレムラブコメ的部分は一切無く、可愛い高校生のエロギャグアニメで統一しています。

はたして高校生が(エロい意味では無く)可愛いのか?と言う疑問はあると思いますが、
この作品中では大人の目からすると可愛いです。
と言うより、可愛く演じている感はぬぐえませんが。

下着見せやエロトーク連発にもかかわらず、楽しそうに演じているのは、
声優達がこの作品のセリフを楽しんで吹き込んでいるからだと思いますね。

1期から多数のOVAを挟んでの2期なので、相当キャラがこなれて、
どのキャラも違和感なく自然体の耳年増系エロトークで楽しませてくれます。
OVAで登場したらしいキャラも居て、「OVA見てね」とかで済まされ、
即座に通常営業はこの作品らしいです。
まあ、観るべきなんでしょう。

現在まで43話制作(うち2話分は劇場版1本)の思いもよらない大作化に、
その人気を確認できました。

これから観る人は1期視聴後に出来るだけOVAも観たほうがいいみたいです。
そして、1期は2期を観るためにあると言ってもいいほどの充実した作品と言えます。
エロくないエロトークの連発は高校生日常アニメと言ってもいいくらいの、
ゆるいギャグアニメ。

畑ランコで新井里美さんの声に初めて萌えたような気がします。
もちろん代表作は「白井黒子」ですが、「桜井小蒔」「シャッタッ君」「マジカロイド44」
など、特徴的な声を生かした役が多く、可愛らしさを前面に出したのはこの作品くらいでしょうか。

ギャグアニメの名作級に大進化、劇場版が見たいですね。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 31

79.4 20 学園で生徒会長なアニメランキング20位
ゆるゆり♪♪(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1638)
8561人が棚に入れました
七森中の「娯楽部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公を据え、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとした笑いや、片想いが連鎖する人間関係、たまに起こる本気度の高い同性愛感情によるハプニングなどが、緩やかな空気感の中で扱われている。

声優・キャラクター
三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美、藤田咲、豊崎愛生、加藤英美里、三森すずこ、竹達彩奈、斎藤千和、日高里菜

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ゆるゆり さん☆ハイ!放送開始記念 第12話「さらば主人公、また会う日まで」視聴。

もう一回笑われればいいと思うよ。

旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらく部」の活動(といっても特に明確な活動内容はなし)を続ける4人組。
それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。
愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリー。

第1話「帰って来た主人公」
アッカリ~ン♪
たくさんの熱い声援にこたえて……あかりたち、帰ってきました~!
わ~い、会いたかったよ、みんな~。
思えば、前にアニメ化した時はいろいろあったよね。
ふふふ、あかりってば1話から存在感がなくなったり、ちなつちゃんにキ、キキ……キ……されたり、タイトルコールしか出番がなかったり、ドラム缶で山道を転がった……り……して……。
…………………………。
こ、今度はきっと大丈夫!
だって1話からちゃんと主人公してるもん! ね? ねっ!?

第2話「ゆるゆりなる日々なるなり」
聞いてくれ、みんな!
なんと『ゆるゆり♪♪』は、2話にして早くも世界中で話題独占の大人気らしいぞ!
いや、ホントか知らんけど。
でも、こういうのは先に言ったもん勝ちだって偉い人が言ってた!
そんなわけで2話あらすじ担当、歳納京子だよ~ん!
けど、あらすじってのもタイミングが大切だよな。
放送前に詳しく言い過ぎるとネタバレになるし、放送後だと何を今さらって感じだし……そこんとこどうなの、担当者?
とか言ってる間にもうあらすじ終わりじゃん。
う~む、こうなったら……ちゃんとしたあらすじは3話からってことでひとつ!

第3話「チョコと涙と女と女と磯辺揚げ」
こっち見るな、3話あらすじ担当。
えー、船見結衣です。
なんかアニメ2期が始まっても、私のポジションって全然変化ないなあ。
まあ、そんなことより、3話はチョコレートや磯部揚げの話みたいだね。
………………………………どんな話だ?
もしかして、チョコレートを磯部揚げにするとか?
いや、さすがにそれはない……とは言い切れないか。
なんせ私の身近には、ラムレーズンアイスを餃子の具にしようとした奴もいたし……。
ええと……ごめん、とりあえず自分で見てもらった方が確実かな……。

第4話「ひっちゅ」
吉川ちなつ、2期こそ結衣先輩のハートをゲットしちゃいます!
いや~ん、もう結衣先輩好き好きすぎてどうしよう~。
さて、バレンタインっていう一大イベントも終わって、私たちはいつも通りふんわりゆるゆるな毎日。
だけど、生徒会の杉浦先輩は花粉症でなんだかとっても大変みたい。
ふふっ、普段はキリッとしてるぶん、くしゃみばっかりする姿はちょっと可愛いです。
そういう所を見せられちゃうと……なんだか、キュンとしちゃうかも? ――な~んてね。
うふふ、私が浮気なんかするわけないじゃないですか。
そう、2期になっても私の本命は結衣先輩ただひとり!
L・O・V・E! 結衣せんぱ~~~~~い!

第5話「日本の夏 ゆるめの夏」
いつの間にやらもう夏休みなのね。
それにしても、歳納京子は何をやってるのかしら?
船見さんや赤座さんや吉川さんに迷惑ばかりかけて……もう、いくら夏休みだからって少したるみすぎよ。
しょうがないわね、ここは私がビシッと言ってあげなくっちゃ!
た、たまたま、そう本当にたまたま、歳納京子たちと一緒にプールに行く約束もあるわけだし!
……えっ? べ、べつに顔とかにやけてなんかないんだからね!
言い遅れましたけど、生徒会副会長の杉浦綾乃です。
皆さんも夏休みだからって、気の抜けた生活は駄目ですからね。
夏休みのない人は……と、とにかく頑張って!

第6話「【速報】ゆるゆり完売」
ふう……どうやらまた、今年も熱い夏がやってきたみたいやね。
思えば、一年前のうちはまだまだ未熟やった……。
まさか、うちの妄想力のさらに上をいく妄想力の持ち主があんなにも……しかも、日本全国から集まってくるなんて思いもせえへんかったわ。
せやけど、うちも一年前のうちとは違う。
綾乃ちゃんと歳納さんで鍛え上げたこの妄想力があれば、何があろうとも決して折れることはあらへん!
それでは、一路東京へ!池田千歳、いっくで~!
あっ、歳納さんのスペースにも顔出すんでよろしくな~。

第7話「姉妹事情あれこれそれどれ」
生徒会次期副会長、大室櫻子とは私のことだー!
……ん? なんか一年前もそんなこと言ってたような……。
よし! 細かいことは気にしないぞ!
それより聞いてよ~。
うちのねーちゃんと妹が私に厳しくてさ。
これはきっと、私のほとばしるびぼうとちせいにしっとしてるに違いないね!
しかし、どこの家も姉とか妹ってこんななの?
あっ、でも向日葵んとこの楓はすごくできた妹だっけ。
姉とは違って! うん、姉とは違って!
楓、私の妹になんない?
向日葵が冷蔵庫の上から三段目の奥の豆腐の陰に隠してるプリンあげるから。

第8話「ちなつ無双」
ちょっと、なんで櫻子が我が家の冷蔵庫の中身を把握していますの!?
まったくもう、昔から全然変わっていないのですから……。
コホン……お見苦しいところをお見せしてしまいましたわね。
私が真の生徒会次期副会長、古谷向日葵ですわ。
それにしても、何やら街が賑わっていると思いましたら、もうクリスマスなんですのね。
我々生徒会は今年も歳納先輩のお誘いで、ごらく部の方々と一緒にクリスマスを過ごすことになりました。
カラオケボックスでクリスマスパーティとのことですが……私、歌は少しばかり自信がありませんの。
はあ……。
あっ、私はもう選曲を済ませたので、どうぞ皆さんも遠慮なく。

第9話「何かありそうで何もなさそうな日」
『生徒会長の松本りせ、あらすじやります。
今回は、一人で頑張る。
大丈夫、会長だから。
むん。
ええと、9話も楽しそう、みんな。
楽しいのはいいね、好き。
うん、楽しいのが一番。
ふう……いっぱい喋って疲労困憊。
じゃあ、西垣先生と爆発してくるね。』

第10話「修学旅行R」
久しぶりだな諸君。
理科教師の西垣奈々だ。
しかし、どうしたものか……。
実は前回募集してからというもの、誰一人として爆友が増えないんだ。
そもそも、私にとって爆発とは何か?
そう、爆発は様々な実験の結果にすぎず、私の目的はあくまでも実験のはずだった。
だが、いつしか爆発は私の中で大きくなっていた。
はたして、爆発のための実験なのか、実験のための爆発なのか……難しいな。っと、すまない、あらすじを忘れていた。
確か、また修学旅行に行く2年生と、留守番組の1年生の話のはずだ……ん?そうか、わかったぞ。
修学旅行も爆発と一緒で、つまり何度やってもいいということか!
よし、これで今後も安心して爆発ができドッカアァァァァァァァァァァン!

第11話「時をかけるあかり」
あらすじでははじめまして、あかりのお姉ちゃんをやってる赤座あかねです。
アニメも2期になってせっかく登場できたっていうのに、あと2回で終わるなんてちょっと残念。
でも、あかりの登場シーンは全部まとめて編集してあるし、ブルーレイもDVDも全巻予約済みだから安心ね。
サブタイトルでもうわかっちゃうと思うから言うけど、今回、なんとあかりは過去の世界に行ってしまうの。
もう、過去に行くなんてあかりってば本当におっちょこちょいさんなんだから。
けどまあ、そういうところが可愛いのよね。
お姉ちゃんが応援してるから頑張るのよ、あかり。
いつ、どこでも、あかりのこと見守っているからね。
うふふ。

第12話「さらば主人公、また会う日まで」
アッカリ~ン♪
気づいたら『ゆるゆり♪♪』もこれで最終回か……なんだかあっという間だったね。
2期も1期に負けないぐらい色々なことがあったなあ。
その中であかりも、主人公としてひとまわり成長できたような気がするよ!
最終回、ごらく部は生徒会のみんなと一緒に演劇をやるんだよ。
あかり、今まで木の役しかやったことないから、台詞のある役とかうまくできるかなあ……。
ううん、みんな一緒ならきっと大丈夫!
だからあかりたちの活躍、最後までちゃんと見ててね。
涙、涙の、大感動のクライマックスが待ってるよ!……って、京子ちゃん? 『あ~あ、フラグ立てちゃった……』ってどういう意味?
それに結衣ちゃんやちなつちゃんまで、なんでそんな悲しい目であかりを見るの?ねえ? ねえっ!?

9月17日『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +2』放送 アニメ第3期の放送情報もお届け
10月から放送開始となる待望の第3期『ゆるゆり さん☆ハイ!』。この放送に先駆けて、特別編「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +2」が、9月17日深夜2時35分からテレビ東京にて放送となります!

◆「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +2」
夏休みの宿題をしていた向日葵と櫻子。突然櫻子が「先輩たちに日頃の感謝を伝えたい!」と話し始めた。驚く向日葵であったが、櫻子は先輩たちを家によんでもてなす話をはじめる。櫻子はいったいどんなおもてなしをするのか・・・?

TVアニメ本編のその後を描いた限定4コマ「ゆるゆり はっぴーごーらっきー」が公開決定!
第1弾は「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +1」のその後を描きます!

TVアニメ本編のその後を描いた限定4コマ映像「ゆるゆり はっぴーごーらっきー」の第2弾が公開!
こちらの映像はなもり先生の描き下ろしです!
今回は「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +2」のその後を描きます!

\アッカリーン/ ゆるゆり、特別編「なちゅやちゅみ!+」の第2弾は9月17日に放送! 10月からはTVアニメ第3期
「ゆるゆり」より、特別編「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+」第2弾の放送日時が発表された。

「ゆるゆり」は、コミック百合姫にて連載中の百合マンガを原作としたアニメ作品。七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と生徒会一同を中心にした学園ラブコメで、ゆるーい日常や存在感の薄い主人公のギャグ描写で人気を博している。これまで、TVアニメ第1期「ゆるゆり」、TVアニメ第2期「ゆるゆり♪♪」、OVA「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」の3作が制作され、2015年10月にはTVアニメ第3期「ゆるゆり さん☆ハイ!」がスタートする。

7月より、新作となる特別編「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+(ぷらす)」を追加してOVAの地上波初放送を行っているが、新作第2弾「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+(ぷらす)+2」の放送日が決定。9月17日深夜2時35分からテレビ東京で放送される。

<ストーリー>
キャンプから帰ってきたあかり・京子・結衣・ちなつのごらく部4人。夏休みはまだまだ終わらない!ある日、みんなを公園に呼び出した京子が取り出したものは・・・。

『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』主題歌CDよりジャケ写到着!
8月19日(水)、『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』主題歌OP「ゆりしゅらしゅしゅしゅ」/ED「おひるねゆにばーす」がリリース! ジャケット写真が到着しました!

◆「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +1」放送情報
★「コミック百合姫」にて好評連載中の「ゆるゆり」。2011年にTVアニメ「ゆるゆり」(第1期)が放送され、続けて2012年にTVアニメ「ゆるゆり♪♪」(第2期)が放送、そして2014年にOVA「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」が劇場上映され、人気を博した「ゆるゆり」シリーズ。ついに2015年秋にTVシリーズ第3期「ゆるゆり さん☆ハイ!」放送決定!さらにそれに先駆け「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+」が8月・9月に放送決定!

夏には『なちゅやちゅみ!』続編も! アニメ『ゆるゆり』第三期が2015年10月スタート決定
2008年に発表され、現在も『コミック百合姫』(一迅社)で連載中、テレビアニメも2011年と翌2012年に放送されたなもりさん原作『ゆるゆり』。OVA『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』がテレビ東京で2015年7月25日の3:35~4:45にオンエアされるほか、続編に当たる完全新作『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』が8月、9月に1回ずつスペシャル放送。さらには、第三期となる『ゆるゆり さん☆ハイ!』が10月よりスタートすることが決定となりました。

2015年6月6日に日比谷公園大音楽堂で開催され、“七森中☆ごらく部”の三上枝織さん、大坪由佳さん、津田美波さん、大久保瑠美さんが出演した『七森中♪やがいふぇす』で発表された今回の3大告知。

『なちゅやちゅみ!+』は、新作OP「ゆりしゅらしゅしゅしゅ」とED「おひるねゆにばーす」収録のCDが2015年8月19日にリリース。初回限定盤(税込1650円)はOPのミュージックビデオDVD付き。通常盤は1350円(税込)。

また、トーク&ミニライブが2015年10月11日に開催されることも発表に。場所はまだ「都内某所」としか明らかにされていませんが、“その1”から"その3”まで3部構成で、アニメイト全店、ゲーマーズ全店、とらのあな全店舗、HMV、きゃにめ.jpで、OP&EDテーマCD初回限定盤を購入した人を対象にイベント応募抽選券が1枚ついてくるとのこと。

あらすじ(なちゅやちゅみ!+)
ちょっとだけ何かが変わったような、それでいて変わらない毎日。のつづき・・・
みんな、ゆるゆりの主人公・赤座あかりだよ!
今年の夏休みにみんなでキャンプに行ったんだ!みんなでお料理したり、肝試しにいったり・・・すごく楽しかったんだ!
でもまだまだ夏休みは終わらない!みんなで遊んでもっとたのしい思い出作るんだ!

待望の第三期となる『ゆるゆり さん☆ハイ!』は2015年秋アニメとしての放送。まだ詳細は明らかにはなっていませんが、ファンにとっては7月からずっと『ゆるゆり』三昧となることは間違いなさそうです。

あらすじ(さん☆ハイ!)
変わらない毎日がまだまだ続くんだ!
赤座あかり・歳納京子・船見結衣・吉川ちなつの4人が行っている部活動「ごらく部」。それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。 愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリーが、テレビに帰ってくる!

【動画工房】大注目のアニメ制作会社、その人気の秘密とは?
昨今では、季節毎に物凄い数の新作アニメが放映されています。その際に作品をチェックする取っ掛かり的なポイントがアニメファンには色々あります。

原作漫画や小説のファンであるとか、好きな監督の新作であるとか、大ファンの声優さんが出演しているとか、そういう作品に着目するきっかけになる各要素。そうした中で、ファンにとって特に重要なポイントになっているのが、アニメ作品を作る<製作会社>です。

『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』といったメジャー作を世に送り出した京都アニメーションや、斬新な映像表現を武器に『ひだまりスケッチ』シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』をクリエイトしたシャフト、硬派な雰囲気とスピード感のあるアクションシーンに定評のあるBONESなどなど、アニメファンから熱狂的な支持を受けている人気会社が沢山あり、一種のブランドとなっています。

この会社が作っているから観てみる。この会社ならば作画も出来も期待ができる。アニメファンにとっては、製作会社ってとっても大事なものなのです。

そうした中でも、近年大きな注目を集めている人気急上昇中のアニメ制作会社が、「動画工房」です。

その美しいアニメーションでアニメファンを楽しませてくれる優れた作品をリリースし続けている動画工房。その魅力を探っていきたいと思います!

■動画工房の名前を広く知らしめた『ゆるゆり』シリーズ
元々は、大手アニメーション会社の下請け業を中心にアニメ製作を行っていた動画工房。注目度が急激にアップした近年になって、その名前を知った方も多いかと思いますが(恥ずかしながら、私もそのひとりです……)、実は長い歴史を持つ会社さんなんです。

そんな動画工房は、2000年代に入って本格的にTVアニメーションの自社製作をスタート。当初は、PCの美少女ゲームを原作としたアニメを中心に製作を行っていました。そんな動画工房の名前が広く知れ渡るきっかけとなったのが『ゆるゆり』シリーズです。

『コミック百合姫』誌上で連載されている、なもり先生の漫画作品をアニメ化した『ゆるゆり』は、そのタイトル通り女子中学生のゆるい学生生活を綴ったコメディ作品。そんな原作を、動画工房は凄まじい映像表現でアニメにしました。

何がどう凄まじいかというと、とにかくキャラクターが動きまくる!  それも、その動きというのが非常に密度が濃いのです。そして、物凄く絵が綺麗!! 

滑らかに、美しく動くキャラクターたちが時にダイナミックに、時に繊細に動きまわるアニメーションは、原作の可愛らしさや、かしましい雰囲気を見事に表現すると共に、その高いクオリティはファンを一気に魅了することとなりました。

更に凄いのが、この『ゆるゆり』、2011年にテレビ放映されたファーストシーズンが上記のような好評を得たために、翌年放映された第2期の『ゆるゆり♪♪』では、更にその動きがパワーアップ。

興味がある方は、是非とも1期と2期のオープニングを観比べてみてください。1期の時点でも十分綺麗でよく動いているのですが、これが2期になると更にカメラが激しく動くは、キャラクターは踊るはで、何だかもうトンデモないことになっています。ポップなエフェクトの数々も含めて、アニメーションのおもしろさがギュッと詰まった映像となっています。

【アニメキャラの魅力】始まりと終わりを司る主人公!随一の不憫キャラ「赤座あかり」の魅力とは?
女の子同士の恋愛マンガを専門とした雑誌『百合姫』。その連載作品の中からまさかの初テレビアニメ化をされたのが、女子中学生たちのゆるーい日常を描いた『ゆるゆり』です。あまりガチに寄らず、いわゆる日常系アニメに連なる作風は、百合好き以外の視聴者も入りやすいこともあり、人気作となりました。
「赤座あかり」は中学1年生の女の子。ゆるいとはいえ百合アニメの主人公(?)なのに特定のカップリング対象がいないという不憫な子です。

■主人公(?)
『ゆるゆり』は、あかりの中学校への初登校の日から始まります。幼馴染で1年年上の京子と結衣に迎えに来てもらいながら、制服ではなく私服を着てランドセルをしょってきてしまうというドジっ娘ぶりを炸裂させ、その出だしはまさに主人公としての風格をかもしだしていました。

しかし、それが揺るぎだすのが教室での自己紹介。「次は濃いめのネタで」という京子のリクエストをなぜか思い出し、「みんなのハートにどっきゅーん。はじめまして、赤座あかりだぴょん!」とやらかして、教室を凍りつかせた時にあかりの運命は決まってしまったのかもしれません。

京子が作った「ごらく部」に、押しが強いちなつが参加するようになると、なぜかその存在が希薄になって、第1話にして「いたんだ」とまで言われる始末。主人公らしさが薄れる中、アニメの各話予告ではそれぞれのキャラクターが「主人公」を名乗るという主人公乱立状態となりました。

■アッカリ~ン
あかりの影の薄さに気付いた京子。あかりのためにみんなで新しい特徴を考えてあげました。結衣が考えたのが「効果音が全部アッカリ~ン」。京子が考えたのが「おっぱいミサイル」。ちなつが考えたのが「とうめいにんげん」。この3つを合わせた結果、逆に「アッカリ~ン」が透明化の効果音ということになり、かえってあかりの影の薄さを助長することになってしまいました・・・。

その後もあかりの影の薄さはエスカレートし、海ではあかりの存在を忘れられたまま、みんなで楽しく花火が行われたり、校内合宿でドラム缶風呂に入ったままどこかに転がっていっても気づかれなかったりと、とにかく不憫なのです。

■いじられ体質
いつも無防備なあかりはいじられ体質。ちなつには練習と称して濃厚なキスをされたり、近所の公園で櫻子にいたずらされたりと散々です。ちなつにキスされたときはさすがに目から光が失われましたが、それでもすぐに明るいいつものあかりにもどるのは、彼女の素敵なところです。

■そのままの自分で
アニメオリジナル回で、あかりはタイムマシーンで中学校の初登校の日に行ってしまいます。そこであかりは、その機会を利用して、不憫な自分の境遇を改変しようとします。しかし、様々な策を弄しつつ失敗していくうちにあかりは気づきます。それまでごらく部や生徒会のみんなと過ごしてきた日々は、とっても大切な宝物だと。だからあかりは改変をあきらめるのではなく、前向きな心でやめて元の時間に帰って行きました。

あかりは意図的に不憫に作られているキャラクターです。しかし、同時に与えられているのが天真爛漫で誰からも好かれる性格。影が薄くてもあかりに陰は似合いません。だから、そのままのあかりでいてほしい。そして、あかりのことが大好きなお姉ちゃんに・・・(自主規制)。

【アニメキャラの魅力】物語の真の主人公!?ごらく部創始者「歳納京子」の魅力とは?
女の子同士の恋愛「百合」を描いたマンガの専門雑誌『百合姫』にあって、異色な存在である『ゆるゆり』。タイトルの通りゆるい百合。確かに女の子に恋する女の子は出てくるのですが、むしろギャグのほうがメインとなっています。あまりガチではないところがよかったのか、『ゆるゆり』は『百合姫』初のテレビアニメ作品に選ばれる事になります。
「歳納京子」は中学2年生の女の子で、一見主人公と誤解されるような中心的立場にあります。実は原作者のなもり先生も主人公は京子だと思っていたようです。

■ごらく部創始者
京子は中学1年生のときは音楽の成績が1のくせに吹奏楽部に入っていました。「楽譜とわかりあえない」という理由で1カ月で退部していますが。その後、茶道部が廃部になったために放置されていた茶室をみつけ、そこを無断使用して非公認の「ごらく部」を設立。ごらく部の活動は「好きにだらだらする」こと。幼馴染の結衣と2人でだらだら過ごしていました。しかし、2年生になってあかりとちなつが入ってからは、大喜利的なネタ振りをしてみんなで楽しむことが活動の中心となっています。

■西京極ラム子先生
京子は中学2年生ながら、西京極ラム子というペンネームで活躍する同人作家で、劇中劇『魔女っ娘ミラクるん♪』をネタにした同人誌や同人アニメを作成しており、固定ファンがついているほどです。夏の同人誌の祭典にはごらく部や生徒会のメンバーを駆りだして売り子を手伝ってもらっています。京子が作った同人アニメはプロ並みの出来で、かなりの才能がある作家のようです。ちなみに「ラム子」というのは、往年のアニメの鬼娘ではなく、京子の大好物であるラムレーズンアイスから来ているものと思われます。

■ボケずにはいられない
京子は常にネタを忘れないボケ体質。隙あらばボケようとします。しかし、よく見てみるとそれはその場にいる友達たちを楽しませてあげたいというサービス精神から来ているように思えます。好き勝手にふるまっているようでいて、きちんと場の空気を読むのが上手。ボケはかましても誰かを傷つけるようなことは言わないですしやりません。ただ、例外的にあかりに対してはきついネタでいじることもあります。

■限定的小悪魔
京子は、女の子に対して抱きついたりキスを迫ったりとスキンシップが多いです。京子に恋する綾乃にとって、京子のスキンシップは特別なもの。京子のほうは綾乃の気持ちに気づいていない様子で、他の子にするのと同じようにふれるのですが、綾乃はそのたびにドキドキしてしまいます。結果的に綾乃に対しては小悪魔的なアプローチとなって、綾乃の心を惑わせています。

■本命はやっぱり結衣?
京子は女の子好き。大好きなミラクるんにそっくりなちなつに抱きついたり添い寝しようとしたり、千鶴に唇を突き出して迫ってみたり。しかし、本当に好きなのはやっぱり結衣なのだと思います。京子は、なんとなく他の女の子には踏み込んでいいラインを引いているようなイメージがありますが、結衣に対してはそういったラインがなく、心から気を許して甘えているように見えます。

とはいえ、京子×綾乃というのもまたよいものだとは思うんですけどね。いろんなパターンのカップリングが妄想できるのも『ゆるゆり』のいいところです。

【アニメキャラの魅力】影の主人公!?貴重なツッコミ役「船見結衣」の魅力!
百合オタぐらいしか知らなかった、知る人ぞ知る百合マンガ専門雑誌『百合姫』。そこからまさかのテレビアニメ化を果たしたのが『ゆるゆり』です。わりと真剣な女の子同士の恋愛を描いた作品が多い『百合姫』の中で、ギャグ主体のこの作品は異色の存在。しかし、それがかえって一般受けして2期まで作られる結果に。
「船見結衣」は、「歳納京子」と幼馴染で同級生の中学2年生の女の子。作品が始まった時点から「サザエさん時空」に入っているので永遠の中2です。

■信頼のツッコミ
ボケを生かすも殺すもツッコミ次第。あらゆる場面でボケをかます京子に対し、結衣のツッコミはタイミングといい的確さといい最高です。まさに作中最高のツッコミ役。

そもそもボケ揃いのこの作品ですが、結衣がビシっとツッコミを入れるのは京子だけです(例外的に千歳と綾乃にツッコんだこともありましたが)。これは幼いころから培ってきた信頼の証。京子の方も、結衣がちゃんとツッコミを入れてくれると信じているからこそ安心してボケられるんですね。

■綾乃のダジャレがツボ
京子のボケに対しては笑うよりツッコミを入れるのに忙しい結衣。しかし、なぜか綾乃が作った「罰金バッキンガムよ」「どうしよう東照宮」や「安心アンコールワット」「余裕ありま温泉」などの地名ダジャレはツボに入るようで、聞くと吹いてしまいます。これは綾乃本人が言わず、京子が言っても効果があります。しかし、京子が真似して作った「メソメソメソポタミア」にはまったく反応しないあたり、何か特殊な基準があるのかもしれませんね。

■ちょっとさびしがり屋
結衣は中学生ながら親戚が持っているアパートで独り暮らしをしています。それを知って以降、京子はちょくちょく結衣の部屋に遊びに行き、ご飯をねだったり泊まったりしています。半分はただ遊びに行ってるだけ、半分は実は結衣がさびしがり屋なのを知っているからです。結衣のほうも、表面的には京子が来るのをウザがったりすることもありますが、ちゃんと感謝もしています。良い関係ですね。

■やっぱり本命は京子?
大好きなアニメのミラクるんにそっくりということで京子にちょっかい出されるちなつをかばった結衣。そのかっこよさにちなつは恋に落ち、激しく結衣にアタックします。結衣はとまどいながらも、ちなつが結衣とキスをしたいと短冊に書いた時には、おでこにちゅっとしてあげたことも。しかし、それはちなつの恋心まで受け入れたわけではなく、かわいい後輩に優しくしてあげたという感じです。

一方京子に対しては、常にツッコミを入れつつも京子がやることにつき合ってあげたり、ラムレーズンアイスをねだる京子のためにハーゲ○ダッツのアイスを買ってあげたり、深いところで京子を受け止めてあげている印象があります。やはり、どっちが本命かといったら、やっぱり京子なんだろうと思うわけです。

■ちゃんと女の子
外見も口調もボーイッシュな結衣ですが、男の子っぽくなったのは、幼い頃に泣き虫だった京子を守ってあげるため。実は料理上手で思いやりがある女の子らしい一面もちゃんと持っています。その両面性が結衣にとってバランスのよい人格を作り上げ、さらに彼女を魅力的にしてくれます。ちなつも、そういう部分に魅力を感じているのかもしれません。

本命は京子だったとしても、ちなつのことは愛人として、仲良く幸せに3人でいちゃいちゃすればいいのです。

【アニメキャラの魅力】遅れてきた主人公!?がちゆり少女「吉川ちなつ」の魅力とは?
百合マンガ専門という、わりと特殊な雑誌『百合姫』。多くの腐女子の皆様に支えられた一大ジャンル・BLと比べるとあまりにもマイナーな世界で、コアな百合好きに細々と読まれていただけの雑誌でした。そこからまさかのテレビアニメ化を果たしたのが『ゆるゆり』です。「吉川ちなつ」はごらく部の1年生。「ゆるい百合」が持ち味のこの作品にあって、「ガチ」寄りの恋する少女です。

■がちゆり
もともと茶道をたしなむ清楚なお姉さんに憧れて、中学生になったら茶道部に入ろうと思っていたちなつ。しかし、訪れた茶室にいたのは京子たち「ごらく部」でした。茶道部は廃部になっており、使われていなかった茶室を京子たちが勝手に使っていたのです。

ちなつは落胆しますが、ちなつが、大好きなアニメのヒロイン「ミラクるん」に似ていることで一目で気に入った京子は、茶道の道具は残っているからとちなつを引きとめ、半ば強引にごらく部に引き入れました。ちなつに対して抱きついたりキスを迫ったりと暴走気味になった京子から、ちなつをかばってあげたのが船見結衣。ちなつはちょっとボーイッシュな結衣が王子様のように見えて恋に落ちます。

それからのちなつは結衣にべったり。京子に迫られた時に逃げるふりをして結衣に抱きついたりなど、積極的にアピールします。七夕のときは短冊に「ゆい先ぱいとキスしてみたい」と書いて本人に見せる貪欲さ。そして優しい結衣はおでこにキスしてくれました。

結衣とのそれ以上の関係を望むちなつは、キスの練習をしたいと友達のあかりの唇を奪ったりもしています。最初は結衣の表面的なかっこよさにだけ憧れていたちなつですが、ごらく部でいっしょに過ごすうちに結衣の人柄にも惹かれるようになっているようです。

ともすればギャグのみで走っていきがちな『ゆるゆり』の中で、百合描写のシーンを増やしてくれる貴重な存在と言えます。

■画伯
アニメの世界では独特な(強烈な)絵を描いてしまうキャラクターや声優を「画伯」と呼びますが、ちなつはまさにその「画伯」です。ちなつの内面のカオスを表したような絵柄は、原作では黒い線だけでしたが、アニメではダークな色遣いの中に血を思わせる赤が入る恐ろしい彩色も追加されて、他のメンバーたちにたいへん恐れられています。

アニメ2期8話の特殊エンディングでは、結衣とちなつのさわやかな百合ソング『ガールズパワーで』に乗って、大量のちなつの絵がエンディングアニメになるという凄惨な事件が起こりました。ちなつの絵を知った以降、京子の同人誌をごらく部で手伝ってもらうときなどには、決してちなつに関与させないような苦労が見られます。

■四次元ツインテ
ちなつはピンク色の髪をツインテールにしています。そのツインテールにしている部分の髪は、触れたものを中に引き込むという謎の存在。卓球のボールなどを大量に飲み込んだこともありますが、飲み込まれたものは髪の中に収納されているらしく何かの機会にボトっと落ちることも。つまりどこかの空間につながっているというわけではなさそうです。

■本妻の座を勝ち取れるのか?
ちなつが好きな結衣の本命はおそらく京子。結衣はちなつに対して優しく、まとわりついても邪険にしたりはしませんが、京子に対するように遠慮なく接することもありません。しかし、京子のほうはわりと浮気性なので、いずれ本妻になるチャンスもあるはず!?あきらめずに貪欲にアタックし続けてほしいものです。

【アニメキャラの魅力】生徒会サイドの主人公!?恋する乙女「杉浦綾乃」の魅力とは?
『ゆるゆり』は「ゆるい百合」をテーマにしつつ百合の皮をかぶったギャグアニメです。ただし、原作が百合雑誌掲載ということもあり、読者のニーズに合わせてそれなりに百合的表現も描かれており、ちょっと百合を匂わせた「きらら系」日常アニメよりは百合寄りで、さりとて『桜Trick』ほどはガチではないという絶妙なバランスのもとに成り立っています。そういったゆるさが2期まで制作された人気の原因かもしれません。今回ご紹介する「杉浦綾乃」は中学2年生で生徒会副会長。ちょっと空回り気味なポニテ少女です。

■恋する少女
綾乃は同じ2年生の歳納京子に密かな恋心を抱いています。生徒会役員の立場を利用して注意にしにいくという口実で、ごらく部が不法使用している茶室によく行きますが、それは京子に会いたいがため。大好きな京子には、ついツンモードで対応してしまいがちですが、京子が花粉症のときにはティッシュをあげたり、映画にさそってもらったときなどは素直にデレるツンデレです。

自分でもその恋心をもてあましているところはありますが、もっと素直になって京子と仲良くなりたいと言う気持ちを持っています。七夕のときには、その願いがたんざくに書かれていました。そんな綾乃の気持ちに感づいているのは、友達で同じ生徒会役員の千歳だけ。しかし、千歳にそのことを指摘されると真っ赤になって否定します。そういう反応だけはとても素直で正直です。

■ダジャレ好き
綾乃は中学2年生の女の子のくせにオヤジっぽいダジャレを連発します。そのほとんどは歴史的建造物や地名とかけたもの。「罰金バッキンガムよ」や、「安心アンコールワット」「余裕ありま温泉」「必要ないないナイアガラ」など、数々の名ダジャレを生みだしています。ただ、それに反応して笑ってくれるのは結衣だけです。

■なぜかまわってくる貧乏くじ
なぜか貧乏くじをひきがちな綾乃。京子に会えるとわくわくしながら茶室に行くものの、当の京子は入れ違いで生徒会室に行っていたり、生徒会室の冷蔵庫に大切にしまっておいたプリンを京子や後輩の櫻子にとられたり・・・。成績優秀にもかかわらず、テストではいつも一夜漬けで済ませる、ある意味天才の京子に負けて万年2位。茶室の明け渡しをかけ、京子にテストの勝負を仕掛け、いつも以上に寝食を惜しんで勉強し、やっと1位をとれたと思ったら、京子がマンガの原稿で忙しく一夜漬けをしていなかっただけとオチ。あかりとは違った意味で不憫な役回りです。

■いつか想いが届くように
京子に対する想いにしても、素直になれないために京子に伝わっていないというのもちょっと不憫。そのうえ京子は、ちなつや千歳の妹の千鶴にちょっかいかけたりと浮気性で、京子が一番仲がいい結衣の存在も気になるところです。唯一の救いは、たまに京子が優しくしてくれること。しかし、そんな立場に甘んじることなく、もっと素直になって気持ちを伝えればその想いは通じるかもしれません。

実は『ゆるゆり』ファンの間でも京子×綾乃というカップリングは人気があります。それだけ、一途な綾乃の気持ちを応援したい人が多いのでしょうね。いざとなれば結衣から略奪するぐらいの気概でがんばってもらいたいものです。

【アニメキャラの魅力】人呼んで真っ赤な主人公!妄想少女「池田千歳」の魅力とは?
ガチではないゆるさですが、日常アニメよりはちょっと百合寄り。そんな立ち位置でそれまで百合作品に目を向けなかった層にも受け、人気アニメとなったのが『ゆるゆり』です。舞台は中学校。女の子同士でキャッキャウフフ、時には恋愛要素もありますが、高校生にはない未成熟さが、かえって受け入れやすかったのかもしれません。「池田千歳」は中学2年生の生徒会役員。関西弁なまりのおっとりメガネ少女です。

■キス魔
原作ではお酒入りチョコレートでよっぱらっていましたが、アニメでは各方面に気を使ったのか、改変されてチョコレート酔いするという設定に変わっていました。どちらにせよ、千歳は酔うとキス魔に変貌します。その相手は誰でもおかまいなし。生徒会とごらく部の合同合宿では、酔った千歳によって、綾乃、りせ、結衣、千鶴、ちなつ、あかりに加え、西垣先生の唇まで奪われてしまいました。なお、京子は自ら受け入れていました。

■妄想鼻血少女
千歳はちょっとおませな百合妄想癖があります。親友の綾乃が同級生の歳納京子に恋をしていることを見抜いており、綾乃と京子が一緒にいる場面では、綾乃が踏み込めないその先まで妄想しては鼻血を流しています。

その妄想はメガネをはずして視界がぼやけることで強化。出てくる鼻血の量も増え、時には部屋中血だらけになることもある壮絶さです。京子が誤ってメガネを壊してしまったときは、制御が効かず鼻血を出し続けました。

千歳は妄想するだけではなく、綾乃の恋が成就するように応援もしています。しかし、当の綾乃は指摘されても照れて否定するばかり。しかし、もし綾乃の恋が実って目の前で京子といちゃいちゃしたら、千歳はどうなってしまうのでしょうか?

なお、千歳がなにをネタに妄想しているかはわりと周りに知られているようで、修学旅行のまくら投げで京子に悪用されたり、キス魔モードを解除するために、綾乃が京子のほっぺにキスして大量出血させたりなどしています。

■やさしい「おばあちゃん」
おっとり少女でやさしい口調の関西弁の千歳。その雰囲気や、漬物を漬けるのが趣味で、ティッシュをくれたあかりに自作のたくあんをお礼にあげたりなど、あかりから「おばあちゃんみたいでかわいい人」と思われています。双子の妹の千鶴に対しても、姉というよりはお母さんのような優しさで包んであげている印象です。

■千歳の本心はどこに?
自分の本心はあまり外には出さない千歳。しかし、実は綾乃のことが好きなのではと思わせられることがあります。妄想趣味では綾乃と京子がくっつくことを考えていますが、それは自分の綾乃の気持ちへの代償行為かも?綾乃のことを応援するために自分の恋心を抑えつけているのなら、もうちょっと解放してもいいんじゃないかなと思いますよ。

【アニメキャラの魅力】私こそが次期(副)主人公!?愛されるアホキャラ「大室櫻子」の魅力とは?
女子中学生たちのキャッキャウフフと、割ときついギャグを両立させてしまった奇跡のアニメ『ゆるゆり』。特に百合に興味がない層にも笑えるアニメとして歓迎され、元からの原作ファンを上回るような新規ファンを獲得しました。「大室櫻子」は主人公(?)赤座あかりのクラスメイトの中学1年生。年齢より言動が幼いアホの子です。とっても人気があるキャラクターであり、櫻子と姉と妹の3姉妹を主人公にしたスピンオフ作品『大室家』まで出ているほどです。

■アホかわいい
櫻子は、勉強が苦手で一部日本語も危うい子です。時に行動が唐突で、思いつきをすぐ実行しようとするところは京子と似ていると言われることもありますが、京子が場の空気を読んでふざけているのに対して、櫻子は場の空気など一切おかまいなしです。集中力がなくいたずら大好き。あかりはよく櫻子のいたずらの被害にあっています。生徒会室の冷蔵庫にある綾乃のプリンを食べてしまうことも・・・。

ただ、わりと長幼の序はわきまえているらしく、先輩に対する言葉づかいは丁寧です。幼馴染の向日葵にはいつも叱られていますが、無邪気でアホ全開のキャラクターは、周囲を困惑させつつも温かく受け入れられているようです。

■向日葵への独占欲
櫻子は、幼馴染の向日葵と常にいがみあっています。生徒会に入ったのも、向日葵が一人だけ生徒会役員になるのが悔しかったから。と、表面的にはそうなのですが、学校の帰りはいつも一緒ですし、なにかというと向日葵の家に行って、勉強を教えろだの何か食べさせろだのと甘えます。櫻子がそうやって甘えたり駄々をこねたりするのは向日葵に対してだけです。2人でファミレスに入った時は、向日葵の苦手なにんじんを食べるかわりに自分の苦手なピーマンを食べてもらったりしています。お互いあーんして!

向日葵が、ちなつにマフラーの編み方を教えてあげるために、櫻子といっしょに帰ったりかまったりしてくれなくなった時期がありました。櫻子はその間胸がむかむかしていましたが、まだ心の幼い櫻子にはそれが嫉妬であることが理解できずにいました。しかし、マフラーを作り終えて、向日葵が自分のために編んだマフラーをくれ、また一緒に帰れることがわかったときは、満足そうな最高の笑顔を浮かべていました。本人たちは忘れていますが、幼い頃に婚姻届にお互いの名前を書いた2人。実は今でもそのときの気持ちは変わっていないのです。

■おっぱいコンプレックス
原作のキャラ紹介には「ツンデレ1年生のちっぱいの方」と書かれるほど、ぺったんな櫻子。中1にしては過剰な向日葵の巨乳にコンプレックスをもっていて、そのおっぱいにパンチをするなど過激な行動に出ることも。しかし、まだ中1ですし、これから成長の可能性はまだまだあります。もっとも、年齢が進まないということを作中キャラクターが明言している作品なので、ずっと中1のままなんですけどね。まあ、小さいままなら小さいままで、向日葵のおっぱいを揉ませてもらえばよろしい!

今はお互いツンモードですが、お互いの気持ちに気づいたらきっとべたべたのカップルになるはず!そんな未来も見てみたいものです。

【アニメキャラの魅力】後藤沙緒里の無駄遣い!?一歩進んだ百合関係「松本りせ」の魅力とは?
「ゆるい百合」というコンセプトのギャグアニメ『ゆるゆり』。女子中学生たちのゆるーい日常を描いた作品で、中学生レベルのキャッキャウフフが繰り広げられています。そんな中、ひとりだけ少し「大人」な百合関係を匂わせてくれるのが、中学3年生で生徒会長の「松本りせ」です。今回はそんな「松本りせ」の魅力について紹介してみたいと思います。

■インビジブルガール
主人公(おそらく)の赤座あかりが“影が薄い”と言われながらも、それなりに話にからんでくるのに対し、生徒会長りせの影の薄さは全く比較になりません。りせは、生徒会長という役職ゆえに、放課後は常に生徒会室で仕事にいそしんでいます。その全身が画面に現れたのはアニメ1期の9話・・・。

実は、初登場は1期の4話で、生徒会とごらく部が一緒に海で遊んだ時に、妄想で鼻血を出した千歳にティッシュを差しだす彼女の手が映ったり、上空からの絵で海に走っていくメンバーたちの一番右端に一瞬だけ映ったりしています。もっと言うと、2話の時点で櫻子が向日葵に見せた生徒会メンバーの写真の中央に写っていたのですが、りせの顔の上にだけ光の帯がかかっていて見えていませんでした。

生徒会メンバーは、当然りせの存在をわかっていましたが、京子たちはずっと生徒会室にいたことも、海でいっしょに遊んでいたことすらも気づいていません。京子たちが、訪れた生徒会室で初めてりせの存在に気付いた時に、たまたま怪談をしていたことから、りせのことを幽霊だと勘違いしてしまう始末・・・。

■小声!
りせは原作では「・・・」というセリフ(?)しかありません。アニメではそれが異常な小声でしゃべっているという演出になりました。りせのCVは後藤(弱)こと後藤沙緒里さん。しかし、通常の音量では後藤さんの声はまったく聞こえません・・・。ところが、音量をものすごく上げると、ちゃんとしゃべっているのが聞こえるのです。なぜかただ一人だけ、そんなりせの小声をちゃんと聞く事ができるのが理科教師の西垣先生。りせと普通に会話が成り立ち、りせの声が聞こえない綾乃たちに、彼女が言ったことを伝えてあげたりしています。

■イケナイ関係
そんなりせと西垣先生、実は「イケナイ関係」なのです。そう、西垣先生がやらかす“常に爆発が伴う実験”や“体に変調をきたす薬の試験”に付き合わされる関係です。その実験の内容とは、りせが赤面して照れてしまうようなもの・・・。色々とひどい目にあっているはずなのに、りせは自ら望んで協力しているようです。

2人の関係は、西垣先生がりせの髪を切ってあげたり、爆発でついた西垣先生のよごれをふいてあげたりと、単なる実験だけのつながりではないと思われます。無茶な実験案ばかりの西垣先生を心配するりせの目から、恋する人への気づかいを感じたのは私だけではないはず。スピンオフとして、少し大人な2人の百合関係を描いてほしいな・・・なんて思ったり思わなかったり思ったり。

2014年2月9日に開催された「冬なのに、ごらく部☆なちゅまつり」にて、新作アニメーションの制作が決定し、後にOVAで制作し劇場上映を予定していることが発表され。またその後、AnimeJapan 2014にて開催された『ゆるゆり スペシャルステージ』において、スタッフやキービジュアルなどの詳細が公表され、タイトルは『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』となることが発表された。OVA発売に先行して、2014年11月29日より劇場上映が実施される予定である。

『夏だ!まつりだ!!!全員集合└(б∇б)┘ごらく部☆なちゅまつり』(なつだ!まつりだ!ぜんいんしゅうごう ごらくぶなちゅまつり)は、2013年7月7日に中野サンプラザ、同年7月21日にNHK大阪ホールで開催された。
2013年2月24日にパシフィコ横浜国立大ホールにて開催された七森中♪ふぇすてぃばるで本公演の開催を発表。詳細については同年3月21日に放送のラジオ番組『ゆりゆららららゆるゆり放送室・帰ってきました!生公開録音おまけ』の中で発表された。

七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公を据え、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとした笑いや、片想いが連鎖する人間関係、たまに起こる本気度の高い同性愛感情によるハプニングなどが、緩やかな空気感の中で扱われている。

『コミック百合姫S』連載当時、同誌掲載作品の中では百合色が薄い作品にもかかわらず、当初から読者アンケートではダントツの1位だったという。また、1話12ページながら、一誌で3話 - 8話掲載しており、さらにはアニメ化決定後の2011年5月から7月にかけては、3か月連続で単行本の刊行がなされた。

作中において登場人物は年をとらない設定で、次の年になっても進級しないが出来事は引き継がれる。

オープニングテーマ
「いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪」
(第1話 - 第5話、第7話 - 第10話、第12話)
「よんでミラクるん!」(第6話)
「ゆりゆららららゆるゆり大事件」(第11話)

エンディングテーマ
「100%ちゅ〜学生」(第1話 - 第7話、第9話 - 第12話)
「ガールズパワーで」(第8話)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 50
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

タイトルなし

1話でついに主人公として覚醒したか?と思われたあかり。{netabare}安定の夢オチ。この作品では主人公として扱う気一切なし。{/netabare}

話の大半はとりとめのない感じで見終えた直後から忘れてしまうのだが、クソガキみたいな嫉妬わがままのシーンがあり、そこは見ていて辛いものが…。

基本はとれとめのない安定した内容。最終話もとりとめないネタだったし。
常に気になるのは、食べ物を見ると見境なく手を付けること。なんなん?

実質最終回と説明されていた11話でまさかのシリアス展開。サブタイトル通りタイムトラベル。 {netabare}あかりがばっちり主人公だった。何故か部室にあった機械にうっかり乗ってしまい、1年前へ。すぐに元の時間に戻ろうとするが、動かない。修理してもらう間に存在感が薄れるきっかけになったことを改変しようとする。ことごとく失敗して迎えた最後のチャンスで今までの思い出が消えることから思いとどまる。無事に帰ると存在感が薄いとの自己評価を覆す周囲の心配ぶり。僕も思わず涙が。結局、爆発させるし、紙芝居なんだけど。{/netabare}
とりあえず、お姉ちゃんの妹愛半端じゃないな。


OP
いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪ 歌 七森中☆ごらく部
よんでミラクるん! 歌 魔女っ娘ミラクるん(竹達彩奈)
ゆりゆららららゆるゆり大事件 歌 七森中☆ごらく部
ED
100%ちゅ〜学生 歌 七森中☆ごらく部
ガールズパワーで 歌 結衣(津田美波)&ちなつ(大久保瑠美)
挿入歌
魔女っ娘ミラクるん♪ 歌 魔女っ娘ミラクるん(竹達彩奈)
ぴゅあぴゅあミラクるん 歌 魔女っ娘ミラクるん(竹達彩奈)
みんなだいすきのうた 歌 赤座あかり(三上枝織)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
もう1回、笑われればいいと思うよ。 旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらく部」の活動(といっても特に明確な活動内容はなし)を続ける4人組。それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリーが、 2011年夏に放送された第1期よりさらにゆる~いゆりになって(?)帰ってくる!

1. 帰って来た主人公
アッカリ~ン♪たくさんの熱い声援にこたえて……あかりたち、帰ってきました~!わ~い、会いたかったよ、みんな~。思えば、前にアニメ化した時はいろいろあったよね。ふふふ、あかりってば1話から存在感がなくなったり、ちなつちゃんにキ、キキ……キ……されたり、タイトルコールしか出番がなかったり、ドラム缶で山道を転がった……り……して……。…………………………。こ、今度はきっと大丈夫!だって1話からちゃんと主人公してるもん!ね?ねっ!?

2. ゆるゆりなる日々なるなり
聞いてくれ、みんな!なんと『ゆるゆり♪♪』は、2話にして早くも世界中で話題独占の大人気らしいぞ!いや、ホントか知らんけど。でも、こういうのは先に言ったもん勝ちだって偉い人が言ってた!そんなわけで2話あらすじ担当、歳納京子だよ~ん!けど、あらすじってのもタイミングが大切だよな。放送前に詳しく言い過ぎるとネタバレになるし、放送後だと何を今さらって感じだし……そこんとこどうなの、担当者?とか言ってる間にもうあらすじ終わりじゃん。う~む、こうなったら……ちゃんとしたあらすじは3話からってことでひとつ!

3. チョコと涙と女と女と磯辺揚げ
こっち見るな、2話あらすじ担当。えー、船見結衣です。なんかアニメ2期が始まっても、私のポジションって全然変化ないなあ。まあ、そんなことより、3話はチョコレートや磯部揚げの話みたいだね。………………………………どんな話だ?もしかして、チョコレートを磯部揚げにするとか?いや、さすがにそれはない……とは言い切れないか。なんせ私の身近には、ラムレーズンアイスを餃子の具にしようとした奴もいたし……。ええと……ごめん、とりあえず自分で見てもらった方が確実かな……。

4. ひっちゅ
吉川ちなつ、2期こそ結衣先輩のハートをゲットしちゃいます!いや~ん、もう結衣先輩好き好きすぎてどうしよう~。さて、バレンタインっていう一大イベントも終わって、私たちはいつも通りふんわりゆるゆるな毎日。だけど、生徒会の杉浦先輩は花粉症でなんだかとっても大変みたい。ふふっ、普段はキリッとしてるぶん、くしゃみばっかりする姿はちょっと可愛いです。そういう所を見せられちゃうと……なんだか、キュンとしちゃうかも?――な~んてね。うふふ、私が浮気なんかするわけないじゃないですか。そう、2期になっても私の本命は結衣先輩ただひとり!L・O・V・E!結衣せんぱ~~~~~い!

5. 日本の夏 ゆるめの夏
いつの間にやらもう夏休みなのね。それにしても、歳納京子は何をやってるのかしら?船見さんや赤座さんや吉川さんに迷惑ばかりかけて……もう、いくら夏休みだからって少したるみすぎよ。しょうがないわね、ここは私がビシッと言ってあげなくっちゃ!た、たまたま、そう本当にたまたま、歳納京子たちと一緒にプールに行く約束もあるわけだし!……えっ?べ、べつに顔とかにやけてなんかないんだからね!言い遅れましたけど、生徒会副会長の杉浦綾乃です。皆さんも夏休みだからって、気の抜けた生活は駄目ですからね。夏休みのない人は……と、とにかく頑張って!

6. 【速報】ゆるゆり完売
ふう……どうやらまた、今年も熱い夏がやってきたみたいやね。思えば、一年前のうちはまだまだ未熟やった……。まさか、うちの妄想力のさらに上をいく妄想力の持ち主があんなにも……しかも、日本全国から集まってくるなんて思いもせえへんかったわ。せやけど、うちも一年前のうちとは違う。綾乃ちゃんと歳納さんで鍛え上げたこの妄想力があれば、何があろうとも決して折れることはあらへん!それでは、一路東京へ!池田千歳、いっくで~!あっ、歳納さんのスペースにも顔出すんでよろしくな~。

7. 姉妹事情あれこれそれどれ
生徒会次期副会長、大室櫻子とは私のことだー! ……ん? なんか一年前もそんなこと言ってたような……。よし! 細かいことは気にしないぞ!それより聞いてよ~。うちのねーちゃんと妹が私に厳しくてさ。これはきっと、私のほとばしるびぼうとちせいにしっとしてるに違いないね!しかし、どこの家も姉とか妹ってこんななの? あっ、でも向日葵んとこの楓はすごくできた妹だっけ。姉とは違って! うん、姉とは違って!楓、私の妹になんない? 向日葵が冷蔵庫の上から三段目の奥の豆腐の陰に隠してるプリンあげるから。

8. ちなつ無双
ちょっと、なんで櫻子が我が家の冷蔵庫の中身を把握していますの!?まったくもう、昔から全然変わっていないのですから……。コホン……お見苦しいところをお見せしてしまいましたわね。私が真の生徒会次期副会長、古谷向日葵ですわ。それにしても、何やら街が賑わっていると思いましたら、もうクリスマスなんですのね。我々生徒会は今年も歳納先輩のお誘いで、ごらく部の方々と一緒にクリスマスを過ごすことになりました。カラオケボックスでクリスマスパーティとのことですが……私、歌は少しばかり自信がありませんの。はあ……。あっ、私はもう選曲を済ませたので、どうぞ皆さんも遠慮なく。

9. 何かありそうで何もなさそうな日
………………………、……………………。………、………………。………、……………。……。………、…………………、………。……………………、……。……、…………………。………………………………………。………、………………………………。『生徒会長の松本りせ、あらすじやります。今回は、一人で頑張る。大丈夫、会長だから。むん。ええと、9話も楽しそう、みんな。楽しいのはいいね、好き。うん、楽しいのが一番。ふう……いっぱい喋って疲労困憊。じゃあ、西垣先生と爆発してくるね。』

10. 修学旅行R
久しぶりだな諸君。理科教師の西垣奈々だ。しかし、どうしたものか……。実は前回募集してからというもの、誰一人として爆友が増えないんだ。そもそも、私にとって爆発とは何か? そう、爆発は様々な実験の結果にすぎず、私の目的はあくまでも実験のはずだった。だが、いつしか爆発は私の中で大きくなっていた。はたして、爆発のための実験なのか、実験のための爆発なのか……難しいな。っと、すまない、あらすじを忘れていた。確か、また修学旅行に行く2年生と、留守番組の1年生の話のはずだ……ん?そうか、わかったぞ。修学旅行も爆発と一緒で、つまり何度やってもいいということか!よし、これで今後も安心して爆発ができドッカアァァァァァァァァァァン!

11. 時をかけるあかり
あらすじでははじめまして、あかりのお姉ちゃんをやってる赤座あかねです。アニメも2期になってせっかく登場できたっていうのに、あと2回で終わるなんてちょっと残念。でも、あかりの登場シーンは全部まとめて編集してあるし、ブルーレイもDVDも全巻予約済みだから安心ね。サブタイトルでもうわかっちゃうと思うから言うけど、今回、なんとあかりは過去の世界に行ってしまうの。もう、過去に行くなんてあかりってば本当におっちょこちょいさんなんだから。けどまあ、そういうところが可愛いのよね。お姉ちゃんが応援してるから頑張るのよ、あかり。いつ、どこでも、あかりのこと見守っているからね。うふふ。

12. さらば主人公、また会う日まで
アッカリ~ン♪気づいたら『ゆるゆり♪♪』もこれで最終回か……なんだかあっという間だったね。2期も1期に負けないぐらい色々なことがあったなあ。その中であかりも、主人公としてひとまわり成長できたような気がするよ!最終回、ごらく部は生徒会のみんなと一緒に演劇をやるんだよ。あかり、今まで木の役しかやったことないから、台詞のある役とかうまくできるかなあ……。ううん、みんな一緒ならきっと大丈夫! だからあかりたちの活躍、最後までちゃんと見ててね。涙、涙の、大感動のクライマックスが待ってるよ!……って、京子ちゃん? 『あ~あ、フラグ立てちゃった……』ってどういう意味? それに結衣ちゃんやちなつちゃんまで、なんでそんな悲しい目であかりを見るの?ねえ? ねえっ!?

投稿 : 2024/07/06
♥ : 6
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

2期だったからか!?千夏の絵ついに解禁!!そして…!?

帰ってきた主人公!あかり!
みんなの大好きが全てあかりに!!!
でも確かに主人公っぽいけど...なんか違う!!!
そんな第1話でした♪

そして第1話だからか!あかりのオープニングコール!
すごかったです〜(笑)

3期→1期→2期という変な見方をしてしまいましたがついに繋がりました(笑)
やっぱりゆるっとしてて、ギャグありでおもしろいですね(๑´∀`๑)


〜話ごとにおもしろかった場面〜
{netabare}
第1話にて千夏の、髪にピンポン玉がのみこれてるところ!
こわい(笑)千夏恐るべきですね…!
んでしかもそれがお風呂で出てくるとか(笑)
おもしろかったです♪

そして第2話からいつも通りに?
タイトルコールはやっぱり途中で切れましたね(笑)
やっぱゆいの突っ込みいいですよね!ナイスです♪最高です♪
お笑いも面白ろかったです(笑)
全てにおけて笑えました!!

第3話にて
礒辺揚げ多っ(笑)
まあそれはさて置き…(笑)
さくらこは何だかんだ言って、やっぱりひまわりのこと好きなんですね♪2人の組み合わせ好きです♪

そしてここでも千夏!!
やっぱこわい~(笑)適当の方が上手いとか謎ですね(笑)毎回手を抜いてもらうとか(笑)

第4話にて
マスク(笑)しゅこ~しゅこ~って何気に怖かったです(笑)

帰り道あかりだけ濡れないとかすごいなと思いました(笑)
「アッカリーン」パワー??

そしてそして!なんと予告でりせちゃんしゃべったんです!!!相変わらず声はほぼ聞こえないけど…超うれしかったです!

第6話にて
歌が本格的(笑)しかも続きっていうのがすごい!
敵役の声は京子なんですね(笑)
動画を見てる設定か!
なるほど…!ここの話おもしろかったです!

でも綾乃がかわいそうだなぁと思いました(;>_<;)
そして京子作のミラクるんファン多いんですね
すごい…!私も少し興味出ました(笑)

第8話
姉妹編!どの姉妹も個性的ですよね(笑)おもしろかったです(笑)

みんなでカラオケ♪
京子含む衣装がかわいくてかわいくてオンここの話もお気に入りです♪

そして、EDは千夏の絵ついに解禁!!
ともかく怖すぎて怖すぎてヤバかったです!!
むしろトラウマになりかねませんね…

第9話
そしてオーブニングコールもちなつのホラー絵でしたね

京子のパン食べてる顔かわかったのが印象的でした♪
桜子と千夏って何気に合うなぁ〜って思いました!

千夏!今回ばかりはかわいそうでした…
そしてせっかく、作ったパウンドケーキ一人で食べちゃったなんえかわいそうに…
ってかずっと押し入れの中いたのがすごいなぁと思いました(笑)よくバレませんでしたね(笑)

あかり、相変わらず寝るの早いですよね!
9時って小学生かよ!ってツッコミたくなりました
千夏怖かったですが、それと同じくらいあかりの半目怖かった(笑)
しかもガチで霊いるとか笑笑
そしてそれがお姉ちゃんだと気づかなかったなんて笑
怖くない怖くない、いやそれが1番怖かった(笑)
けっきょく二人とも寝れないっていう(笑)
お泊りあるあるなんですかね??(笑)


第10話
オーブニングコール
ンーリカッアで透明から戻るとか(笑)そしてからのカット笑

11話
この話はあかりが主役?(常に主役はあかりです)
最終回っぽかったです!
{netabare}
あかりが転生ではなくガチで消えた!?
まさかのタイムリープ!?
しかも時をかけるあかりって笑笑
小学生時代に戻った!?
信じてくれるんだ!?
最初は驚きの連発でした!!
でも、お姉さんはあかりの言ったことに信じてくれて、はげましてくれたり…♪
一緒に寝れてよかったですよね♪優しいお姉さん♪

そしてあかりは1週間もいなかったんですね…
みんなガチで心配してて少し感動しました♪

って思ったらこれは京子が作ったものだったんですよね
でもすごい感動しました♪一番好きかもです!
{/netabare}

12話
最終回なのに名前も呼ばれなかったとか(笑)
最後らしい終わり方でよかったです♪
11話が、印象強すぎました(笑)
最後には全キャラ出てきたし、千夏の絵も再びでしたがよかったです♪
そして最後の落ちは爆発〜
{/netabare}

次は続編のなちゅやちゅみ!も見たいなと思いました♪

投稿 : 2024/07/06
♥ : 14

76.3 21 学園で生徒会長なアニメランキング21位
異能バトルは日常系のなかで(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1343)
8367人が棚に入れました
俺を含めた文芸部の五人は半年前、とてつもない能力に目覚めた。 そして壮大なる学園異能バトルの世界へ足を踏み入れ――なかった! ? 「なんも起きねえのかよ! 」 異能に覚醒してみたものの、日常は完全無欠に平和だ。 世界を滅ぼす秘密機関などない! 異能戦争もない! 勇者も魔王もいやしないっ! だから俺たちはこの超級異能を、「黒炎の龍にヒゲ生やせたーっ! ! 」 気軽に無駄遣いすることに決めた。 だが異能バトルに憧れ続けた俺だけは、真なる戦いの刻が近づきつつあることを確信していた――。
神スキルとたわむれる何気ない日常。 だが、それだけじゃ終わらない新・異能バトル&ラブコメ、開幕! !

声優・キャラクター
岡本信彦、山崎はるか、早見沙織、種田梨沙、山下七海、寺島拓篤、福原香織、細谷佳正、名塚佳織、加藤英美里、諸星すみれ、浅野真澄、藤村歩、井口祐一、芹澤優、竹内良太、高木美佑、村川梨衣、原紗友里
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

厨二病の説明書 ~名シーンをもつアニメ~

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
厨二的な要素をネタにした、日常系ラブコメ。バトルもするので、盛りだくさんというか、中途半端というか。

私はこの作品に出会うまで、正直、「厨二病」という言葉を、分かったような分からないような感覚で使っていました。私らオッサンが中学生の時にはなかった言葉なんで(汗) でもこの作品を観て、「なるほど~、厨二病ってこういう人達のことを言うのか~」と正式に学んだので、こんなレビュータイトルにしましたw

このアニメ、作品自体のクオリティはそこまで高くなく、個人的には評価3なんだけど、とある名シーンがあり、そのシーンだけで評価を+1査定しています。ある意味伝説的なシーンなんで、アニメ好きで未視聴の方は、今後(色々な)アニメを語る上でも、ぜひネタバレなしで視聴して欲しいっすね♪


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作品全体でいくと、前半は、おバカラブコメ要素が強く、後半はシリアスバトル要素が強い。個人的には、前半のノリが好きだった。

基本的にはハーレムものなので、どのヒロインも可愛らしく描かれ、活躍の場もそれなりにあるが、中でも幼馴染の鳩子は別格だった。

本作の主人公は、厨二病を全面に押し出した、ウザくてイタイ人物だが(なのになぜモテるのかは置いといて)、そんな主人公を正面から受け止め、なんとか理解しようとしているいじらしさは、幼馴染ならではの萌えポイント。と思わせ、実は我慢して付き合っていたというのは、なかなか無い設定だと思う。

7話もかけて、そういう「我慢」の伏線を張り、一気に爆発させた、厨二病に関しての本音。この台詞そのものが、このアニメに対するスタンスを良く表している(厨二を無条件に受け入れるわけではないという)。これは、アニメ史なんてものがあったら、確実に残る名台詞だと思う。シンプルに、一気に話す台詞としては知っている限りでは断トツで一番長いし。しかも、もの凄い正論で、「よくぞ言ってくれた!」って思った。

また、この台詞をきっかけに、これまで、「鳩子だけは無条件に自分のことを理解し、認めてくれている」と、安心しきってた、甘えていた主人公が、鳩子の本当の気持ちに気づき、動揺し、自分を振り返り、鳩子を一人の異性として捉えていくようになる過程には説得力があり、とても良かったと思う。

では、その名台詞を全文載せておきたいと思う(長いからたたみます)。これを一気に言い切った、早見さんに、拍手! (あ~、この文を教科書に載せて、現役の中学生二年生にも見せてやりたいw)

{netabare}
「分かんない…分っかんないよ、寿くんの言ってる事は一つも分かんないよ!寿くんがいいって言ってるもの何がいいのか分かんないよ!分かんない、私には分かんないの!ブラッティって何がカッコいいの?血なんてイヤだよ痛いだけだよ!黒のどこがカッコいいの?クレイジーのどこがいいのか分かんない!罪深いってなんなの?罪があるのの何がいいの?犯罪者がカッコいいの?そもそも混沌てなに?カオスだからなんなの?闇ってなに?砕ければいいの?正義と悪だとなんで悪がいいの?何で悪いほうがいいの?悪いから悪じゃない!右腕がうずくと何でカッコいいの?自分の力が制御できない感じがたまらないって、何それただの間抜けな人じゃん!ちゃんと制御できるほうがカッコいいよ!立派だよ!普段は力を隠していると何が凄いの?そんなのタダの手抜きだよ!隠したりせず全力で取り組む人の方がカッコいいよ!どうして二つ名とか異名とかいろいろをつけるの?いっぱい呼び名があったて分かりにくいだけじゃん!英語でも何でもカタカナつけないでよ!覚えられないんだよ!鎮魂歌と書いてレクイエムって呼ばないでよ!禁忌って書いてタブーって読まないでよ!聖戦って書いてジハード読まないでよ!ギリシャ神話だとか聖書とか北欧神話とか日本神話とかちょっと調べたくらいでそういう話しないでよ!内容もちゃんと教えてくれなきゃ意味がわかんないよ!教えるならちゃんと教えてよ!神話に出てくる武器の説明されても楽しくないよ!グングニルもロンギヌスもエクスカリバーもデュランダルも天叢雲剣も意味不明だよ!何がカッコいいのか全然分かんない、他の用語も謎なんだよ!原罪とか十戒とか創世記とか黙示録とかアルマゲドンとか名前がいいだろってどういうこと?雰囲気で感じろとか言われても無理だよ!相対性理論とかシュレディンガーの猫とかバイオリン族とかちょっとネットで調べただけで知ったかぶらないでよ!中途半端に説明されてもちっとも分からないんだよ!ニーチェとかゲーテの言葉引用しないでよ!知らない人の言葉使われても何が言いたいのか全然わかんないんだよ!自分の言葉で語ってよ!お願いだから私に分かる事話してよ!厨二ってなんなの?厨二ってどういうことなの?分かんない分かんない分かんない分かんない分かんなーい!!寿くんの言う事は昔から何一つこれっぽちも分かんないんだよ!!!」
{/netabare}
……これって、厨二病を全否定しているように見えて、それでも理解したかったっていう、鳩子の愛情と優しさと悲しみが土台にあるからこそ、我慢して努力してきた時間が長いからこそ、生きている台詞なんだよね。多分、これと同じ台詞を、1話でいきなり言われたり、村人A的なモブに言われたって、ちっとも良い台詞じゃないんだろう。久しぶりに全文読んでみて、改めて、良いわ~、使い方上手いわ~と思った。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

異能バトルより日常系に軸足を置いた作品・・・という事ではないと思うんですけれど^^;

この作品の原作は未読ですが、キャスト発表ではやみんと種田さんが出演されると知った時から視聴を楽しみにしていた作品でした^^

物語ですが、泉光高校の文芸部に所属する5人が、ある日突然異能の力に目覚めてしまうのです。
果たして人が異能に突如目覚めるとどうなるのか・・・と切り込みたいところですが、異能を使わなければ皆んな普通の高校生・・・いつも通りの毎日なんですよね^^;
こうして異能の力を得たところから物語が動いていきます。

物語が動くといっても日常色が強く、どちらかというとキャラ重視の設定になっています。
そのため、文芸部に所属するキャラは個性派揃いです^^

まず、主人公でもある安藤 寿来(あんどう じゅらい)
wikiには「重度の厨二病を患っている」と書かれていましたが、まさにその通りだと思います^^;
でも、妙なところで1本筋が通っていて優しい性格の持ち主です・・・
物語の展開がハーレム系になるのも分かる気がしますし、それはそれで有りだと思うのですが・・・個人的には私の敵です(爆)
何故敵なのかは後述します。

二人目は神崎 灯代(かんざき ともよ)
自分が厨二病だった事を一生懸命隠しているのですが、安藤との対話を聞いていると、とても厨二病が過去系とは思えないほど知識が豊富なんですよね^^
安藤との何気ない対話でも、私には厨二病同士がのお互い知識を駆使して議論するとこうなるんだぁ・・・的に聞こえていました^^;
彼女は自分なりの目標を持ってその目標に向かって一生懸命に努力する姿勢を垣間見せてくれます。
だから嬉しい時にはしっかり喜ぶし、しっかり悔しがりもする・・・その姿はとても好印象でした。

三人目は櫛川 鳩子(くしかわ はとこ)
安藤の幼馴染ですが、厨二病は感染らなかったようです^^
ふんわりとした柔らかいイメージの彼女・・・この作品の中で私の一推しがこの鳩子ちゃんでした(//∇//)
なんといってもCVがはやみんというのが大きかったですね^^
はやみん演じる鳩子ちゃんが好きなのか・・・鳩子ちゃんを演じるはやみんが好きなのか・・・??
途中から完全に区別できなくなっていました(//∇//)
そんな鳩子ちゃんですが、一度だけ安藤に対してキレてしまうのです・・・
その前の二人のやり取りを見ていたらどう考えても安藤が無神経過ぎ・・・
でも鳩子ちゃん・・・キレながら泣いちゃうんです(;_;)
この鳩子ちゃんの涙に胸は痛むし・・・涙腺は全く抵抗できませんでした^^;
こんな良い娘・・・絶対泣かせちゃ駄目でしょ!
という事で、鳩子ちゃんを泣かせる安藤は私の敵です(//∇//)

四人目は高梨 彩弓(たかなし さゆみ)
文芸部の部長さんです。文武両道で常に冷静な彼女ですが、全体的に少し出番が少なかったような気が・・・^^;
CVが種田さんだっただけに期待していたのですが少し残念です^^;
もう少し彼女の気持ちの移り変わりを丁寧に描いて欲しかったですね^^

最後に姫木 千冬(ひめき ちふゆ)
小学生なのですが、放課後はいつも文芸部に入り浸っている彼女・・・
高校生の中に小学生がいるので、見た感じギャップがあるのですが、そのギャップがあるが故に彼女のキャラが際立っていたように思います^^
大切な思いに少しずつ気付いていく・・・小学生ならではの良さがあったと思います^^

この文芸部の5人は全員異能の持ち主・・・そして異能の持ち主は他にもいるようなのですが、全容は明らかになっていません。
原作が連載中だからだと思うのですが、バリバリの異能バトルが堪能できる・・・という訳ではありません。でも異能とバトルを直結させないこの作品の流れ・・・これはこれで有りなんだと思います

それと、アニメーション制作はTRIGGERさんです・・・最近の作品では「キルラキル」が記憶に新しいですけれど、そのキルラキルに登場していた満艦飾 マコちゃんが10話でチラッと登場してくれます^^
こういうちょっとしたサプライズって嬉しいですよね^^

1クール12話の作品でしたが、物語的には序章といったところなのdと思います。伏線が殆ど回収されていないので、続編の制作を期待しています♪

投稿 : 2024/07/06
♥ : 38
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ヒロイン達がいい子達過ぎる

主人公は、よく中二病ごっこをやってますが、周りからは理解されません。そんなある日、突如、異能の力に目覚める。
という事から、物語が進みます。

原作見てないですが、アニメだけだとバトルシーンはほぼありません。異能の力もあまり使いません。
基本、文芸部にいる5人(小学生1名含む)を中心とした日常的な物語です。
ハーレムものと言ってもいいです。
主人公の良き理解者、幼馴染、先輩、後輩(小学生)と、視聴者の好みに合わせたヒロインが揃っています。

しかもみんな可愛いし、魅力的。
{netabare}
・神崎灯代
能力は時間を操る事で、止めたり遅くしたり早くしたりと、他の作品ならラスボスクラスの能力。
元厨二病で、現在は小説を書いていたりもする。元厨二病という事もあり、主人公の良き理解者であり、主人公に対して相談を持ち掛ける事もある。

・櫛川鳩子
能力は火、水、風、土、光(闇は無いよ)の属性を操る事が可能。外見とは裏腹に凄まじい火力の能力だっ!!
主人公の幼馴染で、途中のちょっとした回想シーンと会話から、主人公が助けられた的な事を言ってるけど詳細は不明。
ただ、厨二病の事を全く理解出来ず苦しんでいたり、主人公もそれが分かっているせいか、厨二病の話になると鳩子は蚊帳の外。

・高梨彩弓
能力は、本来あるべき姿に戻すという、小難しいもの。壊れた物を元に戻したり、人体の傷や怪我も元通り。
柔道と空手は黒帯で、勉強も出来るという、文武両道。
真面目な性格から、主人公との距離がヒロインの中では一番離れているが、他ヒロインが主人公との距離が近すぎるという感じもする。

・姫木千冬
貴重な小学生(ロリ枠)。
能力は何でも創り出せる。その為、部室内を別世界とも思えるような空間(広さも自在)に創り出したり、どこでもドアのようなものまで創り出せる。これまた他の作品ならラスボス級の能力。
小学生なので当然、文芸部の部員ではないが、良く(毎日?)文芸部に来る。時々謎めいた発言をするのも個性の1つ。
{/netabare}

で、こんな魅力的なヒロイン達から好意を寄せられてる主人公。

{netabare}
途中から、全く異能関係なく、恋愛パートに入るんだけど、見ていて思ったのが
「くそっ!こんな男のどこがいいんだよっ!」
これですっ!!

自己中な厨二病で周りを振り回し、女心にも気づかず、デリカシーの無い数々の発言。

特に7話。
主人公宅の親が不在の為、
姉から鳩子に飯を作って貰おう→主人公頼んでみるか→鳩子あっさりOK。
そして、料理をしてる最中に灯代から小説(厨二病設定)の相談のやり取りをやっていたが、鳩子が気になって聞いて来るが、
主人公「どうせお前にはわかんねぇーだろ」
鳩子「…(ぶちぎれ)わかんないよっ!!わかんないよっ!!右手が疼くと何でかっこいいの?普段は力を隠していると何が凄いの?どうして二つ名とか異名とか――」(やめてー)
あーあ、鳩子ちゃん泣いて走って行っちゃったよ。
挙句、部員を巻き込んで探すが、ここで主人公が今更弱音を吐いて、灯代からビンタを頂いて(ありがとうございますっ!)
灯代「このヘタレ野郎!」
と説教される。

「そうだそうだー!!こんなヘタレ野郎なんてどうでもいいから、女の子同士でキャッキャウフフしようぜぇ~!!」
って思いました。
{/netabare}

全体的には、普通に面白い内容でした。
キャラ評価だけなら4.5なんですが、主人公の酷さをマイナスした結果、4.0にしました。
一風変わった日常系、一風変わった異能系といった感じです。
ストーリーは中途半端な感じに終わってるので、良く分かりません。
日常系+ラブコメ、という感じだと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10

74.4 22 学園で生徒会長なアニメランキング22位
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1374)
7450人が棚に入れました
魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い“魔導騎士”。

その学園に通う黒鉄一輝は魔法の才能がなく落ちこぼれた“落第騎士”だ。

だがある日、異国の皇女にして“A級騎士”のステラから『敗者は一生服従』という決闘を一方的に挑まれ―勝ってしまう!

一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だったのだ!

「なんでもいうことをきかせればいいじゃない!えっち!」

悔しがりながらも一輝に惹かれ始めるステラ。

そして騎士の頂点を争う戦いの中、かつての“落第騎士”は“無冠の剣王”としてすべての騎士からも注目され始める!

最底辺から並み居る強敵をなぎ倒して駆け上がる学園ソードアクション開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、石上静香、東山奈央、浅沼晋太郎、小林ゆう、金元寿子、東内マリ子、相坂優歌、井口裕香、橘田いずみ、M・A・O、潘めぐみ、松岡禎丞、細谷佳正、有本欽隆

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

妄想を超えて

【2015/12/20 視聴完了して改稿】*少しだけ修正


学園魔法バトルハーレム物。

外見的には一言で表せるほどライトノベル周辺では定型化された物語形態で、もはやテンプレートとも言えるかもしれない。
類似設定の作品は枚挙にいとまがないのだが、しかし、本作を視聴すると、類似の諸作に比べ、意外なことに厨二臭が著しく少ないことに驚かされる。

特に同期に同時スタートした、その第一話が同じシナリオから映像化したのではないかと思われるほど似通った展開であるのが話題になった別アニメと比べると、厨二臭という点で、最初からはっきりと異なる感触があることが印象付けられる。

「厨二臭」は「妄想性」と言い換えてもいいだろう。


架空の物語というフィクションは、当然ながら現実とは全く異なる、空想力の世界だ。
同じ「空想」の中でも「妄想」を特徴づけているのは、妄想は他者と共有できない/共有が困難な「自分にだけリアリティを持つ」想像である、という点にある。

物語的想像力の少なくとも一部は「妄想」を出発点としているであろうことは疑いないが、妄想を垂れ流したのでは物語「作品」として成立しない。
物語=広く他者と共有可能な空想世界として提出するためには、「一般化」を施して妄想を他者にも共有可能な形に変換しなくてはならない。物語作者は、生の「妄想」を共有可能な形に変換していく作業によって「作品化」していく者だとも言えるだろう。

「厨二病」的空想がいたたまれない気恥しさを感じさせるのは、「一般化」に無自覚で、当人の内面や欲望を露骨に表現する「妄想」を露わに見せつけるところにある。
ライトノベルはこの「いたたまれなさ」に寛容というか、いたたまれなさの共有を指向するところがあって、通常であれば「独りよがり」と評される「一般化」の度合いが弱い作品でも許容されやすいようだ。

「学園魔法バトルハーレム物」はそんなラノベ的環境を象徴するジャンルだ。
妄想を一般化する作家的な努力や力量のある種の軽視が、テンプレという形で「妄想」→「作品」化作業の省力化として現れている。(ついでだが、この辺を批評的に暴露して主題化したのが『異能バトルは日常系の中で』だろう)

一般化の弱さが「妄想性」=厨二臭さとして前面化する結果、作品内容よりも単なる好みで語られることが多くなるのだが、特別にラノベに馴染みのない視聴者の視点からは、このテンプレの核となる妄想は、承認欲求、平たく言えば「みんなからチヤホヤされたい」という欲望に駆動されているように見える。

「みんな」の器としての『学園』で、「チヤホヤ」の具現としての『ハーレム』を実現するため『バトル』を行うのだが、そこで主人公が都合よく勝利するため、やれデバイスだの発動条件だのとルールが自由に作れる『魔法』が要請される。

学園魔法バトルハーレムの出来上がりだ。

視聴者から見て問題になるのは、このテンプレ自体ではなく、一般化の弱さ、つまり「チヤホヤされたい」という欲望が露骨に透けて見える「妄想性」が露わになって共感が損なわれることだ。
よく言われる「俺TUEEEE」という揶揄は、この「一般化」の弱さに対する批評性の表れと言えるだろう。

特に承認欲求が肥大化して「世界」から「チヤホヤされ」たいと妄想するとき、困難が増幅される。
「バトル」による勝利が「世界」からの承認に直結するためには、「魔法バトル」を規定する「ルール」が「世界」を支配する価値基準と直結して世界を駆動しているのだと示さなくてはならないが、主人公に都合よい恣意的なルールが世界自体を支配していると「一般化」して説得力を感じさせるのは容易ではない。
困難の表れが、一般化しきれていない「妄想性」=厨二臭さであり、甚だしい場合は、物語「世界」が視聴者を拒絶して意味不明となる。

いや、書店の新書コーナーにズラリと並ぶ、日本は世界中から尊敬と称賛を受けているといったタイトルの数々をみると、学園魔法バトルハーレムに限った話ではないのかもしれないが。



前置きが長くなった。

本作で主題化されているのは、スポーツにかける青春といった、いわば古典的な物語だといえる。
特徴的であるのは、主題ではなく、その表現方法のほうだ。

本作においては、テンプレ的な物語設定に寄りかかって「妄想性」を垂れ流すことをせず、強力に「一般化」を指向しているように見える。

まず、物語の「世界」全体の描写が排除され、「バトル」の価値が世界全体から承認を集めるような支配的な価値観と同一化される無理がないことが大きい。
作品上からは、世界の根本的な運営とは関係なく、「騎士」はメジャーなスポーツや格闘技のスター選手のような常識的な尊敬を集める存在として描写されているようにみえ、一般的な理解を拒むものではない。

原作小説がどのような筆致で描かれているか知らないので、この強力な「一般化」指向が原作の作者によるものかアニメ製作者によるものなのかは分らないが、主人公の造形と「バトル」の「ルール=決まり事」の関係性に、妄想性の拒絶が現れている。

特殊な「能力値の高低」が人格の価値まで決定するような評価軸に対し、能力は戦闘力に反映されることが価値の根拠であるのだから、「実戦の力」が評価軸であるべきだとする主人公の信念は、自分の「実戦力」への自負から生じるものだ。
自分には「能力値」とは別種の能力があるのだ、と。

この自負心は、主人公にとって自分の存在価値と直結するものであると描写されている。「実戦力」の証明は、何よりも自分が自分であるというアイデンティティのために必要とされているのであり、「決闘」=バトルへと向かわねばならない必然が、一般的な視聴者にも共感できる表現として提出されているものだ。

実戦力を獲得するために努力と研究を怠らない克己心も、バトルのルールとの関係において「妄想性」の打ち消しに大きく作用している。
この点で巧妙なのは、「実戦力」による評価軸の導入は、主人公をスタート地点に立たせるためのもので、主人公を有利にするわけではないという設定だ。そもそも「公式戦」のルールには、「実戦」での勝利以外に評価軸は存在していない。

努力によってかろうじて獲得する「能力値」以外の「実戦力」だが、諸作品でありがちな「能力値」そのものを無効化するような特殊能力は与えられないし、「ルール」もまた「実戦力」を基準にすることによって主人公を圧倒的な有利に導く「都合のよさ」を設定されてはいない。
「能力値」は実戦において強力な要素であることには変わりがなく、才能ある騎士の「能力値」による強力な「実戦力」に、主人公の自身の全てを懸けた「実戦力」で立ち向かわなくてはならない。
主人公のキャラづけに不可欠な不断のトレーニングもまた、これによって必然化される。

これは同時に、計測器によって測定される「戦闘力」の数字の大小で強さを「保証」される「トーナメント・バトルもの」やゲームの制度性への批判ともなっている。
実際に「下駄をはくまで分らない」現実の勝負事へと通じる本作の「実戦力」は、「制度」のコマにとどまらないキャラクターの存在感を呼び込む。

映像表現上でも、主人公や生徒会長が試合中に見せる、人相が一変する阿修羅のような歓喜の表情は、「騎士」の「試合」が、「妄想」に要請される承認調達の儀式ではなく、キャラクター自身の内部から湧き出る欲望に駆動されているのだと、説得力のある巧妙な描写となっている。
それはまた、主人公の自己証明の戦いが、いつか「勝利」という承認を必要としない、「敗北」しても失われないアイデンティティを獲得するだろうと予感させるものだ。

主人公のキメ台詞のリアリティはここから生じる。
厨二臭いキメ台詞は、妄想性を脱色されて、ごく普通のキメ台詞に聞こえるようになる。


ここまで物語の根幹部分をしっかり「一般化」して造り上げていると、「女子とイチャイチャ」するもう一つの妄想性は相対化されてあまり気にならなくなってくる。

女子とのお色気イベントやイチャイチャしたりの場面で、あわてながらも自然に振る舞う主人公の態度は、ハーレム欲望の妄想性から要請される性格設定というより、青春のエネルギーの全てを自身の存在証明に捧げて修行に明け暮れる主人公のストイックな造形と矛盾しないもので、ここでも妄想の操り人形的な不自然はない。(実際、妄想の要請に強制されて、二重人格のように表現される作品はうんざりするほど多い)

早々にチョロい(褒め言葉)ヒロインとステディになる展開も、妄想性よりも、一般的な納得を引き寄せるものだ。
大望を果たすまで一線を超えるのは控えたいという高校生である主人公の潔癖さは、年長者からは若い男子の犯しがちな間違いに見えるが、このようなカン違いもまた青春という物だろう。

妄想の共通了解を踏み絵として視聴者を選別するようなラノベ的テンプレアニメの中、本作の「一般化」指向は興味深い。
「妄想」という合言葉をかわさなければ扉を開いて物語の中へ入り込めない、会員制クラブのようなアニメ作品に比べ、門戸を開け放っているような風通しの良さがある。


繰り返すが、根幹部分が「一般化」されていることの効果が、他の生徒に剣術を教えたり、対戦者の罠を許したりと、一見するとキレイ事ばかりに見えながら、主人公の行動からわざとらしさを排除することにつながっている。

強さをひけらかして重ねた勝利をバックに「キレイ事」を言われても都合のよさしか感じないという感想もあるかもしれないが、敢えて言えばそれは感受性というか、好みの問題だろう。
娯楽活劇において主人公が勝利することまで都合のよさを感じるというのであれば、殆どの活劇を楽しむことに向いていない。
極端なことを言えば、桃から人間が生まれたり、亀に乗って海中旅行しても溺れないことに不合理性を感じるようであれば、そもそも物語というものに入り込むことはできないだろう。
問題は「おやくそく」が描かれることではなく、「おやくそく」をもたらす理由が説得的に感じられるかどうかだ。

集まってくる弟子志願者たちは、主人公を「チヤホヤ」する妄想性のために召集されている木偶人形なのではない。
彼らを、主人公のメソッドで「強く」することは、主人公の唱える「実戦力ベース」の評価軸の正当性の証明と流布に直結するもので、実戦力の自負心によってアイデンティティを支える主人公にとって、これを行わないことは、自身の価値観の否定とアイデンティティの喪失に結び付く。

主人公が「自分が自分である」アイデンティティを必要とする限り、「キレイ事」は必然化されているのだ。

主人公の「一般化」された設定が構築されている事が、このような描写を基礎づけていることは、たとえ「キレイ事」が嫌いであっても見て取ることはできるだろう。
少なくとも、「勝利」は、「妄想」に歪められた世界から「与えられて」いるのではなく、「勝ち取った」ものであると受け取れる程度には、一般化は成功している。


この10年近く、アニメの世界では体制を守ることを絶対視した主人公ばかりであるかのような印象があった。
「日常」とは貴重なものであるという文脈から生じた傾向かもしれないが、「妄想」的な「世界」にもかかわらず体制を乱すもの=悪と決めつけて体制を維持することを神聖化し、これをもって「特務機関」に所属して特権を与えられる事を目的化したような主人公たちは、かなりグロテスクに見えた。

この1年ほどで、体制を自身に敵対するものとみなして破壊的な行動をとる作品もチラホラと見受けられるようになったが、本作もまた、その流れの中にある。

作品内で描かれるのは「騎士」による「武闘会」という一種のスポーツの世界での反抗だが、あえて類型的な舞台設定において、「妄想性」に頼らず「一般化」によって「おやくそく」の数々を実現して見せる挑戦的な表現方法自体が、テンプレ的な設定の「制度」性の破壊を志向しているようだ。


表面的な要素を過度にパターン化してラベリングする事により分った気になるのは危険であると、同時スタートした、設定の制度性に埋没しきった別アニメと本作を比較することで、改めて思う。
好き嫌いは別として、両者が「かぶっている」アニメであるとはとても見えない。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 12
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

12話まで視聴済。感想と採点をば。総評は近く追記できたらと思います。

原作関連未読で視聴を始めましたが・・・
最終的にはコミックスを買ってしまう位には気に入ってます。
(キャラの心情や背景など詳細が分かって買って良かったと)

採点について-----
●物語●
{netabare}
正直・・・物語について特筆すべき点は無いようにも感じてます。
それでも「凡庸」というわけでは無く
「王道」と表現するのがしっくりくるかと思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
物語と重なる部分もありますが、
この作品の良かった部分の1つがこの項目かと思います。
ビジュアル面や属性面ではテンプレとも思いますが
・ハーレム物にみえてハーレムでは無い
・主人公に目的目標がハッキリあってブレない
・惹かれる理由が描かれている
・実はチョロインだった
・ブラコン(?)ではあるが分別も持ち合わせている etc・・・
観ていて飽きさせない登場人物達が魅力だったように思います。

実は・・・。
1話での一輝とステラのファーストコンタクト。
トレーニング帰りで半裸のステラと鉢合わせるところ。
あのシーンの一輝の対応で「継続視聴しよう」と心に決めましたw
{/netabare}
●声優●
{netabare}
この項目について視聴前は、
珠雫役・東山さん以外は注目する要素がありませんでした。
最終的にはトータル的に皆さんの演技に依る部分も
大きかったかな?とも思えています。
特にステラ役・石上さんは序盤こそ疑問符でしたが、
話が進むにつれてしっくりくるようになってました。
アリス役・浅沼さんは・・・相変わらず幅広いかったですし。
桐原役・松岡さんは久しぶりに悪役(?)だな~とw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
この作品の良かった部分その2。
剣士殺し編は若干怪しいところもありましたが、
概ね高い水準で描かれていたと思います。

何より特筆すべきは、感想内にも書きましたがバトルシーン。
アングル・動き・エフェクトなど、とても良かったと思います。
「見せ方」とでもいいましょうか。
バトルではありませんが、9話の山小屋でのシーンも同様。

OPのサビのバックでの映像が
章によって変化していく様も丁寧だなと感じました。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
一番採点評価し辛い部分w

酒井ミキオさんは僕としては初めて耳にした方でして。
基本男性ボーカル曲というのは積極的に聴かないのですが
中盤からは「これぞ落第騎士~」みたいな位には
馴染んでいたと思います。

EDのアリプロジェクトは・・・
何ともコメントできないです。すみません。
{/netabare}


12話まで視聴後-----
{netabare}
正直・・・黒鉄父と赤座さんについては触れたくないですね。
ネチネチと執拗に嫌がらせてくる腰巾着。
「考えてないわけではない」と言いながらも
自身の立場でしか考慮できない父親。
(考えた上での一輝への対応がアレなら何もしてないのと同義)
最終的にはバーミリオン父娘のおかげで溜飲は下がりましたが。

家に頼らず独力で何とかしてきた感の強かった一輝ですが、
やはり根底には「父(家)に認めてもらいたい」
という欲求はあったんですね。
結果的には叶わない流れで終わってしまいましたが、
それを補ってあまりある「家族(彼女込)」「理解者」「仲間」が
新たにできて良かったな~と思います。

それにしても・・・終盤はバトル描写に気合が入っていたな~と。
10話の珠雫vs会長戦は駆け引き・戦術、心理、動きなど
細かく丁寧に描かれていたと思います。

12話の一輝vs会長戦は・・・
一輝の収監~拘束・査問の流れから
一撃勝負という展開も相俟って、
短いながらも手に汗握る闘いだったと思います。
一刀羅刹の一輝の表情・肉体状況なども
彼の心情を描けていたと思いますし、
モノクロ+1色という極端な配色もむしろ
一輝・会長の様子をよく表していたと思います。

会長に打ち勝って「伝えなきゃいけないこと」が何なのか
薄々は読めてはいましたが・・・まさかプロポーズまでくるとはw
「お嫁さんにしてください」と答えるステラの嬉しそうなこと。

続きを作ってもらえるのか甚だ不明ではありますが・・・
できればお願いしたいタイトルの1つになりました。
七星剣武祭の手前で終わっているので続きはできそうですが・・・。
{/netabare}

9話まで視聴後-----
{netabare}
剣士殺し編については・・・
絢瀬さんが見事なまでに舞台装置と化していて、
むしろ目立っていたのは蔵人君という・・・。
(絢瀬父を含めてもいいかもしれないw)

これまでは、
生い立ちに悲観せずにストイックに我が道を行く、
そんな一輝の姿がクローズアップされてましたが
8話で戦闘狂っぽい所も見せてました。
蔵人と笑いながら闘っている姿は
「コイツらバカだな(良い意味で)w」と思える物でした。

選抜戦の絢瀬とは一刀修羅無しで闘ってましたが、
蔵人戦はどっちだったんでしょう?
多分使用してないのだと思ってますが・・・。
それと「天衣無縫」はどんな剣技なのでしょうか?
イマイチ伝わってこない描写だったかな?と思います。

9話は何と言いますか・・・。
色々書きたいことはありますが、果たして書いて良いのかw
Aパートへの気合の入り具合が尋常では無かったな~と。
時間配分とか演出とか。

ヘタレと言ってやりたい展開でもありましたが、
様々な『状況・現状』を考えた上でのことみたいなので。
一輝の「興奮具合」に触れる展開というのも珍しいですよね。
というか、普通の作品ならその辺スルーしますよね。
さすがステラ。物言いがストレートですw

ついに生徒会長登場。
ベスト4の実力者ということですが、
最低同レベル以上が他に3人もいるのかと思うと
一輝の先々は前途多難だな~と思います。

vs絢瀬で浮かんだ疑問が『ブレイザーとは?』。
「魔法や固有スキルの使える剣士」という概念でみてましたが、
彼らが世界でどんな立場なのか、イマイチつかめていないので。
調べてみようかと思いますが・・・ネタバレになりませんようにw
{/netabare}

6話視聴後-----
{netabare}
OPとサブタイトルに騙された感がありますw
勝手に「剣士殺し=絢瀬さん」だと思い込んでいた上に
OPアニメからステラと闘うものだと決めつけていたので・・・w
(5話からOPアニメが少し変わっていたのには気づいてました。)

指導の為でしょうが・・・
そうペタペタと女の子の脚を触りまくるのは、正直どうなの?w

そして心配と嫉妬からでしょうが、
ド直球でその感想を尋ねるステラも大したものだとw
素直に言葉に出来る甘えられる相手がいるというのは、
良いことだと思いますし羨ましいことですw

何かにつけてステラに厳しい珠雫さんも口が悪いw
まぁ、あの量を平らげてあのスタイルですから、
もしかすると・・・いやいや標準です、きっと。

白装束の絢瀬さんに呼び出されたところで次回へですが、
また凄い気になるタイミングだな~と思います。

あ・・・アバンの生徒会メンバーはいろんな意味で可哀想でしたね。
ステラと闘った人は・・・回してる間に攻撃しちゃダメなのかな?と
空気の読めないことを考えてしまいました。
{/netabare}

5話視聴後-----
{netabare}
ステラがどんな「体験」するのか?と
勝手にハードル上げてましたが・・・。
思ったより普通の(?)痴話喧嘩でしたw
CM明け辺りからは何となく流れは読めてましたが、
まさかプールでそのままとかは予想外でしたね。

水深が謎なプールとか、
2話の水着に比べれば・・・とか、
クラスメイトの手のひら返しっぷりとか、
気になる点はあるはずですがw

作画はちょっと雑だったかな。

まぁ・・・お付き合い始めて2週間で、
何も無くて欲求不満(?)気味というのは分からなくもない。
しかしまぁ・・・1話前半辺りの姫様と比べると
変わる物ですね~としみじみ感じてますw

ニヤニヤという意味でも
微笑ましいという意味でも
面白いという意味でも
笑わせて頂けた回だったと思います。
{/netabare}

4話まで視聴後-----
{netabare}
放送が無かったり、既に切った作品もありますが
今期のラノベ枠の中では一番楽しめるタイトルと思います。
1話での展開や設定などが『アスタリスク』似ていることで、
巷で話題になっているのを知った上で視聴開始しました。
(我が家付近では先に『落第』、2日後に『アスタリスク』の順)

1話だけ観て・・・気に入りましたw
確かに他のラノベタイトルが思い浮かんでしまう程に
何処かで観たことがあるような設定や展開でした。
が・・・登場人物の行動や心理面で
こちらの予想の斜め上を行ってくれたことが
ポイント高かったです。
2話も大体同じ点で楽しめたと思います。
3話・4話はどちらかというと王道な展開で、
むしろ普通に感じていました。

作画や声優さんについては特に文句も無く。
当初ステラ役の石上さんはどうかな?と思ってました。
しかし話数が進むにつれてしっくりくるようになりました。

物語のテンポが良いのも特徴でしょうか。
原作からなのかアニメになってなのかは不明です。

登場人物について。
●一輝●
まさか本当に落第してるとは思わなかった。
落第生というか劣等生かと思いましたが、
やはり特殊能力持ちでした(さすおにかw)
かなり不遇な幼少期から現在にも関わらず、
性根が腐って無いのがまずポイント高い。
素直ですし、努力家ですし、難聴でもないですし。
4話でキッチリ答えをしてる辺りも良かった。

●ステラ●
自分史上、最速でデレたヒロインかと思いますw
チョロいと言うか、何というか。
(ハーレム物では無いそうなので、それも有りかと)
1話の時点で結構、好意(と興味か?)が漏れてるのが見え見え。
と言うか・・・主人公よりこの娘のが変態な気がするw
寝込みを襲って?みたり。
自身を下僕と公言してみたり。
いきなり風呂に乱入してみたり。
(こちらも4話ですが)
それでもしっかり好意を口にできる所や
真っ直ぐな物言いは、とても良いと思います。

●珠雫●
まず東山ボイスというだけでポイント高い。
しかもヤンデレ(ぽい展開だった)キャラは珍しいw
兄想いなのは間違い無いと思われます。
が・・・登場シーンがインパクト大すぎるw
実妹なのに、出会い頭にあんな「糸引く」展開とは。
血縁であることと、一輝にパートナーができる?流れから
ヒロインという立ち位置では無さそうですが
今後どう絡んでくるのか楽しみです。

●凪●
公式サイトに「男の身体に生まれた乙女」とあるので・・・。
いきなり珠雫の相談役(ルームメイト)になったり。
事情通だったり。
結構食わせ者な気がしないでもないですが、
今は黒鉄兄妹の助けになってくれると信じています。
信じていますが・・・
シャワールームは女子用で大丈夫なの?w
(また4話について・・・)
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 22
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個人的には秋アニメ1のダークホース*\(^o^)/*

このアニメ、最初は見るつもりもなかったんです。
アスタリスク観るしいいやって。。
でも落第騎士とアスタリスクに第1話が似すぎているという評判を聞いてどんなものかって観てみると。。

まずOPから惹きつけられました。。
ちょっとかっこいい入り出しで男性の方が歌っていて、アニメーションも白黒に赤が映えてクールで、お、これは何か違うぞ!という予感がしました。
曲は酒井ミキオさんの『アイデンティティ』です。

EDは久方ぶりのアリプロさんでしたね。
アニメーションはこれどうなの、って感じでしたが歌は良かったです♪
というか彼女おいくつなんでしょう。。
相変わらずの歌声でした(@_@)‼︎

第3話あたりからとても面白くなってきました。
バトルシーンは動きがとても細かくて迫力があってかっこいい!
主人公最強系と違って、主人公がボロボロの血だらけになりながら勝っていく様もめちゃめちゃかっこいい!!


1-4話
{netabare}
1話
一輝、ステラの着替えを見てしまう→相手の一生服従権をかけて決闘→一輝勝利

2話
一輝、妹と再会(キス。。)

3話
一輝、ステラ、珠雫、有栖院、ショッピングモールの立てこもり事件に巻き込まれます。
一輝かっこよし。。。めちゃつよーい!
有栖院の影を操る能力も気になりますねー(´・_・`)

4話
一輝と桐原の試合。
前半ズタボロの一輝、ステラの呼びかけに冷静になり、桐原の言葉、行動パターンなどから「桐原の思考を掌握」し桐原に打ち勝ちます。
一輝かっこいいよ!!!
その後。。一輝とステラが正式に恋人関係になります(^-^)♡
ヒロインたちの間でどっちつかずの、というより露骨なアタックを受けているにもかかわらず好意を寄せられていることにも気付かないようなラノベあるある主人公より、こういう方が好感持てます!
(妹からの好意にはとても鈍い一輝ですが(笑)まぁそこは、例の"お兄様"同様ということで。)
わ〜〜これからが楽しみです♡♡
{/netabare}

5-8話
{netabare}
5話
ゆる会です(笑)
一輝に剣術の教えを請う学生に、一輝は嫌な顔1つせず剣術を教えます。
その流れで生徒たちとプールに行くことに。ステラも誘われます。

張り切って水着を着てきたステラですが、一輝は生徒につきっきりでステラは不満顔。

ステラは日下部の計らいでやっと一輝と2人きりになりますが、一輝が話があると切り出すとステラは別れ話だと勘違いし、2人で口論になります。

喧嘩の末お互いが想い合っていることがわかり、今したいことを同時に言おうということになると、2人とも小さい声で「キス…」と…\(//∇//)\
いやいや、こっちまで赤面してしまいますよ笑笑

キャバルリィのこういう感じ、他のラノベ作品には無くて凄く好きです‼︎
一輝がステラと恋人関係になったのはかなり正解だったと思います♪

6話
新キャラ綾辻が登場。
父を超えられないという悩みを抱えて一輝に近づいて、一輝の的確なアドバイスを受けます。

教える過程で一輝が綾辻の太ももから股関節にかなり近いところまで触ってギャーーってなりました(^^;;
「自分でやっておいてなんだけど大丈夫だった?」と一輝が聞いていたことから、自覚はあったとわかってちょっとホッとしましたよ←

綾辻は次一輝と対戦することになりましたが、一輝を夜中屋上に呼び出して、何か仕掛けてきそうな気配です。。

7話
絢辻の策略は試合当日に一輝に一刀修羅を使わせて試合で使えなくさせるってことでしたね…
そして試合でも反則をします。
一輝は予め反則を予測しながら、一刀修羅無しで絢辻に勝ちます。
それにしても一輝いつも血まみれですね…OPもそうですが…
いや、かっこいいですね(*σ´ω`*)σ

8話
絢辻の道場を取り返すべく倉敷に決闘を挑む一輝。
剣を交える中で、絢辻の父は無念の内に倉敷に敗れ道場を追われた訳ではなく、嬉しかった、そして相手に無礼のない剣を振るう力が残っていなかったことを申し訳なく思っていたのだとわかる。

まったく予想外の展開で素晴らしかったです‼︎倉敷って乱暴者ですが剣客ですね…!かっこよく見えてきました(^_^*)笑
{/netabare}



9~12話
{netabare}

9話
いわゆるサービス回というやつですかな(・Д・)ノ
いや、でも不自然な感じがなくてよいです!
落第騎士の、ラッキースケベのような控えめなエロではなく遠慮なくエロい展開になるとこ、わりと好きですよ!!
一輝が真面目な性格なのも好感持てます(*^^*)
一輝のおかげでエロいシーンも女性にあまり反感(?)持たれにくい気がします(´・ω・`)

それから我らが生徒会長東堂刀華の初登場回です(*^_^*)

10話
しずくvs生徒会長
バトルが熱すぎる!!
動きが細かすぎです。迫力満点!
文句なしの神回です!
バトルだけでなくしずくの心理描写も盛り込まれているのもよかったです。

11話
赤座の陰謀により一輝が査問にかけられ、監禁されます。
心のどこかで信じていた父親にも突き放され、一輝はどん底へと落ちていきます。

12話
最悪のコンディションの一輝に赤座は刀華との試合を仕組んできます。
絶望のどん底まで落ちきった一輝を、ステラやこれまで一輝が助けてきた仲間たちが引っ張り上げてくれました。
刀華との試合は、今までのどんな試合よりも短く一瞬で終わりましたが。。
ここの作画も本当に素晴らしい!
一輝が集中して世界が白と黒に変わっていき、OPのような作画になったと思ったら、一輝は血まみれになって、牙もむき出して、まさにOPそのものでしたね!
最後に手を突き上げて拳を握り締めるところまで!
本当に、巧いなって感動しました!
一輝と刀華のセリフをぴったり重ねてきたとことも美しかった!
声優さん、絶対に何度も合わせたんだろうなあ。。

一輝のプロポーズも素敵♡
結婚してくださいではなく、家族になってくださいっていうのが実に一輝らしいですね(*^^*)

最終回にふさわしい回だったと思います*\(^o^)/*

{/netabare}

こんなに面白い作品になるとは思っていませんでした‼︎
2期に期待してしまいます(*σ´ω`*)σ

投稿 : 2024/07/06
♥ : 42

95.7 23 学園で生徒会長なアニメランキング23位
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1700)
7444人が棚に入れました
家柄も人柄も良し!!将来を期待された秀才が集う秀知院学園!!その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!!プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、"如何に相手に告白させるか"ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!!新感覚"頭脳戦"ラブコメ、開戦!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、花守ゆみり、青山穣
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かぐやさん可愛いくてたまらない。

このアニメを見て原作を読みたくなった。かぐやさんのあまりの可愛さにキュンキュンしっぱなし。古賀葵の演技も役にぴったりで好き。心の機微が何とも言えない。所々、バカップルと化している。
お仕えしている早坂も好き。

続きもアニメ早く。

印象に残ったところをネタバレ込みの感想
{netabare}
最初はお互いに告白するというなら付き合ってやらないこともないみたいな感じだったけど、いつの間にか両想いに。
会長は子供が9人欲しいだなんて。
7話の石上君の彼女持ち運動部嫌いの話は凄く共感してしまった。
ちんちんで爆笑するという小学校低学年で経験することを高校生になって経験するかぐやさんはツンツンしつつも、面倒見も良い。
11話。駄菓子屋のじいちゃんに謝れ。
唐突に始まるグルメ。謎すぎるラーメン戦。豚骨とかバリカタとか福岡好きなの?ラーメン四天王濃い。
ずっとコメディできてたのに、急にかぐやの切ないエピソード。呼びつけておいて放置プレイする父親くそすぎて腹立つ。予定を変更してまで行こうとした花火大会に行くことを許されない。自転車を飛ばしてかぐやさんの元へ向かう白銀と早坂の協力を得て屋敷から脱出し、ラーメン四天王の運転するタクシーに乗るかぐやさん、行き違い。さらに、花火に間に合わず、泣いて悲しむかぐやさんの元に白銀が花火を見せてやると登場するとかかっこいい。ラーメン四天王の力を借りて千葉までぶっ飛ばす。かぐやさん惚れるに決まってる。気持ちは分からんでもないけど、格好良かったから後からそんなに恥ずかしがらなくても。かぐやさんの好き避けで余計に辛い。CROSSOVERからのアスタリスク、デルタ。良い雰囲気になったのに、最後をしっかりギャグで締めてくれて最高。痛いの意味が違う。そして、例のカップルうぜえ。
{/netabare}

OP
ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花 歌 鈴木雅之
アニソン界の大型新人。こんな凄い人が新人だなんて半端ないって。映像のキャラクターの動きが演出と相まって癖になる。千花の動きも良い。
ED
センチメンタルクライシス 歌 halca
チカっとチカ千花っ♡ 歌 藤原千花(小原好美)
ダンスが可愛いと少し話題に。一回しかEDで使われなかったのは残念。ドーンだYO♬



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 映画に誘わせたい/かぐや様は止められたい/かぐや様はいただきたい
将来を期待された秀才が集う秀知院学園。その生徒会副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずなのだが、プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、“如何に相手に告白させるか”ばかりを考えるようになってしまう。何もないまま半年が経過したある日、書記の藤原千花が懸賞で当てた「男女で観に行くと結ばれるジンクスのある映画のペアチケット」をきっかけに、”恋愛頭脳戦”の火蓋が切って落とされる…。

2. かぐや様は交換したい/藤原ちゃんは出かけたい/白銀御行は隠したい
恋愛は百戦錬磨というイメージを付けられていた白銀は、交際経験がゼロなのにもかかわらず、ある男子生徒から恋の相談を受けてしまう。もしここでボロを出してしまったら、生徒会長としての威厳が保てない。焦った白銀は「恋愛のことなら俺に任せろ!」と無理を承知で引き受けてしまった。その様子を見ていたかぐやは、会長の恋愛観を探るチャンスを逃すまいと盗み聞きをするが、白銀のアドバイスはあまりに予想外で……。

dアニメストア for Prime Videoで観る
3. 白銀御行はまだしてない/かぐや様は当てられたい/かぐや様は歩きたい
校長が没収してきた不健全な雑誌をチラ見した藤原は「初体験はいつだったアンケート」のページを読んでしまい大慌て。なんと高校生の34%が経験済みだという。実際はそこまで高くないはずと藤原をなだめる白銀に対し、かぐやは「私は適切な割合だと思います」と言い放ち、自分はすでに経験済みだと告げる。恋愛をしたことがない白銀は突然の告白にショックを受けるが、その反応を好機と見たかぐやは「彼女居ないんですか?」と煽ってきた!

4. かぐや様は愛でたい/生徒会は言わせたい/かぐや様は送らせたい/白銀御行は話したい
パリの姉妹校との交流会に向けて、藤原のアイディアでなぜかコスプレをすることになってしまったかぐやと白銀。かぐやは内心くだらないと思いつつも、猫耳を付けて「にゃあ…」とポツリ。だが大の猫好きである白銀にとって、その姿がまさかの大ヒット。あまりのキュートさに平常心が保てなくなっていく。さらに白銀も猫耳を付けると、今度はかぐやが大興奮。可愛いという気持ちを隠しきれず、だんだん二人の様子がおかしくなっていき……。

5. かぐや様はこなしたい/白銀御行は見せつけたい/かぐや様は差されたい
勉学において右に出るものはいないものの運動センスは絶望的な白銀は、放課後の体育館でバレーボールの練習に励んでいた。しかしどうやっても成長の兆しすら見えない。バレーの授業は来週に迫っており、このままでは完璧な生徒会長というイメージが崩れてしまう。そう一人落ち込んでいたところに、藤原がやってきた。白銀は恥を忍んで教えを請い、藤原の熱血指導によるトレーニングの日々が始まった。果たして人並みのサーブを打てる日はやって来るのか?

6. 石上優は生き延びたい/藤原千花はテストしたい/かぐや様は気づかれたい
生徒会第4のメンバー・石上優は、1年生であるにもかかわらず白銀にスカウトされ、生徒会の会計を任された逸材である。根暗な性格ゆえに普段はあまり目立たないが、彼なしで生徒会は成り立たない。そんな石上が突然「生徒会を辞めたい」と白銀に話を持ちかけてきた。必死の説得にも応じず、彼の決意は固い。どうやら止むに止まれぬ事情があるようだ。そして石上は目に涙を浮かべながら、そのワケを語り始める。「僕、多分殺されると思うんです」と……。

7. 白銀御行は働きたい/かぐや様は入れたい/かぐや様は堪えたい
柏木の彼氏から、またしても恋愛相談を受けてしまった白銀と、またしても盗み聞きをしようとするかぐや。白銀のアドバイスのおかげで柏木と付き合うことはできたが、付き合って1ヶ月が経つのに、まだ手も繋いだことがないのだという。「どうやったら手を繋げますかね!?」という低レベルな質問にかぐやは呆れかえるが、白銀は交際経験がなくても答えられそうな悩みに一安心。だが白銀のアドバイスは今回も予想外の方向に……。

8. かぐや様は呼ばせたい/白銀御行は負けられない/そして石上優は目を閉じた
期末テストが迫った生徒会室では、いつも以上のプレッシャーの中で、かぐやと白銀の心理戦が繰り広げられていた。白銀に勉学では勝てないことにプライドを傷つけられた万能型の天才・かぐや。生徒会長として学年トップの座を誰にも譲るわけにはいかない努力型の天才・白銀。二人は相手を出し抜くために嘘を付き合い、権謀術数をめぐらせていく……。ついに訪れた期末テスト当日。勝利の女神は一体どちらに微笑むのか!?

9. かぐや様は送りたい/藤原千花は見舞いたい/四宮かぐやについて①
かぐやが風邪で学校を休んでしまい、白銀がプリントを届けることになったと話すと、藤原は「私が行きます!」と大興奮。藤原が言うには、風邪を引いたかぐやは「あまえんぼ」になってしまうそうだ。素直で可愛いかぐやの姿を妄想してドキドキの白銀だったが、生徒会メンバー全員で家に押しかけたら迷惑がかかる。そこで誰がお見舞いへ行くのか、神経衰弱で決めることに。石上も巻き込み、真剣バトルがスタートした!

10. かぐや様は許せない/かぐや様は許したい/白銀御行は出かけたい
お見舞い事件のせいでケンカをしたかぐやと白銀は、お互い素直になれず険悪なムードになってしまう。そんな中、かぐやは恋人がいる柏木に、友だちの話だと偽って恋愛相談をしてみることに。その一方、白銀もラブコメ好きの石上に、どうしたらケンカした異性と仲直りできるのかを相談してみたところ、石上のテンションがどんどんヒートアップしていく……。様々なアドバイスを聞いているうちに、かぐやと白銀は自分の本当の気持ちに気付き始める。

11. 早坂愛は浸かりたい/藤原千花は超食べたい/白銀御行は出会いたい/花火の音は聞こえない 前編
学校が夏休みに突入してから半月、生徒会がないため白銀と会うことができず、かぐやはもどかしい日々を過ごしていた。しかし夏休みの後半には、生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束がある。財閥の令嬢として厳しく育てられたため、夏休みの思い出を作れてこなかったかぐやは、皆と一緒に遊べる日が来ることを心待ちにしていた。ついに花火大会当日、夏らしく浴衣を着て出かけようとしたかぐやのもとに、父の執事が現われ……。

12. 花火の音は聞こえない 後編/かぐや様は避けたくない
生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束をキャンセルしてしまったかぐやは、暗い自室に一人閉じこもっていた。落ち込んだ様子を心配した侍女の早坂はかぐやを励まし、屋敷を抜け出す計画があることを告げる。執事たちの目をかいくぐって、何とか会場に辿りついたかぐやだったが、花火大会はすでに終わっていた……。皆と一緒に花火が見たかったと涙するかぐや。そこに「だったら俺が見せてやる」と懐かしい声が響く。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 12
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

満足のいくアニメ化でした!2期にも期待!

~・~・~・~・~・~・~・~放送前レビュー~・~・~・~・~・~・~・~
1~2話先行上映に行ってきました

ヤングジャンプ(以下YJ)連載中のギャグマンガ
もともとはミラクルジャンプつまりはYJの増刊号での連載でしたが
人気が出たのでYJ本誌へと栄転してきました

移籍後も高い人気は維持されており
これまでにも何度かアニメ化のうわさが流れ
そして今回ついに待望のアニメ化となりました

しかしYJ作品のアニメ化ですが
まず非常に打率が低い・・・
そして数少ない当たった作品も
原作がアニメ化以降急に失速したりと
まぁとにかくYJ作品にとってアニメ化は鬼門です

何度か他作品のレビューにも書いているので
現在連載中の作品に絞ってみましょう

キングダムのCGは伝説級のクソ
原作は今でも変わらず面白いですが
アニメが函谷関目前で終わって
続編の報が途絶えてしまったのは
明らかにあの同人レベルのCGのせいでしょう
今度実写映画もやるみたいですが・・・

ゴールデンカムイもはっきり低予算でした
しかしアニメだけ見ている人達にはそこそこ好評で
原作の売り上げもだいぶ上がったようなので
商業的には低コストな分だけ
コストパフォーマンスが上がっているとみることもできます
個人的にはだいぶ不満が残りますが
アニメ化自体は成功といっていいでしょう
しかし連載中の原作のロシア編が
どうしようもなくつまらないんですね
どうしてこうなった・・・

テラフォーマーズのアニメはよく知りませんが
原作がそもそも読む価値のないレベルの出オチ作品なので
あれをアニメ化してしまったこと自体が
YJの生み出した不幸の一つとしか言いようがありません

銀河英雄伝説に関してはYJからのアニメ化
と言うにはだいぶ語弊があるので
今回は評価対象外としておきます

とまぁネガティブな情報ばかりを並べましたが
かぐや様はいったいどんなひどい目に遭うのか?
もういっそYJ作品はアニメ化なんてしない方が幸せなんじゃないか?
なんて思いつつ観に行った先行上映会の感想は・・・

藤原書記がとてもかわいい!!!

もうこれだけでこのアニメは安泰ですねW
他の部分で何をどんなにやらかしても
これだけで十分アニメ化の価値はありましたd(・x・

という冗談はさておき
原作信者目線で気になった点を何点か

アニメ版は非常にテンポよく進みます
上映会はもともと1話の先行上映という触れ込みでしたが
サプライズで2話まで見せてもらいました
多少順番が前後はしているものの
アニメ1話2話どちらも
原作1巻から3話分ずつ抜き出してありました
基本的にギャグアニメなので
テンポがいいことは悪いことばかりではないのですが
話がサクサク進み過ぎて余韻が足りないイメージを受けました
あくまで原作ファンだからそういう印象になっただけで
アニメから入った場合は気にならないのかもしれません

もう一つはナレーション
登場人物たちの状況・心情などを
セリフを使わずコマの中で言葉で解説してあるものが
全部ナレーションという形で入るのですが
そのナレーションがオーバーアクションというか仰々しすぎる
イメージとしてはカイジですかね
あの作品も状況説明などを文で入れてあり
アニメではかなりアクの強いナレーションがつきました
あれはあれで慣れると癖になるというか
漫画を読んでいても勝手に脳内再生されるくらい
最終的には違和感が無くなったので
もしかしたらこの作品でも
しばらく見ていたらいつの間にか気にならなくなっている
あるいは原作未読なら最初から気にならない
という可能性はあるかもしれません

あと、スピンオフでYJに本家と一緒に連載されている
かぐや様を語りたい
の連中が今のところ顔見世程度ではあるものの
原作以上に出てきているので
あのスピンオフが嫌いな人は今後要注意かもしれませんね

最近になってOPは鈴木雅之が担当すると発表され
放送開始前から話題になっていますが
先行上映では1話はOP・ED無し
2話はOP無し・ED映像なし楽曲のみでした
2話ラストに真っ黒な背景にテロップだけの状態で流れていたのは
halcaのセンチメンタルクライシス
年末に新宿ReNYでのLiveにて初披露されていたのを
既に生で聞いていたのもあって
どうせならOPを聞いておきたかったところです

~・~・~・~・~・~・~・~舞台挨拶レポート~・~・~・~・~・~・~・~

先行上映の後は舞台挨拶もありました
{netabare}
四宮かぐや役
古賀葵

落ち着いたかぐやとは違いだいぶ天然系
話が要領を得ないのが笑いを誘うタイプ
残念ながらラジオ等と違い面白い部分だけを使えないので
舞台挨拶だとただの時間ドロボーに成り下がる
かぐや役と千花役が逆だったらすごく納得していたと思う

白銀御行役
古川慎

上映会は男女半々くらいでしたが
女性はだいたい彼のファンだった模様
YJ作品の読者層が男女半々なわけがないですよね
ツイッターフォロワー限定の無料イベントだったので
単純な抽選じゃなくてツイート内容から精査してるのでしょうね
そして女性を集めていったら
原作ファンではなく声優のファンが集まったと・・・

印象に残った回を聞かれて
バレーボールの特訓回と答えた際
会場の原作ファンから歓喜の声が上がってました
うん、特訓シリーズ面白いよねw
千花役の小原さんは
演じてるうちにイライラしてきて
素で切れてたら
「もう少し藤原に寄せてください」
とダメ出しをもらったそうな
これは放送が楽しみですね!

藤原千花役
小原好美

印象に残った回を聞かれてあげたのは
ラップパート
原作にもある千花のラップパートですが
台本には歌詞だけが載っており
メロディは演者が即興で作るという
とんでもない声優泣かせのトラップ
共演者の弁によると
初回の時よりも緊張してガチガチだった
のだそうな
何という無茶ぶり・・・

石上優役
鈴木崚汰

石上がでるのはまだ先のようで
今回はまったく出番がないのに
舞台挨拶だけ呼ばれたようです
メイドインアビスといい流行ってるのかな(--;
出番がないということは
当然アフレコにも参加していないということです
1話2話の映像に関してはジャンプフェスタで見せてもらったそうで
視聴者の目線で会話に加わりたいと思います!
と意欲は見せたものの
あまり見せ場を作れず終わりました
これまたなんという無茶ぶり・・・ {/netabare}

~・~・~・~・~・~・~・~1話見て~・~・~・~・~・~・~・~

なんですかね・・・
曲が悪いとまでは言いませんが
作品にマッチしているとも
強烈なインパクトがあるともいえない
ただ大御所連れてきました!ってだけですね

鈴木雅之はアニソンを担当するのは
今回が初めてだそうです
しかし、彼が活躍した時代を考えると
正直それで喜んでる世代の中に
このアニメの視聴者となる層がどれほど入っているんでしょう・・・
たぶんここに鈴木雅之を起用することが面白いと感じてしまう
そんな世間との感覚のずれが
YJアニメを屍の山にしてしまったような気がしてなりません

いろいろ不安要素はあるものの
普通に作れば十分に佳作となるはずなので
変な冒険せずに無難にアニメ化してほしいものです

~・~・~・~・~・~・~・~全話観て~・~・~・~・~・~・~・~

全体的によくできていました
石上は声がついて原作以上に味のあるキャラになりました
また、3話のEDは驚異のクオリティで話題になりましたが
逆にそこがピークなんて評価に落ち着いてしまった感もあります
終盤にもう一回くらい特殊EDを入れられれば
もう一段階ブーストできたかもしれません

全体的にラブ<コメディな作品ですが
終盤にシリアス回を持ってきたのは好みが分かれるところかもしれません
基本的にバカバカしいギャグ作品をやっている中で
ときどきがっつりシリアス展開をやるのはこの作品最大の魅力であり
そのギャップがそれぞれの良さをグッと引き立てていると思いますが
前情報なしに単純にコメディ路線だけを期待していると
終盤に肩透かしを食らって消化不良に終わりそうです

原作ファンからするとYJ作品には珍しい
非常に恵まれたアニメ化になったと思います
評判も上々のようなのでこのままぜひ2期へとつないでほしいですね!

仕事はできるが性格的にはかなりポンコツ揃いの生徒会ですが
2期になればあの中に混ぜても石上に並ぶレベルのポンコツ
会計監査伊井野ミコが登場します
個人的には作中ヒロインの中で一番(お)かわいいと思っているので
早く2期をやって動くミコの姿を拝ませてほしいですね

投稿 : 2024/07/06
♥ : 39

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メガネの色

OP主題歌の鈴木雅之が、なんとも強烈だ。

現代的なアニメ絵の映像なのに、歌のパワーだけで視聴者の時間を90年代へ引き戻す。
いや、OP映像の終わり近くの、女子キャラの「チェキッ」ポーズも、ひょっとして『め組のひと』のオマージュなのだろうか。(わからない視聴者は、お父さんかお母さんに訊いてみよう)

劇番の中に『ラブストーリーは突然に』を思わせる曲が混じっているのも、90年代トレンディドラマを意識しているようだ。


頭脳戦、というキャッチコピーだが、展開されるのは、素直に好きだといえない高校生男女のすれ違いを描くラブコメディ。

思春期男女のよくある自意識のコジレが駆動するラブコメは、しょうもない、と苦笑しながらも(生)暖かく見守ってしまう。

全体に微笑ましく笑えるコメディだが、興味深いものを感じるのは、このコメディを視聴者に提出するための「舞台装置」の方だ。


フィクションは、何のメディアであれ、受け手=読者=視聴者の現実感覚に接続する「設定」を設けて、作中世界へと引き込まなくてはならない。

それこそ90年代のニューアカかぶれのテクスト主義者であれば、読者が解読する「正解」としての作者の「意図」などないと妄言を吐くのだろうが、妄言に過ぎない。

〈作者-読者〉間で、何らかの理解の共有がなければ、そもそも物語を語り=読み取る視聴体験など生じるはずがない。
物語を受け手に理解可能な形で提出する手段として、まず各種の「設定」が作者によって構築される。

本作では、自意識こじらせ男女のすれ違いを笑わせるために、すれ違いは、まず「頭脳戦」として設定されている。
「先に好きだと打ち明ける」ことは「負け」=将来的に「損」、という了解が、ラブコメを「頭脳戦」と規定する設定を生み出すのだが、なるほど「損得という考え方をしていれば『恋愛』なんてできるはずは無いよなあ」という視聴者の納得を喚起して、すれ違いの物語へ入り込む導入口の役割を巧妙に果たす。

いよいよ興味深いのは、この「頭脳戦」を導くものは、主人公たちが「天才」であるから、という理由付けであることだ。

作中の「天才」性の描写は、彼らが成績優秀者であると描写することに終始するが、いかにも偏差値教育的な偏見を感じさせる。

偏差値とは、言うまでもなく特定集団内での「順位」を示す指標だ。
「天才」を証拠立てる描写として、作中では一貫して成績の学内順位ばかりが描かれるが、しかし、集団全体の能力が低ければ、その集団内での順位=偏差値は、能力の高さを保証しない。
まして、「順位」を高めるための手段が他者の足を引っ張ることに終始するならば、なおさらだ。
「天才」という絶対値での「頭のよさ」を根拠づけるには、相対順位である「偏差値」はほとんど説得力がない。

ここで作者=製作者の設定が杜撰であると指摘したいわけではない。
読者=視聴者に「天才」と納得させるためには、偏差値=順位を持ち出せば有効だろうと作者=製作者は判断した、その判断が興味深いと感じたという事だ。
多くの視聴者=読者にとって、「頭がいい」とは「順位」が高いことなのだろうと作者=製作者は判断している、という事が。

「頭がいい」が「順位」という「上下」関係に規定されている、という設定は、「なぜ」ヒロインは「天才」なのかという理由付けが、「家柄がいい」からである、という設定へと進んでいく。
「上流」の、格「上」の家庭に生まれたことが、成績「上」位の天才である理由付けになる。

要するに「貴族」のように、生まれによって決定されているのだ。

いや、本物の貴族制では、貴族様と庶民は全く接点も相互理解もなく、互いに「そういう存在」としか認識されていない。
が、「家柄がいい」から「頭がいい」という理由付けは、「頭がいい」から支配する権利があるという循環論法として、「貴族」に支配される「庶民」が自分を納得させてしまうという点で、なお悪質と言えるかもしれない。

作中のナレーションではおざなりに否定されているが、そもそも舞台の学園が「良家」の子女が集まる「名門」校であり、ここでも「生まれ」によって特権を相続する新たな「貴族」階級が形成されている設定が貫かれている。

繰り返すが、作者や製作者による社会認識が前近代的であるとか言いたいわけではない。

21世紀の読者=視聴者は、「いい家柄」に「生まれついて」既得権や財産を継承する者は「頭のいい」天才であると思うはずだ、と作者=製作者によって判断されているという事が興味深いのだ。


自意識をこじらせたドタバタコメディを笑うには、コメディを乗せた舞台が「現実」と接点があると視聴者を錯覚させなければならない。
もしも原作マンガが人気を博し、アニメが好評であるとしたなら、この錯覚は成功しているという事になるだろう。

作中に登場する、コイバナに喰いつく「恋愛探偵」は、ピンクの色のついた色メガネでネタを探す。

「上流」の「いい家柄」では子供に既得権を引き継いでも当然であり、特権を引き継ぐ「から」頭のいい「天才」であっても当然であると設定を了解する視聴者は、どんな色のついた色メガネで社会を眺めているのだろうか。

それとも、作者=製作者の判断とは無関係に、別種のリアリティに支えられてコメディを笑っているのだろうか。

いずれにせよ、「頭脳」戦として「損得」を過剰に意識する「偏差値」の高い「天才」の「頭の良さ」は、「世襲」される「いい家柄」のハビトゥスと「既得権」に保証されているという設定を提出することは、作者=製作者が、読者=視聴者をどういう視線で捉えているかを暴露しているとはいえるだろう。

本作を視聴していて、時折『ブギーポップ』を想起した。
両作とも、製作者の目には90年代のままの視聴者が映っているようだ。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11

88.5 24 学園で生徒会長なアニメランキング24位
ようこそ実力至上主義の教室へ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1444)
6889人が棚に入れました
『ようこそ実力至上主義の教室へ』の舞台となるのは希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという名門校・高度育成高等学校。
ここは優秀な者だけが好待遇を受けられる実力至上主義の学校で、入試で手を抜いた主人公・綾小路清隆は、不良品が集まる場所と揶揄される最底辺のDクラスに配属されてしまう。
しかしそのクラスで成績は優秀だが性格に難のある堀北鈴音、気遣いと優しさでできた少女・櫛田桔梗らと出会うことで、状況に変化が生まれていく。

声優・キャラクター
千葉翔也、鬼頭明里、久保ユリカ、M・A・O、竹達彩奈、逢坂良太、岩中睦樹、日高里菜、日野聡、東山奈央、若山晃久、小松未可子、梅原裕一郎、小原好美、佐藤利奈、金元寿子、岩澤俊樹、竹内栄治、阿部大樹、郷田翼、水中雅章

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

欺瞞のロジック

【少し追記】


タイトルが内容を表していない、あるいは内容を誤解させるようなタイトル付けをしたライトノベルが目に付くが、本作も同様の流れの中にある。

学園内通貨を獲得する劣等クラスの奮闘を描く物語だが、通貨の獲得は実力主義による評価にかかっている、という憶断は、このタイトルによるミスリード、もしくは欺瞞がもたらしている。

作品内で描かれている評価システムは、「実力主義」ではなく、「成果主義」だ。


「成果主義」を「実力主義」と言い換える欺瞞は、視聴者に向けたタイトル付けのトリックというだけではなく、作中の「システム」が作中人物に対して押し付けている「欺瞞」でもある。

「実力」があれば「成果」を挙げやすいのは確かだが、「実力」がなくとも様々な条件によって「成果」が挙がる場合もあるし、不利な条件が重なれば実力とは無関係に成果は挙がらない。
外的要因によって左右される「成果」は、個人の能力である「実力」に完璧に還元できるわけではない。

成果=実力と評価するシステムの欺瞞は、「成果」によって生じる結果は、本人の「実力」=能力の結果なのだから受け入れなくてはならないという「支配」の正当性を内面化させるためにある。

「結果」によって配分される様々の「格差」は、本人の「実力」によって生まれたものだから受け入れなくてはならないと、「底辺」に置かれた敗者までもが自主的に納得することが目指されている。
作中の劣等クラスの生徒たちも、自分たちは「実力」が劣っているのだ、という評価基準の公平性については疑っていない。

だが、評価されているのが「成果」であるならば、様々な「実力」外の要因によっても左右されているはずだ。


現実の教室においても、主な評価はテストの「成績」で測られる。

ペーパーテストで高得点を挙げる「学力」は、個々人の勉強という努力に先立って、教科書や問題文を読み取る「読解力」が高い方が有利であることは理解しやすい。
読解力が身についていれば、同じ量の勉強で、より学力がつくだろう。

読解力は読書習慣の有無が大きく影響するが、統計的な傾向として、下流階層の家庭よりも、中流階層の子供の方が読書習慣がつきやすいとされている。
家庭に文学全集が置いてあったり、子供に読書を勧めることが多いのは、(統計的に)下流階層よりも中流階層の家庭の方であるのは想像できる。
子供に向かって「本ばかり読んでないで外で遊んで来い」と言い出す親がどちらの階層に多いのかも、想像がつくだろう。

言うところの文化資本とかハビトゥスといったものだが、机の前に座って教科書を読み、ペーパーテストを解く学校システムにおいて、このハビトゥスが身に着いた子供が有利であるのは明らかだ。

テストの点数の公正さは、あらかじめ、特定階層出身の子供が得点という「成果」を上げるために有利な制度設計がなされていることの隠蔽として機能する。
「学力」があれば得点できるという「公正」さは、特定の文化資本を「学力」と呼んでいるという制度設計を隠蔽する。
そうして生まれるのが、中流階級=高得点=高収入=中流階級の再生産のサイクルだ。


本作の架空の学校システムにおいても、特定集団にとって「成果」が出しやすいシステム設計であると描写されている。
特定集団が達成しやすい「成果」ではなく、個人の能力=「実力」を測るシステムであると擬態することで、その「結果」と、そこから導かれる「待遇」も、自己責任で受け入れるべき公平なものであると作中の生徒たちは納得するように仕向けられている。

「成果」が出せる/出せないが、あらかじめ制度設計によって調整されている不公平性を隠蔽するものとして、成果主義=実力主義の言いかえの欺瞞は導入されている。

テストの点を底上げする主人公の「奇手」は、この欺瞞を突いたものだ。
測られているものは「実力」ではなく「成果」であることを突いた奇手。

そして、この「奇手」は、成果=実力の言いかえの欺瞞を逆手に取った「妙手」でもある。

成果を実力と置き換える欺瞞に駆動されるシステムにおいては、どのような過程を経たものであれ、「成果」を出してしまえば「実力」であると評価を「しなくてはならない」ということを意味する。

実力の「公正」性をたてにして「格差」の支配を正当化するシステムは、どれほど非・実力的な手段による「成果」であろうとも、成果=実力=公正であると「評価」しなくてはならない。
「実力」とは無関係な成果であると暴露されたところで、支配の正当性を欺瞞の上に築いている限り、システムは、いやでも「実力」であると評価せざるを得ないだろう。

「裏ワザ」的な知恵比べでシステムを出し抜こうとする物語は、単なるチートの知恵比べではなく、このようにシステム自体への批判を構造化している。

この批判性が、主人公一人が体現しているだけで、クラスメートの誰にも共有されないまま終了を迎えたのが少し不全感を感じさせる。

「成果」を出したことではしゃぎ回り、そもそもシステムが何を計測するための課題であったのか全く気にも留めないDクラス生徒たちは、成果が証明する「実力」というタテマエを嘲笑している、とみることもできなくはないのだが、そこまでの意図があるようにも思えなかった。



表現の上で興味深いのは、OPや本編の前後に、思想書や文学書からの抜粋が挿入されていることだ。

小難しい言葉=よく分らないが難しそう=頭がいい=教養=「実力」がある、といった連想を意図しているのだろうか。

が、東京大学の院生が、授業中に「ドストエフスキーって誰ですか?」と発言したと報告されたのは、もう15年も前のことだ。
「頭がいい=教養」の図式は、象徴的には、このときに失効が完了したと言えるだろう。

岡田斗司夫に代表されるオタク第一世代が、殊更に「オタクはアタマがいい」と宣伝してきた背景が、この教養の失効ということになるかもしれない。

教養とは、単に知識量が多いということではない。
それぞれの「知識」を、どう価値付けて立体的に配置していくかという、序列の「構造」あるいは「枠組み」の規則が、「教養」と呼ばれる。

岡田と第一世代は(半ば自衛のため)、アニメや特撮やSFのオタク知識は、教科書には載らない、もう一つの「教養」体系であると主張していた。
本家の「教養」が崩壊し、「知識」の序列化ができないまま、知識という単なる「情報」に溺れている一般人に対して、なるほどオタク知識体系の「教養」を持つオタクは、相対的に「アタマがいい」ということになるのだろう。

しかし、教養を崩壊させた情報のフラット化は、結局はオタク知識の「教養」をもフラット化し、岡田斗司夫は「オタクの死」を宣言することになる。
正当的な「教養」であれ、異端的なそれであれ、「枠組み」は消滅する。

「枠組みの規則」の消滅によって、オタク領域の、例えばアニメの解釈で、「神アニメ」「クソアニメ」の言い合いが平行線で決着がつかないくらいのことは大した問題ではない。
問題は、実社会の方だ。


ほぼすべての憲法学者が違憲であるという「事実」を突きつけた法案が、平然と国会を通過する。

専門の歴史学者が数十年にわたって精査した「事実」である虐殺を、無かったと思い込む。


「専門知」が導く「事実」を簡単に無視して目を塞いでしまえるのは、知識体系を規定する「教養」の失効の、最も現実的な表れだ。

確かに、かつての「教養」は「文化資本」として機能していた。
ある程度までは、社会で実務をハンドリングする実用性が「教養」にはあり、それが階級の再生産を支えていた面がある。

しかし、政治家がどれほど無教養を曝け出しても罷免されることが無い事実が証明するように、現代ではこの相関は機能していない。

そんな時代に、本作は「教養」を再び再生産のエンジンとして持ち出してきた。
高待遇をもたらす「実力」を基礎づける「頭の良さ」を表象するものとして、アニメというオタク領域で「教養」を復権させて描写しようとしている。
……のだろうか?

疑がわしく感じてしまうのは、各話を総括するように挿入されている、思想書から引用される箴言が、当の著作の文脈からするとドラマの内容とは噛み合っていない例が(わかる範囲で)いくつか見受けられるからだ。

挿入される箴言は、「それっぽく」て、「頭がよさげ」に見えるというだけの、アクセサリーのごときものでしかないのではないか。

はたして、ある「成果」を測るのに適切な「設問」であるのかに全く疑問を持たず、迎合するにせよ反発するにせよ、なんらかの「実力」が測られていると信じている学生たち。

計測される「実力」に対して、不釣り合いに莫大な「評価コスト」を掛けた「テスト」を、莫大なコストを掛けていること自体が評価の正当性の根拠であるように捉えているかのような彼らが、小難しくてよく分らないことが「教養」を証明していると見せたいらしい製作者の態度に重なって見える。

実力=能力がある=知力の演出として引用される「箴言」が、微妙に使い方が不適切でいい加減さを感じさせるのは、作中の「実力」が怪しげで無根拠であることを、図らずも露呈しているようで興味深い。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

難癖ですが、アニメの内容的には、「実力(至上)主義」じゃなくて、「成果(至上)主義」の方が正確だと思いますが……

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
なんかこう、「奉仕部(俺ガイル)に憧れた高校生が、文月学園(バカテス)に入学し、真剣に戦っている」という印象を受けました。

ツッコミどころは多く、すごくおもしろいとは思えなかったけれど、「見て損」とも思いませんでした。知略系とか好きなら、観ても良いと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、難癖なのは百も承知でm(._.)m

レビュータイトルですが、「実力主義」の辞書的な意味は『(年齢や学歴、人柄などではなく)実力の程度で評価をくだす立場。能力主義』(三省堂 大辞林)となります。

似ている言葉に、ビジネス用語でもある、「能力主義」や「成果主義」があると思います。

ものスゴくザックリ言うと、「能力主義」は、資格などを含め「これくらいの力があるから、給与はいくら」という日本的な考え方で、「成果主義」は、人を見ずに、とにかく出した結果だけをドライに査定する欧米的なやり方ですね。

例えばプロ野球なら、「160㎞投げられるから年俸いくら」とか、「まだ一軍登板こそないものの、実力的に向上したから年俸アップ」なんてのは「能力主義」的。一方、「10勝した(防御率が○点だ)からいくら」とか、「力があるのは誰しも認めるが、(仮に不運が重なっても)結局試合では活躍できなかったから年俸ダウン」なんてのは「成果主義」的です(多分)。

一応、三省堂さんの解釈を信じるなら「実力主義=能力主義」としてるし、一般的にも「実力=成果」よりは、「実力=能力」と捉えると思います。(ビジネス用語として用いる時、実力主義と成果主義を同様のものとして扱うことも多々ありますので微妙なところですが、やはり普通の感覚としては、実力(能力)を評価すると捉えるでしょう。

となると、このアニメに置き換えた時、ポイントとして加算されているのは、明らかに「実力(能力)」ではなく、「成果(結果)」だと思います。

そもそも、「年齢(学年)」で集団を区切っている以上、「実力主義」とも「成果主義」とも異なる(真逆な)、「年功序列」という概念も入ってきています。本当に実力を至上とするなら、年をバラバラにして学級編成をするとか飛び級を認めるとか、あるいは、場合によっては3Aより2Bの方がポイントが上、ということもあってしかるべきでしょう。仮にDクラスでも、実力が認められれば(個人的に)Aクラスに編入できるとか(7話のアイキャッチで可能と分かりましたね)。

また、「実力主義」という資本主義的な発想で学校を運営しているのに、ポイントは学級(集団)の実績(連帯責任)という、なんとも「社会主義」的なシステムにしているのにも違和感が。まあ、そこ(集団を押し上げてこそ、真の実力)が盛り上げどころなのでしょうし、アニメにそこまでリアリティを求めても良くないのですが、自分が生徒なら納得しないかなw というかこれは、「クラス(集団)を成長させられる人間こそ本当に優秀」という、実に日本的に発想のもとにあるシステムだよね(一見、個人主義的な評価基準に見えて)。

そういう、「微妙な言葉やシステムのズレ」がどうにもこうにも気になって、なんか懐疑的な(斜に構えた)見方になってしまいました(汗)

それもあり、内容的も「知略戦、に見えてご都合主義」と、そんなことを感じました(辛口ですが)。

例えば、定期テストのくだり。過去問の入手って、いや、同じ学校に勤務し、定期テストを過去問通り出す教師なんていないやん。実力至上主義なら、まずその教師をクビにしろと(笑)

例えば、須藤の暴力沙汰のくだり。なんか目撃者とか色々と出してるけど、(それが相手の策略であれ、怪我の程度が本来より重くなったとはいえ)手を出したら、やっぱり手を出した方が悪いと思うんだけど、シンプルに。なんかみんな「俺達仲間だろ」と守ろうとしてたけど、そこで開き直って居座っている須藤には、普通に腹が立ちました(苦笑)。

とか、ツッコミどころは多数。キャラも、ひねくれたキャラは好きだし、よく作ってはいるけれど、飛び抜けた魅力は感じられず。いずれにしても、65点感が漂うアニメでした。

ただまあ、一定以上には楽しめたことも事実。今期(2017年夏)はあまりハマれたアニメがなく、途中切りも過去最多。「他に比べれば」と思っていたことは否めない。

もちろん、見所もあって、島編のラストの展開は(うまくいきすぎだけど)面白さもあった。あまり、深く考えずに騙され、積極的に翻弄されるのが得策でしょうか。ラストの「脱力系主人公がガチで腹黒クズの可能性」は新しかったと思いますし♪

私も基本的には実力主義ですが、「至上」かと言われれば、微妙かな。

まず、誰が何を評価するかによって、つまり評価基準によって実力なんて変わるから、あまり明確な基準は設けられないよな~と。

社会における正しい平等とは、機会の平等であって結果の平等じゃない。そう思います。アニメとは、あまり関係のない話ですが。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんか、「俺ガイル」に似てるな。知能戦? が楽しめれば良いな。これ、連帯責任なのはどうなんかね。話は盛り上がるけど、評価基準として。他をリードできて、初めて評価に値するということ?

2話目
これ、Dクラスはダメな人を集めたのなら、主人公やヒロインもダメな人認定なわけで、多分ここから逆転していくんだけど、じゃあ、入学時の査定にセンスがなかったということですな。

3話目
いや、定期テストの過去問、そのまんま出すなんて教師の手抜きやん。そんな教師いないって。櫛田さん、もっと遠くで、いや、自分の部屋でストレス発散しようよw

4話目
なんなこう、正論を言ってもね(汗) クラブ? あれで格好いいと思っているんなら、笑えるんですけど(笑)

5話目
公然猥褻w 論破せずに、目撃者を出すし、目撃者が親近者だし、どれだけからまれても、結局手を出したのは須藤だから、非がないとは思えないんだけど。格好良い壁ドンw

6話目
いやいやいやいや、この段階で事件を取り下げても、「虚偽報告」とかあるんじゃね? いやいや、この程度でマスコミ動かないでしょ。いや、ファンかどうかは、相手が決めることでしょ。

7話目
かなり毒舌だが、こういう「大したことない作品」に、雑にエヴァ(名作)とかのパロディーをやられると、なんかイラッとするな(苦笑) ガラッと作風を変えた日常回&水着回。まあ、番外編的な感じで気軽には楽しめたかな。

8話目
ホントに、こんな奴らのキャッハうふふに税金を払っているとしたら、ガチで切れるな(苦笑)

9話目
中忍選抜試験かい? 言動には気を付けろと言った直後のリーダー宣言、トラップくさい。川の水は一応煮沸しよう。これ、多分、あのCクラスの娘が、Dクラスのリーダーを嘘報告してくれるの? まあ、一人いなくなっても、この段階なら、食糧を買わなくてすむから、30マイナスでも別に良いと思う。

10話目
下着を捨てりゃあ良いんじゃね?

11話目
キーカード、あの水浴びの状況で盗めるもんか?

12話目
ラストは意外かな。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 40
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

見るんじゃなかった

4話までの感想
{netabare}マイナスの意味ではない違和感(いうなればフックって意味合い?)を覚える部分は「学校のシステム」に係わることであり、これらが次第に詳らかにされていくって作品…なのかな?
できればそこから更に一歩踏み込んで学校にひと泡吹かせるって展開になってくれると最高なんだが、どこまで話進むのかのう。
ということで現状これといった不満もなく楽しく見ています。

それと個人的には「一芸に秀でてさえいれば他はどうでもいい」って価値観には懐疑的でして…。
ってのも、結局それって雇う側にとって都合のいい理屈で、せめて最低限の社会常識や協調性を持ってないと食い物にされるだけだぞ、と思ってるので。
で、連帯責任については協調性を養うのが目的かなぁ~と思いまして。
まぁ軍隊や刑務所みたいなもんかと、問題はそれが行き過ぎかそうでないかって点で。
なので、じゃあ狭いコミュニティで間違いを犯さないように監視状態が過熱して総括が横行するって話なのかなぁと思ったけど、どうやらそうではないっぽい?
というより、ん?主人公って南方熊楠がモデルか?(ワザと50点取る辺り)
熊楠は今の言い方をするならコミュ障、頭が良すぎて周囲がバカに見えて耐えられないタイプかと。
コミュ障やニートが成功する物語ってやっぱりどこかに無理が出るよなぁと感じてた自分としては熊楠はいい所に目を付けた、とは思うけど…そのまんまだと余りに破天荒過ぎて物語が成立しないような?
ってことで、破天荒さを抑えた現代の熊楠物語として受け止めればいいのかなー?と思ったり。

と、そうしてたら3話でとうとうマイナスの意味での違和感(かも知れない)を覚えることが発生。
あれ、普通に退学あるの?
だったら卒業後就職できそうにない連中は全員退学させりゃいいだけの話になっちゃうような?
作中で語られてた「社会から認められる優秀な学校」であるなら、使えないヤツをどれだけ使えるヤツにして送り出すかが重用ポイントじゃないのかねぇ。
一方でそういう問題のあるクラスメイトをどう扱うかってのが連帯責任含めた評価基準なのかな。
優秀な人材を輩出って言ってるから、下っ端の社員じゃなくて上に立って指導する側を育成してるとか?
いやでも高校でそれはどうなんだろう。
ここら辺の違和感については今後に期待かな?

と思ってたら櫛田が本性?を表す。
まーそんなもんだろうとは思ってたけどこれでホっとした。
それまでの八方美人の良い子ちゃんぶりしてたらそりゃあストレス溜まるって。
あぁこの子も普通にストレス溜める普通の子なんだなーと親近感が沸くというか、むしろそっちのがカワイイじゃん、と。
いや待て、そう思われるのを見越してあの振舞いも演技だったりして?綾小路落とすための。
秘密の共有は恋愛の第一歩だし「アイツの本当の顔を知ってるのはオレだけ」ってのは独占欲をくすぐりますからのぅ~。
他の男子にも同じような演技してたとかだったら面白いんだが…さすがに考えすぎかな。{/netabare}

6話までの感想
{netabare}あれ?民事と刑事をごっちゃにしてないか?
学校内で処理する案件ってことでそれらとは別定義なんだろうけど、それを承知した上でも…。
目の前に怪我を負った人が居るって事実は変わらんワケで、その怪我どうしたん?ってのは追及しなきゃヤバい気が。
被害者が取り下げれば無かったことになる、とするなら、いじめがあっても被害受けてた人がなんでもありませんと言えば学校側は「いじめはなかった」と言えてしまうワケで…。
せめて被害取り下げても「捜査機関のお手を煩わせてすみません」というペナが発生しないと…C組の先生なんてメンツ丸潰れやん?

ま、ええねん。
そういう異常なことがまかり通る学校ってことなんでしょう。
予想というか好意的解釈としては生徒会や教師よりももっと権限が上な「黒幕」が居て、ソイツらが観察してニヤニヤしてる…って世界なのかなぁ、と。
進学や就職すらもカバーできるめっちゃ巨大な黒幕。
んで、主人公はそこで作られた強化人間…なのか?
そこに探りを入れるために龍園が事件を起こしてみたって感じなんだろうけど…。
う~ん、クラス間の抗争に終始するのか、学校の制度に切り込むのか、個人的には後者に絞ってくれると有難いのだが、なんか前者だけで終わってしまいそうな予感。
大して面白くもない須藤の件で何話も引っ張ったからねぇ…このエピソード1話でまとめられたんちゃう?

ところでアイリの言った「自分を偽り続けるのは大変」って台詞は、櫛田への当て擦りかなー?と思ったり。
櫛田のみならず、堀北や綾小路へ無意識の内に出た嫌味なんじゃないかなー、と。
自分が綾小路に不快感を持たないのは(たまたま)熊楠みたいなキャラなんかなーと思えた部分に起因している。
とはいえ熊楠も本気で打ち込めること以外には不誠実ってだけであり、綾小路もいい加減本気で打ち込めることを見せてくれないと「ただ斜に構えてるだけ」で段々とつまらなくなってしまいそう。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}流石に学校の目的が分からなくなってきた。
いや、元から分からなかったけど、考えるのも無駄な気が。
なんか飽きてきちゃった…最終回までに多少ヒントなりとも明かされる?のか??{/netabare}

全話見て
{netabare}何もやらずにキャラ紹介だけで1クール使い切っちゃった。
ある意味潔いのかも知れないけど、だったら原作付属のOADでやれよと。
設定も真面目に考えるのもバカバカしい。
先輩に過去問聞けるなら無人島も聞けるんちゃう?
どんなカリキュラムがあるかくらい予習しとけよと。
ってかもはやTV番組じゃないか。
やっぱり逐次観察して楽しんでる人が居るような気がするんだが誰も疑問に思わないのはなんだろう。
向き合う対象はそっちじゃないだろ、と。
マジで最近リアルで見たんだけど、タバコの年齢認証の文句(なんでそんなことをしなきゃならんのかって内容)をコンビニのバイトにグチグチ言ってるのと同じ。
生徒同士でいがみ合っても結局「観察してる者」を喜ばすだけちゃうかのう?
ぶっちゃけ生徒同士のポイントの取り合いとか興味ないです。
だってそれで一番になったところで“黒幕”が出てきて「参りました」って言うワケでもなし。
結局ただ与えられたものをこなしてるだけの話で、こんなんなら動物観察の方がまだマシ、知性を疑うことが無いので。
って思うと段々イライラしてきて…最後黒幕にひと泡吹かせるのを励みに見続けたけどそれも無し。
カタルシスが無くフラストレーションだけが溜まる作品でした。
見るんじゃなかった。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9

70.9 25 学園で生徒会長なアニメランキング25位
学戦都市アスタリスク(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (1044)
6812人が棚に入れました
“アスタリスク”と呼ばれる水上学園都市“六花"を舞台に物語は展開する。

アスタリスクは、世界最大の総合バトルエンターテイメント星武祭の舞台であり、六つの学園に所属する星脈世代の少年少女がここで覇を競う。

声優・キャラクター
田丸篤志、加隈亜衣、東山奈央、井澤詩織、小澤亜李、内田雄馬、星野貴紀、赤﨑千夏、田村睦心、内山夕実、長妻樹里、杉田智和
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

8話まで視聴済。感想というより疑問点などなど。

原作関連は未読です。

比較して書くのはどうかと思いますが、
方向性・ジャンル・元媒体等々カブると
比べずにはいられないです。

話数が進むにつれて、
個人的に評価が悪くなってる感。
無難な出来だとは思う。
何かあるか?といえば、無いと思う。

8話まで視聴後-----
{netabare}
今回は感想ではなく、ここまで観た上での疑問点などを。
見方によっては揚げ足取りのような内容かもしれませんが・・・。

●ジェネステラ●
社会的な立場や市民権などの一般人との関わりはどうなっているのか?
キリンの父親の件を視聴した時に抱いた点です。
それなりの「力」を持っているのだから、
正当防衛な内容でも罰が重くなるというのも理解できなくもない。
ですが・・・強盗・人質的な流れで責められるべきことなのか?とも。
ましたや一般人とそこまでの差があれば、
迫害・差別がありそうなものだが、その辺りの描写は無い。

もっと根本から言えば『ジェネステラ』の詳細。
『ストレガ』という用語は出てきましたが、
他のそれと何が違うのか?
ストレガ以外にも何か特殊な分類はあるのか?

●フェスタ●
どうやら様々な形式の大会があるようだが、
次の舞台がタッグ戦であること位しか説明されてない。
差別化したいなら、まず軽く説明があっても良かったのでは?

●学内ランキング●
8話まで観て驚いたのは、
アヤトに負けたキリンが一発でランク外という事実。
順位付けの意味が無いような気がするのですが・・・。
普通割り込まれて負けた方が1つ下がるものだと。
明確なランク付けでなく、
おおよそのTOP○人的な表現なら有だと思えますが。

ついでにランキング2位と5位の待遇の差は?
ハッキリ描写は無いですが、
ユリスの部屋はそんなに広そうでは無かったような。
でも会長の部屋は・・・。

●アヤト●
目的・真意的なところはここでは触れずに、
純粋に強さ・能力的な部分について。

封印を解除しないと全力で戦えないというのは理解しましたが、
封印の有無でそんなに差があるのか?

ユリスとの決闘では(多分)封印したままで圧倒している。
セルベレスタ適合時封印は解除してない(と思われる)。
が・・・キリンとの最初の決闘では解除&セルベレスタで負ける。
改めての決闘では普通の武装と絡め手で倒す。

何というか・・・強さの基準というか描写というか、
今一つハッキリしない印象ばかりが目に付くかな。


2クール物らしいので、
恐らくは順次小出しにしてくれるパターンだとは思うのですが、
もう少し先に見せてくれてると分かり易いと思える部分は多いかと。

追記で。
レスターさんが結構良い人になっていて安心しました。
逆に会長と新聞部の兄ちゃんが何者なのか、とても怖いですw
{/netabare}

6話まで視聴後-----
{netabare}
5話から新章突入というところでしょうか。
ここ2話で、また新キャラが沢山出てきました。

キャストがやたら豪華な他校生徒会長達。
技術提携(?)結んだ学校の2人組。
そして学内ランキング1位の娘さん。
ちょっと増えすぎでは?とw

ユリスは頑張ってメインヒロイン的アピールしてるんですが・・・
他の方々の印象が強すぎて、霞んでるかな?
クローディアは相変わらず腹黒・お色気で押してきますし。
新キャラ・キリン(漢字は勘弁)は・・・
色々な意味で13歳という年齢に驚かされますし。
(普通の刀でオーガルクスと決闘~勝利。さすが学内1位。)
幼馴染の青い娘さんは・・・出番の無さが逆に印象的。

ユリスの立場が危ういな~と思いつつ、6話まで観てきました。
{/netabare}

4話視聴後-----
{netabare}
ひとまず、闇討ち事件(でいいのかな?)に終止符。
正直・・・斧の兄ちゃん疑ってました。
でも顛末では結構可哀想なことになってました・・・。

何というか・・・この作品だとツッコミ処を
笑って済ませられないんですよね、何故だか。

武器の性能なのか主人公の腕なのか、
人形をぶった斬っていくシーンでも、
やたらと手応えというか描写というか軽すぎる気がしますし。
お姫様抱えて戦う理由も途中までは納得できますが、
最後までしてないとダメなの?とか。
「お姉ちゃん」とか「為すべきこと」とか、
殆ど「呪い」と変わらないな~とか。

何より、やはり主人公の心情に
全く共感もできないですし好感も持てない。
途中すっ飛ばして結果だけ見せられてる感じしかしない。
まだ「一目惚れでした」と言われる方がマシか。
説明セリフ的な物ではなく、
表情や行動・しぐさなどでも見せて欲しいかな。

2話で出てきた幼馴染ちゃんには、ここ2回では出番無し。
ヒロイン対抗馬というなら、
もう少しタイミングとか順番とかあると思えます。
{/netabare}

3話まで視聴後-----
{netabare}
我が家の視聴環境では『落第騎士の~』の後にコチラが放送になる為、
似てるという噂を聞いた上での視聴になりました。
が・・・思った程は似ていない感。
噂でハードルが上がっていたのでしょう。
設定や展開は近いものがあるのも確かです。

今のところ、これと言って評価できる点が
あまり無いというのが正直な感想です。
唯一あるとすれば・・・生徒会長役で東山さん出演という点。
(生徒会長だけ名前を憶えてますw)

それぞれのの思惑や人間関係は
今後明かされていくスタイルだと思います。
が・・・やはり比較してしまうのが人の性でしょうか。
主人公(現時点で名前を覚えてない)君の
思惑や狙いや感情等々が今一つハッキリしない。
姉探しや復讐かと思ったが1話で否定していたような・・・。
特待生っぽい扱いだが、それまでは何処で何をしていたのか。
「なすべきこと」という言葉に反応を見せるけど
彼自身何がしたいのか見えない。
『落第騎士~』の一輝に比べるとパッとしないな~と感じます。

ところで。
2話で登場した幼馴染さん。
3話で全く出番ありませんでしたが・・・。
チラッとでも出番あげてくださいw
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

呪縛と約束のコラボレーション・・・テンプレ系ですが全然有りッス^^;

この作品の原作は未読ですが、ラノベ原作の学園モノである事・・・そしてCVには加隈さん、東山さん、小澤さんが出演されると知って視聴を決めた作品です。

最近、アニメを視聴する上で出演される声優さんのウェイトが大きくなりつつあります。
「あ、この作品○○さんが出演するんだ・・・んじゃ見よっと^^」
こうして当期に視聴する作品が山のように膨れ上がっているのも理解していますが、大好きな声優さんが活躍している姿(?)は一人のファンとして視聴しておきたい・・・と思っちゃうんですよね^^;
作品には色々な入り方があるので、その一つかと思いますけれど・・・^^;

この物語の主人公は、「天霧辰明流」という剣術の使い手である天霧 綾斗・・・
彼は生徒会長に剣術の腕を見込まれ、星導館学園の高等部に特待生として転入してくるところから物語は始まります。
生徒会長が彼に託した願いは、6校の学校で覇を決する星武祭(フェスタ)と呼ばれる武闘大会で良い成績を納める事・・・という話をまず生徒会長から聞く筈だったのですが・・・^^;

やっぱり「持っている人」の運命って違うんですね^^;
転校初日の朝は、気持ち良いくらいの晴れ渡る空に爽やかなそよ風・・・
そんなそよ風になびいて綾斗の前に舞い落ちてくる一枚のハンカチ・・・
ホント心の中は親切心だけだったと思います。
「きっと困るだろうから返してあげよう・・・」
ハンカチの落ちてきた窓から部屋に入り込んだ綾斗の目の前の光景は・・・(//∇//)

この様な主人公とヒロインので出会いはこれまで何度も目にした光景です。
「何で玄関じゃなく窓から入るの・・・? しかも勝手に・・・?」
とツッコミが頭に浮かんできますが、これもご愛嬌・・・^^;
でも現実で同じことしたら犯罪ですけれど^^;

「ハンカチを届けてくれてありがとう・・・これはとても大切なハンカチで・・・」
と綾斗の行動に素直に感謝したのは、ユリスというこの作品のメインヒロインでした。
「え、それで良いの?」と思ったのも束の間・・・
「でも、それとこれとは話が違う・・・私はお前に決闘を申し込むっ」
こうして綾斗は転校初日に学園の中で決闘する事になり・・・物語が動いていきます。

物語の進展と共に、ユリスの背負っている十字架が明らかになっていきます。
ヨーロッパのとある国の第一王女であること・・・幼い頃共に遊んだ友人がいたこと・・・
そしてフェスタで絶対優勝しなければいけない理由があること・・・
でも明らかになるのはユリスの過去だけではありません。
多少考え方に硬さはありますが、実直で・・・仲間を守るためならどんな敵が相手でも決して身を挺する事も厭わない・・・
最初はツンツンしたお姫様だと思っていましたが、後半に向けて鰻登り的に評価が向上したキャラでした。

キャラ・・・というとどうしても外せないキャラが二人・・・
まず一人目は生徒会長のクローディアさんです。恥ずかしながらエンディングのテロップを見るまでCVが東山さんだとは気付きませんでした(//∇//)
明るく元気なキャラ・・・若しくは恥ずかしがり屋のキャラを演じるイメージがありましたが、こんな妖艶なキャラも演じられたんですね^^
東山さんの新たな魅力を発見したと共に、キャラ自身も底の見えていないので、今後の動向が気になるところです。

そしてもう一人は・・・はい、綺凛ちゃんです(//∇//)
小澤さんのキュートなボイスもですが・・・色々と盛り過ぎで、これって反則じゃありません^^;?
最初に綺凛ちゃんを見た時から予感はありましたが・・・この作品の一推しキャラでした(//∇//)

オープニングテーマは、西沢幸奏さんの「Brand-new World」
エンディングテーマは、坂本真綾さんの「Waiting for the rain」
とにかくオープニングの曲が格好良くて大好きでした^^
今回もレビュー投稿後にアニソンBEST10を作成する予定ですが、間違いなく上位に食い込む曲だったと思います。

1クール12話の作品でした。レビューではキャラのことばかりでしたが、核心である舞踏会もキャラがしっかり動いていて見どころ満載です。
この作品は分割2クール作品と聞いているので、後半戦も目が離せない作品になると思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 23

うち. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

主人公最強でヒロインがそこそこ可愛く、作画も綺麗なのでそういった面ではオススメ

主人公の耳が良い系アニメです。
ツンデレっぽい赤髪とお姉さんタイプの金髪とか古き良きラノベの王道を突き進む作風だと思います。
一話は作画が綺麗で戦闘も良く動くので観てみても良いかも?

四話感想
主人公の力が実は封印されていたようでやろうと思えば封印が解ける設定だったようです。
こういったヒロインを抱えながらサクサクと敵を倒す展開はもう清々しいくらい俺最強な特色が出てて、面白いと感じました。ただキャラに愛着が湧いたとか、興味が出てきたかと言われるとそうでもないんですけどね。

物語の方はまあ生徒会長が思ったより黒いキャラで闇の組織の一員という感じがしてヒロインとしてはあんまりなキャラになったのは良かったのか悪かったのか…まだ判断するのは早い気がします。

六話にして魅力が薄まってきた感じがします、敵側が何をしたいのか良く分からないしキリンは良いのですが主人公が鬱陶しくて魅力を感じません。
これまでのラノベアニメとの差別化があまり出来ていないのでこれからは挽回してほしいところ…

十話感想
まあまあ面白くなったかな?という印象。
主人公組以外の戦闘描写は良かったと思いました、主役の戦闘は淡白さが出てしまっていてイマイチ入り込めないのが残念。
私がレスターに感情移入してしまうのは綾人にあまり魅力が無いからでしょう、主役としてどうなんだそれ。
綾人がただ流されているように見えるのは主体性が見えてこないからかも知れません(私の読解力不足もある)

物語の起伏があまりなくて淡々と進行しているように見えるのですが気のせいでしょうか?山場がどこなのかが分からないのが難点なのかも。

年上系ヒロインがそろそろ出てきて欲しいところ。

最終話まで観た感想
 あまり面白くなかったかなぁというのが素直な感想。エロス描写と戦闘描写がどこかのラノベアニメと比べてしまうと見劣りしてしまうのは否めませんでした。

 しかしエフェクト…特殊効果の見せ方というかそういう描写は好きな部類でした、OPとEDも好みでした。
 何というか作画が良いだけに薄味なストーリーなので怒りというか勿体無いと思う感情の方が強いと思わせるアニメでした。

・キャラとか物語について
 それぞれのキャラの背景はまあ一長一短という感じでメインヒロインであろうユリスの戦う理由が孤児院に寄付(あやふや)だったのが個人的には薄味だったかなーという印象(イレーネの目的も金だったので被るというのもある)
 ユリスのハンカチって結局如何に大事なものかという設定も無いみたいですし、なんだったんだあのハンカチ…
 キリン関係の親父の刑期を軽くするとか無実の証明とかは良かったと思います、小物なおじさんも良い味だしていたと今思えばそう感じます。
 綾人の目的が不明瞭なのは頂けなかった…というか明確な目的が無いのはどうかと思いました、姉の失踪理由を探るということも一切していないのはどうなのよと感じました。
 彼のやっていることは戦うことと、女の子を口説くことしかしてません。

・音楽とか作画
 なかなか良かったと思います、特に武器を振る時のビームサーベルみたいな音は好きです。

・総括
 面白さというよりヒロインの可愛さに助けてもらっているアニメだった。戦闘シーンはイマイチな時とまあまあな時があり安定しなかったのも残念でした。
 主人公最強物語やヒロインの可愛さを味わいたい方にはオススメ出来ます、物語の品質は保証出来かねます。

投稿 : 2024/07/06
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